秩序ある健やかな教会として建つため 小堀 康彦
信仰職制委員会の職務は、①本教団の信仰告白に関する事項、②教憲および教規の解釈に関する事項、③礼拝・礼典および諸儀式に関する事項、④信仰および職制ならびに教会的機能に関する事項をつかさどる(教規44条)ことにあります。
日本基督教団は、幾つもの教派教会が合同して成立した教会ですから、教会の営みにおいて様々なあり方が有ります。しかし、互いにキリストの体である公同教会に連なり、福音主義教会としての共通の福音理解を持っています。この事を基礎として、日本基督教団が秩序ある健やかな教会して建っていくために仕えるのが当委員会の務めであると心得ています。
信仰および職制に関して、この案件をどのように扱うべきか分からない場合、当委員会に諮問が寄せられます。当委員会は信仰告白ならびに教憲・教規に照らして、答申を出すというあり方でそれに応えていきます。
答申は決定的な権威を持つものではなく、後に訂正されるということも十分にあります。しかし、日本基督教団における信仰職制上の公的解釈が示されるのですから、重みのあることであるに違いありません。
出された答申は、教団新報の委員会報告において報告されますが、紙面の都合上全文掲載とはいかない場合がほとんどです。全ての答申は、各教区事務所には届けられております。
ぜひ各個教会まで届けられるよう、各教区においてご配慮いただければ幸いです。
(信仰職制委員長)