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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

日毎の糧:一覧

エステル記3・7~4・3

2023年10月18日
 クセルクセス王の治世の第十二年の第一の月、すなわちニサンの月に、ハマンは自分の前でプルと呼ばれるくじを投げさせた。次から次へと日が続き、次から次へと月が動く中で、第十二の月すなわちアダルの月がくじに当たった。 ハマンはクセルクセス王に言った。「お国のどの州にも、一つの独特な民族がおります。諸民族の間に分散して住み、彼らはどの民族のものとも異なる独自の法律を有し、王の法律には従いません。そのままにしておくわけにはまいりません。 もし御意にかないますなら、彼らの根絶を旨とする勅書を作りましょう。わたしは銀貨一万キカルを官吏たちに支払い、国庫に納めるようにいたします。」 王は指輪をはずし、ユダヤ人の迫害者、アガグ人ハメダタの子ハマンに渡して、 言った。「銀貨はお前に任せる。その民族はお前が思うようにしてよい。」 こうして第一の月の十三日に、王の書記官が召集され、総督、各州の長官、各民族……

エステル記2・19~3・6

2023年10月17日
 再び若い娘が集められた時のことである。モルデカイは王宮の門に座っていた。 エステルはモルデカイに命じられていたので、自分の属する民族と親元を明かすことをしなかった。モルデカイに養われていたときと同様、その言葉に従っていた。 さてそのころ、モルデカイが王宮の門に座っていると、王の私室の番人である二人の宦官ビグタンとテレシュが何事かに憤慨し、クセルクセス王を倒そうと謀っていた。 それを知ったモルデカイは王妃エステルに知らせたので、彼女はモルデカイの名でこれを王に告げた。 早速この件は捜査されて明らかにされ、二人は木につるされて処刑された。この事件は王の前で宮廷日誌に記入された。 その後、クセルクセス王はアガグ人ハメダタの子ハマンを引き立て、同僚の大臣のだれよりも高い地位につけた。 王宮の門にいる役人は皆、ハマンが来るとひざまずいて敬礼した。王がそのように命じていたからである。しかし、モ……

フィリピの信徒への手紙1・1~11

2023年10月15日
 キリスト・イエスの僕であるパウロとテモテから、フィリピにいて、キリスト・イエスに結ばれているすべての聖なる者たち、ならびに監督たちと奉仕者たちへ。 わたしたちの父である神と主イエス・キリストからの恵みと平和が、あなたがたにあるように。  わたしは、あなたがたのことを思い起こす度に、わたしの神に感謝し、 あなたがた一同のために祈る度に、いつも喜びをもって祈っています。 それは、あなたがたが最初の日から今日まで、福音にあずかっているからです。 あなたがたの中で善い業を始められた方が、キリスト・イエスの日までに、その業を成し遂げてくださると、わたしは確信しています。 わたしがあなたがた一同についてこのように考えるのは、当然です。というのは、監禁されているときも、福音を弁明し立証するときも、あなたがた一同のことを、共に恵みにあずかる者と思って、心に留めているからです。 わたしが、キリスト・……

オバデヤ書1~21

2023年10月14日
 オバデヤの幻。 我々は主から知らせを聞いた。 使者が諸国に遣わされ 「立て、立ち上がって エドムと戦おう」と告げる。 主なる神はエドムについてこう言われる。  「見よ、わたしはお前を 諸国のうちで最も小さいものとする。 お前は、大いに侮られる。  お前は自分の傲慢な心に欺かれている。 岩の裂け目に住み、高い所に住みかを設け 『誰がわたしを地に引きずり降ろせるか』と 心に思っている。  たとえ、お前が鷲のように高く昇り 星の間に巣を作っても わたしは、そこからお前を引き降ろすと 主は言われる。  もし、盗人がお前のところに押し入り 夜の侵略者が来れば いかに、お前は痛めつけられることか。 彼らは欲しいだけ盗んで行くではないか。 ぶどうを収穫する者が、お前のもとに来れば 取り残しの実しか残さないではないか。  いかに、エサウの富は探し出され 宝……

箴言31・10~31

2023年10月13日
 有能な妻を見いだすのは誰か。 真珠よりはるかに貴い妻を。  夫は心から彼女を信頼している。 儲けに不足することはない。  彼女は生涯の日々 夫に幸いはもたらすが、災いはもたらさない。  羊毛と亜麻を求め 手ずから望みどおりのものに仕立てる。  商人の船のように 遠くからパンを運んで来る。  夜の明ける前に起き出して 一族には食べ物を供し 召し使いの女たちには指図を与える。  熟慮して畑を買い 手ずから実らせた儲けでぶどう畑をひらく。  力強く腰に帯し、腕を強くする。  商売が好調かどうか味わい 灯は夜も消えることがない。  手を糸車に伸べ、手のひらに錘をあやつる。  貧しい人には手を開き、乏しい人に手を伸べる。  雪が降っても一族に憂いはない。 一族は皆、衣を重ねているから。  敷物を自分のために織り、麻と紫の衣を着ている。  夫は名を知られ……

箴言30・15~31

2023年10月12日
 蛭の娘はふたり。 その名は「与えよ」と「与えよ。」 飽くことを知らぬものは三つ。 十分だと言わぬものは四つ。  陰府、不妊の胎、水に飽いたことのない土地 決して十分だと言わない火。  父を嘲笑い、母への従順を侮る者の目は 谷の烏がえぐり出し、鷲の雛がついばむ。  わたしにとって、驚くべきことが三つ 知りえぬことが四つ。  天にある鷲の道 岩の上の蛇の道 大海の中の船の道 男がおとめに向かう道。  そうだ、姦通の女の道も。 食べて口をぬぐい 何も悪いことはしていないと言う。  三つのことに大地は震え 四つのことに耐ええない。  奴隷が王となること 神を知らぬ者がパンに飽き足りること  憎むべき女が夫を持つこと はしためが女主人を継ぐこと。  この地上に小さなものが四つある。 それは知恵者中の知恵者だ。  蟻の一族は力はないが 夏の間にパン……

箴言30・1~9

2023年10月11日
 ヤケの子アグルの言葉。 託宣。 この人は言う、神よ、わたしは疲れた。 神よ、わたしは疲れ果てた。  まことに、わたしはだれよりも粗野で 人間としての分別もない。  知恵を教えられたこともなく 聖なる方を知ることもできない。  天に昇り、また降った者は誰か。 その手の内に風を集め その衣に水を包むものは誰か。 地の果てを定めたものは誰か。 その名は何というのか。 その子の名は何というのか。 あなたは知っているのか。  神の言われることはすべて清い。 身を寄せればそれは盾となる。  御言葉に付け加えようとするな。 責められて 偽る者と断罪されることのないように。  二つのことをあなたに願います。 わたしが死ぬまで、それを拒まないでください。  むなしいもの、偽りの言葉を わたしから遠ざけてください。 貧しくもせず、金持ちにもせず わたしのために……

箴言29・11~27

2023年10月10日
 愚か者は自分の感情をさらけ出す。 知恵ある人はそれを制し静める。  支配者が偽りの言葉に耳を貸すなら 仕える人は皆、逆らう者となる。  貧しい人と虐げる者とが出会う。 主はどちらの目にも光を与えておられる。  弱い人にも忠実な裁きをする王。 その王座はとこしえに堅く立つ。  懲らしめの杖は知恵を与える。 放任されていた子は母の恥となる。  神に逆らう者が多くなると罪も増す。 神に従う人は彼らの滅びるさまを見るであろう。  あなたの子を諭すなら、安心していられる。 彼はあなたの魂に楽しみを与える。  幻がなければ民は堕落する。 教えを守る者は幸いである。  僕を言葉で諭すことはできない。 理解したとしても、答えないであろう。  軽率に話す者を見たか。 彼よりは愚か者にまだ望みがある。  僕を幼いときから甘やかしていると 後には手のつけられないものに……

箴言28・12~28

2023年10月9日
 神に従う人々が喜び勇むと輝きは増し 神に逆らう者が興ると人は身を隠す。  罪を隠している者は栄えない。 告白して罪を捨てる者は憐れみを受ける。  いかに幸いなことか、常に恐れを抱いている人。 心の頑な者は苦難に陥る。  獅子がうなり、熊が襲いかかる。 神に逆らう者が弱い民を支配する。  指導者に英知が欠けると搾取が増す。 奪うことを憎む人は長寿を得る。  流血の罪の重荷を負う者は、逃れて墓穴に至る。 だれも彼を援助してはならない。  完全な道を歩む人は救われる。 二筋の曲がった道を歩む者は直ちに倒れる。  自分の土地を耕す人はパンに飽き足りる。 空を追う者は乏しさに飽き足りる。  忠実な人は多くの祝福を受ける。 富むことにはやる者は罰せられずには済まない。  人を偏り見るのはよくない。 だれでも一片のパンのために罪を犯しうる。  貪欲な者は財産を得……

フィレモンへの手紙1~25

2023年10月8日
 キリスト・イエスの囚人パウロと兄弟テモテから、わたしたちの愛する協力者フィレモン、 姉妹アフィア、わたしたちの戦友アルキポ、ならびにあなたの家にある教会へ。 わたしたちの父である神と主イエス・キリストからの恵みと平和が、あなたがたにあるように。  わたしは、祈りの度に、あなたのことを思い起こして、いつもわたしの神に感謝しています。 というのは、主イエスに対するあなたの信仰と、聖なる者たち一同に対するあなたの愛とについて聞いているからです。 わたしたちの間でキリストのためになされているすべての善いことを、あなたが知り、あなたの信仰の交わりが活発になるようにと祈っています。 兄弟よ、わたしはあなたの愛から大きな喜びと慰めを得ました。聖なる者たちの心があなたのお陰で元気づけられたからです。  それで、わたしは、あなたのなすべきことを、キリストの名によって遠慮なく命じてもよいのですが……
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