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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4984号】第42回日本基督教団総会(2面)

2022年10月29日
「機構改定の目的と課題を確認する件」を可決    教団機構改定に関して、40号「教団機構改定の目的と課題を確認する件」、46号「沖縄教区選出議員の出席まで、教規変更を伴う教団機構改定の教団総会決議を行わない件」、47号「教団『教団機構改定に関する検討資料Ⅱ』を破棄する件」、53号「『教団機構改定』の議論を直ちに凍結する件」、59号「教団機構改定の根幹となる意思を確認する件」の5議案が一括上程された。  53号議案について、「具体的にいつまで凍結するのか」という質問に対し、「沖縄教区との関係が改善されるまでという理解である」との答えがあった。「議論の場である総会が、議論の凍結を決定するのは認められない」との反対意見、「沖縄に痛みを負わせることを終わらせるのが先決」との賛成意見があり、採決の結果議案は少数否決となった。  常議員会提案である40号議案では、機構改定の目的を「各……

【4984号】荒野の声(1面)

 イスラエルの民がバビロン捕囚から帰還し、新たな歩みを始めた時、民は主の神殿を荒廃させたまま、自分のための住まいを整えていた。しかし預言者ハガイは、神殿を整えることを命じ、繰り返し「勇気を出せ」と語りながら、「新しい神殿の栄光は昔の神殿にまさる」(ハガイ2・9)と告げた。▼捕囚が起こる前、民にとって神殿は、主に背いていながらも、自分たちが主に見放されることはないと妄信する根拠であり、神殿の崩壊は、自らの偶像が壊されることであった。それ故、神殿の再建は、主に仕える歩みにおいてさえ、自らを主としてしまう罪を知らされ、にもかかわらず主に仕えるべく歩み出すことであった。この緊張をはらんだ現実を受け止めつつ望みをもって一歩を踏み出す時に必要なことが、信仰者にとっての「勇気」なのではないだろうか。▼今私たちは、人と人が距離を取らなければならないという、教会の生命が奪われるような試練に遭遇し、荒廃した状……

【4984号】第42回日本基督教団総会(1面)

『礼拝から愛のわざへ』 ー試練の中で日本伝道の推進ー 4年ぶりの総会、感染症対策を講じて開催  第42回教団総会「礼拝から愛のわざへ−試練の中での日本伝道の推進」が9月27日、池袋のホテルメトロポリタンを会場に始まった。本総会は2020年10月に予定されていたが、コロナ禍のため2度の延期を経て4年ぶりの開催となった。議事開始時点での出席数は議員総数400名中335名だった。  今総会開催に際しては様々な感染症対策が講じられた。出席者には毎日の抗原検査と健康チェックシートの提出が求められたほか、推薦議員および准議員の議席はオンラインで結ばれた別室に設けられた。また例年行っている来賓挨拶、解放劇、聖餐礼拝は行われなかった。  議事日程承認に際して雲然俊美書記は常議員選挙、財務、機構改定等について関連議案を一括上程する旨を提案した。その後、石橋秀雄議長が、北村慈郎氏への戒規の無効と撤回……

【4982・83号】記事一覧

2022年10月1日
【4982・83号】2022年秋季教師検定試験(1面) 【4982・83号】教師検定試験公告(1面) 【4982・83号】お知らせ(1面) 【4982・83号】2022年度❺教区総会報告(2面) 【4982・83号】▼世界宣教委員会・国際関係委員会▲(2面) 【4982・83号】▼全国財務委員長会議・予算決算委員会▲(2面) 【4982・83号】公告(2面) 【4982・83号】▼教区青年担当者会・教育委員会▲(3面) 【4982・83号】▼社会委員会▲(3面) 【4982・83号】事務局報(3面) 【4982・83号】2021年東北地方地震 被災教会会堂等再建支援委員会(4面) 【4982・83号】♦︎在日韓国朝鮮人連帯特設委員会♦(4面) 【4982・83号】人ひととき(4面) ……

【4982・83号】人ひととき(4面)

「朝、種を蒔け」 西那須野教会員 荒川朋子さん  戦争責任を重く受け止め、主にアジア・アフリカから農村の指導者を招き、自給自足の生活をしながらリーダー育成を行うアジア学院。荒川朋子さんは、2015年から校長として学院を支えている。  群馬県で生まれ、中高と新島学園に通ったことが、キリスト教との出会い。聖書の物語に触発され、高校を卒業する際に高崎教会で受洗した。  国際基督教大学で言語学を学んでいたが、徐々に関心を社会学に向けて行く。自らの進路を求めて祈る中、「真実に触れていたい」との思いを与えられ、教育の道を志した。  中学・高校で英語の講師をした後、2年間、アメリカの大学院に留学、農村社会学を専攻した。留学中にアジア学院インターン募集の広告を目にする。かつてワークキャンプで訪れ、「いつか戻るところ」と感じていたという。一時帰国して3か月程、インターンとして生活した。こ……

【4982・83号】♦︎在日韓国朝鮮人連帯特設委員会♦(4面)

「全国キリスト教学校人権教育セミナー」の報告を聞く  第8回在日韓国朝鮮人連帯特設委員会が8月29日、オンラインで開催された。  報告は①8月16〜18日に行われた第32回全国キリスト教学校人権教育セミナー(主会場:日本基督教団神戸聖愛教会とオンライン併用)に土井しのぶ委員が出席して、その報告がなされた。テーマは「尊厳をとり戻す!〜大切なあなたとともに」。このセミナーが開催されるためには各年毎に現地実行委員会が組織され、現地の人たちの寄り集まりで委員会が編成されており、テーマを決めて、内容(基調説明、礼拝、奏楽、講演、証言)、募集、会計、会場、オンライン、また資料(プログラム)の作成等、とても丁寧によく準備されていたことが報告された。  ②8月に「外国人住民基本法と人種差別撤廃基本法」の制定を求める署名用紙を全国の教会・伝道所に送ったことが星山京子担当職員より報告がなされた。 ……

【4982・83号】2021年東北地方地震 被災教会会堂等再建支援委員会(4面)

東北教区・関東教区 被災教会の声 (オンライン訪問) 陸前古川教会に伺って  7月25日午後、宮城県大崎市にある陸前古川教会の関純一牧師と伊藤牧子長老に、オンラインでお話を伺った。東北地方地震被災教会会堂等支援委員会より、河田直子、黒沼宏一各委員、篠浦千史委員長、そしてオブザーバーとして髙橋真人東北教区議長、道家紀一担当幹事、星山京子職員が参加した。  陸前古川教会は、東北新幹線と陸羽東線の交差する所にある古川駅にほど近い、町の中心部にある。教会は創立137年、付属幼稚園は来年創立百年を迎え、今も宗教法人として活動している。宮城県の内陸部に位置する教会は、古くからこの地方の伝道を担う重要な拠点である。  まず、地震発生時の3月16日の状況を伺った。その日、関牧師は教会員の安否確認を優先し、教会の建物に大小の亀裂があることに後から気づいたという。東日本大地震以降、何度も地震があった……

【4982・83号】事務局報(3面)

遠藤 勇(希望ヶ丘教会担任教師)  22年7月10日逝去、90歳。新潟県生まれ。57年同志社大学大学院修了。同年より伊丹、阿倍野、希望ヶ丘教会を牧会。遺族は妻・遠藤茂子さん。 金城重明(隠退教師)  22年7月19日逝去、93歳。沖縄県生まれ。55年青山学院大学卒業。同年より糸満、首里教会を牧会し、沖縄キリスト教短期大学に務め、那覇中央教会を経て08年隠退。遺族は妻・金城恵美子さん。 久保島泰(東大宮教会担任教師)  22年8月21日逝去、64歳。長野県生まれ。96年東京神学大学大学院修了。同年より南国教会を牧会し、女子聖学院中学高校に務め、信濃町、伊豆八幡野、東大宮教会を牧会。遺族は妻・久保島理恵さん。 桃井綾子(隠退教師)  22年8月1日逝去、90歳。広島県生まれ。55年同志社大学卒業。64年より周陽、久ヶ原、千葉海浜教会を牧会し、13年隠退。遺族は夫・桃井完二さん。 ……

【4982・83号】声明

声 明  内閣総理大臣 岸田文雄殿  法務大臣   古川禎久殿 死刑執行を繰り返さないよう要望します  私たちは、7月26日に法務大臣が氏名を公表し、東京拘置所の加藤智大氏の死刑を執行したことに抗議し、死刑執行を繰り返さないよう強く要望いたします。  日本基督教団は、1982年第22回総会において、死刑執行の中止を求める声明を採択し、死刑制度の見直しを願い、死刑執行の都度には抗議声明を出し、繰り返すことがないように要請してまいりました。しかし、死刑執行がなされました。まことに遺憾です。  人命を損なう非人道的行為は、犯罪によるものはもちろん、たとい法の執行によるといえども許されるべきではありません。犯罪による被害者やそのご家族のやり場のない深い悲しみや怒りまた恐怖に、心から同情し、共感いたします。それ故にこそ、加害者の命を死刑によって奪うことでは真の解決にはならず、悔い改め……

【4982・83号】▼社会委員会▲(3面)

ウクライナ救援募金、国内で活動する支援団体にも  第15回社会委員会を8月23日に委員7名中6名の出席で、ウェブ会議で開催した。大塚啓子委員(目黒原町)による開会礼拝の後、前回議事録を承認。諸報告の中で、特に7月26日の死刑執行に対して社会委員長名で内閣総理大臣と法務大臣宛に抗議文を送ったことについて、国が死刑執行するたびごとに抗議と執行停止を求める要請を出しているものの、このことが公にされていないことから、今後は『教団新報』にその事実を記載し、教団ホームページに全文を掲載することを確認した。また、8月1日には「安倍晋三元首相の『国葬』が行われることを憂慮し、撤回を求める声明」を社会委員長名で、さらに8月8日には「国会議員の靖国神社参拝に憂慮する声明」を宣教委員会委員長と社会委員長の連名で、いずれも教団ホームページに発表したことの報告、日本キリスト教社会事業同盟、日本キリスト教保育所同盟……
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