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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

日毎の糧:一覧

ゼカリヤ書2・1~17

2023年8月29日
 わたしが目を留めて見ると、四本の角があるではないか。 わたしに語りかけた御使いに、「これは何ですか」と尋ねると、彼は、「それはユダ、イスラエル、エルサレムをちりぢりにした角である」と答えた。 更に主はわたしに四人の鉄工を示された。 「彼らは何をするために来るのですか」と尋ねると、「これらの角は、だれも頭を上げる者がないほどに、ユダをちりぢりにしたものである。また、これらの人々は、ユダをちりぢりにするために、ユダの地に角を振り上げ、彼らを震え上がらせた国々の角を切り倒すために来るのだ」と言われた。  わたしが目を留めて見ると、ひとりの人が測り縄を手にしているではないか。 「あなたはどこに行かれるのですか」と尋ねると、彼はわたしに、「エルサレムを測り、その幅と長さを調べるためです」と答えた。 わたしに語りかけた御使いが出て行くと、別の御使いが出て来て迎え、 8彼に言った。「あの若者のも……

ゼカリヤ書1・7~17

2023年8月28日
 ダレイオスの第二年十一月、シェバトの月の二十四日に、イドの孫でベレクヤの子である預言者ゼカリヤに主の言葉が臨んだ。 「その夜、わたしは見た。ひとりの人が赤毛の馬に乗って、谷底のミルトスの林の中に立っているではないか。その後ろには、赤毛の馬、栗毛の馬、白い馬がいた。 わたしが、『わが主よ、これは何ですか』と尋ねると、ひとりの御使いがわたしに語りかけ、『それが何なのか、教えよう』と言った。 すると、ミルトスの林の中に立っている人が答えて、『これらは地上を巡回させるため、主がお遣わしになったものだ』と言った。 彼らはミルトスの林の中に立っている主の御使いに向かって答えた。『わたしたちは地上を巡回して来ました。地上の人々はすべて安らかに暮らしています。』 それに答えて、主の御使いは言った。『万軍の主よ、いつまでエルサレムとユダの町々を憐れんでくださらないのですか。あなたの怒りは七十年も続いてい……

ローマの信徒への手紙14・1~9

2023年8月27日
 信仰の弱い人を受け入れなさい。その考えを批判してはなりません。 何を食べてもよいと信じている人もいますが、弱い人は野菜だけを食べているのです。 食べる人は、食べない人を軽蔑してはならないし、また、食べない人は、食べる人を裁いてはなりません。神はこのような人をも受け入れられたからです。 他人の召し使いを裁くとは、いったいあなたは何者ですか。召し使いが立つのも倒れるのも、その主人によるのです。しかし、召し使いは立ちます。主は、その人を立たせることがおできになるからです。 ある日を他の日よりも尊ぶ人もいれば、すべての日を同じように考える人もいます。それは、各自が自分の心の確信に基づいて決めるべきことです。 特定の日を重んじる人は主のために重んじる。食べる人は主のために食べる。神に感謝しているからです。また、食べない人も、主のために食べない。そして、神に感謝しているのです。 わたしたちの中には、……

ハガイ書1・12~2 ・9

2023年8月26日
 シャルティエルの子ゼルバベルと、大祭司ヨツァダクの子ヨシュア、および民の残りの者は皆、彼らの神、主が預言者ハガイを遣わされたとき、彼の言葉を通して、彼らの神、主の御声に耳を傾けた。民は主を畏れ敬った。 主の使者ハガイは、主の派遣に従い、民に告げて言った。「わたしはあなたたちと共にいる、と主は言われる。」 主が、ユダの総督シャルティエルの子ゼルバベルと大祭司ヨツァダクの子ヨシュア、および民の残りの者すべての霊を奮い立たせられたので、彼らは出て行き、彼らの神、万軍の主の神殿を建てる作業に取りかかった。 それは六月二十四日のことであった。  ダレイオス王の第二年、  七月二十一日に、主の言葉が、預言者ハガイを通して臨んだ。 2「ユダの総督シャルティエルの子ゼルバベルと大祭司ヨツァダクの子ヨシュア、および民の残りの者に告げなさい。  お前たち、残った者のうち 誰が、昔の栄光のときのこ……

ハガイ書1・1~11

2023年8月25日
 ダレイオス王の第二年六月一日に、主の言葉が預言者ハガイを通して、ユダの総督シェアルティエルの子ゼルバベルと大祭司ヨツァダクの子ヨシュアに臨んだ。 「万軍の主はこう言われる。この民は、『まだ、主の神殿を再建する時は来ていない』と言っている。」  主の言葉が、預言者ハガイを通して臨んだ。 「今、お前たちは、この神殿を 廃虚のままにしておきながら 自分たちは板ではった家に住んでいてよいのか。 今、万軍の主はこう言われる。 お前たちは自分の歩む道に心を留めよ。 種を多く蒔いても、取り入れは少ない。 食べても、満足することなく 飲んでも、酔うことがない。 衣服を重ねても、温まることなく 金をかせぐ者がかせいでも 穴のあいた袋に入れるようなものだ。 万軍の主はこう言われる。 お前たちは自分の歩む道に心を留めよ。 山に登り、木を切り出して、神殿を建てよ。 わたしはそれを……

ヨナ書4・1~11

2023年8月24日
 ヨナにとって、このことは大いに不満であり、彼は怒った。 彼は、主に訴えた。「ああ、主よ、わたしがまだ国にいましたとき、言ったとおりではありませんか。だから、わたしは先にタルシシュに向かって逃げたのです。わたしには、こうなることが分かっていました。あなたは、恵みと憐れみの神であり、忍耐深く、慈しみに富み、災いをくだそうとしても思い直される方です。 主よどうか今、わたしの命を取ってください。生きているよりも死ぬ方がましです。」  主は言われた。 「お前は怒るが、それは正しいことか。」  そこで、ヨナは都を出て東の方に座り込んだ。そして、そこに小屋を建て、日射しを避けてその中に座り、都に何が起こるかを見届けようとした。  すると、主なる神は彼の苦痛を救うため、とうごまの木に命じて芽を出させられた。とうごまの木は伸びてヨナよりも丈が高くなり、頭の上に陰をつくったので、ヨナの不満は消え、こ……

ヨナ書3・1~10

2023年8月23日
 主の言葉が再びヨナに臨んだ。 「さあ、大いなる都ニネベに行って、わたしがお前に語る言葉を告げよ。」  ヨナは主の命令どおり、直ちにニネベに行った。ニネベは非常に大きな都で、一回りするのに三日かかった。 ヨナはまず都に入り、一日分の距離を歩きながら叫び、そして言った。 「あと四十日すれば、ニネベの都は滅びる。」  すると、ニネベの人々は神を信じ、断食を呼びかけ、身分の高い者も低い者も身に粗布をまとった。 このことがニネベの王に伝えられると、王は王座から立ち上がって王衣を脱ぎ捨て、粗布をまとって灰の上に座し、 王と大臣たちの名によって布告を出し、ニネベに断食を命じた。 「人も家畜も、牛、羊に至るまで、何一つ食物を口にしてはならない。食べることも、水を飲むことも禁ずる。 人も家畜も粗布をまとい、ひたすら神に祈願せよ。おのおの悪の道を離れ、その手から不法を捨てよ。 そうすれば神が思い直さ……

ヨナ書1・1~16

2023年8月21日
 主の言葉がアミタイの子ヨナに臨んだ。 「さあ、大いなる都ニネベに行ってこれに呼びかけよ。彼らの悪はわたしの前に届いている。」 しかしヨナは主から逃れようとして出発し、タルシシュに向かった。ヤッファに下ると、折よくタルシシュ行きの船が見つかったので、船賃を払って乗り込み、人々に紛れ込んで主から逃れようと、タルシシュに向かった。  主は大風を海に向かって放たれたので、海は大荒れとなり、船は今にも砕けんばかりとなった。   船乗りたちは恐怖に陥り、それぞれ自分の神に助けを求めて叫びをあげ、積み荷を海に投げ捨て、船を少しでも軽くしようとした。しかし、ヨナは船底に降りて横になり、ぐっすりと寝込んでいた。 船長はヨナのところに来て言った。 「寝ているとは何事か。さあ、起きてあなたの神を呼べ。神が気づいて助けてくれるかもしれない。」  さて、人々は互いに言った。 「さあ、くじを引こう。誰のせ……

ヨナ書2・1~11

 さて、主は巨大な魚に命じて、ヨナを呑み込ませられた。ヨナは三日三晩魚の腹の中にいた。 ヨナは魚の腹の中から自分の神、主に祈りをささげて、 言った。 苦難の中で、わたしが叫ぶと 主は答えてくださった。 陰府の底から、助けを求めると わたしの声を聞いてくださった。 あなたは、わたしを深い海に投げ込まれた。 潮の流れがわたしを巻き込み 波また波がわたしの上を越えて行く。 わたしは思った あなたの御前から追放されたのだと。 生きて再び聖なる神殿を見ることがあろうかと。 大水がわたしを襲って喉に達する。 深淵に呑み込まれ、水草が頭に絡みつく。 わたしは山々の基まで、地の底まで沈み 地はわたしの上に永久に扉を閉ざす。 しかし、わが神、主よ あなたは命を 滅びの穴から引き上げてくださった。 息絶えようとするとき わたしは主の御名を唱えた。 わたしの祈りがあなたに……

ヤコブの手紙1・19~27

2023年8月20日
 わたしの愛する兄弟たち、よくわきまえていなさい。だれでも、聞くのに早く、話すのに遅く、また怒るのに遅いようにしなさい。 人の怒りは神の義を実現しないからです。 だから、あらゆる汚れやあふれるほどの悪を素直に捨て去り、心に植え付けられた御言葉を受け入れなさい。この御言葉は、あなたがたの魂を救うことができます。  御言葉を行う人になりなさい。自分を欺いて、聞くだけで終わる者になってはいけません。 御言葉を聞くだけで行わない者がいれば、その人は生まれつきの顔を鏡に映して眺める人に似ています。 鏡に映った自分の姿を眺めても、立ち去ると、それがどのようであったか、すぐに忘れてしまいます。 しかし、自由をもたらす完全な律法を一心に見つめ、これを守る人は、聞いて忘れてしまう人ではなく、行う人です。このような人は、その行いによって幸せになります。  自分は信心深い者だと思っても、舌を制することができ……
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