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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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ヘブライ人への手紙13・1~6

2024年7月15日

 兄弟としていつも愛し合いなさい。 旅人をもてなすことを忘れてはいけません。そうすることで、ある人たちは、気づかずに天使たちをもてなしました。 自分も一緒に捕らわれているつもりで、牢に捕らわれている人たちを思いやり、また、自分も体を持って生きているのですから、虐待されている人たちのことを思いやりなさい。 結婚はすべての人に尊ばれるべきであり、夫婦の関係は汚してはなりません。神は、みだらな者や姦淫する者を裁かれるのです。 金銭に執着しない生活をし、今持っているもので満足しなさい。神御自身、「わたしは、決してあなたから離れず、決してあなたを置き去りにはしない」と言われました。 だから、わたしたちは、はばからずに次のように言うことができます。

「主はわたしの助け手。
わたしは恐れない。
人はわたしに何ができるだろう。」

2024年7月14日

 夜が明けかけたころ、パウロは一同に食事をするように勧めた。「今日で十四日もの間、皆さんは不安のうちに全く何も食べずに、過ごしてきました。 だから、どうぞ何か食べてください。生き延びるために必要だからです。あなたがたの頭から髪の毛一本もなくなることはありません。」 こう言ってパウロは、一同の前でパンを取って神に感謝の祈りをささげてから、それを裂いて食べ始めた。 そこで、一同も元気づいて食事をした。 船にいたわたしたちは、全部で二百七十六人であった。 十分に食べてから、穀物を海に投げ捨てて船を軽くした。

 朝になって、どこの陸地であるか分からなかったが、砂浜のある入り江を見つけたので、できることなら、そこへ船を乗り入れようということになった。 そこで、錨を切り離して海に捨て、同時に舵の綱を解き、風に船首の帆を上げて、砂浜に向かって進んだ。 ところが、深みに挟まれた浅瀬にぶつかって船を乗り上げてしまい、船首がめり込んで動かなくなり、船尾は激しい波で壊れだした。 兵士たちは、囚人たちが泳いで逃げないように、殺そうと計ったが、 百人隊長はパウロを助けたいと思ったので、この計画を思いとどまらせた。そして、泳げる者がまず飛び込んで陸に上がり、 残りの者は板切れや船の乗組員につかまって泳いで行くように命令した。このようにして、全員が無事に上陸した。

2024年7月13日

 すべての人との平和を、また聖なる生活を追い求めなさい。聖なる生活を抜きにして、だれも主を見ることはできません。 神の恵みから除かれることのないように、また、苦い根が現れてあなたがたを悩まし、それによって多くの人が汚れることのないように、気をつけなさい。 また、だれであれ、ただ一杯の食物のために長子の権利を譲り渡したエサウのように、みだらな者や俗悪な者とならないよう気をつけるべきです。 あなたがたも知っているとおり、エサウは後になって祝福を受け継ぎたいと願ったが、拒絶されたからです。涙を流して求めたけれども、事態を変えてもらうことができなかったのです。
 あなたがたは手で触れることができるものや、燃える火、黒雲、暗闇、暴風、ラッパの音、更に、聞いた人々がこれ以上語ってもらいたくないと願ったような言葉の声に、近づいたのではありません。 彼らは、「たとえ獣でも、山に触れれば、石を投げつけて殺さなければならない」という命令に耐えられなかったのです。 また、その様子があまりにも恐ろしいものだったので、モーセすら、「わたしはおびえ、震えている」と言ったほどです。 しかし、あなたがたが近づいたのは、シオンの山、生ける神の都、天のエルサレム、無数の天使たちの祝いの集まり、 天に登録されている長子たちの集会、すべての人の審判者である神、完全なものとされた正しい人たちの霊、 新しい契約の仲介者イエス、そして、アベルの血よりも立派に語る注がれた血です。
 あなたがたは、語っている方を拒むことのないように気をつけなさい。もし、地上で神の御旨を告げる人を拒む者たちが、罰を逃れられなかったとするなら、天から御旨を告げる方に背を向けるわたしたちは、なおさらそうではありませんか。 あのときは、その御声が地を揺り動かしましたが、今は次のように約束しておられます。「わたしはもう一度、地だけではなく天をも揺り動かそう。」 この「もう一度」は、揺り動かされないものが存続するために、揺り動かされるものが、造られたものとして取り除かれることを示しています。このように、わたしたちは揺り動かされることのない御国を受けているのですから、感謝しよう。感謝の念をもって、畏れ敬いながら、神に喜ばれるように仕えていこう。 実に、わたしたちの神は、焼き尽くす火です。

2024年7月12日

事務局、年金局、部落解放センター、出版局は下記の通り、夏期休業を頂戴します。

・事務局 2024年8月7日(水)から2024年8月9日(金)まで→8月13日(火)より業務開始
・年金局 2024年8月7日(水)から2024年8月9日(金)まで→8月13日(火)より業務開始
・部落解放センター   2024年8月21日(水)から2024年8月23日(金)まで→8月26日(月)より業務開始
・出版局 2024年7月12日(金)、2024年8月1日(木)から2024年8月2日(金)まで→8月5日(月)より業務開始

なお土曜・日曜・祝日は通常休業日です。

メディアリテラシーが一層問われる

 株式会社クリスチャントゥデイ(CT)が異端・カルト110番編集顧問の根田祥一氏に対し、『ダビデ牧師(張在亨=ダビデ張)と共同体を考える会』ブログ記事を引用した投稿で名誉が毀損されたとする損害賠償請求訴訟を起こし、地裁判決が4月22日に出たことを受け、6月13日カトリック中央協議会でカルト問題キリスト教連絡会主催による裁判報告会が行われた。

 判決では、①原告CTが張牧師の設立した諸団体・教会と関係があり、その宗教的な影響下にあること、②張氏が米国で設立したオリベット大学が不正融資事件で罰金刑を受け、設置州当局から閉鎖を命じられたこと、③原告関係者が属した東京ソフィア教会では「ダビデ牧師」を「キリストの再臨」と関連づけて示唆していたが、そのような宣教の支障となる事実を打ち明けないことを「知恵」であると説き、教えの内容を他言せず、既存の他の教会に所属するよう求めたこと、④信者に無償労働や借財(カードローン)で献金させ、困窮のあまり公共交通機関の料金を払わないことを宗教信条で正当化したこと、⑤CT関係者が、ダビデ張を「再臨のキリスト」と信じ東京ソフィア教会に通っていることを峯野龍弘牧師に秘して淀橋教会に通ったこと、⑥CTはダビデ牧師の韓国人宣教師が日本に入国する際、虚偽内容を記載した入国管理局宛の文書を作成し、不法入国に加担したこと、⑦CTは、記事の内容等について張牧師から指示を受けたこと……といった、CT側の否定していた内容を含む重要な事実が認定された。

 また、ブログの内容は2003〜2008年にかけての事実であり、ブログ記事が作成された2019年時点でも「同様の事実が繰り返され、あるいはその温床となるような組織体制が維持されていたと推認することはできない」との理由で、ブログの一部が名誉棄損にあたるとして110万円の賠償請求に対し50万円の支払いが命じられた。しかし、CTが提出したブログ管理人の中橋祐貴氏が「原告の名誉を毀損し、事実に反する内容を発信した」と認めたとする「謝罪文」については、中橋氏が原告から告訴されたことを機に精神的に追い詰められ、訴訟終結を優先する意向を強めていたことが考慮され、この「謝罪文」によってブログ記事の真実性は否定されないとの判断がされた。

 報告会では、事実関係を十分確認・検証せず、CT擁護に協力しているキリスト教関係者が今も見られることが言及され、メディアリテラシーが一層問われていることが指摘された。

(柳本伸良報/カルト問題連絡会世話人)

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