島々よ、わたしに聞け
遠い国々よ、耳を傾けよ。
主は母の胎にあるわたしを呼び
母の腹にあるわたしの名を呼ばれた。
わたしの口を鋭い剣として御手の陰に置き
わたしを尖らせた矢として矢筒の中に隠して
わたしに言われた
あなたはわたしの僕、イスラエル
あなたによってわたしの輝きは現れる、と。
わたしは思った
わたしはいたずらに骨折り
うつろに、空しく、力を使い果たした、と。
しかし、わたしを裁いてくださるのは主であり
働きに報いてくださるのもわたしの神である。
主の御目にわたしは重んじられている。
わたしの神こそ、わたしの力。
今や、主は言われる。
ヤコブを御もとに立ち帰らせ
イスラエルを集めるために
母の胎にあったわたしを
御自分の僕として形づくられた主は
こう言われる。
わたしはあなたを僕として
ヤコブの諸部族を立ち上がらせ
イスラエルの残りの……
ヤコブよ、わたしに耳を傾けよ。
わたしが呼び出したイスラエル。
わたしは神、初めでありまた終わりであるもの。
わたしの手は地の基を据え
わたしの右の手は天を延べた。
わたしが彼らに呼びかけると、共に立ち上がる。
皆、集まって聞くがよい。
彼らのうちに、これを告げた者があろうか。
主の愛される者が、主の御旨をバビロンに行い
主の御腕となる人が、カルデア人に行うことを。
わたしが宣言し、わたしが彼を呼んだ。
彼を連れて来て、その道を成し遂げさせる。
わたしのもとに近づいて、聞くがよい。
わたしは初めから、ひそかに語ったことはない。
事の起こるとき、わたしは常にそこにいる。
今、主である神はわたしを遣わし
その霊を与えてくださった。
イスラエルの聖なる神
あなたを贖う主はこう言われる。
わたしは主、あなたの神
わたしはあなたを教えて力をもたせ
あなた……
ヤコブの家よ、これを聞け。
ユダの水に源を発し
イスラエルの名をもって呼ばれる者よ。
まこともなく、恵みの業をすることもないのに
主の名をもって誓い
イスラエルの神の名を唱える者よ。
聖なる都に属する者と称され
その御名を万軍の主と呼ぶイスラエルの神に
依りすがる者よ。
初めからのことをわたしは既に告げてきた。
わたしの口から出た事をわたしは知らせた。
突如、わたしは事を起こし、それは実現した。
お前が頑固で、鉄の首筋をもち
青銅の額をもつことを知っているから
わたしはお前に昔から知らせ
事が起こる前に告げておいた。
これらのことを起こしたのは、わたしの偶像だ
これを命じたのは、わたしの木像と鋳像だと
お前に言わせないためだ。
お前の聞いていたこと、そのすべての事を見よ。
自分でもそれを告げうるではないか。
これから起こる新しいことを知らせよう……
お前は平然と悪事をし
「見ている者はない」と言っていた。
お前の知恵と知識がお前を誤らせ
お前は心に言っていた
わたしだけ
わたしのほかにはだれもいない、と。
だが、災いがお前を襲うと
それに対するまじないを知らず
災難がふりかかっても、払いのけられない。
思いもかけない時、突然、破滅がお前を襲う。
まじないと呪文の数々をもって立ち向かえ。
若い時から労して身につけたものが
あるいは役に立ち
それを追い払うことができるかもしれない。
助言が多すぎて、お前は弱ってしまった。
天にしるしを見る者、星によって占う者
新月によってお前の運命を告げる者などを
立ち向かわせ、お前を救わせてみよ。
見よ、彼らはわらにすぎず、火が彼らを焼き尽くし
炎の力から自分の命を救い出しえない。
この火は体を温める炭火でも
傍らに座るための火でもない。
呪文を若い時から……
身を低くして塵の中に座れ
おとめである、娘バビロンよ。
王座を離れ、地に座れ、娘カルデアよ。
柔らかでぜいたくな娘と呼ばれることは
二度とない。
石臼を取って粉をひけ。
ベールを脱ぎ、衣の裾をたくし上げ
すねをあらわにして川を渡れ。
お前は裸にされ、恥はあらわになる。
わたしは報復し、ひとりも容赦しない。
わたしたちの贖い主、その御名は万軍の主
イスラエルの聖なる神。
沈黙して座り、闇の中に入れ、娘カルデアよ。
諸国の女王と呼ばれることは二度とない。
わたしは自分の民に対して怒り
わたしの嗣業の民を汚し、お前の手に渡した。
お前は彼らに憐れみをかけず
老人にも軛を負わせ、甚だしく重くした。
わたしは永遠に女王だ、とお前は言い
何事も心に留めず、終わりの事を思わなかった。
今、これを聞くがよい
快楽に浸り、安んじて座る女よ。
わたしだけ
……
ベルはかがみ込み、ネボは倒れ伏す。
彼らの像は獣や家畜に負わされ
お前たちの担いでいたものは重荷となって
疲れた動物に負わされる。
彼らも共にかがみ込み、倒れ伏す。
その重荷を救い出すことはできず
彼ら自身も捕らわれて行く。
わたしに聞け、ヤコブの家よ
イスラエルの家の残りの者よ、共に。
あなたたちは生まれた時から負われ
胎を出た時から担われてきた。
同じように、わたしはあなたたちの老いる日まで
白髪になるまで、背負って行こう。
わたしはあなたたちを造った。
わたしが担い、背負い、救い出す。
お前たちはわたしを誰に似せ
誰に等しくしようとするのか。
誰にわたしをなぞらえ、似せようというのか。
袋の金を注ぎ出し、銀を秤で量る者は
鋳物師を雇って、神を造らせ
これにひれ伏して拝む。
彼らはそれを肩に担ぎ、背負って行き
据え付ければそれは立つが
……
ウジヤはヨタムを、ヨタムはアハズを、アハズはヒゼキヤを、 ヒゼキヤはマナセを、マナセはアモスを、アモスはヨシヤを、 ヨシヤは、バビロンへ移住させられたころ、エコンヤとその兄弟たちをもうけた。……
神である方、天を創造し、地を形づくり
造り上げて、固く据えられた方
混沌として創造されたのではなく
人の住む所として形づくられた方
主は、こう言われる。
わたしが主、ほかにはいない。
わたしは隠れた所で、地の闇の所で
語ったことはない。
ヤコブの子孫に向かって
混沌の中にわたしを求めよ、と言ったことはない。
わたしは主
正義を語り、公平を告知する者。
国々から逃れて来た者は集まって
共に近づいて来るがよい。
偶像が木にすぎないことも知らずに担ぎ
救う力のない神に祈る者。
意見を交わし、それを述べ、示せ。
だれがこのことを昔から知らせ
以前から述べていたかを。
それは主であるわたしではないか。
わたしをおいて神はない。
正しい神、救いを与える神は
わたしのほかにはない。
地の果てのすべての人々よ
わたしを仰いで、救いを得よ。
わたしは神、……
災いだ、土の器のかけらにすぎないのに
自分の造り主と争う者は。
粘土が陶工に言うだろうか
「何をしているのか
あなたの作ったものに取っ手がない」などと。
災いだ、なぜ子供をもうけるのか、と父親に言い
なぜ産みの苦しみをするのか、と女に問う者は。
イスラエルの聖なる神、その造り主
主はこう言われる。
あなたたちはしるしを求めるのか。
わたしの子ら、わたしの手の業について
わたしに命ずるのか。
大地を造り、その上に人間を創造したのはわたし。
自分の手で天を広げ
その万象を指揮するもの。
わたしは正義によって彼を奮い立たせ
その行く道をすべてまっすぐにする。
彼はわたしの都を再建し
わたしの捕らわれ人を釈放し
報酬も賄賂も求めない。
万軍の主はこう言われた。……
主はこう言われる。
エジプトの産物、クシュの商品
背の高いセバ人が
あなたのもとに送り込まれ、あなたのものになる。
彼らは鎖につながれて送り込まれ
あなたに従う。
彼らはあなたにひれ伏し、あなたに願って言う。
「神は確かにあなたのうちにいます。
ほかにはおられない。
他の神々はむなしい。
まことにあなたは御自分を隠される神
イスラエルの神よ、あなたは救いを与えられる」と。
偶像を造る者は辱めの中を行き
皆共に恥を受け、辱められる。
イスラエルは主によって救われる。
それはとこしえに続く救い
あなたたちは世々とこしえに
恥を受けることも、辱められることもない。……