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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4997・98号】教区議長コラム(3面)

2023年5月27日
主に仕え、喜び歌って御前に進み出よ 東海教区議長 宇田 真  2020年春から始まった新型ウイルス感染症の拡大により、東海教区内諸教会・伝道所も、また、教区も大きな影響を受けました。諸教会・伝道所では、主日毎の礼拝をどのように守るかということが大きな課題になりました。  またこの影響を受け、2020年度も、2021年度も、これまで東海教区が大切にしてきた伝道協議会や信徒修養会、また婦人研修会などの多くの集会が、延期もしくは中止を余儀なくされました。それでも、この新型ウイルス感染症の影響を受けた期間は、「教会」に連なる者として、共に主なる神の御前に集められ、御言葉によって養われることのかけがえのなさを痛感させられる時となりました。  この経験をとおし、東海教区では、神により召し集められていることの喜びをより確かにすることが必要と考え、2022年度より「神の救いの御業の成就」(私たち……

【4997・98号】教師養成制度検討委員会・宣教委員会(2面・3面)

教師養成制度検討委員会 教規に基づく「教師論」の検討に着手  教師養成制度検討委員会の第42総会期第1回委員会が、2月7日、オンラインで開催された。出席者は、菅原力(招集者)、雲然俊美(教団議長)、東野尚志、服部修、古旗誠(教師委員会招集者として)の5名。  今総会期の委員長に菅原委員、書記に東野委員を選任し、今後の活動のため、数名の協力委員を補充することとした。また前総会期、教規に基づく「教師論」作成のために設置した小委員会は、引き続き、小泉健、七條真明、服部修の三教師に委員を委嘱し、教師論の最終稿作成のため本委員会と合同で検討に加わってもらうこととした。  当委員会の経緯と課題について、第37総会期、石橋秀雄教団議長の諮問を受けて設置された「教師養成制度検討会議」が2総会期にわたる検討を経て教団の教師養成についての「答申書」を提出したところから始まり、第39総会期、「答申書」の……

【4997・98号】東北地方地震被災教会会堂等再建支援委員会(2面)

東北地方地震被災教会会堂等再建支援委員会 360万円を目標に募金をアピール  第1回東北地方地震被災教会会堂等再建支援委員会がオンラインで4月6日に行われた。新たな委員会のメンバーとして常議員会より奥山盾夫、稲松義人、篠浦千史が選任され、髙橋真人東北教区議長、熊江秀一関東教区議長、網中彰子総幹事、道家紀一総務幹事、星山京子職員が陪席した。  最初に委員長として篠浦千史が、書記として奥山盾夫が任を担うことが決まった。  その後、高橋東北教区議長より、被災した5教会の近況が、熊江関東教区議長より1伝道所の近況が報告された。それぞれの教会の修理や補強工事は完了し、教会の日常を取り戻しているとのことである。  ただ3月末までの募金期間を終えた時点で、残念ながら355万5352円の赤字となっている。トルコ・シリア大地震が起こり、東北地方地震が過去の出来事となっている感は否めない。募金目標額……

【4997・98号】教師検定員会、宣教研究所委員会(2面)

教師検定委員会 献身者のために祈りをもって仕える  3月24日、教団遺愛会議室にて第1回教師検定委員会が開催された。  委員長に清藤淳、書記に横山良樹が選出され、川島直道、春原禎光、橋本いずみ、町田さとみ、宮地健一の計7名が、教団の教師を立てるという重いつとめに仕えることとなった。  この委員会は具体的には春と秋の教師検定、また教師転入の審査、面接などの実務を行う委員会である。前総会期からの継続が2名であったため、はじめに教師検定の働きと手続きがどのように行われているか、委員長と担当幹事・職員から、丁寧な説明を受けた。そしてこの委員会の働きがまず受験生のために祈ること、神がお立てになる献身者のために祈りをもって仕え、その召命を問うことにあることをわかちあった。ついで教憲教規、教師検定規則にしたがって実務の確認を行った。また前総会期は新型コロナウイルス感染症対策のため対面ではなくオン……

【4997・98号】お知らせ・お詫び・訂正(1面・3面・4面)

お知らせ  「教団新報」今号を4997・98合併号とし、次号は6月24日に発行します。   総幹事 網中彰子 年金局よりお詫び・訂正  新報4995・96号6面、「隠退教師を支える運動」1段12行目、「2020年度」を「2022年度」に、お詫びして訂正いたします。   お詫び・訂正  新報4995・96号10面「事務局報」欄、「正教師転入」(関智征)を「補教師転入」に、お詫びして訂正いたします。……

【4997・98号】ペンテコステメッセージ(1面)

御霊のたもう一致 −弟子たちが歩んだ再結集への道のり 神はこのイエスを復活させられたのです。わたしたちは皆、そのことの証人です。それで、イエスは神の右に上げられ、約束された聖霊を御父から受けて注いでくださいました。あなたがたは、今このことを見聞きしているのです。ダビデは天に昇りませんでしたが、彼自身こう言っています。『主は、わたしの主にお告げになった。「わたしの右の座に着け。わたしがあなたの敵を/あなたの足台とするときまで。」』だから、イスラエルの全家は、はっきり知らなくてはなりません。あなたがたが十字架につけて殺したイエスを、神は主とし、またメシアとなさったのです。」 (使徒言行録2章32〜36節) 千葉教会牧師 西岡昌一郎  イエスの十字架の苦難と死は、最高法院と呼ばれたユダヤ議会とローマ総督の権力によってもたらされたものでした。一方、それはイエスの弟子集団の瓦解と離散をも……

【4995・96号】記事一覧

2023年4月22日
【4995・96号】2023年春季教師検定試験(1面) 【4995・96号】2023年教区総会日程(1面) 【4995・96号】お知らせ(1面)、お詫び・訂正(3面) 【4995・96号】150回神奈川教区総会報告(2面) 【4995・96号】社会委員会・世界宣教委員会(2面) 【4995・96号】荒野の声(2面) 【4995・96号】第42総会期第4・5回常議員会(3面) 【4995・96号】教区議長コラム(3面) 【4995・96号】▼部落解放センター運営委員会▲(3面) 【4995・96号】公告(3面) 【4995・96号】台湾ユースミッション2023 交流プログラム参加者募集(3面) 【4995・96号】年金特集 年金局編集No.77(6面) 【4995・96号】事務局報(10面) 【4995・96号】狭山要請行動(10面) 【4995・96号】人ひとと……

【4995・96号】命が萌え出す春(10面)

命が萌え出す春  国別幸福度ランキングが発表され、日本は前年より7位上昇。とはいえ、137カ国中47位、G7では安定の最下位だ。一昨年ユニセフが公表した子どもの幸福度は、OECD加盟国38カ国中ワースト2位。高校生が「自分には価値がある」と考える自己肯定感も、日本は極端に低い。専門家は様々に分析するが、自己肯定感の低さは、他の多くの問題に暗い影を落としている。  「空の鳥をよく見なさい。…あなたがたは、鳥よりも価値あるものではないか。…野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。…神はこのように装ってくださる。まして、あなたがたにはなおさらのことではないか、信仰の薄い者たちよ」とイエスは言われた。  命が萌え出す春、慰められ励まされ、心打たれたりする。しかし、かえって自分の命のことで思い悩み、空しさを覚える人も決して少なくない。「あなたがた(私たち)にはなおさらのこと」と、自分の価……

【4995・96号】人ひととき(10面)

ダウン症の息子と共に 島原教会 教会員 常岡容子さん  常岡容子さんの長男、常岡兼介さんは1967年に生まれた。初めは気付かなかった。しかし2歳違いで生まれた弟に発育の面で追い越されていくので、何かあるのではと思うようになった。3歳児検診の時、ダウン症と診断された。目の前が真っ暗になった。雨が降る中、検診会場から二人で逃げるように帰宅した。不安と絶望しかなかった。障害イコール不幸と思い込んでいた。新聞雑誌のダウン症の記事は見ないようにした。それは自分の恥だった。少しでも正常な子どもに近づけようと七転八倒。今にしてみると申し訳ないことをしたという。  長い格闘の果てに、あるとき夫は容子さんに言った。「親が恥をかいて兼介が幸せになるなら、大いに恥をかいてやろうよ」と。目から鱗だった。「ありのままの兼介を受け入れよう。兼介のお母さんという看板を背負っていこう。兼介がいて良かったという人生……

【4995・96号】狭山要請行動(10面)

 2月27日、キリスト者による狭山要請行動が行われた。午前中には、日比谷図書文化館大ホールで学習会があり、安田聡さん(部落解放同盟中央本部中央狭山闘争本部)から、「狭山第三次再審の現状と課題」と題する講演を聞いた。  講演では先ず、事件当時、犯人を取り逃がした警察に対する非難が激しくなる中、被差別部落への見込み捜査が行われ、石川一雄さんが逮捕され、一か月にわたる拘留の中でなされた自白に基づき、逮捕から半年も経たずに死刑判決が出された流れを振り返った。  また、その後の活動、特に「第三次再審請求」の経過について触れ、取り調べの際の録音が開示され、石川さんが無実を主張していたこと、証拠とされた被害者の万年筆のインクが、被害者が使っていたインクと元素が異なることなどが新たに判明したことを説明し、事実調べを行うことの重要さを強調した。  講演に続いて、奥村豊秘書(日本カトリック部落差別人権委……
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