3つの小委員会を開催
第2回世界宣教委員会と、3つの小委員会が開催された。
第1回韓国・台湾・スイス協約委員会を、6月7日にオンラインで合同開催した。開会祈祷と自己紹介の後に委員会組織を行った。委員は5名。合同委員長に台湾担当の村山盛芳(南山)、書記に韓国担当の長尾有起(王子)を選出。尹成奎(中川ぶどうの木伝道所)は韓国、高橋真人(会津坂下)は台湾、戸根裕士(蒲生)はスイス担当となった。
北海教区受入宣教師であるディヴァン・スクルマン宣教師(台湾長老教会)の任期延長に伴う今後の人事について、北海教区より書面で報告を受けた。台湾協約委員会、北海教区、台湾長老教会の三者で連絡をとりながら、今後のスクルマン宣教師の働きを共有することを確認した。
コロナ禍で中止となっていた台湾基督長老教会主催ユースミッションの「I Love Taiwan」への青年の派遣について報告を受けた。
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引き続き対策をとりながら、全教区で無事に開催
神奈川・総幹事総括
教師検定試験は「不当とまでは言えない」ことを決議【神奈川】
6月24日、第151回神奈川教区総会が清水ヶ丘教会を会場に開催された。開会時の出席人数は議員226名中156名だった。
開会礼拝、組織会、教区形成基本方針朗読を経て「補教師の准允執行に関する件」が上程された。まず4名の志願者が所信表明を行った。それを受けて議場から「負の歴史の象徴である教師制度によって立てられることをどう思うか。神奈川教区の中で一緒に反対してくれるのか」という質問が出た。それに対して別の議員は「一議員の意見に賛同するかどうかを問う場ではない。新任教師に圧力をかけるべきではない」と述べた。
神奈川教区では准允・按手礼の執行に際し「今回の教師検定試験は、不当とまでは言えない」との決議を重ねてきた。古谷正仁議長はその経緯を説明した上……
各教区総会の報告を共有
第7回常議員会が7月3〜4日、教団会議室で、開会時、常議員30名中29名が出席して開催された(第6回は5月22日に書面で開催、出版局に新システム導入費用を用立てることを決議)。
書記報告では、黒田若雄書記が、東京神学大学との懇談会を行ったこと、三役が教団関係の各神学校卒業式に出席したこと等を報告した他、三役、総幹事、総務幹事が各教区総会を問安しての感想を述べた。
総幹事報告では、4月に着任した網中彰子総幹事が報告。教団機構改定について、「第43総会に向けて、全教団的に更に議論を深めていただきたい」と述べた他、教団メディア戦略について、今年度中に「スタディオ」を設置するべく進めていること、出版局の新しいシステムの導入のため、教団のために献げられた遺贈献金から2200万円を10年返済で貸し付けること等を報告した。
東北地方地震被災教会会堂等再建支援委員会……
お知らせ
「教団新報」今号を5001・02合併号とし、次号は8月26日に発行します。
なお、夏期休暇は、教団事務局と年金局は8月2〜4日、出版局は8月3〜4日となります。
総幹事 網中彰子
お詫び・訂正
新報5000号3面、「カルト問題連絡会」文中、「約1万2000人の日本人のうち」を削除、「教区議長コラム」欄、題名内の「言(ことば)」を「言葉」に、お詫びして訂正いたします。……
2件の戒規申請を受理
第2回教師委員会は、6月26〜28日、ハートピア熱海で開催された新任教師オリエンテーションの一日目と三日目に行われた。
最初の議題は、新任教師オリエンテーションについてであった。参加者や全体の流れなどについて確認した。参加者一人一人が気持ちよく学び、また豊かな交わりを得られるよう細部にわたって検討した。
続いて前回の議事録、委員長および事務局報告、次年度オリエンテーションの日程について承認した。教師委員会から福島純雄委員を派遣している教師養成制度検討委員会では、教規に基づく教師論の準備が進んでいるとの報告があった。
教師継続教育研修会については、「“カルト”−今私たちに問われていること」と題して8月1日に川島堅二教授(東北学院大学文学部)が講演することを確認した。今回はオンラインの特性を生かし、10年目の教師だけでなく誰でも参加できるようにした。神学校……
「伝道を共に担う教団の教師」をテーマに
新任教師オリエンテーションが、6月26〜28日、ハートピア熱海を会場にして行われた。主題は「伝道を共に担う教団の教師」で、久々に対面での開催となった。参加者は新任教師22名(うち1名は欠席)、教団、神学校関係者28名(うち7名はオンライン)であった。4つの神学校の出身者のほかに、Cコースが1名、他教派からの転入者が4名あった。年齢も20代から70代まで幅広く、外国にルーツを持つ人もいた。このように、多様な背景を持つ人たちが三日間を共に過ごし、良く知り合えたことは大きな恵みであった。
一日目の開会礼拝では、古旗誠教師委員長が「わたしに従いなさい」と題するメッセージを語った。続く講演Ⅰでは、雲然俊美議長が「伝道を共に担う教団の教師」をテーマに講演を行った。雲然議長は教団信仰告白にある五つの教会の働きを確認。全国で課題となっている小規模教会の現状に……
教団新報5000号の教区議長コラムの題名内の「言(ことば)」を「言葉」にお詫びして訂正いたします。
【5000号】教区総会報告2023年度2 − 西東京・東京・沖縄(1面)
【5000号】荒野の声(1面)
【5000号】教区総会報告2023年度2 − 東中国・関東・東海(2面)
【5000号】教育委員会・伝道委員会(3面)
【5000号】カルト問題全国連絡会・韓日異端似以非対策セミナー(3面)
【5000号】教区議長コラム(3面)
【5000号】事務局報、出版局よりお知らせ(3面)
【5000号】伝道報告 伝道のともしび(4面)
【5000号】止揚学園創立60周年(4面)
【5000号】人ひととき(4面)
【5000号】教区(地域的共同体)の役割(4面)
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今年度は、ほぼすべての教区で、広い会場を用いたり、全体の時間を短縮するなどのコロナ感染防止対策をし、皆が集まって教区総会が開催された。
そのいくつかの教区総会に赴くことができたが、多くの教区において、教区内における宣教協力や、教会支援および教師謝儀互助(保障)等について、時間をかけて議論がなされていたことが強く印象に残っている。
教憲に、「本教団はその教会的機能および教務を遂行するために教区を置く」(第6条)とあり、「教区は本教団所属教会の地域的共同体であって、教区総会をもってその最高の政治機関とする」(同)とある。これは、教区の役割は、教区内の教会・伝道所、関係学校・団体・施設が共に立ち、活動を継続することを支える地域的共同体としての働きを担うということだと思うが、まさにそのような具体的な課題に取り組むための熱心な議論がなされているのである。
財政的に困難な状況にある教会・……
「主は私の羊飼い。私は乏しいことがない」
三田教会員
大村 直子さん
大村さんは3歳の頃、祖父母に連れられて霊南坂教会の教会学校に出席し、また近くの教会の幼稚園に通った。牧師が温かく迎えてくれた体験が、後に幼稚園教諭になりたいとの思いにつながった。
母から、「神さまは全てを備えてくださる」と繰り返し聞かされていた大村さんは、神さまに委ね、与えられたものを受け入れることが多かった。大学卒業時、はじめて自身の人生について真剣に考える機会を得、その中で、教会に根差して歩むべく信仰告白をし、学科長から勧められた仕事を断り、キリスト教主義の幼稚園に就職した。
結婚して川崎市の三田に住むようになった。後に三田教会となる家庭集会が始まり、大村さんは幼い娘をあやしながら、集会の案内はがきを作る等の奉仕を担った。また、自宅で絵本の読み聞かせ会を催し、そこから教会学校につながる子どももいた……