熊本・大分地震被災教会会堂等再建支援委員会は6月26~27日、熊本・大分の2チームに分かれ、被災教会を訪問視察し、被害の状況、再建計画などの説明を聞いた。詳しい報告は、教団ホームページを参照してもらいたい。
熊本チームは、日下部遺志九州教区副議長、川島直道牧師(錦ヶ丘)、難波信義牧師(熊本草葉町)の案内で、被災教会8教会の内、7教会を訪問した。
熊本草葉町教会は補修工事完了。錦ヶ丘教会は補修済みだが十字架塔の再建は準備中。隈府教会は建物老朽化のため建て替えを決議、着工待ち。武蔵ヶ丘教会と熊本城東教会は見積もり・修復の業者順番待ちである。この2教会は順番待ちをしている中、昨年、また本年7月初めの大雨の時に雨漏りの二次被害にあったとのこと。早急な修理が望まれる。合志豊岡伝道所は破損軽微であるが工事は未着手。在日大韓基督教会熊本教会は「建物要注意」の診断だが、修復か建て替えかの意思決定ができていないとのこと。なお、八代教会は4月10日に委員が訪問し、現会堂を修理して使用するために詳しい建物検査の準備中であることを確認した。
大分チームは、梅崎浩二九州教区議長、庄司宜充牧師(別府)、工藤俊一牧師(大分地区長)の案内で、被災6教会を訪問した。
竹田教会、別府野口教会は補修工事が完了。別府教会は補修準備を進めつつも熊本・大分の他教会の再建を優先し待機中。由布院教会は被災した会堂・牧師館は既に解体、新築工事中であるが11月末の支払いに協力が必要とのこと。別府不老町教会は会堂老朽化のため修復ではなく建て替えを計画中だが、近年隣地取得・牧師館集会室建築が続き、資金計画に不安を覚えているとのことであった。
以上が現況の概要である。委員会としては、クリスマスに向けて支援募金の呼びかけを強化し、諸教会が祈りをもって支援に協力してもらうようにと願っている。(田中かおる報)