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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4883号】2018年度教区総会報告2 教団機構改定を各教区議論

2018年6月16日
教区機構改正否決、再検討へ 西中国教区  5月15日、16日、エソール広島で第67回西中国教区総会が開催された。開会時出席議員は128名中105名。開会礼拝、組織会後、直ちに准允1名、按手3名を承認、執行、補・正教師を立てた。  小畑太作議長は議長総括で、66総会から常置委員会への付託事項(広報委員会原稿書き直しについて、性差別的表現についての取組み)は、いずれもが審議継続中と報告した。教区機構改正、中長期的財政計画を今総会で審議するとした。  「中長期的財政計画検討」として栗原通了財務委員長が経過報告した。66総会には教区財政推移と今後の経過予想を示したが、今回は新たに17教区の会員数推移、年齢構成、献金割合、負担金割合のデータを提示して教団全体での西中国教区の位置を提示した。会員数減少に応じた教区財政規模の縮小、教区予算規模(17年度、2954万円)に対して37%になる……

【4883号】荒野の声

 ほどよい距離感、転入会した新会員が歓迎会で話してくれた言葉である。はじめての礼拝出席からしばらくして入会を申し出た。この間の教会員たちとの交わりの距離感をこう表現した。一方で、はじめて教会に来て何ヶ月も誰からも声をかけてもらわなかった、と受洗後しばらくして笑い話のように語った教会員もいた。▼積極的に声をかけてすっと避けられてしまうこともある。遠慮と言うか、配慮と言うか、声をかけないでいて寂しい思いをしていることもある。ほどよい距離感はなかなか難しい。伝道においても、牧会においても。▼少し時間が経ったが、オリンピックで活躍したカーリングを、その一投は自分が投げた後に意味がわかると解説していた。投げてみなければ何も起らない。投げたものはわたしたちの手を離れて肯定だろうと、否定だろうと反応を起こす。▼投げた種は実を結ぶこともあれば、そうではないこともある。わたしたちはどの種が実を結び、どれが結……

【4883号】2018年度教区総会報告2

互助自主献金、目標額を大幅に上回る 中部教区  5月22~23日、第68回中部教区総会が金沢教会にて開催された。開会時の出席議員数は195名中166名であった。開会礼拝の中で聖餐式を執行し、組織会を経て常置委員会報告から議事を開始した。 初日前半では、昨年度から開始した「中部教区互助制度を支える自主献金」の今後への展望に議論が集中した。中部教区は手厚い互助制度を特色としているが、これまでの体制では教師の生活を支えきれないところまで財政が悪化したことを鑑みて、前総会で教会・教師に加えて信徒による献金運動の開始を可決、昨年度中に100万円を目標として実施した。横山良樹議長は常置委員会報告の「評価と展望」の中で、この目標額を大幅に上回る約320万円が献げられ、謝儀援助と伝道費援助を大きく増額して今年度互助案が可能になったと告げた。そのうえで、今年度の250万円の献金目標額を提示し、献金……

【4883号】教区議長コラム 神奈川教区 三宅宣幸

神奈川教区の働き  神奈川教区には、現在107の教会・伝道所があり、現住陪餐会員数は、2016年度の統計では、8133名です。  一教会を除いて、負担金は全額納めていただいており、教区の財政、運営は、全教会によって支えられている、という状況にあります。  しかし、懸案の北村慈郎教師の処分の問題については、まだ解決には至っていない、と考えています。教区の中にさまざまの立場、意見があることは確かですが、教区としては、教団の決定に異議を唱える立場を確認しています。  そのような中ですが、教区としては、特に困難な状況にある教会・伝道所を教区内互助制度によって支えると共に、委員会活動を通して、さまざまな課題と取り組んでいます。2017年度には、宣教部委員会が中心となって、2017年11月23日(木・祝日)に「第二次大戦下における日本基督教団の責任についての告白」、いわゆる「戦責告……

【4883号】宣教研究所▶「青年と性」シンポジウム

青年の性意識の変遷に教会の対応は  4月16日、宣教研究所委員会は教団会議室において「青年と性―キリスト教倫理の観点から」と題するシンポジウムを開催した。この集会は、今日における青年の性をめぐる問題を教会がいかに受け止め、取り組むかは、教会の宣教の本質に関わる問題であるとの認識を元に開催されたものであるが、各方面の理解と協力により38名の出席者を得て開催することが出来た。  集会には2名の講師(発題者)が立てられた。最初に講演に臨んだ町田健一氏(元国際基督教大学・北陸学院大学教授)は、「キリスト教教育における性教育の位置づけ―青少年の現状と緊急課題」と題して発題し、現在の青少年の性意識の変遷について説明し、性関係が結婚という出来事から切り離されて一般化したのは遙か昔のことであるが、今や小学生に対する性関係への誘いが少年少女漫画やインターネットにより浸透しつつあることを述べた。またこ……

【4883号】消息

古屋安雄氏(隠退教師)  18年4月16日逝去、91歳。上海生まれ。51年日本基督教神学専門学校卒業。同年より伊東教会を牧会し、国際基督教大学、聖学院大学大学院に務め、13年に隠退。  遺族は妻・古屋幸さん。   小笠原政敏氏(隠退教師)  18年4月22日逝去、96歳。 宮城県生まれ。53年 エール大学神学大学院修士課程修了。54年より東北学院大学に勤め、56年 より岩沼、仙台長町教会、名取伝道所(現、名取教会)を牧会し、11年隠退。  遺族は、娘・大泉真理さん。   榎本てる子氏(関西学院大学神学部)  18年4月25日逝去、55歳。京都府生まれ。85年関西学院大学神学部卒業。同年より甲子園、世光教会を牧会し、京都教区巡回教師を経て、関西学院大学神学部に務める。  遺族は母・榎本和子さん。   小林 望氏(隠……

【4883号】人ひととき 中川 ミヨさん 聖霊に導かれたあゆみ

 かつて、日野原重明先生の薫陶を受け、聖路加国際病院の看護師、保健師として、先生の信仰と共に、公衆衛生の先駆けとなった。「それは、厳しかったです」と中川さん。日野原先生は、「明日までにやっておきなさい」と、期日までにその成果をきっちりと出さなければ許されない先生だった。それは、ご自身の信仰からだったと中川さん。神さまから託された人の命と、その仕事の意味と重さを知っておられたからと。  中川さんにとってのキリスト教のルーツは、日本基督教団中条教会を設立した祖父に遡る。さらに、信仰者の養子となり、青年期まで過ごした、前橋の共愛学園での寮生活にある。共愛学園での生活は礼拝に始まって、礼拝で終わった。当時、戦争中であり、空襲警報が鳴り響く中、焼夷弾をかいくぐり、下級生の手を引いて逃げた。帰ってきたら、学校が丸焼けになっていた。お互いに、生きて帰れるかわからない生命のはかなさを感じ、友人たちと……

【4883号】日曜日に礼拝を守る意味

 今年4月2日より総幹事室に勤務することになりました。これまで金沢教会、若松教会、蕃山町教会、そして上尾合同教会と50年間、ひたすら牧師として教会に仕えてきましたが、4月1日のイースター礼拝を上尾合同教会で終えて教会とお別れし、翌日から総幹事としての生活が始まりました。月曜から金曜日までの勤務生活へと大転換。土曜日から日曜日へと緊張を高めてみ言葉を説き明かすことを中心に生活が回っていましたが、土・日は休みで今のところ近くの教会の礼拝でみ言葉を聴くことに専念する週末の過ごし方。少しばかり後ろめたさを感じながらですが、「ああ、これが信徒としての生活だ」と改めて日曜日に礼拝を守る意味をかみしめています。もちろん牧師をやめているわけではありませんが、週日の沢山の来訪者との会話、様々な会合への参加、各個の教会や牧師をめぐる問題、台湾のPCT総会や韓国の教会との交流プログラム参加、教区、教団の問題との……

【4882号】2018年度教区総会報告 41教団総会に向けて準備

2018年5月26日
二種教職制論議・再度教団総会の場で 九州教区  第68回九州教区総会は、5月2・3両日、九州キリスト教会館で開催され、議員247名中、開会時161名が出席した。総会冒頭、受按者3名、受允者1名が紹介され、会場は、大きな拍手に包まれた。 梅崎浩二議長は、8頁に及ぶ長文の議長報告の中で、「熊本・大分地震では、隈府、由布院、別府不老町3教会が再建、竹田、別府野口、熊本草葉町3教会の工事が完了し、ペンテコステ礼拝での別府不老町教会献堂式で、被災6教会への対応が事実上完了する。 教団の伝道推進基本方針における石橋秀雄教団議長の提案理由には、教団財政破綻への強い懸念が、発議の根本として述べられており、違和感を覚える。伝道とは、止め難い福音の喜びが溢れ出るところに、為されるものではないか」と述べた。 議案審議では、これまで教区が、準備・議論を重ねて来た「教憲9条・関連教規改正」……

【4882号】荒野の声

 一人の女の子が毎週、ほとんど休まず教会学校に通ってきている。お母さんに背負われていた頃からお兄ちゃんたちと一緒に礼拝に通ってきている。幼稚園ではこの春から年長さんになった。▼お父さん、お母さんに連れられて教会学校にやって来る彼女に「おはよう」と声をかけると、固い表情になってだんまりを決め込むのがこれまでいつものことだった。ところが、幼稚園では実に快活、レスポンスもいい。日曜の朝、お父さん、お母さんと一緒のときだけ、彼女は挨拶のだんまりを決め込んでいるようだった。両親とも、とても丁寧に、実に優しく、伸び伸びと、元気なお兄ちゃんたち共に、末っ子ちゃんを育ている。なぜ、日曜の朝、お父さんとお母さんといるときだけ挨拶をしないと決めたのか、わからない。▼先日、いつものように返事が返ってこないかなと思いつつ「おはよう」と声をかけると、「おはよう」とぼっそと返してくれた。うれしかった。それ以来、挨拶を……
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