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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

日毎の糧:一覧

列王記上2・1~12

2023年4月19日
 死期が近づいたとき、ダビデはこう言って王子ソロモンを戒めた。  「わたしはこの世のすべての者がたどる道を行こうとしている。あなたは勇ましく雄々しくあれ。 あなたの神、主の務めを守ってその道を歩み、モーセの律法に記されているとおり、主の掟と戒めと法と定めを守れ。そうすれば、あなたは何を行っても、どこに向かっても、良い成果を上げることができる。 また主は、わたしについて告げてくださったこと、『あなたの子孫が自分の歩む道に留意し、まことをもって、心を尽くし、魂を尽くしてわたしの道を歩むなら、イスラエルの王座につく者が断たれることはない』という約束を守ってくださるであろう。  またあなたは、ツェルヤの子ヨアブがわたしにしたことを知っている。彼がイスラエルの二人の将軍、ネルの子アブネルとイエテルの子アマサにしたことである。ヨアブは彼らを殺し、平和なときに戦いの血を流し、腰の帯と足の靴に戦いの血……

列王記上1・38~53

2023年4月18日
祭司ツァドク、預言者ナタン、ヨヤダの子ベナヤはクレタ人とペレティ人と共に下って行った。彼らはソロモンをダビデ王のらばに乗せ、ギホンに連れて行った。 祭司ツァドクは天幕から油の入った角を持って出て、ソロモンに油を注いだ。彼らが角笛を吹くと、民は皆、「ソロモン王、万歳」と叫んだ。 民は皆、彼の後に従って上り、笛を吹き、大いに喜び祝い、その声で地は裂けた。  アドニヤと、彼と共にいたすべての客は、その声を聞いた。彼らは食事を終えたばかりであった。ヨアブは角笛の音を聞いて、「どうして町に騒がしい声がするのだろうか」と言った。 こう話しているうちに、祭司アビアタルの子ヨナタンが来た。アドニヤは、「近くに来るがよい。お前は勇敢な男だ。良い知らせがあるにちがいない」と言ったが、 ヨナタンはアドニヤに答えた。「いいえ、我らの主君、ダビデ王はソロモンを王とされました。 王は、ソロモンと共に祭司ツァドク、預……

列王記上1・5~31

2023年4月17日
 ハギトの子アドニヤは思い上がって、「わたしが王になる」と言い、戦車と馬と五十人の護衛兵をそろえた。彼は父から、「なぜこのようなことをしたのか」ととがめられたことが、一度もなかった。彼の体格もまた堂々としており、アブサロムの次に生まれた子であった。 アドニヤはツェルヤの子ヨアブと祭司アビアタルに話をもちかけ、この二人の支持を得た。 しかし、祭司ツァドク、ヨヤダの子ベナヤ、預言者ナタン、シムイ、レイ、およびダビデの勇士たちはアドニヤにくみしなかった。  アドニヤは、エン・ロゲルの近くにあるゾヘレトの石のそばで、羊、牛、肥えた家畜を屠ってささげ、王子である自分の兄弟たち、王の家臣であるユダの人々を、ことごとくそこに招いた。 しかし、預言者ナタン、ベナヤ、ダビデの勇士たち、自分の兄弟ソロモンは招かなかった。  ナタンはソロモンの母バト・シェバに言った。「お聞きになってはいませんか。我らの主君……

ルカによる福音書24・13~35

2023年4月16日
ちょうどこの日、二人の弟子が、エルサレムから六十スタディオン離れたエマオという村へ向かって歩きながら、 この一切の出来事について話し合っていた。 話し合い論じ合っていると、イエス御自身が近づいて来て、一緒に歩き始められた。 しかし、二人の目は遮られていて、イエスだとは分からなかった。 イエスは、「歩きながら、やり取りしているその話は何のことですか」と言われた。二人は暗い顔をして立ち止まった。 その一人のクレオパという人が答えた。「エルサレムに滞在していながら、この数日そこで起こったことを、あなただけはご存じなかったのですか。」 イエスが、「どんなことですか」と言われると、二人は言った。「ナザレのイエスのことです。この方は、神と民全体の前で、行いにも言葉にも力のある預言者でした。 それなのに、わたしたちの祭司長たちや議員たちは、死刑にするため引き渡して、十字架につけてしまったのです。 わたし……

ミカ書7・8~20

2023年4月15日
それから、先に墓に着いたもう一人の弟子も入って来て、見て、信じた。 イエスは必ず死者の中から復活されることになっているという聖書の言葉を、二人はまだ理解していなかったのである。 それから、この弟子たちは家に帰って行った。  マリアは墓の外に立って泣いていた。泣きながら身をかがめて墓の中を見ると、 イエスの遺体の置いてあった所に、白い衣を着た二人の天使が見えた。一人は頭の方に、もう一人は足の方に座っていた。 天使たちが、「婦人よ、なぜ泣いているのか」と言うと、マリアは言った。「わたしの主が取り去られました。どこに置かれているのか、わたしには分かりません。」 こう言いながら後ろを振り向くと、イエスの立っておられるのが見えた。しかし、それがイエスだとは分からなかった。 イエスは言われた。「婦人よ、なぜ泣いているのか。だれを捜しているのか。」マリアは、園丁だと思って言った。「あなたがあの方を……

ヨブ記14・1~14

2023年4月14日
 人は女から生まれ、人生は短く 苦しみは絶えない。  花のように咲き出ては、しおれ 影のように移ろい、永らえることはない。  あなたが御目を開いて見ておられるのは このような者なのです。 このようなわたしをあなたに対して 裁きの座に引き出されるのですか。  汚れたものから清いものを 引き出すことができましょうか。 だれひとりできないのです。  人生はあなたが定められたとおり 月日の数もあなた次第。 あなたの決定されたことを人は侵せない。  御目をこのような人間からそらせてください。 彼の命は絶え 傭兵のようにその日を喜ぶでしょう。  木には希望がある、というように 木は切られても、また新芽を吹き 若枝の絶えることはない。  地におろしたその根が老い 幹が朽ちて、塵に返ろうとも  水気にあえば、また芽を吹き 苗木のように枝を張る。  だが、……

エレミヤ書31・1~14

2023年4月13日
 そのときには、と主は言われる。わたしはイスラエルのすべての部族の神となり、彼らはわたしの民となる。  主はこう言われる。 民の中で、剣を免れた者は 荒れ野で恵みを受ける イスラエルが安住の地に向かうときに。  遠くから、主はわたしに現れた。 わたしは、とこしえの愛をもってあなたを愛し 変わることなく慈しみを注ぐ。  おとめイスラエルよ 再び、わたしはあなたを固く建てる。 再び、あなたは太鼓をかかえ 楽を奏する人々と共に踊り出る。  再び、あなたは サマリアの山々にぶどうの木を植える。 植えた人が、植えたその実の初物を味わう。  見張りの者がエフライムの山に立ち 呼ばわる日が来る。 「立て、我らはシオンへ上ろう 我らの神、主のもとへ上ろう。」  主はこう言われる。 ヤコブのために喜び歌い、喜び祝え。 諸国民の頭のために叫びをあげよ。 声を……

イザヤ書25・1~10a

2023年4月12日
 主よ、あなたはわたしの神 わたしはあなたをあがめ 御名に感謝をささげます。 あなたは驚くべき計画を成就された 遠い昔からの揺るぎない真実をもって。  あなたは都を石塚とし 城壁のある町を瓦礫の山とし 異邦人の館を都から取り去られた。 永久に都が建て直されることはないであろう。  それゆえ、強い民もあなたを敬い 暴虐な国々の都でも人々はあなたを恐れる。  まことに、あなたは弱い者の砦 苦難に遭う貧しい者の砦 豪雨を逃れる避け所 暑さを避ける陰となられる。 暴虐な者の勢いは壁をたたく豪雨  乾ききった地の暑さのようだ。 あなたは雲の陰が暑さを和らげるように 異邦人の騒ぎを鎮め 暴虐な者たちの歌声を低くされる。  万軍の主はこの山で祝宴を開き すべての民に良い肉と古い酒を供される。 それは脂肪に富む良い肉とえり抜きの酒。  主はこの山で ……

出エジプト記15・12~21

2023年4月11日
あなたが右の手を伸べられると 大地は彼らを呑み込んだ。 あなたは慈しみをもって贖われた民を導き 御力をもって聖なる住まいに伴われた。 諸国の民はこれを聞いて震え 苦しみがペリシテの住民をとらえた。 そのときエドムの首長はおののき モアブの力ある者たちはわななきにとらえられ カナンの住民はすべて気を失った。 恐怖とおののきが彼らを襲い 御腕の力の前に石のように黙した 主よ、あなたの民が通り過ぎ あなたの買い取られた民が通り過ぎるまで。 あなたは彼らを導き 嗣業の山に植えられる。 主よ、それはあなたの住まいとして 自ら造られた所 主よ、御手によって建てられた聖所です。 主は代々限りなく統べ治められる。 ファラオの馬が、戦車、騎兵もろとも海に入ったとき、主は海の水を彼らの上に返された。しかし、イスラエルの人々は海の中の乾いた所を進んだ。 ……

出エジプト記15・1~11

2023年4月10日
 モーセとイスラエルの民は主を賛美してこの歌をうたった。  主に向かってわたしは歌おう。 主は大いなる威光を現し 馬と乗り手を海に投げ込まれた。  主はわたしの力、わたしの歌 主はわたしの救いとなってくださった。 この方こそわたしの神。わたしは彼をたたえる。 わたしの父の神、わたしは彼をあがめる。  主こそいくさびと、その名は主。  主はファラオの戦車と軍勢を海に投げ込み えり抜きの戦士は葦の海に沈んだ。  深淵が彼らを覆い 彼らは深い底に石のように沈んだ。  主よ、あなたの右の手は力によって輝く。 主よ、あなたの右の手は敵を打ち砕く。  あなたは大いなる威光をもって敵を滅ぼし 怒りを放って、彼らをわらのように焼き尽くす。  憤りの風によって、水はせき止められ 流れはあたかも壁のように立ち上がり 大水は海の中で固まった。  敵は言った。「彼らの後……
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