2件の戒規申請を受理
第2回教師委員会は、6月26〜28日、ハートピア熱海で開催された新任教師オリエンテーションの一日目と三日目に行われた。
最初の議題は、新任教師オリエンテーションについてであった。参加者や全体の流れなどについて確認した。参加者一人一人が気持ちよく学び、また豊かな交わりを得られるよう細部にわたって検討した。
続いて前回の議事録、委員長および事務局報告、次年度オリエンテーションの日程について承認した。教師委員会から福島純雄委員を派遣している教師養成制度検討委員会では、教規に基づく教師論の準備が進んでいるとの報告があった。
教師継続教育研修会については、「“カルト”−今私たちに問われていること」と題して8月1日に川島堅二教授(東北学院大学文学部)が講演することを確認した。今回はオンラインの特性を生かし、10年目の教師だけでなく誰でも参加できるようにした。神学校訪問として6つの神学校を訪問する日程と記録について話し合った。
本委員会で最も多くの時間を割いて話し合われたのは、3件の戒規適用申請に関する件であった。
1件目は、奥羽教区より申請された案件であるが、既に受理されており、選任された調査員会の報告を受けて協議した。その結果、全会一致で免職に付すことが決定された。
2件目は、神奈川教区常置委員会より戒規申請が出された案件であるが、これを受理することとした。早速、調査員会を組織して、今後進めていくこととした。
他の案件は本委員会で受理するところまでには至らなかった。戒規の扱いは、慎重を要するものであり、受理した後、調査員会での作業には、時間を要する。複数の案件を扱うことは、困難を伴うことのご理解を賜りたい。
(兼清啓司報)