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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4899号】▼伝道推進室▲ 伝道対策検討委員会との連携

2019年3月30日
 第41総会期伝道推進室は前総会期同様、石橋秀雄教団総会議長が室長となり、1月22日、2月15日に委員会を開催した。委員として齋藤篤、中嶌曉彦、書記に網中彰子を選任し、担当幹事は引き続き石田真一郎幹事が務める。  第1回委員会では、はじめに石橋室長より、機構改定を更に推進していく展望が語られた。伝道推進室は第37総会期に教団が伝道に進んで取り組み、教団内の諸教会の伝道の進展に寄与することを目的として可決され発足した。主な活動内容は、伝道対策の検討、伝道キャラバンの企画・実施、伝道トラクト・ポスデカの作成、『室報』(伝道推進室ニュース)発行、伝道礼拝・集会等の講師派遣、諸教会の伝道相談への対応等である。  「伝道に燃える教団・伝道する教団の建設」に向けての取り組みは、すべて聖霊の導きにより諸教会で続けられている。室報では誌面でその恵みを報告し、喜びを分かち合った。伝道トラクト4種……

【4899号】♦西日本五教区合同宣教研究協議会♦ 半世紀の歩みを振り返り、これからを考える

 第55回西日本五教区合同宣教研究協議会が1月28~29日、岩国東教会で開催された。西日本五教区合同宣教研究協議会は、東中国、西中国、四国、九州、沖縄の五教区の宣教研究に携わる機関の者が集まり、課題共有、情報交換を目的に年一回開催されている。1964年に第1回が行われた。  本協議会の歩みを振り返り、これからの在りようを考える時期ではないかとの声から、一日目前半は第39回から第47回まで本協議会に参加していた四国教区の黒田若雄教師より「西日本五教区合同宣教研究協議会の歩み」として発題があった。その後、質疑応答、意見交換を行った。  この会が教団紛争時も続けられ様々な立場がありつつも、それぞれの地の宣教課題を分かち合うことの大切さを確認した。  一日目後半及び二日目前半は、各教区の宣教課題、取り組みを共有する時間を持った。そこには、教会に集う人の高齢化、牧師の不足、経済的な……

【4899号】第141回神奈川教区総会 議長・副議長・書記再選

 第141回神奈川教区総会が、2月23日、清水ヶ丘教会にて開催された。開会時には議員229名中155名が出席した。  議事日程承認では教団信仰告白を告白することをもって会議を開始する、という修正が提案された。三宅宣幸議長は「議事日程は常置委員会で審議の上提案している。信仰告白を軽んじるわけではない」と原案について説明した上で採決した。157名中賛成78名で修正案を否決、今総会において信仰告白を行わないこととした。教区基本方針を古谷正仁副議長が朗読し審議を開始した。  議長、副議長、常置委員選挙はすべて予備投票を行い候補者を選出、本投票を行った。また書記は、議長、副議長の推薦を議場が承認して選出された。三役は再選された。  1名の准允、3名の按手執行について審議した。議長が執行の採決前に従来から行ってきた「教団の教師検定試験は神奈川教区から見て不当とまでは言えない」という宣……

【4899号】消息

村椿梢子氏(隠退教師)  19年2月6日逝去、93歳。東京都生まれ。51年日本基督教神学専門学校卒業。同年より横須賀学院に務め、本牧めぐみ教会を牧会し、90年より沖縄教区に務め、98年隠退。  遺族は息・村椿嘉信さん。 中澤實郎氏(隠退教師)  19年2月20日逝去、81歳。長野県生まれ。63年東京神学大学大学院卒業。同年より堺川尻、泉大津、堺川尻、若松浜ノ町、豊田、函館教会を牧会し、弘前学院に務め、須坂教会を経て14年隠退。  遺族は妻・中澤静代さん。 滝沢陽一氏(隠退教師)  19年2月23日逝去、95歳。長野県生まれ。48年受允、55年受按。48年より神奈川、下谷、神奈川、鎌倉、相模原南教会を牧会し、91年隠退し、99年隠退復帰し、07年隠退。  遺族は息・滝沢光一さん。……

【4899号】宣教師からの声 ディサイプルス派の最初の宣教師C・E・ガルスト

菊地 順 (聖学院キリスト教センター所長)  学校法人聖学院は、アメリカのディサイプルス派の宣教師たちによって生み出されましたが、その最初の宣教師の一人、チャールズ・E・ガルストを紹介したいと思います。  ガルストは1883年に日本にやって来た宣教師です。このとき、ガルストは30歳でした。ガルストは、日本に来る前は、ウェスト・ポイントというアメリカの有名な陸軍士官学校を出た軍人でしたが、ガルストは自分から進んで士官学校に入った人ではありませんでした。初めは、アイオワ州立大学で2年間農学を学び、その後その方面の仕事をしましたが、ある時その能力と人柄を認められて陸軍士官学校に推薦されることになったのです。当時、ガルストの父親は医者をしていましたが、8人兄弟であったため、経済的にあまり豊かではありませんでした。おそらく、そういうこともあって、ガルストは19歳で推薦されるまま士官学校に入……

【4899号】人ひととき 門脇 荘さん 自由の奴隷として生きる

 東北学院中学校に進学し、初めてキリスト教と接した門脇さん。中高6年間、授業の課題で教会へ行くことがあった。しかし、クラシック音楽が好きな門脇さんにとって、教会はオルガンの音色を聴くために行く場所であり、聖書の言葉は何も耳に入ってこなかったと振り返る。  大学では教会へ行く課題が無くなったことで、教会と無縁の生活になると思っていた。しかし、1年次の夏、同じ学科の友人が出席していた名取教会の礼拝に誘われる。初めて訪れた時から、アットホームで居心地の良さを感じたことや、ピアノの演奏ができる賜物を認めてもらえることに喜びを覚え、毎週通うようになった。当時オルガニストが不足しており、一ヶ月後には奏楽奉仕の機会が与えられた。また、同じく友人に誘われて行った猪苗代教会でのワークキャンプをきっかけに、東北教区の青年活動にも関わるようになり、その交わりから仲間が与えられ、学生生活がより充実していくの……

【4899号】「平成最後の〇〇」!?

 昨年、我が秋田県は大いに盛り上がった。年のはじめには、秋田犬(あきたいぬ)が話題になり、年末には、なまはげがユネスコの無形文化遺産に登録されて話題になった(なまはげは、怠け者を懲らしめる神であるが、「泣く子はいねがー」と叫びながら家に入って来るのを見るたびに、「アンタが泣かせてんでしょ!」と突っ込みたくなる)。そして、夏は甲子園での金足農業高校の活躍があった。県立で、農業高校で、野球部員は全員、地元の高校生ということで大きな励ましを与えられた。  ただ、その活躍を伝えるテレビなどで、何度も「平成最後の甲子園!」と言われていたことには、そんなに繰り返して言わなくても…との思いをもった。もちろん今もいろいろなイベントや出来事を伝える時に「平成最後の〇〇」と言われているが、その度に私としては何となく、日本は天皇の御代で時代を区切り、時を刻んでいる国であることを教えられている気がするのであ……

【4897・98号】メッセージ 光を見る 詩編36編1~13節 雲然俊美

2019年3月2日
【指揮者によって。主の僕の詩。ダビデの詩。】  神に逆らう者に罪が語りかけるのが、わたしの心の奥に聞こえる。彼の前に、神への恐れはない。自分の目に自分を偽っているから、自分の悪を認めることも、それを憎むこともできない。彼の口が語ることは悪事、欺き。決して目覚めようとも、善を行おうともしない。床の上でも悪事を謀り、常にその身を不正な道に置き、悪を退けようとしない。  主よ、あなたの慈しみは天に、あなたの真実は大空に満ちている。恵みの御業は神の山々のよう、あなたの裁きは大いなる深淵。主よ、あなたは人をも獣をも救われる。神よ、慈しみはいかに貴いことか。あなたの翼の陰に人の子らは身を寄せ、あなたの家に滴る恵みに潤い、あなたの甘美な流れに渇きを癒す。命の泉はあなたにあり、あなたの光に、わたしたちは光を見る。 《詩編 36編1~10節》 光はある  「のぞみはありません」  ……

【4897・98号】▼伝道対策検討委員会▲ 「基本方針」具体化・「機構改定」議案化

 1月29日、教団会議室にて、第1回教団伝道対策検討委員会を開催した。  この委員会は、前総会期の教団伝道対策検討委員会の継続として常議員会の下に設置されたもので、メンバーは、委員が教団三役、常議員4名、8教区議長、伝道推進室書記の計16名、陪席者として常任常議員および総幹事ほか幹事4名である。委員会設置の目的は、「教団伝道推進基本方針」の具体的な展開を伝道推進室と連携して実施すること、および、教団の伝道を推進しつつ教団機構改定に取り組み、その議案化を図ることである。  議事として、石橋秀雄議長を委員長に、雲然俊美書記を委員会書記に選任した後、第41回教団総会「教団伝道推進と教団機構改定に関する協議会」と、第2回常議員会「教団伝道推進・機構改定に関する協議会」の報告がなされた。  続いて、石橋委員長より、「教団伝道推進に関する件」(①教団伝道推進基本方針の展開を検討する「……

【4897・98号】▼監査委員会▲ 全体教会としての教団を見据える監査業務

 第41回総会期の最初の監査委員会が、1月29日に開催された。  まず、「組織」について討議され、本来、監査は各人が応分の責任を負うものであることが確認されたが、委員会を代表するという意味において委員長が必要である、との意見に従い、服部能幸委員が委員長に互選された。  その後、期中監査として、直近の「試算表」等に従って経理の状況の把握につとめた。また、公益法人会計ソフトでの入力、運用状況を確認した。2018年度は、厳しい財務状況であることは事実であるが、財務部による経理業務は、堅実に実施されていることが確められた。  また、本総会期における監査委員の課題としては、次のような諸点があるであろうと考えている。まず、①財政の縮小という状況の中での、費用の支出状況について。ついで、②予算に準拠した運用状況について。また、③諸教会・伝道所の状況によっては、宗教法人「日本基督教団」が……
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