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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4886・87号】伝道のともしび この地にある教会としての歩み 羽島 健司

2018年8月4日
 東日本大震災のまさにその時、足利東教会では牧師の交代のために会議をしていたそうです。教会の建物は、揺れの中でも充分持ちこたえましたが、壁の内側にははっきりとひびが入り、震災の痕を残しました。  そのころ私自身はというと、婚約式の準備に向かうため、珍しくタクシーに乗って移動中でした。車のサスペンションで揺れがだいぶ吸収されたものの、それでも揺れが長く続き、運転手さんと一緒に「どこか遠くで、かなり大きい地震があったのではないか」と心配していたのを覚えています。  次の日には何とか電車を乗り継ぎ、当時神学生として奉仕していた教会に行きましたが、その教会も足利東教会同様、内壁がひび割れていました。  その後しばらく、輪番停電などで不安な日々が続きました。足利東教会の信徒の中には、時おり信号が点かない中で、以前から入院中だった家族に会うために、車で往復していた者もいたそうです。 ……

【4886・87号】▼在日韓国朝鮮人連帯特設委員会▲在日外国人の 子ども支援塾を訪問

 第5回在日韓国朝鮮人連帯特設委員会を6月28日、横浜指路教会で開催した。  はじめに宮本義弘委員長より以下の2件の報告があった。①2月1~2日、北海道クリスチャンセンターで開催された外キ協(外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト者連絡協議会) 全国集会に出席。②6月4日に第51回在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会に出席。  協議事項は以下の通り。①8月16~18日、高知県南国市にある清和女子中高等学校で開催される全国キリスト教学校人権教育セミナーに宮本委員長を派遣する。②RAIK(在日韓国人問題研究所)所長の佐藤信行氏が退職、7月13日に感謝会が行われる。感謝会への出席については宮本委員長に一任する。  委員会終了後、横浜市南区中村町にあるNPO法人在日外国人教育生活相談センター「信愛塾」を訪問した。大石文雄理事、福島周理事、竹川真理子センター長より信……

【4886・87号】人ひととき 尾崎 七郎さん 神は万事を益として下さる

 20代に入ってすぐに肺結核を患い、結核療養所に入った。2年間の療養中に看護師として働いていた夫人との出会いが与えられ、アドバイスによって片肺の一部を切除、死を直感させられるような症状から回復し、数か月後に無事退院した。  療養所内に野百合会という聖書研究会があり、そこに顔を出していたが、近永教会員である婦人の熱心な誘いによって教会へ通うようになった。会堂ができたのを機に洗礼を受け、以後近永教会の信徒として過ごす。結婚式も新会堂第1号であった。  大病を患いながら、妻も仕事も家も信仰その他、全てが与えられた。神に従う者には万事を益としてくださる、そのことを共に喜びたい。  病からの回復後、町役場に勤めた。仕事に夢中で礼拝がおろそかになった時期もあったが、「神が私の味方であって、誰が私に敵対できようか」(ローマ8・31)を信念に、正しいことのためには嫌われ役も引き受け、誠実……

【4886・87号】誰も追い込まれることのない社会を

 今年、秋田いのちの電話は開局20周年を迎えた。超教派のキリスト者を中心として勉強会を始め、全国で44番目となる秋田いのちの電話を立ち上げ、緊張の内に最初の電話を受けたのが1998年3月末のことであった。この20年間で自殺(自死)に関わる諸事情は大きく変化した。何よりも自殺(自死)者数が大きく減少したことは本当に喜ばしいことである。しかし、自殺(自死)者がいなくなったわけではない。相談電話の受け付け件数も、連日、すべてを受け付けることができないほどの数である。また、自殺(自死)に対する意識や予防・対策といったことも大きく変わった。特に2007年に「自殺総合対策大綱」が策定され、そこに、「誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指す」と明記されたことは画期的なことであった。自殺(自死)は追い込まれた死であるということである。今日、病気、生活の困窮、人間関係の悩み、孤独などを抱え、生きづ……

【4885号】2018年度教区総会報告4 17教区総会を終える

2018年7月21日
教団総会提案2議案を可決 神奈川教区  6月23日、第140回神奈川教区総会が、今年度、全教区最後の定期総会として開催された。神奈川教区は定期総会を年度末を迎える2月と、この6月、年2回開催している。主日礼拝を翌日に控えた土曜日、231名中160名の議員が清水ヶ丘教会に集った。  組織会冒頭では、総会招集について質問、意見があった。性差別問題特別委員会から教区総会前に各教会宛送られた書面に、教区総会議員選出・登録に際して女性議員の選出・登録が求められていた。これに対して、各個教会の議員選出の自由の妨害であるとの疑義が示され議長の見解が求められた。三宅宣幸教区議長はあくまで一委員会からの要望であると答弁し、不当な介入ではないとした。  続く議事日程承認では、議事に先立ち朗読されることが慣例となっている「神奈川教区形成基本方針」を巡って、方針朗読に先立って教団信仰告白を告白する……

【4885号】▼予算決算委員会▲ 17年度決算を承認

 第5回予算決算委員会が、6月7日に全委員が出席して行われた。  幹事報告を受けた後、2017年度第2次補正予算に関する件を取り扱った。これは、世界宣教委員会費、「牧会者とその家族のための相談室委員会」に関わる予算(24万円)の支出、宣教師会議への繰入金(80万円)、宣教委員会の宣教方策会議報告書作成のための積立(70万円)や伝道委員会の「農に関する協議会」報告書作成のための積立(50万円)等の超過分に対応するためのものである。  また、長期貸付金回収収入については、出版局が会館に再入居する際、その内装工事費(698万1000円)を10年の長期貸付金としていたが、それが3年で返済されることとなり、その一カ年分(232万7000円)が返済され、これについても補正を行なった。そして、収益事業会計の事業収入では、広告料(120万円)の増加があり、その分の補正を行なった。  次に……

【4885号】2018年度新任教師オリエンテーション

 新任教師オリエンテーションは、6月11日より13日、ハートピア熱海において開催された。  新任教師の参加者は、例年よりも多く51名であった。近年、新任教師の高年齢化が見られるが、今回は若い教師が多いという印象を受けた。希望と不安をもって遣わされた教会で伝道牧会に務めている様子を感じる三日間であった。  一日目は、石橋秀雄教団総会議長から「教団伝道推進基本方針」に基づいて講演をしてもらった。マタイによる福音書28章18節以下の「主の伝道命令」に応えての教団の姿勢となる三つの柱「①祈祷運動・共に祈ろう、②信徒運動・共に伝えよう、③献金運動・共に献げよう」について詳しく話した。そして、自らの教会の信徒の死に至るまでの証しを語り、伝道と牧会について深く考えさせられた。  二日目には、島隆三氏(前・東京聖書学校校長)に講演をしてもらった。「半世紀の伝道・牧会を振り返って」という題……

【4885号】▼教師委員会▲ 第1回継続教育研修会を計画

 第6回教師委員会は、6月11日、ハートピア熱海にて新任教師オリエンテーション開催前後に行われた。今回、特に重要な審議事項は、「新任教師オリエンテーション」の他に、「教師継続教育研修会」、「教師検定委員会との懇談会」に関する件であった。  「新任教師オリエンテーション」は、参加する新任教師にとって教団を知る良い機会となり、教団の伝道の姿勢を学び、同時に、同労者との出会いと励ましを受ける三日間である。参加者にとって貴重な学びとなるよう、委員皆で役割の確認をした。  「教師継続教育研修会」は、伝道推進室から引き継ぎ教師委員会が開催することになっている。第1回目は、今年の8月21日より23日に開催される。テーマは、教会に仕える牧師にとって重要な働きである「説教と牧会・福音を伝える喜び」としている。二人の講師の他、教団三役や教師養成制度検討委員会の協力をしてもらい開催する。准允後10年……

【4885号】▼伝道委員会▲ 長期貸出金の返済滞納について協議

 第5回伝道委員会が、6月19~20日に神奈川教会で行われた。  業務報告及び会計報告を受け、2017年度会計を日独ユースミッション補助金と中高生・青年大会補助金にそれぞれ15万円の支出を含めて承認した。2018年度会計中間報告ならびに長期貸出金残高の推移を確認した。後者において返済計画と著しく乖離して滞納が続いているケースがあり、督促をすることとした。また、返済状況の諸般の実態を見たとき、貸出金規約要項の見直しが必要であり課題とした。  伝道に関する発題は、「情報化社会における伝道―自己の肥大化と伝道」と題し、木村太郎委員からなされた。インターネットの発展により、SNSの恩恵を受けながら現代人は生きている。ツールの発展段階をふまえながら、送受信する情報と人間の行動との関係性を分析した。個人の発信力が高まると共に自己偶像化の危険性もあり、三位一体の生ける神また神の言葉の前に自己を見定……

【4885号】第51回在日大韓基督教会 日本基督教団 宣教協力委員会

「多様化する教会に向かって」をテーマに開催  6月4日、教団会議室にて、第51回在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会が、「両教会の宣教課題と宣教協力―多様化する教会に向かって」のテーマで開催された。  在日大韓基督教会からは、金鐘賢総会長、金健副総会長、呉永錫副総会長、趙永哲書記、中江洋一副書記、鄭然元宣教委員長、李明忠関東地方会書記、郭京煥関東地方会副書記、金柄鎬総幹事が出席した。  日本基督教団からは、石橋秀雄総会議長、佐々木美知夫総会副議長、雲然俊美総会書記、米倉美佐男宣教委員長、宮本義弘在日韓国朝鮮人連帯特設委員長、佐藤飛文歴史共同研究委員、秋山徹総幹事、道家紀一総務幹事、加藤誠世界宣教幹事、大三島義孝宣教幹事、井合綾子職員が出席した。  金総会長の説教「希望を抱いて」(マタイ25章16~30節)による開会礼拝の後、出席者自己紹介、前回記録確認、両教会の紹……
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