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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【5013号】新春メッセージ(1面)

2024年1月27日
一つの霊によって そこで、主に結ばれて囚人となっているわたしはあなたがたに勧めます。神から招かれたのですから、その招きにふさわしく歩み、一切高ぶることなく、柔和で、寛容の心を持ちなさい。愛をもって互いに忍耐し、平和のきずなで結ばれて、霊による一致を保つように努めなさい。体は一つ、霊は一つです。それは、あなたがたが、一つの希望にあずかるようにと招かれているのと同じです。主は一人、信仰は一つ、洗礼は一つ、すべてのものの父である神は唯一であって、すべてのものの上にあり、すべてのものを通して働き、すべてのものの内におられます。 エフェソの信徒への手紙4章1〜6節 秋田桜教会牧師 雲然俊美 課題に向き合いつつ  主の年2024年の歩みの始まりと同時に能登半島地震が発生しました。今この時も、愛する者を失った悲しみの中にある方々に、主の慰めをお祈りいたします。心身に深い傷を負われた方々、今後……

【 5011・12号】記事一覧

2023年12月23日
【 5011・12号】クリスマスメッセージ(1面) 【 5011・12号】お知らせ・教団新報よりお知らせ(1・3面) 【 5011・12号】常任常議員会、宣教師人事・支援委員会(2面) 【 5011・12号】教師委員会(2面) 【 5011・12号】社会事業奨励日メッセージ(2面) 【 5011・12号】「兵庫県南部大地震記念の日」追悼礼拝(2面) 【 5011・12号】台湾ユースミッション2023報告記(3面) 【 5011・12号】教区議長コラム(3面) 【 5011・12号】教区事務担当者研修会(3面) 【 5011・12号】事務局報(3面) 【 5011・12号】伝道のともしび(4面) 【 5011・12号】海外からの来訪者(4面) 【 5011・12号】人ひととき(4面) 【 5011・12号】教会がその地に立つことの意味の大きさ(4面)……

【 5011・12号】教会がその地に立つことの意味の大きさ(4面)

 この秋、とても感謝な出来事があった。一つは、10月の東京教区千葉支区「房総の教会に学ぶツアー」に参加できたことである。房総半島に点在する教会の内、5教会を訪問させていただいた。各教会が準備くださった報告を聞き、様々なことを学ぶ貴重な機会となった。  11月には、東海教区東静分区役員研修会で奉仕させていただいたが、その機会に伊豆半島にある教会を訪問させていただいた。午前8時半に沼津を出発し、戻って来たのは午後6時半であった。約10時間かけ8教会(会堂を見た教会を含む)を訪問させていただいた。広い伊豆半島のそれぞれの地に教会が立っている姿が、心に残っている。  今回、房総半島と伊豆半島の教会に触れさせていただいて受け止めさせられたのは、一つの教会がその地に立っていることの意味の大きさであった。困難も少なくない中、その地に歩み続けた姿は、神の導きと言う以外ない。人口減少など厳しい状況の中、……

【 5011・12号】人ひととき(4面)

神の言葉に生かされて 浜松元城教会員 森 昭夫さん  浜松市は医療や福祉の体制がいち早く整えられ、キリスト者が数々の貢献をしてきた。森さんも42歳の時に当時大規模に開発が進む住宅地に接して医院を開業。昨年ご子息が引き継がれるも、地域の方々に慕われ、80歳を超えた現在も診療を続けている。  森さんはご両親の感化で中学2年生の時に広島市のアライアンス教会で受洗。感受性豊かな青年時代を過ごし、広島大学医学部を卒業して研究者の道を志した。その頃、聖書の教えに従って隣人を愛する行動が健全な社会を造り上げていくとの理想を抱き、政治社会活動に加わるも過激なメンバーによって身の危険が迫り離脱。社会活動にも信仰生活にも失望し、広島からも教会からも離れた。それは、理想主義の限界と人間の本質的な罪の問題を深く考える機会となった。  しばらく大阪の病院で臨床医学を研修し、労災病院に招かれ浜松に転居。再び……

【 5011・12号】海外からの来訪者(4面)

離れていても祈り合う関係    「祈りの翼に乗せて」という表現があります。離れていても祈り合う関係が海外諸教会との交流の基本です。過日、幾つかのミッションが教団事務局や部落解放センターを訪ねてくださいました。  4月25日には、ドイツEMS(福音連帯宣教会)よりハイデマン総幹事とベンジャミン東アジア世界宣教担当幹事が来日。主日には富士見町教会の礼拝に出席し、礼拝後に藤盛勇紀副議長に記念品が贈呈されました。それは以前ドイツで洪水が発生した時に、遊具や絵本などが流されてしまった幼稚園に教団からお送りした献金に対する御礼として、園児が描いたノアの箱舟の絵でした。懇談では次世代の教会の姿などを話し合いました。日本基督教団の実情をお話しすると、「日本の救いのために祈ります」と祈ってくださいました。  5月17日には、PCUSA(アメリカ合衆国長老教会)よりキム東アジア世界宣教担当幹……

【 5011・12号】伝道のともしび(4面)

伝道報告 七十二人は喜んで帰って来て、 保育を通して地域に仕える 友愛乳児園・友愛幼児園・友愛学童クラブ施設長、与那原教会牧師(代務) 具志堅 篤     現在、与那原教会には3つの小さな附属保育施設がある。保育モットーして「遊びを通して子どもたちの生きる力を育む」を掲げている。勿論、その根底には聖書に基づく人間理解とイエス・キリストの福音がある。そして、その背後に教会の祈り支えがあっての保育事業となる。  両者の関係は単なる一体を超えて、コインの裏表のような関係にある。  戦禍によって会堂を失い、戦後1951年、米国キリスト者から多額の支援を受け献堂。その2年後1953年、当教会信徒の故宮城能章氏は「友愛幼稚園」(財団法人)を設立。そして、閉園の際、宮城氏の財産が当教会に捧げられ同時に教会は会堂改築への備えに入る。会堂1Fに1975年 友愛保育園(社会福祉法人)開園。以来……

【 5011・12号】事務局報(3面)

曽根原穹(隠退教師)  23年11月5日逝去、90歳。山形県生まれ。61年東京神学大学大学院修了。同年より小野田、広島牛田、防府教会を牧会し、相愛幼稚園に務め、03年隠退。遺族は妻・曽根原友子さん。 池田貞子(隠退教師)  23年11月9日逝去、94歳。大阪府生まれ。56年日本聖書神学校卒業。57年より西萩、浜松、仙台愛泉、いずみ愛泉教会を牧会し、93年隠退。遺族は甥・石庭克美さん。 加藤弘治(隠退教師)  23年11月20日逝去、86歳。京都府生まれ。93年受允、96年受按。93年より大和郡山、摂津富田教会、生駒伝道所を牧会し、17年隠退。遺族は息・加藤真治さん。 正教師登録 田中 真(2023・11・23受按) 平澤 巧、清水義尋、竹内真理(2023・11・25受按) 玉木圭子、山名高広(2023・11・26受按) 補教師登録 李 暁静(2023・11・2……

【 5011・12号】教区事務担当者研修会(3面)

教区と教団、教区同士が顔の見える関係に  11月9日から10日にかけて、教団会議室を会場として、教区事務担当者研修会が開催された。この研修会は、教団事務局と各教区の事務担当者が申請書の取り扱い等の事務手続きについて確認・協議する研修会である。過去3回行われたが、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、5年ぶりの開催となった。  今回は、教区や担当者の事情により欠席となった4教区を除く13教区から15名が出席した。教区の事務担当者は教区ごとにその担当が異なり、今回の出席者は幹事・主事7名、書記3名、職員5名であった。教団事務局からは道家紀一総務幹事と職員3名が出席した。  一日目は教務関係申請書の扱い、教師に関する対応などを協議した。特に近年増加している教会合併・教会解散の手続きについて確認した。  二日目は、冒頭で出版局、年金局、部落解放センター、隠退教師を支える運動よりそれぞれの活……

【 5011・12号】教区議長コラム(3面)

教団でも支え合いを 九州教区議長 日下部遣志  九州教区の課題の一つは代務・兼務教会の増加です。今年度126教会中、32教会にもなり4教会に1つの割合です。おおよそ地区内の教師や教務教師、無任所教師が代務者を担っていますが、私自身、今年度は地区を越えて代務者となり、5つめの代務教会にもなります。無牧教会の中には、以前から日曜午後に礼拝を行う教会もありますが、それは代務者が午後から説教に赴くことが前提です。しかし無牧となった教会が午後の開式に変更することはなかなかできません。では午前中に礼拝を行う無牧の教会で、教師が来られない時はどうしているのでしょうか。私が以前代務を担った教会は、月に一度、午前の礼拝に行くとき以外は役員が順番に奨励を行っていましたが、教会員の高齢化もあり、それを担えるだけの体力がない教会も増えています。無牧の教会に聞くと、教師が説教原稿を送り信徒が代読する、或いは音……

【 5011・12号】台湾ユースミッション2023報告記(3面)

台湾ユースミッション 8月29日〜9月5日  台湾基督長老教会のもと、台湾ユースミッションが8月29日から9月5日まで、日本側から7名、台湾側から7名の青年が参加して台北および台南で実施されました。  テーマは「沈黙」です。遠藤周作の同名の小説でも扱われたように、人間は時としてこの世の不条理に対して神が「沈黙」しているように感じることがあります。近現代の台湾を生きてきた人々にとっては、日本統治時代、戦後の一党独裁政権下での人権弾圧を通してこうした不条理に遭遇してきました。主催者である長老教会青年幹事の李信仁牧師は、台湾の凄惨な過去の歴史が残る地を巡り、そこで生じたように見える「沈黙」に思いを至らせることで、自らの信仰の糧にしてほしいと語っておられました。  プログラムではまず、前半の4日間をかけて台北周辺の展示施設や教会を巡りました。博物館については、国民党政権による白色テロのき……
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