主なる神はこのようにわたしに示された。見よ、一籠の夏の果物(カイツ)があった。主は言われた。「アモスよ、何が見えるか。」わたしは答えた。「一籠の夏の果物です。」主はわたしに言われた。
「わが民イスラエルに最後(ケーツ)が来た。
もはや、見過ごしにすることはできない。
その日には、必ず
宮殿の歌い女は泣きわめくと
主なる神は言われる。
しかばねはおびただしく
至るところに投げ捨てられる。
声を出すな。」
このことを聞け。
貧しい者を踏みつけ
苦しむ農民を押さえつける者たちよ。
お前たちは言う。「新月祭はいつ終わるのか、穀物を売りたいものだ。安息日はいつ終わるのか、麦を売り尽くしたいものだ。エファ升は小さくし、分銅は重くし、偽りの天秤を使ってごまかそう。弱い者を金で、貧しい者を靴一足の値で買い取ろう。また、くず麦を売ろう。」
主はヤコブの誇りにかけて誓……
ベテルの祭司アマツヤは、イスラエルの王ヤロブアムに人を遣わして言った 「イスラエルの家の真ん中で、アモスがあなたに背きました。この国は彼のすべての言葉に耐えられません。
アモスはこう言っています。
『ヤロブアムは剣で殺される。
イスラエルは、必ず捕らえられて
その土地から連れ去られる。』」
アマツヤはアモスに言った。
「先見者よ、行け。ユダの国へ逃れ、そこで糧を得よ。そこで預言するがよい。だが、ベテルでは二度と預言するな。ここは王の聖所、王国の神殿だから。」アモスは答えてアマツヤに言った。「わたしは預言者ではない。預言者の弟子でもない。わたしは家畜を飼い、いちじく桑を栽培する者だ。
主は家畜の群れを追っているところから、わたしを取り、『行って、わが民イスラエルに預言せよ』と言われた。今、主の言葉を聞け。あなたは、『イスラエルに向かって預言するな、イサクの家に向か……
主なる神はこのようにわたしに示された。見よ、主は二番草の生え始めるころ、いなごを造られた。それは、王が刈り取った後に生える二番草であった。いなごが大地の青草を食べ尽くそうとしたので、わたしは言った。
「主なる神よ、どうぞ赦してください。
ヤコブはどうして立つことができるでしょう
彼は小さいものです。」
主はこれを思い直され
「このことは起こらない」と言われた。
主なる神はこのようにわたしに示された。 見よ、主なる神は審判の火を呼ばれた。 火が大いなる淵をなめ尽くし、畑も焼き尽くそうとしたので、わたしは言った。
「主なる神よ、どうぞやめてください。
ヤコブはどうして立つことができるでしょう
彼は小さいものです。 」
主はこれを思い直され
「このことも起こらない」と主なる神は言われた。
主はこのようにわたしに示された。見よ、主は手に下げ振りを持って……
災いだ、シオンに安住し
サマリアの山で安逸をむさぼる者らは。
諸国民の頭である国に君臨し
イスラエルの家は彼らに従っている。
カルネに赴いて、よく見よ。
そこから、ハマト・ラバに行き
ペリシテ人のガトに下れ。
お前たちはこれらの王国にまさっているか。
彼らの領土は
お前たちの領土より大きいか。
お前たちは災いの日を遠ざけようとして
不法による支配を引き寄せている。
お前たちは象牙の寝台に横たわり
長いすに寝そべり
羊の群れから小羊を取り
牛舎から子牛を取って宴を開き
竪琴の音に合わせて歌に興じ
ダビデのように楽器を考え出す。
大杯でぶどう酒を飲み
最高の香油を身に注ぐ。
しかし、ヨセフの破滅に心を痛めることがない。
それゆえ、今や彼らは捕囚の列の先頭を行き
寝そべって酒宴を楽しむことはなくなる。
主なる神は御自分を指して誓われる。
万軍の……
ヨハネの弟子たちが、これらすべてのことについてヨハネに知らせた。そこで、ヨハネは弟子の中から二人を呼んで、 主のもとに送り、こう言わせた。「来るべき方は、あなたでしょうか。それとも、ほかの方を待たなければなりませんか。」 二人はイエスのもとに来て言った。「わたしたちは洗礼者ヨハネからの使いの者ですが、『来るべき方は、あなたでしょうか。それとも、ほかの方を待たなければなりませんか』とお尋ねするようにとのことです。」 そのとき、イエスは病気や苦しみや悪霊に悩んでいる多くの人々をいやし、大勢の盲人を見えるようにしておられた。 それで、二人にこうお答えになった。「行って、見聞きしたことをヨハネに伝えなさい。目の見えない人は見え、足の不自由な人は歩き、重い皮膚病を患っている人は清くなり、耳の聞こえない人は聞こえ、死者は生き返り、貧しい人は福音を告げ知らされている。 わたしにつまずかない人は幸いであ……
それゆえ、万軍の神なる主はこう言われる。
どの広場にも嘆きが起こり
どの通りにも泣き声があがる。
悲しむために農夫が
嘆くために泣き男が呼ばれる。
どのぶどう畑にも嘆きが起こる。
わたしがお前たちの中を通るからだと
主は言われる。
災いだ、主の日を待ち望む者は。
主の日はお前たちにとって何か。
それは闇であって、光ではない。
人が獅子の前から逃れても熊に会い
家にたどりついても
壁に手で寄りかかると
その手を蛇にかまれるようなものだ。
主の日は闇であって、光ではない。
暗闇であって、輝きではない。
わたしはお前たちの祭りを憎み、退ける。
祭りの献げ物の香りも喜ばない。
たとえ、焼き尽くす献げ物をわたしにささげても
穀物の献げ物をささげても
わたしは受け入れず
肥えた動物の献げ物も顧みない。
お前たちの騒がしい歌をわたしから遠ざけよ。
……
イエスがゲネサレト湖畔に立っておられると、神の言葉を聞こうとして、群衆がその周りに押し寄せて来た。イエスは、二そうの舟が岸にあるのを御覧になった。漁師たちは、舟から上がって網を洗っていた。そこでイエスは、そのうちの一そうであるシモンの持ち舟に乗り、岸から少し漕ぎ出すようにお頼みになった。そして、腰を下ろして舟から群衆に教え始められた。話し終わったとき、シモンに、「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい」と言われた。シモンは、「先生、わたしたちは、夜通し苦労しましたが、何もとれませんでした。しかし、お言葉ですから、網を降ろしてみましょう」と答えた。そして、漁師たちがそのとおりにすると、おびただしい魚がかかり、網が破れそうになった。そこで、もう一そうの舟にいる仲間に合図して、来て手を貸してくれるように頼んだ。彼らは来て、二そうの舟を魚でいっぱいにしたので、舟は沈みそうになった。これを見たシモ……
イスラエルの家よ、この言葉を聞け。
わたしがお前たちについてうたう悲しみの歌を。
「おとめイスラエルは倒れて
再び起き上がらず
地に捨てられて
助け起こす者はいない。」
まことに、主なる神はこう言われる。
「イスラエルの家では
千人の兵を出した町に、生き残るのは百人
百人の兵を出した町に、生き残るのは十人。」
まことに、主はイスラエルの家にこう言われる。
わたしを求めよ、そして生きよ
しかし、ベテルに助けを求めるな
ギルガルに行くな
ベエル・シェバに赴くな。
ギルガルは必ず捕らえ移され
ベテルは無に帰するから。
主を求めよ、そして生きよ。
さもないと主は火のように
ヨセフの家に襲いかかり
火が燃え盛っても
ベテルのためにその火を消す者はない。
裁きを苦よもぎに変え
正しいことを地に投げ捨てる者よ。
すばるとオリオンを造り
闇……
ベテルに行って罪を犯し
ギルガルに行って罪を重ねよ。
朝ごとにいけにえを携え
三日目には十分の一税を納めるがよい。
感謝の献げ物に酵母を入れたパンを焼け。
大声で、随意の献げ物をする、と触れ回れ。
イスラエルの人々よ
それがお前たちの好んでいることだと
主なる神は言われる。
だから、わたしもお前たちのすべての町で
歯を清く保たせ
どの居住地でもパンを欠乏させた。
しかし、お前たちはわたしに帰らなかったと
主は言われる。
また、刈り入れにはまだ三月もあったのに
わたしはお前たちに雨を拒んだ。
ある町には雨を降らせ
ほかの町には雨を降らせなかった。
ある畑には雨が降ったが
雨のない畑は枯れてしまった。
二つ三つの町が水を飲むために
一つの町によろめいて行ったが
渇きはいやされなかった。
しかし、お前たちはわたしに帰らなかったと
主は言われる。……
イスラエルの人々よ
主がお前たちに告げられた言葉を聞け。
――わたしがエジプトの地から導き上った
全部族に対して――
地上の全部族の中からわたしが選んだのは
お前たちだけだ。
それゆえ、わたしはお前たちを
すべての罪のゆえに罰する。
打ち合わせもしないのに
二人の者が共に行くだろうか。
獲物もないのに
獅子が森の中でほえるだろうか。
獲物を捕らえもせずに
若獅子が穴の中から声をとどろかすだろうか。
餌が仕掛けられてもいないのに
鳥が地上に降りて来るだろうか。
獲物もかからないのに
罠が地面から跳ね上がるだろうか。
町で角笛が吹き鳴らされたなら
人々はおののかないだろうか。
町に災いが起こったなら
それは主がなされたことではないか。
まことに、主なる神はその定められたことを
僕なる預言者に示さずには
何事もなされない。
獅子がほえる
……