みんなのトイトイ子ども食堂 《千葉県》
ゆったり無理せず、息ながく
日頃のご支援ありがとうございます。千葉県市原市辰巳台の京葉中部教会の礼拝堂やキッチンを使って「みんなのトイトイ食堂」の活動を始めて早8年になります。ほんの少しでも孤食になる子の息抜きの場になればと始めた輪が広がって、現在は、毎月第1土曜日と第3土曜日に教会のキッチンで調理し、多目的室、椅子をどけた礼拝堂で、賑やかに遊びや会食を楽しんでいます。会食は大体毎回80食。また担当の方が準備してくださる遊びのグッズは次々工夫され、その道具で遊ぶ子どもたちの反応とエネルギーは私たちにとっても大きな喜びです。
また予約制ですが月1回のフードパントリーでお米(5キロ)や野菜などを提供する活動も続けています。現在は約50世帯の方が申し込んでいます。活動に共感した方から食材やご寄付を頂くこともあり感謝しつつ、使わせていただいています。私たちは小さな団体ですが、調理、配膳、遊び、パントリーとそれぞれの担当者が責任をもって手早く対応してくださるのも感謝です。
様々な困難をかかえた毎日の暮らしがしんどい方にとって、また一人ぼっちで日々過ごしている方にとって、そこに行けば笑顔があり、対話があり、子どもの歓声があるという「場」があることの大切さを痛感します。すっかりなじんだ子どもたちが、手続きするお母さんの手を振り切ってさっさと遊びのコーナーに行く姿を見ると「やった!」と、ついニンマリします。
最近は、大学生や支援学校の生徒さんのボランティアも加わり、子どもたちは年齢の近いお兄さんやお姉さんが遊んでくれるので大喜び(う〜ん、若さには叶わないな、とおばさんのひとり言)。12月はクリスマスということでケーキを奮発!メニューもちょっと豪華!
試行錯誤は続きますが、ゆったり無理せず今後も継続すること、「支援」ではなく「共に」過ごす時間を大事にすることを目標として、スタッフ一同これからも頑張ります。(山本友子報/みんなのトイトイ食堂代表・京葉中部教会員)
香櫨園教会のつどい場「地域サロンオアシス」 《兵庫県》
神の代理人としての奉仕
香櫨園教会は2022年10月から地域に会堂を開放して「地域サロンオアシス」と名付けたつどい場の活動を行っています。この活動は、この地域に、行き場のない子ども、高齢者、障がいを持つ孤独な人が多いことから、「さみしい思いや辛い思いをしている方の居場所を教会の中に作ろう」、「人と人をつなげ、一人ではないと実感できる場所を目指そう」との教会員の願いと祈りによって始まりました。そして、毎月第4土曜日の午後の2時間、参加費100円、30〜40名の規模で開催されています。
2時間の活動の内容は、毎月趣向を凝らしたメニューを提供して、それに参加してもらう「チャレンジコーナー」が中心です。これまでに、「スマホ教室」、「ボッチャ」、「ノルディック・ウォーキング」など数々の企画をして楽しんでいただきました。その他にも、同じテーブルに座った者同士で交流する「お茶会」や、その季節の歌を歌い、手話も楽しむ「みんなで歌おう」などのコーナーもあります。
これまでの参加者の中には、「身近な人を亡くした」、「病気と闘っている」など一人暮らしの孤独な方々が多くいました。それでも初めて知り合った参加者の間では、自分の生き方、趣味、その他さまざまなことについて、心を開いて話し合う中で、すぐに打ち解けて人間関係が作られていくようでした。
教会員のさまざまな賜物によって開始されたつどい場でした。しかし、今では一般参加者、地域の大学生、社会福祉協議会のスタッフなど、さまざまな方々の賜物が生かされる素敵なつどい場に成長しました。
これからも、私たちはこの活動を通して「地域に関心を向けて、共に生きる人々に愛を示す」キリスト者の役割を果たしていこうと思っています。また、賜物を生かして、神の代理人としての奉仕を重ねていきたいと願います。その理由は、各地域に建つ教会は、神の愛の対象であり、神の代理人だからです。さらに、地域の多くの方々の賜物が用いられることによって、この地域に「愛し合う世界」が現れていくことを祈ります。(宮本幸男報/「地域サロンオアシス」代表・香櫨園教会牧師)
建学の精神の継承と発展を祈る
2024年11月28日、学校法人新島学園(群馬県)は安中市の新島襄旧宅において「新島襄上州安中帰郷150周年記念祈祷会」を行った。祈祷会には湯浅康毅理事長・学園長をはじめとした学園関係者のほか、2023年に同志社と包括連携協定を結んだ安中市の岩井均市長、共愛学園大川義学園長らが参列した。学校法人同志社八田英二総長・理事長、全国同信伝道会菅根信彦会長、オールドサウス教会(米・ボストン)のジョン・エドガートン主任牧師からのメッセージも読み上げられた。式の中では朝日研一朗安中教会牧師、新島学園高校3年鈴木旭さん、新島学園短期大学2年鈴木琴雅さんが祈りを捧げ、この地に福音の種を蒔き、私学教育の礎を築いた新島襄の働きに感謝し、新島学園の建学の精神の継承と発展を祈った。
会場となった旧宅は新島襄の家族が安中藩江戸屋敷から引き上げ居住した住居であり、現在は移築され安中市の指定史跡となっている。アメリカから帰国した新島襄はこの旧宅において、10年ぶりに家族との再会を果たしている。
1864年、江戸末期に激動する日本の将来を憂いた新島襄はアメリカへ脱国して学びの機会を得、会衆派教会で受洗、アメリカン・ボードの準宣教師としてキリスト教主義による大学の設立を胸に帰国する。安中での講話には多くの人々が詰めかけ、これを契機に集会が始まる。1878年には地元の篤志家湯浅治郎氏の運営する私設図書館「便覧舎」において新島襄より30名が受洗、安中教会が設立された。新島襄は帰国後1年で同志社英学校(後の同志社大学)を京都に設立するが、安中においては新島から直接洗礼を受けた人々によって第二次世界大戦後に新島学園が設立され、今日に至るまでその意思が継承されている(臂奈津恵報/新島学園短大宗教主任)
北陸学院中学校・高等学校×石川地区共催「市民クリスマス」 《石川県》
神の愛に満たされて行われている地域の伝道
石川県金沢市で来年、創立140周年を迎える北陸学院中学校・高等学校と日本基督教団石川地区との共催で、毎年、地域住民のために開催されるクリスマスの集いがある。今年で41回目の市民クリスマスが12月19日午後6時30分より行われ、北陸学院グロリアチャペルの会堂内には465名が集った。

手作りのステンドグラス
案内チラシには生徒の手書きで絵が描かれ、生徒たち手作りのステンドグラスが校舎の窓辺に飾られ、学内は淡い光で照らされる。静かなチャペルに、讃美歌「久しく待ちにし」のハンドベル演奏が響き渡り、開始された。生徒たちの無言の降誕劇に聖歌隊、ハンドベル、フルートやクラリネット、バイオリンなどの管弦楽アンサンブルの賛美が堂内いっぱいに響き渡る。これをリードするのが、聖書朗読を暗唱して担当するナレーター。学校礼拝で使用している聖書協会共同訳聖書である。
第1部は預言、第2部は受胎告知、第3部はベツレヘムへの道、第4部は天使と羊飼い、第5部は東方の学者。折に触れて、会堂内の一同で讃美歌が歌われる。
ヘンデルのメサイアを男子学生が独唱し、イザヤ書9章1節、5節の預言から降誕劇が始まった。スポットライトが点り、預言者イザヤが現れる。緊迫感に満ちた舞台は、既に救い主がお生まれになった聖書の世界である。そののちすぐにイザヤ書35章が朗読される。
41年間、開催されてきた学内でも地域でも、伝統的なクリスマス行事。その中で、石川地区の教会は献金で支え、メッセンジャーとして説教者を送り込んできた。今年は金沢元町教会の松原望牧師が「大いなる冒険がはじまる」と題して、御言葉を
語った。
2024年、北陸学院は能登半島地震被災地の支援活動に特に力を入れた。ハートフルな活動をしよう、とプロジェクトを立ち上げ最先端を歩む。
市民クリスマスも、神の愛に満たされて地域の伝道と教育が行われている証であり、感謝である。(内城 恵報)
山梨県教会一致懇談会「山梨県民クリスマスの集い」 《山梨県》
讃美とオルガンの音色を通して
山梨県では山梨県教会一致懇談会という教会一致のために祈る超教派の交わりが1968年に設立され、現在に至るまで活動がなされてきた。各教派からの教職・信徒により世話人会が組織され、運営されている。
その働きの一環として毎年「山梨県民クリスマスの集い」が開催される。今年は12月14日、山梨英和中学・高等学校グリンバンクチャペルにて、大平健介氏(聖ヶ丘教会)を招き、クリスマス・オルガンコンサートを実施した。当日まで何人来場するかわからなかったが、205名ほどの人々が駆け付け、第1部の一致懇談会聖歌隊による讃美、第2部大平氏のオルガン演奏に聞き入った。
大平氏は「オルガンを通して教会を元気にしたい。音楽による伝道の可能性は非常に大きく、この道を拓きたい」との熱い志のもと活動されている。
その演奏は技術が圧倒的に優れているというばかりでなく、霊的な深みがあり、聴いた会衆の感動は大変大きなものだった。オルガン曲の中に福音のメッセージが込められており、それがこんなに魂を揺さぶるものであること、教会と関わりのない人にも響くものであることを実感した。
オルガンとオルガニストの歴史やあり方について演奏の合間に語られた。オルガンにはそれぞれ、土地に根差した「土着性」と言える個性があり、オルガニストは旅をしながらオルガンと出会い、その持ち合わせている個性と力を引き出す、という。主イエスがタラントを僕たちにあずけ、それで商売をさせたが、タラントの可能性を引き出した者と、土に埋めた者のたとえ話(マタイ25章14節以下)を思い起こした。私たちは身近に与えられている教会音楽やオルガンという宝のポテンシャルをどこまで伝道のため生かしているだろうか。讃美とオルガンの音色を通して待降節にふさわしい黙想へと導かれた。(齋藤真行報)

第2部のコンサート
京都キリスト教協議会「平和を祈る クリスマスキャロルナイト」 《京都府》
教会や団体の枠を超えて
京都キリスト教協議会(略称KCC)は、1957年に創立された京都府南部地域の教派を超えた教会および関係団体の集まりです。
2024年12月20日の夜、日本聖公会聖アグネス教会および平安女学院中学校高等学校アグネスホールを会場として、クリスマスキャロルナイト2024が開催されました。本イベントは、クリスマスキャロルナイト2024実行委員会が主催し、事務局を京都YMCAが務め、KCCの後援により実施されました。

日本聖公会アグネス教会で
京都YMCAと京都YWCAの会員・スタッフ、日本基督教団の牧師・教会員、そしてキリスト教主義学校の生徒たちで構成された実行委員会が「地域の人々が幅広く参加し、教会や団体の枠を超えてクリスマスをお祝いする」という趣旨のもと企画を進めました。そして、地域全体に向けて広く案内しました。
当日に体調不良などによる多くのキャンセルがあったことは残念でしたが、京都YMCA、京都YWCA、京都市内の教会関係者、そして一般の参加者103名が来場しました。イベントは平安女学院中学校高等学校コーラス部およびハンドベル部による演奏で幕を開け、その後、礼拝が行われました。説教は在日大韓基督教会京都南部教会の新井由貴牧師が担当しました。礼拝後には、京都大学交響楽団(京オケ)による弦楽四重奏が披露されました。聖歌隊は、日本基督教団の教会員、YWCAの会員やコーラスグループ、YMCAのスイミング・体操クラス参加者とその保護者や日本語科の卒業生などで構成され、当日まで練習を重ねました。伴奏は日本基督教団教会のオルガニストが担当しました。
参加者からは、次のような感想が寄せられました。「初めて教会に入りました。歴史ある教会で、重厚なパイプオルガンの荘厳な伴奏に合わせて歌われた賛美歌『諸人こぞりて』が高らかに響き渡り、薄暗い教会内に響くその力強い音色に深く感動しました」、「貴重なパイプオルガンの音色や牧師さんの分かりやすいクリスマスのお話を聞くことができました。聖歌隊の美しいコーラスもあり、厳かな雰囲気の礼拝となり、クリスチャンではない私にも心に沁みるひと時となりました」。
次回以降も、多くの皆様とともにクリスマスの喜びを分かち合える機会を続けていきたいと願っています。(藤尾 実/京都YMCA主事、柳井一朗/京都キリスト教協議会書記報)
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