教師検定試験「不当とまでは言えない」ことを確認
第148回神奈川教区総会は、2022年2月26日、清水ヶ丘教会を会場に開催された。コロナ禍の中、特にオミクロン株による感染者増加状況の中で、教区常置委員会は開会礼拝及び組織会の後、按手礼執行に関する件のみを上程し、他の議案は書面決済による決議とすることを決断した。
神奈川教区では准允、按手礼執行に関し、総会における丁寧な質疑の後に執行して来た歴史がある。そこで今回も、この伝統を踏まえ、按手礼執行は総会において、従来の手続きを踏襲して行われることとなった。また当日は会場教会担当者と感染予防対策を協議し総会に臨み、小林美恵子教師(横浜上倉田)司式のもと開会礼拝を行い、その後組織会に入り、出席正議員108名(定足数77名)で総会は成立した。
副議長による「神奈川教区形成基本方針」朗読の後、議長は議案第1号「正教師の按手礼執行に関する件」を上程し、受領志願者である、川嶋章弘教師(横浜指路)、田中尚美教師(清水ヶ丘)、川浦弥生教師(林間つきみ野)の3名を議場に紹介し、3名の教師は誠実に所信を表明し、質問に答えた。
その後の質疑を経て、3名共賛成多数で承認されたがその際、議長は「この3名の志願者が合格した教師検定試験が、神奈川教区から見て、不当とまでは言えないと思われる方は挙手を」と述べ、採決に先立ち議場の意思を確認した。
そして議長の司式によって按手礼式は執行され、川浦教師の祝祷をもって終了し、藤掛順一議員(横浜指路)による感謝の祈りが捧げられた。その後議長は改めて3名の教師及び教会の方々を紹介し、議場は拍手でそれに応えた。
続いて議案第2号「2022年度神奈川教区形成基本方針案および活動計画に関する件」、議案第3号「2022年度神奈川教区予算案および各教会負担金割当案に関する件」、議案第4号「第148回神奈川教区定期総会議事録承認に関する件」を書面決議とすることが述べられ、副議長による会場教会への謝辞と祈祷をもって総会は閉会した。
(古谷正仁報)