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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【5000号】人ひととき(4面)

2023年7月8日
「主は私の羊飼い。私は乏しいことがない」 三田教会員 大村 直子さん  大村さんは3歳の頃、祖父母に連れられて霊南坂教会の教会学校に出席し、また近くの教会の幼稚園に通った。牧師が温かく迎えてくれた体験が、後に幼稚園教諭になりたいとの思いにつながった。  母から、「神さまは全てを備えてくださる」と繰り返し聞かされていた大村さんは、神さまに委ね、与えられたものを受け入れることが多かった。大学卒業時、はじめて自身の人生について真剣に考える機会を得、その中で、教会に根差して歩むべく信仰告白をし、学科長から勧められた仕事を断り、キリスト教主義の幼稚園に就職した。  結婚して川崎市の三田に住むようになった。後に三田教会となる家庭集会が始まり、大村さんは幼い娘をあやしながら、集会の案内はがきを作る等の奉仕を担った。また、自宅で絵本の読み聞かせ会を催し、そこから教会学校につながる子どももいた……

【5000号】止揚学園創立60周年(4面)

優しい思い出は未来を照らします  5月27日、止揚学園創立60周年記念式「思い出が照らす方へすすむ会」が行われた。5月13日と2回に分けて行われた式には、合わせて500名が集められた。  止揚学園は、同志社大学神学部を卒業した福井達雨さんが、知能に重い障がいがある4名の仲間と共に歩み出したことによって始まり、現在は福井生(いくる)園長が引き継いでいる。  礼拝では、小原克博教授(同志社大学)が「この最も小さい者たちの一人に−止揚の力が向かう未来」(マタイ25・31〜46)と題して話した。先ず、世が多数に目を向ける中で「最も小さい者」に眼差しを注ぎ続けた達雨さんの歩みは、時に周辺の人々とぶつかり合いを引き起こすものであったことを振り返った。その上で、「止揚」とは何かについて語り、「学園が、障がいがあるとされる者と無いとされる者がぶつかり合って新しいものを生み出して行くことを宿命づけられ……

【5000号】伝道報告 伝道のともしび(4面)

「シオン保育園」と「隠岐教会」 シオン保育園園長・隠岐教会 牧師 大野 光信  1958年3月に隠岐諸島の中ノ島(海士町)において伝道開始、その5月に隠岐伝道所を開設、8月に隣の島の西ノ島(西ノ島町)の方々より幼児施設設立の依頼があり、協議を開始する。そのために隠岐伝道所を西ノ島に移し、保育園舎建築が始まる。1959年11月に「シオン保育園」を開設、1962年9月に社会福祉法人シオン保育所(「シオンの園」)が設立される。このようにして今日まで、隠岐伝道所(隠岐教会)と共に歩んできた。  シオン保育園は「平和を作る」ことを中心に据え、現在まで保育に携わってきた。子どもたちが平和を作る人として歩むことができるようにと。  その地域の方々の要請にこたえる形で、1998年に「シオン子どもの家」(児童クラブ)を障がいのある子どもを中心に開設(2018年3月まで)、2003年10月に精神……

【5000号】事務局報、出版局よりお知らせ(3面)

岡山孝太郎(隠退教師)  22年4月26日逝去、88歳。広島県生まれ。60年同志社大学大学院修了。同年より大阪、前橋、別府野口、向日町教会を牧会し、99年隠退。遺族は娘・岡山佳穂子さん。 永口裕子(無任所教師)  23年6月2日逝去、66歳。大阪府生まれ。11年関西学院大学神学部卒業。12年より北白川、播磨新宮、喜連自由教会を牧会。遺族は姉・永口京子さん。 菊地惟晃(隠退教師)  23年6月6日逝去、89歳。東京都生まれ。71年関西聖書神学校卒業。75年より西那須野、新井、桃山、四日市教会を牧会し、07年隠退。遺族は息・菊地慎一さん。 教会所在地変更 脇本 〒010−0342 男鹿市脇本脇本字中野36−11 お詫び・訂正  新報4997・98号4面「事務局報」欄、美馬牛福音「就(兼担)齋藤麻実」を「辞(兼担)齋藤麻実」に、お詫びして訂正いたします。……

【5000号】教区議長コラム(3面)

言葉を透かせて気づかせて 京都教区議長 今井牧夫  聖書解釈で最近気づいて、考えたことがある。  ルカ福音書21章、神殿の賽銭箱に生活費全額を献げた貧しいやもめの話。この話を私は子どものときから読んできた。そして、普通の人はまねできない「素晴らしい信仰」の話だと理解してきた。  しかし、最近の大きな社会問題である宗教の問題、様々に論じられているが、極端な多額献金の宗教方策によって信徒の家庭関係や家族の学校生活などが破綻する問題が、この箇所を読みつつ脳裏をかすめたとき、それまでと全く別のことを感じてしまった。  この話は、その後に続く神殿崩壊予告の話に強く関連している。貧者が最後の希望として自らの全てを献金した神殿が、その期待を果たせず崩壊する将来を示しつつ、貧者が献げる献金の意味と、巨大で壮麗な神殿の意味が対比されているのだと思えてくる。  イエス様はこの貧者が「だれよりもた……

【5000号】カルト問題全国連絡会・韓日異端似以非対策セミナー(3面)

▼カルト問題全国連絡会・韓日異端似以非対策セミナー▲ 「宗教二世問題」で講演  去る6月14日、15日に 教団でカルト問題全国連絡会が開催された。 コロナ禍で往来の叶わなかった韓国PCKの教会の方々との久しぶりの会であった。  今回の連絡会は、 一日目には二つの講演、二日目は全国各地の活動の報告と協議がなされた。参加者は51名。  昨年来、教団は相談窓口を設け、様々な相談に対応してきたが、 特に最近のカルト問題の課題として浮上してきた「宗教二世」の問題をテーマとして持たれた。 「宗教二世」とは、信仰者である親を持つ家庭に育った子どもを指す。  今回はまずエホバの証人の三世である夏野なな(仮名)さんに経験と思いを話して頂いた。ななさんは自らの経験から、特に信仰の名の下でなされた抑圧的な育て方、 そこで経験した苦しい経験を語り、 エホバの証人だけでなく、すべての “信仰”の元になされ……

【5000号】教育委員会・伝道委員会(3面)

▼教育委員会▲ クリスマス献金、配分額を決定  第2回教育委員会が、6月12日にオンラインで開催された。まず、2022年度に全国諸教会、学校、幼児施設等から献げられたクリスマス献金の配分額について話し合われ、特定非営利活動法人チャイルド・ファンド・ジャパン(ウクライナの子どもたち)に200万円、学校法人アジア学院に100万円、北海教区アイヌ民族情報センターとアイヌ奨学金キリスト教協力会に100万円、東北教区放射能問題支援対策室いずみに150万円をそれぞれ送ることを決定した。  また2023年度のクリスマス献金送付先として、引き続き、チャイルド・ファンド・ジャパン(ウクライナの子どもたち)、北海教区アイヌ民族情報センターとアイヌ奨学金キリスト教協力会、放射能問題支援対策室いずみの3団体に決定したが、緊急支援が必要だと思われる事態が生じた場合、その関係団体も献金先に加えることができること……

【5000号】教区総会報告2023年度2 − 東中国・関東・東海(2面)

将来的東中国教区宣教に関する骨子を承認【東中国】  第72回東中国教区定期総会は5月22日に一日目をオンライン、5月29日は選挙のために2会場に分けてのハイブリッド形式で執り行われた。一日目は各種議案についての協議、採決を行った。協議された中で大きな議案は将来的東中国教区宣教に関する件である。これは高齢化や過疎化が進む中にあって、それに伴う教区としての宣教の在り方を改めて示していくためのもの。今年度の総会では以下の4つの骨子を議場に示すことが適った。  骨子①オンラインをサポートするチームの編成、骨子②教会敷地および会堂等の整備をサポートするチームの編成、骨子③宣教研究を担う部署の設置、骨子④委員会全体を通して予算をサポートする費目および部署の設置。  骨子①は各教会、教区の各部にてオンラインでの宣教活動をする際にサポートしていくチームである。コロナ禍により教会のオンライン化が加……

【5000号】荒野の声(1面)

 教団新報が5000号を迎えた。この号数は、日本基督教会(旧日基)の機関紙「福音新報」の流れを引き継いだもので、教団成立後、「日本基督教新報」第1号として発行された号は、既に2422号を数えている。▼この号の巻頭には、「教団の完全単一化」と題する文章が掲載されている。冒頭、「国家の要望の如く本紙は教団関係の有力な刊行物を併合」することを告げ、帝国が大東亜に地位を確立し、全世界に指導権を獲得する中で、基督教も一つとなって「国家が標榜する決勝点に到達せしめんがため、その霊的、精神的実質の原動力」となるべきことが主張されている。▼バベルの塔の物語は、人々が「有名に」なろうとして、中央集権的統一を作ろうとした結果、言葉が混乱させられたことを告げる。一方、ペンテコステの物語は、「一つになって集まって」いた弟子たちが、聖霊によって「ほかの国々の言葉」で話し出し、教会が誕生したことを語る。▼今、教団は機……

【5000号】教区総会報告2023年度2 − 西東京・東京・沖縄(1面)

4年ぶりの対面による総会【西東京】  第48回西東京教区定期総会は5月28日から29日にかけて、阿佐ヶ谷教会を会場に行われた。開会時、正議員190名中138名の出席があり、定足数(64名)を満たして成立した。  4年ぶりの対面による総会の開催となった今総会は、会場のあちらこちらで再会を喜ぶ姿、近況を尋ね合う出席者の姿が見られ、会場は喜びに包まれた。  開会礼拝は、岡村恒常置委員の司式、説教により、一同が神を賛美し、み言葉による力を与えられた。また、礼拝の中で古屋治雄常置委員の司式により聖餐式が行われ、参加者一同聖餐の恵みを共にすることが出来た。  総会の議案としては、「2023年度宣教活動計画に関する件」、「2022年度教区歳入歳出決算承認の件」、「2022年度剰余金処分の件」、「2023年度教区歳入歳出予算承認の件」、「各部・各常設委員会委員選任の件」、「立川開拓伝道推進に関する……
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