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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

Search results:統一協会

【4651号】カルト問題で四教区合同の研修会 福島県南部に開設された施設で

2008年5月31日
東京地区原理問題連絡会(東京教区と西東京教区)、関東教区統一協会問題対策委員会、東北教区カルト問題対策特設委員会の合同研修会が三月三日(月)~四日(火)の両日、福島県南部に開設された「ケアハウスLetS」で行われた。 このケアハウスは統一協会等の破壊的カルトで心傷ついた人たちが滞在して心を癒す場所として竹迫之牧師(白河教会)が中心になって開設したもので、日本では三番目の滞在型としての施設である。 今回の合同研修会では、統一協会が清平(チョンピョン)修練所で行っている二泊三日と四〇日間の「修練会」について学んだ。この修練会の模様を写したビデオを観ながら、六回参加した元信者の方から生々しい証言を聞いた。 特に、二泊三日の修練会はスケジュールが決まっている。まず、到着すると受付で「先祖解怨(かいおん)式」として、たとえば一家系当たり一代から七代までの先祖の「解怨」が出来るとされて七〇万円を……

【4634号】仏教カルト問題を取り上げ 統一原理問題全国連絡会開催される

2007年9月8日
六月二五~二六日、全国から三二名の参加者を集めて統一原理問題全国連絡会が開催された。 今回は近年被害相談が急増している仏教カルト問題が取り上げられ、日蓮宗大明寺住職、日本脱カルト協会代表理事の楠山泰道師を講師に講演「仏教系カルトの諸相」が行なわれた。創価学会から分かれ「日蓮遺文原理主義」による強引な青少年伝道で問題を起こしている「顕正会」、独特なエリート主義を掲げる「親鸞会」等の仏教系カルトの成立事情、教義内容、問題点が説明され、楠山師が取り組む被害者救援組織「立正福祉会相談室」の取り組みが紹介された。仏教関係者との協力態勢の中で被害相談に対応していく手がかりが与えられた。 海洋博誘致に統一協会が絡んだ問題で四月一七~二○日韓国南端の麗水(ヨス)市で開催された「日韓統一協会問題セミナー」の報告がなされた。同地は二○一○年の万博誘致が上海市に敗れ、一二年の海洋博誘致においても現地教会の協……

【4627号】共生、連帯、平和を柱に 宣教基本方策制定 九州

2007年5月26日
第57回九州教区総会は、五月一~三日、福岡中部教会を会場に開催された。 開会礼拝では、宣教協力している在日大韓基督教会西南地方会、宣教協約を結んでいる韓国基督教長老会群山老会の皆様と聖餐式を共にできたのも喜びであった。礼拝後、正議員二四六名中一七二名、准議員十九名の出席が確認され、開会が宣言された。 主な議案では次の六件が審議された。①受允者承認に関する件。議場での承認後、六名の准允式が執行。②現在設置されている「原理運動=統一協会」問題特設委員会とセクシュアル・ハラスメント対策特設委員会を継続設置することが提案、可決された。③九州教区宣教基本方針制定に関する件。前回総会で提示された案通りの方針案(〇七~十六年度)が提案され可決された。④九州教区宣教基本方策制定に関する件。共生、連帯、平和を柱とする二一項目からなる〇七~〇八年度の同方策が提案され原案通り可決された。⑤按手礼式執行方法に……

【4615号】人ひととき 吉田 好里さん

2006年12月2日
黒鳥・清水・浅見裁判に勝訴、支援を感謝して 統一協会問題に関わりをもつようになったのは自分から進んでのことではない。二〇年近く前当時の東京教区でも、この問題に対応しようとの話が持ち上がり六支区から代表者一人が参加することとなった。その一人として出席しただけ。そもそも統一協会についての知識も持ち合わせてなく親泣かせの原理運動、そんな程度であって「はからずも関わってしまった」と吉田さんは言う。 やがて「六支区原理問題世話人会」が発足し、相談会を行うと共に、教団では「原理問題全国連絡会」が発足し各教区代表による情報交換が年一回行われるようになった。「原理問題全国連絡会」で長年この問題に関わり、所謂「救出」を行ってきた人たちが経験談を話した。特に、この問題で熱っぽく語っていた牧師として、すでに亡くなった小林健志牧師のことを今でも忘れられない。そのようなことが「結局は泥沼にはまってしまった」……

【4604号】八年三ヶ月の裁判に決着、全面勝利 黒鳥、清水最高裁判決

2006年6月10日
主文「本件上告を棄却する。本件を上告審として受理しない」 これは四月二五日に黒鳥、清水両牧師裁判に下した最高裁判所の判決である。この裁判は上告人である今利理絵と今利智也が黒鳥、清水両牧師と両親及び関係者を訴えた。その中で今利夫婦は統一協会から脱会させるために暴行、拉致監禁し脱会を強要したと主張し、損害賠償を求めてきた。 二〇〇四年一月二三日に横浜地方裁判所で、同年八月三一日に東京高等裁判所で黒鳥、清水牧師と両親側が全面勝訴したが、控訴人はこの判決を不服として上告していた。 すでに、統一協会の信者らが東京地方裁判所に清水牧師と両親を訴えた裁判と浅見定雄氏が雑誌「創」に室生忠氏が掲載した記事に関し名誉毀損で訴えた裁判は、いずれも二〇〇三年に最高裁で勝訴が確定した。 今回の判決で当教団の教職をめぐる統一協会関係の裁判は三つとも全面勝訴したことになる。その点で統一協会により被害を被った人た……

【4603号】宣教協力実質化は信頼関係構築から 在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会

2006年5月27日
在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会が三月二二日から二三日にかけて、「両教会の宣教課題と宣教協力」とのテーマのもとに山梨県の石和で開催された。宣教協力委員会は毎年開催されており、今回で第四二回となる。両教団の役職(在日大韓基督教会五名、日本基督教団八名)が集い、宣教の課題を協議するのである。開催のお世話役は交互にしており、今回は在日大韓基督教会が担当している。 開会礼拝では李聖雨総会長が創世記26章のイサクの井戸掘りから、与える余裕を示し、「在日大韓基督教会は日本基督教団から多くを与えられていたが、いまや与える教会になろうとしている。余裕とは多くあるというのではなく、共に生きようとする姿勢である。そのことで神の前に有益な教団となることができる」とメッセージを述べた。 第一日目の夜は三月に神戸で開催された宣教方策会議について岩﨑隆宣教委員長が報告を行った。続いて山北宣久議長が……

【4583号】希望の光を灯すために 統一原理問題全国連絡会

2005年7月23日
統一協会に子どもや妻が入ってしまった両親、夫等、家族からの相談は、当教団や教会に、今も絶え間なく続いている。このような人たちに希望の光を、もう少し灯すことは出来ないかと「統一原理問題全国連絡会」は考え、さまざまな努力を積み重ねてきた。その成果が、やっと表れた。 去る六月一三日(月)~一五日(水)まで宣教委員長の岩﨑隆、総務幹事の愛澤豊重牧師を含め六名が訪韓し、大韓イエス教長老会の「異端似而非対策委員会」のセミナーに出席した。 これまでの経緯は昨年一月に「統一協会問題キリスト教連絡会」のメンバーが訪韓したさい、大韓イエス教長老会との協議では先方から研究機関や協議の場を設けることが出来ないか、との提案があった。その提案を受けて「統一原理問題世話人会」では昨年の六月一七日~一八日まで行われた「全国連絡会」に大韓イエス教長老会の「異端似而非対策委員会」の三名を招いて協議した。このようなことから……

【4583号】困難な闘いの勝利に感謝 黒鳥・清水・浅見裁判勝訴感謝会

六月三○日夜教団会議室で、日本基督教団の牧師が被害者家族と共に統一協会員から訴えられた二つの裁判と浅見定雄東北学院名誉教授の名誉毀損裁判に関わった弁護士たちを招いて、勝訴感謝会が開かれた。 この六年七ヶ月余り支え続けてきた「支える会」の会員たちの他、統一原理問題全国連絡会に参加した諸教区の代表者たち、被害者の家族の会、オウム真理教被害者家族の会の代表者等六〇名を超える人々が集まった。 教団を代表して山北宣久議長は「長い間、粘り強い困難な闘いを支えて下さった弁護士の皆さんに感謝したい。…しかし終わりは新しい初め、ピリオドでなくカンマとしてこれからもこの問題に取り組んでいきたい」と挨拶。弁護士の一人は「今回の裁判は統一協会員となった子どもたちが救出に関わった牧師たちばかりでなく親、兄弟まで訴えるという大変に厳しいつらい裁判であった。しかしそれまで会うこともできなかった親子が、裁判の中で本気……

【4579号】共生・連帯・平和を基本方策に 九州

2005年5月21日
第五五回九州教区総会は、五月二日から四日の三日間、福岡中部教会を会場に開会時、正議員二五〇名中一六七名が出席して開催された。 東島勇気議長は第五四回教区総会後の各宣教課題と活動を中心に九ページにわたる議長報告を行った。九州教区が抱える問題の深刻さ、課題の豊富さ、取り組みの多彩さが伺われた。 最後に一九九七年五月より四期八年間、教区議長として、多くの方々の支えにより働くことができたことを感謝し、「新しい議長が今総会で選出され、教区の益 々の発展を願う」と挨拶を述べた。 この後、議長選挙が行われ、二回目の投票で西畑望氏(大分)が選出された。 副議長には決選投票で深澤奨氏(佐世保)が選出され、書記は沖田康孝氏(長崎馬町)が選任された。 九州教区宣教基本方策に関する件では、前文及び以下の三項目が提案された。 【共生】…キリストに従う教会として、すべての命を大切にする。 【連帯】…互い……

【4574号】札幌で共同の研修会開催 統一原理問題東京地区連絡会

2005年3月19日
一月三一日~二月二日、北海道クリスチャンセンターを会場に統一原理問題東京地区連絡会(東京、西東京、関東、神奈川教区)共同研修会が開かれた。 講師は北大の宗教社会学教授である櫻井義秀教授とカウンセラーのパスカル・ズィヴィ氏、札幌「青春を返せ裁判」で統一協会から元信者たちに画期的勝訴判決を勝ち取った郷路征記弁護士の三氏。北海教区の牧師、被害者家族も含め、延一八名参加の研修会となった。 教団の抱えた三つの裁判全てが勝訴となり、一つの山を越えた観のある中での研修会であったが、今回は心に傷を受け、トラウマや被害妄想に悩む被害者の問題が共通話題となった。 この問題に取り組む全国の現場では、かつてのような初期段階ではなく長期にわたってカルト集団に所属した被害者や家族の相談が増える傾向にある。 カルト集団によって、あるいは不適切な介入によって(日本基督教団での相談ではそうした事態が起こらないよう徹……

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