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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4573号】海外宣教を支え祈る 世界宣教協力委員会

2005年3月5日
第34総会期第一回世界宣教協力委員会が、去る二月四日、教団会議室において開催された。今期の委員は大宮溥、上内鏡子、木下宣世、小橋恵子、相良真彦、友川栄、村山盛芳の七名である。 まず委員会の組織がなされ、委員長に大宮溥、書記に木下宣世、実務委員に村山盛芳が選ばれた。 今期の委員の顔ぶれは新しく選ばれた人が多かったので、この委員会の役割や取扱う事項についての説明を受けながら十四項目にわたる報告を主として上田博子担当幹事より聞いた。 新委員の人たちは当委員会が多岐にわたる多くの事柄にたずさわっていることに改めて驚き、責任の重さを感じさせられた様子であった。 昼食後、協議に入り、まずスイス協約委員会の委員に鈴木重正、中道基夫、廣石望の三名を選び、台湾協約委員に大宮溥、村山盛芳、李孟哲の三名を選んだ。 その後、海外に派遣している宣教師の方々の辞任に伴う人事の件や、日本の任地に海外からの宣教……

【4573号】日・北米宣教協力六〇年の歩み 宣教の歴史に一つの区切り

このたび日・北米宣教協力会が解散することによって第二次大戦後の日本基督教団と北米諸教会との宣教協力の歴史が一つの区切りを迎えることとなった。 第二次大戦中の日本基督教団は国際的に孤立状態であり、政治的弾圧と戦災によって深く傷ついていた。戦後間もなく米国の諸教会は交わりと援助を開始し、一九四七年四月、北米八教派は、合同教会としての日本基督教団と協力する意志を持って「基督教事業連合委員会」 Interboard Com-mittee on Christian Work  in  Japan(略称IBC)を組織した。会衆派基督教会、ディサイプルス教会、福音改革派教会、福音同胞教会、メソジスト教会、米国長老派教会、アメリカ改革派教会、カナダ合同教会である。 これに対応して日本側では翌年二月に、日本基督教団、日本基督教教育同盟(後にIBC関係学校協議会となる)とIBCとで「内外協力会」Counc……

【4573号】世界宣教の幻は止まず JNAC最終総会開かれる

日・北米宣教協力会(JNAC)の最終総会が一月二四~二五日に米国ケンタッキー州ルイビルの米国長老教会本部で開催された。参加者は、北米各ボードから二名ずつの一二名。日本側は六名。ゲスト四名、通訳三名、スタッフ三名、の計二八名であった。教団/CoCからは山北宣久議長、竹前昇総幹事、久世了CoC議長、上田博子CoC総幹事が出席した。 総会は山北議長の「聖霊による導き」と題する英語による説教と司式、崔正剛在日大韓基督教会(KCCJ)総会長の祝祷による開会礼拝を持って始められた。協議はJNAC元コーディネーターのパット・パターソン氏の「JNACの宣教協力についての歴史的回顧」のレポートの発表から始められた。 パターソン氏は「一九七三年から三二年間JNACは多教派間の宣教協力のモデルであり、KCCJと教団の関係もJNACを通して深められ、また、人権問題、環境問題、沖縄の基地問題、女性の連帯等に取り……

【4573号】荒野の声

▼地震の被災地を豪雪が襲っている。新聞テレビで見ても、凄まじいばかりだ。▼初任地の教会は大通りに面していた。早朝ブルドーザーが走り、路面が見える程きれいに除雪される。その分、教会の玄関には、時に高さ二mの雪の壁ができる。朝六時頃、かちかちに凍り付いた雪に、スコップ時にはツルハシで向かい合う。九時からの教会学校に間に合わないくらい暇取ることさえあった。大雪が降るたびに、この繰り返し。▼雪について事実ありのまま記したら、大法螺或いは被害妄想と受け止められるだろう。出典不明だがこんな話を聞いた。「立ち小便するなかれ、この下に高田の町あり」。町全体が全く雪に埋もれているという意味だ。▼雪国の子供はそれでも雪が大好き、秋が深まると初雪を待つ毎日。田畑が清々しい雪に覆われると、寒さも忘れて心弾む。大人だって同じだ。今よりずっと雪が多かった江戸時代の『北越雪譜』、舞台は地震被災地域に重なる。豪雪に苦しみ……

【4573号】メッセージ

マルコによる福音書 八章三一~三八節 手をかけさせない神 古屋博規 イースターを前にしたレントの季節を迎えました。私たちは今、悔い改めと和解とを得て、共に聖餐に与るために、信仰への入門・再入門に備え、全ての者が原点に向き合うように導かれています。古代教会の人々は、四〇日間の修練(レント)の期間に、悔い改め・断食・祈りをもってこの時を迎えたと言われます。 執り成し 「人生は失敗と見ゆる処にて成功する。私が成ろうと熱望したのに成り得なかったそのことが私を慰める」(ロバート・ブラウニング)。この詩は、物事は成功だけでは判断できないことを教えてくれます。愛せる者を愛するということは簡単ですが、愛せない者を愛するという難しさを問われていることにも通じるような気がします。人間の営みの中に起こってくる様々な人間の振る舞いにも、神様は私たちと共にいまし、イエスの執り成される業を通し……

【4572号】お知らせ

2005年2月19日
★宣教師公募 任地=カナダ・フレザーバレー日系人教会                                                       /任期=2005年6月から3年間                                                              /条件=ハーフタイム(週20時間)                                                          /応募締切=3月10日/面接=3月18日                                                        /その他=英語力要詳細は世界宣教協力委員会にお問い合わせ下さい(TEL03―3203―0544)。 ★神学校新卒者エキュメニズム研修会 時=3月7日(月)10時~16時半……

【4572号】人ひととき 堀江悦男さん

恵まれた道を行く隻腕の設計技師 不慮の事故で利き腕を失って三〇年余り。人に知れない労苦も当然あろうが、「大きな障害や問題もなく、ただ恵まれた道を一所懸命に歩んできた」と、隻腕の設計技師堀江悦男さんは振り返る。 幼い頃、絵描きになるのが夢だった。しかし、周囲の人々の助言もあり、より現実的で絵描きの賜物も活かせる建築設計技師への道を選んだ。画家への夢と賜物は、創造的なデザイン・設計に存分に生かされ、やがて大きな建築設計を担当する機会が巡ってきた。 さらなるステップへのチャンスと、打ち込むのが当然だった。積み重なった過労は、いつしか限界を超えていた。朝の出勤時、駅のホームに立ちながら意識を失い、線路に転落した。ちょうど電車が入線してきたが、たまたま体が線路の間に入り、九死に一生を得た。ただ、命と引き替えに、大事な利き腕を失った。設計技師としては致命的だ。希望から絶望への転落となってもお……

【4572号】ボランティア活動報告 西東京

第34回教団総会の折に、関東教区から「新潟県中越地震被災支援センター」を立ち上げたので、各教区に献金とボランティアの協力の要請がありました。西東京教区では、関東教区からの協力の要請をそのまま教区内の諸教会に伝えました。 しかしその後間もなく、「西東京でまとまってボランティアを派遣した方がより実際的な協力ができるのではないか」という意見がだされ、「新潟県中越地震被災支援委員会」を教区内に作り具体的な検討に入りました。 東京教区西支区時代のことになりますが、阪神・淡路大地震の時に、二ヶ月近くボランティアを送ったことがあり、その当時参加した人々からも意見を聞き、関東教区及び十日町教会とも連絡を取りつつ計画を進め、十一月の第二週から十二月十一日までの四週間、十日町教会のボランティアセンターにウィークデイを中心に派遣することになりました。 教区諸教会に呼びかたところ、教職・信徒合わせて十五名が……

【4572号】牧師のパートナー

健やかな時も病める時も 中条 鈴枝 (盛岡市・内丸教会員) 「みちのくは花盛りなり、君ら得て」と奥羽教区に温かく迎えられた。故浅野順一先生のご紹介でチリ地震津波後の港町大船渡で、開拓伝道に勤しむ牧師に嫁いだ。 故荒井源三郎先生は、「地方の伝道は台所教会、家内工業である。九九パーセントは夫人の力による。しかし牧師の一を加えて百パーセントになることを」。中山年道先生からは、「牧師夫人程、悪魔になるか、天使になるかの選択を日々求められる人はない」と大先輩の伝道者から頂いた心構えを胸に秘めて。 開拓伝道の幻を共にして、新居は礼拝堂であり、集会室であった。教会学校の生徒は溢れ、若者達は深夜まで、人生、神を語った。伝道所が生まれた事を知った人々が、牧師を訪ね、出入の多い日々を送った。 「二匹の魚と五つのパン」の奇蹟、スリルに満ちて、オサンドンに専心した。いろいろな補いの必要から英語塾に……

【4572号】消息

宮内俊三氏(隠退教師) 十一月十二日、逝去。九七歳。大阪府に生まれる。一九三一年日本神学校を卒業後、岩沼教会、小田原十字町教会、横須賀小川町教会、日本聖書協会等を経て、七四年から隠退する九六年まで浄風教会を牧会した。遺族は次女の明子さん。 児玉浩次郎氏(隠退教師)                                                            十二月七日、逝去。九五歳。宮崎県に生まれる。一九三九年同志社大学神学科卒業後、桐生東部教会、土佐教会を経て、五八年から七八年まで神戸教会を牧会し隠退した。その後、三木市にて開拓伝道に従事した。遺族は妻の寿美子さん。 黒田英彦氏(隠退教師) 十二月二九日、逝去。七一歳。兵庫県に生まれる。一九六二年関西学院大学神学部卒業後、神戸栄光教会に赴任。直方教会、御影教会を経て八一年から二〇〇二年まで三原教会を……
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