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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4923号】教師検定試験公告

2020年3月28日
教師検定試験公告 2020年秋季教師検定試験を左記の要領で行います。 一、受験要綱の申し込み  受験要綱と教団指定の願書用紙は160円切手を同封し、正教師受験志願者か補教師(A、B、Cコースの別も)受験志願者かを明記した上、封書でお申し込みください。 二、受験願書の提出  受験願書と必要書類を整えて、受験料とともに所属教区に提出してください。  ①教区締切 2020年5月29  日(金)  (教区により締切が異なりますので、教区事務所に確認してください)  ②教団締切 2020年6月25 日(木)  (各教区から教師検定委員会に提出する際の締切です) *受験料は正教師1万3千円、補教師1万円。 三、正教師「説教」「釈義」の課題テキスト  ①旧約 サムエル記下12章1〜17節  ②新約 エフェソの信徒への手紙2章1〜10節 四、正教師の「神学論文」の課題  『今……

【4923号】▼世界宣教委員会・国際関係委員会▲ 宣教師への医療費などの支援を検討

宣教師への医療費などの支援を検討  2月10日、第3回世界宣教委員会並びに国際関係委員会を教団事務局で開いた。  アジア、北米、南米、ヨーロッパへ派遣されている宣教師報告をもとに、それぞれの活動状況を確認した。宣教師たちは、異なった文化や言語、地域性、そして政治状況の中で奮闘しているため、当委員会としても出来る限り柔軟に対応できるように支援したい。  今委員会では特に、ピラポ自由メソジスト酒井兄姉記念教会パラグアイの江原有輝子宣教師を迎え、詳細な報告を受けた。1960年代の日本人入植から現在に至るまでの歴史、現状、宣教活動は、私たちの教団が海外に宣教師を派遣する意義を再認識させるものであった。ピラポ教会会員手作りの手鞠をお土産としていただき、当委員会からはヒムプレーヤーを贈呈した。  また、各宣教師への医療、緊急、語学研修費について検討し、新たに派遣される宣教師については人間ドック……

【4923号】▼信仰職制委員会▲ 特殊な歴史的事情、再按手はさけるべき

特殊な歴史的事情、再按手はさけるべき  第4回信仰職制委員会が、2月18・19日に全委員と秋山徹総幹事、道家紀一担当幹事、担当職員の出席のもと教団会議室にて開催された。  当委員会が常議員会に求めていた阿部洋治教師の按手について、第6回常議員会にて「常議員会として何らかの判断をすること」が適当でないという結論が出された。それを受け、協議の結果、次の通り答申することを承認した。 《諮問》  関東教区常置委員会、および関東教区総会議長東野尚志より 1.教規124条①に「正教師とは、正教師検定試験に合格し、教区総会の議決を経て、按手礼を領したものとする」と規定されています。そこで改めて確認したいのは、このたびの阿部教師の正教師検定試験合格とは、上記教規124条①に言う「正教師とは、正教師検定試験に合格し」までの状態を満たしたものとして解してよろしいでしょうか。 2.上記の理解が正しい……

【4923号】教区議長コラム ♦関東教区♦ 福島 純雄 落ち穂拾い

落ち穂拾い 関東教区議長 福島 純雄  教区活動とは直接関係のない話になるが、今私はルツ記の説教をしている。飢饉を避けてモアブへと避難したナオミではあるが、そこで夫も亡くし二人の息子にも先立たれて、「自分は神様によってうつろにされた」と嘆く。そんなナオミが、全く血のつながりなどない息子の妻ルツとの絆を起点として、空っぽではなくなっていくというのがこの物語であるが、その大切な契機になっているのはルツが落ち穂拾いをすることである。人様がもはや拾いもしない落ち穂を集めて生きていこうとする。それがすべてのスタートなのだ。  私はこの物語を通して、私たちにも落ち穂拾いをするフィールドはどこにでもあるのだと教えられた。それは世の人々が見向きもしない何かを拾う畑である。十字架につけられたイエス・キリストは、家作りが捨ててしまった不要な石であるが、私たちはこの方を要石として拾う者である。イエス様こそ……

【4923号】事務局報

逝去 森分直樹氏(隠退教師)  20年2月11日逝去、78歳。福岡県生まれ。71年関西学院大学大学院卒業。68年より関西学院、八幡浜、別府教会を牧会し、16年隠退。  遺族は妻・森分美和子さん。 原 忠和氏(隠退教師)  20年2月15日逝去、86歳。台湾・台北市生まれ。58年同志社大学大学院卒業。同年より浪花、今治、伊予小松、大津、京都、南大阪、大阪生野教会を牧会し、09年隠退。  遺族は妻・原善子さん。 伊藤盛一氏(隠退教師)  20年2月24日逝去、82歳。石川県生まれ。64年東京聖書学校卒業。同年より桜ヶ丘、如鷲、小松川、男鹿、恵泉教会を牧会し、02年隠退。  遺族は妻・伊藤ミサヲさん。 木原葉子氏(カナダ合同教会在外教師)  20年2月20日逝去、55歳。福岡県生まれ。96年日本聖書神学校卒業。97年より大泉、深川教会、カナダのフレーザーバレー日系人教会、カ……

【4923号】梅花学園の二人の創設者 澤山保羅と成瀬仁蔵 

自治独立の力で開かれた女子教育の新たな道 安田 行秀(梅花学園資料室)  梅花学園の歴史は、山口県から神戸に出てきた一人の青年が、アメリカンボードのD.C.グリーン宣教師と出会ったことから始まります。その青年の名は澤山馬之進といい、1852年(江戸時代)に長州(山口県)吉敷の下級武士の家に生まれ、郷校「憲章館」で中国の古典や武道を学びました。  1866年、澤山が14歳の時に、長州戦争があり澤山は吉敷隊の鼓手として出陣し、その時に近代的装備を持つ長州軍が圧倒的な勝利を収めるのを目の当たりにしました。その時に澤山は洋学を学ぼうと決意します。明治維新が起こった2年後の1870年に、澤山は洋学を学ぶために、兵庫県副知事の内海忠勝(元吉敷隊隊長)を頼って神戸に出てきました。欧米を視察していた内海忠勝は、洋学を修めるためには英語の習得が必要として、神戸で宣教活動をしていたグリーン宣教師を紹……

【4923号】人ひととき 内本 悦子さん 

主は待っておられた 内本 悦子さん   内本さんは、結婚する時に父親からプレゼントされた大正15年発行の文語訳聖書を今でも大切に持っている。その聖書には林幸金とサインがしてある。それは年に一〜二回、大阪から金沢の自宅を訪ねてくれた林牧師が、父に贈ったものだった。林牧師は、内本さんが結婚してからも時々自宅を訪ねて祈ってくれた。  父は洗礼にまでは至らなかったが古い慣習にとらわれず、娘を北陸女学校付属幼稚園(現北陸学院第一幼稚園)に入園させた。そこで初めて内本さんは聖書の御言葉に触れ、讃美歌を歌い、祈ることを知った。昭和16年(1941年)、日本が戦争に突入していく中で、クリスマスに聖誕劇をしたことや旧約聖書のヨナの劇をしたことを今でもよく覚えている。また幼稚園の時に文語訳で覚えたヨハネ伝3章16節は今でも愛唱聖句だ。  結婚し、夫に教会のことを相談したが、我が家は代々日蓮宗だからと言……

【4921・22号】第41総会期 第6回常議員会 按手を巡る答申、再度保留

2020年2月29日
 第6回常議員会が2月3・4日、教団会議室で、常議員30名中28名が出席して行われた。  総幹事報告で秋山徹総幹事は、「全国伝道推進献金」が1月末で101万3009円となっていることを報告した。また、「東京オリンピック選手村の多宗教センターの運営に、日本キリスト教連合の議長教団として協力することになった」と報告したことに対しては、東日本大震災の被災を祈りの課題として共有できるような関わり方を求める意見があった。  熊本・大分地震被災教会会堂等再建支援委員会の報告では、横山良樹委員長が、2教会(竹田教会、別府野口教会)の支援を残すのみとなったことを報告した。  東日本大震災救援対策継続事業委員会の報告では、道家紀一総務幹事が、貸出・返済・残高表を提示し、約4億円の貸出を行い、現在の残高が、9018万2041円であることを報告した。  2018年諸災害救援対策委員会の報……

【4921・22号】第41総会期 第6回常議員会 伝道対策機構改定 変更条項、組織図等を提示

 久世そらち教団機構改定検討小委員長は、「協議の概要」で機構改定の目的を教団財政の将来的危機に向けての緊急対策と明示し、教団の経費削減は各教会の負担金減となり、教会の維持と成長を導き、伝道に資すると改定検討作業の道筋を示した。  小委員会は経費削減に向けて具体的なシミュレーションを行い、これまでの協議・試算結果を「教団総会議員数の変更に伴う経費の見通し」、「現行教規の条項と変更案の対照表」、「機構図案」、「機構改定に伴う事業活動の歳入歳出試算イメージ」等の資料で表示しつつ報告を行った。  まず教団総会費用を見直し、総会議員数を現行の400名から216名(教職100名・信徒100名・推薦議員16名)とし、教会の会議を教会で開催する意義をも重視しつつ会場を教会に変更すると、教団負担経費を1560万円削減して2240万円の出費を680万円に抑えられると算出。総会期中の活動も、常議員数……

【4921・22号】第41総会期 第6回常議員会 出版局関連 赤字を直視しつつ文書伝道の使命を

 二日目午前の議事は、出版局関連の報告に多くの時間が割かれた。  まず山北宣久出版局理事長が現状を報告。2014年度より赤字が続いていること、その相当を人件費が占めていること、赤字額の3000万円台から1000万円台への圧縮に取り組んでいること、また出版局の課題への対策としてプロジェクトチームを組織したこと等を述べた。その上で「受洗者の減少と教勢の低下という現状があるからこそ、赤字を直視しつつも文書伝道の使命を果たしていきたい。出版局の士気は衰えていない」と述べ、また3億円ほどにのぼる既刊の在庫には良書が多数あることから購入・活用を呼びかけた。  飯光局長代行は、未払い印税(約1300万円)の解消と、年間約900万円を要する倉庫費の圧縮に取り組んでいることを報告した。その上で、出版局発足時に託された「信徒の養い・教職の学び・社会への発信」という使命に企業体の出版社とは異なる、あ……
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