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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4885号】▼伝道委員会▲ 長期貸出金の返済滞納について協議

2018年7月21日
 第5回伝道委員会が、6月19~20日に神奈川教会で行われた。  業務報告及び会計報告を受け、2017年度会計を日独ユースミッション補助金と中高生・青年大会補助金にそれぞれ15万円の支出を含めて承認した。2018年度会計中間報告ならびに長期貸出金残高の推移を確認した。後者において返済計画と著しく乖離して滞納が続いているケースがあり、督促をすることとした。また、返済状況の諸般の実態を見たとき、貸出金規約要項の見直しが必要であり課題とした。  伝道に関する発題は、「情報化社会における伝道―自己の肥大化と伝道」と題し、木村太郎委員からなされた。インターネットの発展により、SNSの恩恵を受けながら現代人は生きている。ツールの発展段階をふまえながら、送受信する情報と人間の行動との関係性を分析した。個人の発信力が高まると共に自己偶像化の危険性もあり、三位一体の生ける神また神の言葉の前に自己を見定……

【4885号】第51回在日大韓基督教会 日本基督教団 宣教協力委員会

「多様化する教会に向かって」をテーマに開催  6月4日、教団会議室にて、第51回在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会が、「両教会の宣教課題と宣教協力―多様化する教会に向かって」のテーマで開催された。  在日大韓基督教会からは、金鐘賢総会長、金健副総会長、呉永錫副総会長、趙永哲書記、中江洋一副書記、鄭然元宣教委員長、李明忠関東地方会書記、郭京煥関東地方会副書記、金柄鎬総幹事が出席した。  日本基督教団からは、石橋秀雄総会議長、佐々木美知夫総会副議長、雲然俊美総会書記、米倉美佐男宣教委員長、宮本義弘在日韓国朝鮮人連帯特設委員長、佐藤飛文歴史共同研究委員、秋山徹総幹事、道家紀一総務幹事、加藤誠世界宣教幹事、大三島義孝宣教幹事、井合綾子職員が出席した。  金総会長の説教「希望を抱いて」(マタイ25章16~30節)による開会礼拝の後、出席者自己紹介、前回記録確認、両教会の紹……

【4885号】▼教育委員会▲ 18年度クリスマス献金先を決定

 第5回教育委員会が、6月11~12日、教団会議室で開催された。  報告事項として、今年度はキリスト教教育主事の受験者がいなかったこと、教会学校応援セットを応募のあった4教会に送付したことなどが報告された。また、18年度のクリスマス献金先として、アハリー・アラブ病院(パレスチナ・ガザ)、NPO法人灯台(アフガン難民救援協力会)、東北教区放射能支援対策室いずみ、以上3ヶ所が決定された。  また、去る3月20~21日に開催された「リフォユース500青年大会」の報告がなされた。雪に見舞われたものの、前夜祭・当日合わせて延べ1700人以上の参加があった。他教派からの応援も受けての盛大な会になった。東京から遠い地域からの参加者への補助、資金、場所等、課題は多いが、次につなげていくための準備はしていくことを確認した。  ここ数回、毎回時間を多くとっているのが、教団における青年担当部門……

【4885号】教区議長コラム ♦中部教区♦ 横山良樹 告白・教憲・教規、扇の要

 中部教区は富山・石川・福井・岐阜・愛知・三重の6県7地区、104の教会・伝道所からなります。先輩牧師から赴任前にこの教区の宝は輪島に教会があることだと言われました。輪島教会は日本海に面した能登半島のほぼ先端にあります。わたしが仕えているのは太平洋側の知多半島の半田教会ですので当時はあまりピンときませんでした。  2007年3月25日、能登半島地震が発生、5月の総会でわたしは教区書記に選出され、再建の働きの一翼を担うことになりました。現地を訪れる回数も増え、初めて東海側とはまた違った風土の中で伝道している諸教会・伝道所に出会いました。全国津々浦々という言葉がありますが、本当にその通りで、先人たちが「ひとりも滅びるのは御心ではない」を胸に秘めて伝道されたことを実感しました。過疎や伝道困難な地域においても中部教区の先人たちが作り上げてきた手厚い互助制度によって教師の生活が支えられているこ……

【4885号】議案 教憲9条を改正し、伴って関連教規条項を改正する件

 このたび、第68回九州教区総会にて「教憲9条を改正し、伴って関連教規条項を改正する件」が第41回教団総会の議案として提案することが決議されました。教憲12条に則り以下のように新報の紙面に掲載して、「本教憲は、教団総会開会3箇月前に議案を公表し」の手続きといたします。 40総会期日本基督教団総会議長 石橋秀雄   議案 教憲9条を改正し、伴って関連教規条項を改正する件 提案者 第68回 九州教区総会 提案  現行の教憲第9条の規定「教師はこれをわけて,正教師および補教師とする」は、先の大戦下に宗教団体法(1940年施行)及び同施行令の命じるところに従って合同前各教派が不可抗力的に採るに至った「二種教職制」を踏襲して定められた旧日本基督教団規則第207条「教師ハ之ヲ分チテ正教師及補教師ノ二種トス」を、戦後の混乱期に充分な検討なくそのままに引き継いだ(1946年6月制定)……

【4885号】♦ 統一原理問題全国連絡会 ♦ 「カルト問題連絡会」と改称を決定

 2018年度「統一原理問題全国連絡会(以下、「全国連絡会」)」が、6月13~14日、教団会議室で開催された。なお、本年度の全国連絡会は、大韓イエス教長老会(統合派)異端似而非(サイビ)対策委員会より担当者を迎え、「日韓連合異端似而非セミナー」としても開催された。  全国連絡会では、4つの講演がもたれた。講演Ⅰ「日本における張在亨グループの活動とその対策について」(齋藤篤牧師)、講演Ⅱ「韓国におけるカルト宗教の現状について」(ファン・スソク牧師)、講演Ⅲ「霊感商法等カルト被害の現状と救済について」(山口広弁護士)、講演Ⅳ「摂理について」(高山正治牧師)である。  韓国を発祥とするこれらのキリスト教系カルト団体については、韓国側教会との密接な関係を持ちつつ、対策を進めていくことの重要性が毎回確認されている。  その上で、これらの活動が、いわゆる異端宗教から正統宗教への改宗と……

【4885号】《9条世界宗教者会議報告》広島にて平和の願いを新たに

 第6回9条世界宗教者会議が6月13~15日、広島国際会議場で開かれた。参加者はNCC加盟教会やカトリック、正教会など、キリスト教の諸教団、教団からも石橋秀雄議長をはじめ、多くの者が参加しこの会議を支えた。浄土真宗大谷派や本願寺派、日蓮宗日本山妙法寺、立正佼成会など仏教諸教派、それに海外から韓国、中国、台湾、香港、タイ、インド、ドイツ、オーストラリア、カナダ、イギリス、アメリカからと、総勢250名であった。  この会議はほぼ2年ごとに開かれるが、今回は被爆地広島の原爆資料館に隣接する国際会議場で核の脅威の現実を身近に感じながら、また、国連での核兵器廃止条約の締結、韓半島の南北両首脳の歴史的な握手、米朝両首脳のシンガポールでの会談など、日本国憲法前文と9条がうたう本物の「積極的平和主義」を世界に広げることを願う宗教者にとって前進を思わせる状況、また安倍政権の9条改変を政治スケジュールに……

【4885号】伝道のともしび 日本基督教団に支えられて 坂口 慶行

 2011年3月11日の東日本大震災を学内のチャペルで行われていた卒業式の中で、私は迎えました。その同じ時期、水戸自由ヶ教会では礼拝堂の瓦が落ち、外壁のタイルが割れ、トイレの浄化槽にも被害を受けました。  大宮教会の松下建築士の診断を受け、業者の見積もりを取り寄せ、関東教区の被災支援委員会より補修工事の資金援助を受け、また、教会内外の支援を受けて、12月に会堂屋根と内外壁の補修とトイレのリフォームが完了し、翌年1月22日復興感謝礼拝を捧げ、2月13日借入金返済を完了。  新たに改装された会堂で、礼拝と聖礼典が実行され続けて参りました。小さな規模の教会ですが、力一杯、借入金(99万円)を直ぐに、返済されました。小さいなりにきちんと返済されました。  水戸自由ヶ丘教会は1973年9月27日に、石坂幸雄牧師と10数名の信徒と共に水戸中央教会より、枝分かれした教会です。それから、……

【4885号】日韓教会の移住民宣教、現状・展望・課題を協議

 第18回日・韓・在日教会国際シンポジウムが4月23~25日、韓国ソウルの基督教会館で行われた。この会は、1980年代に起こった指紋押捺拒否をめぐる運動を契機にして、この問題を日本・韓国・在日の教会の共同課題として取り組むために始められた国際シンポジウムで、韓国キリスト教協議会、NCC、外国人移住民基本法制定を求める全国基督教連絡協議会(外キ協)の共同主催で、3年に2回、韓国と日本で交互に行われ、今回で18回を数える。参加者は韓国側24名、日本側26名で超教派の集会であった。  今回のテーマは「日韓教会の移住民宣教、現状と展望、そして課題」で、韓国では200万人、日本では250万人を超える移住民が社会の構成員として生きている現状に対して、和解と共生を使命とする教会はどのような働きをしているかを検証し課題を共有する集会であった。移住労働者に対する労働搾取や差別と嫌悪、国際結婚移住女性に……

【4885号】人ひととき ロナルド・ジュリアンさん 海の羊飼いとして

 横浜に「海員宣教」という、日本基督教団で唯一の活動があります。その担い手が合同メソジスト教会(アメリカ)から派遣されたフィリピン人宣教師ロナルド・ジュリアンさんです。東京・練馬の自宅から車で通い、港に着く船の乗組員を訪ねる毎日。  実は、日本の輸出入を下支えしている船員の多くがフィリピン人。祖国を遠く離れ、このインターネット・SNS時代にも家族との連絡がつきにくいまま、何カ月もかけて港にたどり着きます。  その間に体調を崩したり、精神的に追い詰められる人もいますが、なかなか言い出せません。船が厳しい階級社会であることもありますが、IT時代の港湾作業は高度に合理化され、船の滞在時間が驚くほど短縮されているため、不調を訴えにくいのです。  ジュリアンさんは、そんな船乗りたちに寄り添い、買い物から、家族への連絡や送金の手伝い、病院への送り迎えまで何でもします。行き詰った船員を……
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