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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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【4736号】《日本基督教団年鑑刊行のお知らせ》

2011年11月26日

このたび、日本基督教団年鑑2012年版を刊行いたしました。前年版以降の新たな情報を満載しておりますので、是非お買い求め下さい(定価3、600円+税)。また、ご購入いただいた方には、是非アンケートハガキにお答えいただき、当年鑑についてのご感想やご批判をいただければ幸いです。来年3月に発行予定の追録をお送り致します。
なお、直接お買い求めの場合は、事務局総務部(℡03-3202-0541)にお電話ください。
2011年11月
日本基督教団事務局総務部

◎日時 2012年2月28日(火)14時~
29日(水)11時
◎場所 松山城東教会・友輪荘
◎主題講演
塩入隆氏(長野本郷教会員)
「農村地方において伝道の幻に仕える
賀川豊彦における農村伝道」
◎費用
教区推薦(交通費、宿泊費伝道委員会負担)
自主参加(実費自己負担)
◎申込・問合せ
教団伝道委員会(℡03-3202-0544)

◎資格
神学・基督教学で修士課程修了程度、
35才まで
◎募集奨学生数
若干名
◎応募期限
2012年1月16日
◎問合せ先
NCCドイツ教会関係委員会
(℡03-3203-0372)

今夏7月22日、日本キリスト教会館1階の11号室が救援対策本部室としてオープンしました。ここでは主に教会復興と合わせて人道支援を中心とした「海外献金プロジェクト」を展開する部署として機能しています。
進行中のプロジェクトは仙台の「東北教区 被災者支援センター(通称:エマオ)」、8月より始動した「エマオ石巻」をはじめとする生活復興支援、遠野にある「自殺防止センター」のグリーフ・ケア、放射能の影響下にある子どもたちの命を守るプロジェクト「エアコン設置プロジェクト」「短期保養プログラム」、またキリスト教系学校の奨学金プロジェクト、会津放射能情報センターや炊き出し支援などの教会を中心とした市民活動への支援や超教派との支援コラボレーション企画、キリスト教関係諸施設への支援など多岐にわたります。

各企画を整え事務作業を行う事は、東京に居てもできます。しかしプロジェクトをつなぐこと、すなわち被災された方と支援をする現場とを結びつける仕事はスタッフ自らが現地へ赴き、実際に支援のただ中に入っていく必要があります。
私たちは視察、という言葉をあえて使わず、できるだけ現場でボランティアや現地スタッフたちとともに「ワーク」をしてくることを心がけています。なぜなら、視察では被災地しか見ることができませんが、現場で「ワーク」をすれば被災者に出会えるからです。被災された方々から聞いた「流した涙にはだまされない」けれども「流した汗は信用できる」と話されたその言葉をしっかりと肝に銘じて、「隙あらばワーク」をモットーに東北を走り回っています。
被災地での支援活動も岩手、宮城、福島では抱えている問題が全く違います。特に、岩手で展開している自殺防止センターが向き合っている仮設住宅での「孤独を含めた個人では抱えきれない現実」の問題は、いよいよ大きくなってきています。今は時間をかけて、また本格的な冬になる前に、「こんにちは!」「あらアナタ、また来たの?」という信頼関係をしっかりと作ることが求められています。

また、放射能問題では「子どもの命を守る」という対策本部委員たちの熱い思いが形となった「エアコン設置プロジェクト」に加え「放射能から子どもたちを守る具体的な保養プログラムを行おう!」という声から生まれた「短期保養プログラム」など、長期的な取り組みが具体的に進んでいます。会津放射能情報センターの働きへの支援も、すでに活動している彼らの良きサポーターになれるように何度も足を運び、現場の意見に耳を傾け、その想いや活動の一つひとつを大切に受け取りました。

この部屋には加藤誠救援対策本部担当幹事(世界宣教委員会担当兼任)、エマオで泥かきボランティアだった前北未央、最近エマオで泥かきボランティアになった白鳥正樹の3名がおります。7月より活動を開始した私たちですが、あまりの現実の大きさ、過酷さに圧倒されています。けれども神様の御心を尋ねつつ心をこめてひた走る中にあって、被災地を覚えて私たちを送り出してくださっている、多くの方々の祈りにもまた支えられていることを感じます。

震災から8ヶ月余、被災を免れた地域では落ち着いた感があるかと思いますが、被災地域では「まだ8ヶ月余」多くの方々が「わすれないでほしい」「まだ終わってはいない」という切なる思いを持っています。変わらず、皆様の継続的な支援を心からお願い致します。
(前北未央報)

海老原保三氏(隠退教師)
11年9月19日逝去、85歳。千葉県に生まれる。’57年東京神学大学大学院修了、同年山都教会に赴任、’62年より’93年まで保原教会を牧会し、’96年に隠退した。遺族は妻・海老原三津枝さん。

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