感染対策を施して実施、四役一新
第108回東海教区総会が5月25日から26日、池の平ホテル(長野県北佐久郡立科町)にて開催された。感染予防対策を実施した上で行われた開会礼拝では、宮本義弘議長による説教「務めを果たす」(二テモテ4・1〜5)が語られ、聖餐式が執行された。開会時出席議員は総議員数204名中91名。
議長報告において宮本議長は「東海教区五カ年計画」の最終年であったことに触れ、「疫病下にあって多くの集会が中止となり、主題の展開が不十分な一年であったことは否めない。しかし、5年間の歩みを通して、私たちは御言葉に聞く姿勢が整えられたという大きな成果を与えられた。折しも日本基督教団全体が疫病によって信仰が揺さぶられる中、東海教区では御言葉の響きの中に歩むことができたことを感謝している」と述べた。また、五カ年計画を踏まえ、特に終末論的な視点が現代において重要であることを考慮し、2021年度主題を「『終わり』に向かう教会」とすることを示した。
二日間にわたる議事では、特に伝道委員長を含む四役選挙および常置委員選挙、准允式執行の件、教会設立の件が扱われた。
四役選挙では、四役ともに多選禁止条項に触れるため、四役が一新された。この四役および新しく選出された常置委員によって「東海教区五カ年計画」後の教区形成が担われることになる。
准允式執行の件については4名の准允式執行が可決され、二日目の朝に執り行われた。
また、この総会には「八ヶ岳教会設立に関する件」が議案として提案され、可決された。可決後、疫病下にあっても神のくすしき御業がなされたことを感謝し、祈祷がささげられた。
四役選挙結果
【議長】宇田真(岩村田)
【副議長】柳谷知之(松本)
【書記】新里正英(三島)
【伝道委員長】宍戸俊介(愛宕町)
常置委員選挙結果
【教職】石井佑二(遠州)、高橋爾(清水)、兵藤辰也(中遠)、宮本義弘(沼津)
【信徒】土屋芳子(長野県町)、稲松義人(遠州栄光)、新庄田鶴子(静岡草深)、山室設子(沼津大岡)
(新里正英報)