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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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【4736号】被災3教区の負担金減免 第2回・第3回予算決算委員会

2011年11月26日

6月8・9日に第2回予算決算委員会が開催された。
内藤留幸総幹事より震災救援対策に関する報告、また、献金状況などについて報告を受けた。続いて、 計良祐時財務幹事より、2010年度経常会計第一次補正予算及び決算に関して報告を受け、確認した。常任委員会報告に関連して、下記のように経緯が報告された。
2月に最初の委員会が開催された後、東日本大震災が起こり、対応に関して委員長より電話等による連絡を受け、各委員の意見を受けた後、常任委員会に対応を任せた。特に、被災3教区から申し出のあった負担金の減免に関して検討し、申し出のあった全額を、今期は経常会計での吸収を計ることとしたこと、また「東日本大震災救援対策委員会会計」へ積立金からの一時繰入支出を決定した等について常任委員会報告を受け、承認した。
その後、9月26・27日に第3回の委員会が開催された。被災された3教区の被害はさらに拡大し、負担金の減免額も約880万円の申し出となったが、今期は補正して経常会計で対応することを確認しており、そのように処理したことを確認した。
また、2011年度原予算を検討した後、次会計年度の各教区の負担金は、0.5%の減額を目指すこととし、被災3教区の負担金減免額相当を、とりあえず向こう3年間は、他の教区に分担してもらう方向で依頼することを確認した。
予算案での大きな変動は、教団のNCC分担金が、減額を続けてきたが、なお、900万円と突出して高額なので、他団体の支出に合わせて妥当な分担額にしてもらう方向で交渉することとした旨、計良幹事より経過報告を受けた。
また、建物の老朽化に伴い、賃貸契約の解消があり、収益事業での5百万円程度の赤字が見込まれている。委員会でも、予算全体の圧縮を、様々検討しているが、手づまりの感は否めない。次年度予算の予備費はかなり圧迫されており、会計的な余裕が無くなってきていることを理解してもらいたい。
最後に、書記の外崎孝氏が辞任し、山上清之が書記に選出された。また、新しく七條真明氏が加わった。
(山上清之報)

9月27日午後、教区活動連帯金配分協議会が教団会議室で開催された。前日からの全国財務委員長会議に引き続いての会合であったが、沖縄教区、および協議会からの「脱退」を表明している東海教区は欠席した。
2010年度教区活動連帯金配分検討委員長の木下宣世東京教区議長の祈祷をもって開会し、同氏が今回の協議会の議長をつとめた。
直前の全国財務委員長会議において、常議員会の下に設置された教区活動連帯金検討委員会で検討中の案について岡本知之委員長から報告されたが、これについて引き続き時間をとって協議した。「報告された将来の教団のビジョンについて、各教区でも議論がなされるのか」「教団が連帯金を集めて教区に再配分するとあるが、教団がいったん集約する意味は」「この委員会からの提案はどのようなプロセスで決定されることになるか」「この制度のもとで教区の独自性・固有性がどのように担保されるか考慮してほしい」などの質疑・意見に対し、岡本委員長は「教団とは別に、当然、教区での方策が必要となる。教団と教区で一致して個教会の伝道を支える体制を作る」「教団として集めることで『1%の拠出』を実現したい」「当委員会の結論は常議員会に答申として提出され、常議員会でそれが検討・決定される」などと答えた。
この後、議事に入り、2010年度教区活動連帯金配分協議会記録について、誤字を訂正して承認した。
続いて2012年度の教区活動連帯金拠出・受入額について、資料に基づき計良祐時財務幹事から説明された。これに対し、神奈川教区および中部教区は「もちかえって検討したい」と表明した。そこで、最終的な調整を次期の教区活動連帯金配分検討委員会に付託することを決定した。
2011年度教区活動連帯金配分検討委員会について、前期に引き続き北海・東京・兵庫・東中国の各教区議長を選出し、宇野稔東中国教区議長の祈祷をもって協議会を終了した。     (久世そらち報)

第37総会期第1回全国財務委員長会議が、9月26日~27日に、教団会議室で開催された。
第1日目の冒頭、伊藤瑞男予算決算委員長は、全般的な教団財務状況を報告、特に東日本大震災への対応について説明した。
例年だと、各教区報告がなされるが、今回は事前配布の報告書で代替され、集中的に、被災3教区報告に
時間が充てられ、その痛みを共有した。
次いで、内藤留幸総幹事と計良祐時財務幹事から、10年度の決算報告、被災地への教団救援対策の報告がなされ、11年度予算の被災教区負担金減免額(約863万円)に関し、前年度の繰越金の範囲内で、補正予算として対応できることが付け加えられた。
これに関しては、伊藤予算決算委員長も言及し、更に「12年度予算の負担金は全体として0.5%減の方向であり、被災教区負担金減免分は他教区で分担する。今後余震等のため、被災教会が増加した場合は予備費で対応する」ことが述べられ、各教区の具体的負担金額が示された。
第2日目は、出版局、年金局の説明・質疑応答で、有澤年出版局長は「『信徒の友』や『こころの友』が各教会の伝道活道に寄与できる内容を目指している」と述べ、籔田安晴年金局理事長から「退職年金積立金が40億円を超えたこと、掛金と給付金の収支差額が謝恩日献金等で補填されている」ことが説明された。
最も多くの時間を割いたのは、教区活動連帯金検討委員会の報告と意見交換だった。岡本知之委員長から、急激な教勢減少に対処するために、伝道を目的に各教区から教会経常収入の1%の拠出をお願いし、その1/3を①全教区に、②1/3をこれまでの教区活動連帯金受入教区に重点的に配分、③1/3を教団で伝道の長期的展望のもとに基金とすることを骨子にした作業内容が示された。これに対して、多くの教区から忌憚のない意見が続出したが、岡本委員長は、各教区の実情を尊重しつつ、抜本的且つ安定的な支援の不可欠を強調した。
最後は、伊藤予算決算委員長の祈りをもって閉会した。    (宮下重康報)

▼一人の老婆がトルティーリャを焼いていた。一枚をひっくり返すと奇跡が起きた。そこにはイエス・キリストの顔。それ以来、村は聖地となった…トマス・H・クック『夜 訪ねて来た女』、文春文庫、より。▼最も頻繁に利用する火葬場で、収骨時、「これがノドボトケ様です」、担当の職員が、何だか形が奇妙な小さなお骨を箸で拾い上げ、高く掲げて説明する。「少し形が崩れていますが、こうして合わせて見ますと、仏様が座禅しておられる姿に見えます」。参列の人々が、身を乗り出す。或る人は溜息をつき、手を合わせる者さえいる。しばしば見られる光景だ。▼葬儀で、故人の遺徳と重ねて聖書の証を語り、大方の人の共感を得、少しは感動を引き起こした…と思ったが、「ノドボトケ様」で、ぶち壊しになる。毎度のことだ。▼トルティーリャに浮かんだ顔が、本当にイエス様に似ているかどうか、そも、誰もイエス様の顔を知らないではないか。ほとけ様の座禅姿か、それとも、首を切られる前の罪人か。▼そも喉仏は軟骨だから燃え尽きる筈だと、密かに反発していたが、この頃は、反論を踏まえてか、「実際には第3頸骨の~」、敵もさるもの。▼ところで、件のトルティーリャは、冷凍保存でもしているのだろうか。そも、なんでトルティーリャなのだろうか。

2011年10月4日(火)~5日(水)、日本キリスト教会館A会議室にて、第37総会期「障がい」を考える小委員会第2回委員会が開かれた。
前日から開催されていた宣教委員会において、W・ジャンセン氏(東京神学大学教授)、石丸昌彦氏(精神科医)を迎えて「牧会者のメンタルケアの課題」について講演があり、本委員は陪席をした。
神学生に対してどのようなケアが行われているか、牧会者に対してどのようなストレスがかかってくるのか、その問題を共有することができた。
特に、牧会者の仕事は、目に見えない「感情労働」が多く、そのストレスから燃え尽き易くなる。さらに、それが感情障害やうつ病などの発症へとつながることも多い。このための対策は、教団としても早急に考えて行かなければならないと考える。この問題は、「障がい」を考える委員会において5年にわたって取り組んできた課題でもあるので、宣教委員会のもとに「牧会者と家族のメンタルケアを支える小委員会」のような委員会態勢をとるなど、他の方法も含めて、何らかのアクションが取れるように具体的な要望を発信したい。この件については、次回、委員会でさらに協議する。
「障がいを考える全国交流会」は2012年7月3日(火)~4日(水)に戸山サンライズにて「東日本大震災を通して障がいを考える」というテーマで開催される。今回は被災地にある2名の方に発題をお願いし、分団協議をすることにした。
また、委員会において、稲松義人委員の発題を通して、知的障がいについての学びの時を持った。内容は本委員会のホームページ知的障がいのコーナーにアップする。また、ホームページには「震災における障がい者に対するアドバイス」もアップされている。
次回委員会は2012年2月14日(火)~15日(水)。なお、次回委員会において「発達障がいについて」の学びを持つことにした。
(井上隆晶報)

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