7:1イエスは、民衆にこれらの言葉をすべて話し終えてから、カファルナウムに入られた。
7:2ところで、ある百人隊長に重んじられている部下が、病気で死にかかっていた。
7:3イエスのことを聞いた百人隊長は、ユダヤ人の長老たちを使いにやって、部下を助けに来てくださるように頼んだ。
7:4長老たちはイエスのもとに来て、熱心に願った。「あの方は、そうしていただくのにふさわしい人です。
7:5わたしたちユダヤ人を愛して、自ら会堂を建ててくれたのです。」
7:6そこで、イエスは一緒に出かけられた。ところが、その家からほど遠からぬ所まで来たとき、百人隊長は友達を使いにやって言わせた。「主よ、御足労には及びません。わたしはあなたを自分の屋根の下にお迎えできるような者ではありません。
7:7ですから、わたしの方からお伺いするのさえふさわしくないと思いました。ひと言おっしゃ……
6:45それからすぐ、イエスは弟子たちを強いて舟に乗せ、向こう岸のベトサイダへ先に行かせ、その間に御自分は群衆を解散させられた。
6:46群衆と別れてから、祈るために山へ行かれた。
6:47夕方になると、舟は湖の真ん中に出ていたが、イエスだけは陸地におられた。
6:48ところが、逆風のために弟子たちが漕ぎ悩んでいるのを見て、夜が明けるころ、湖の上を歩いて弟子たちのところに行き、そばを通り過ぎようとされた。
6:49弟子たちは、イエスが湖上を歩いておられるのを見て、幽霊だと思い、大声で叫んだ。
6:50皆はイエスを見ておびえたのである。しかし、イエスはすぐ彼らと話し始めて、「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない」と言われた。
6:51イエスが舟に乗り込まれると、風は静まり、弟子たちは心の中で非常に驚いた。
6:52パンの出来事を理解せず、心が鈍く……
6:30さて、使徒たちはイエスのところに集まって来て、自分たちが行ったことや教えたことを残らず報告した。
6:31イエスは、「さあ、あなたがただけで人里離れた所へ行って、しばらく休むがよい」と言われた。出入りする人が多くて、食事をする暇もなかったからである。
6:32そこで、一同は舟に乗って、自分たちだけで人里離れた所へ行った。
6:33ところが、多くの人々は彼らが出かけて行くのを見て、それと気づき、すべての町からそこへ一斉に駆けつけ、彼らより先に着いた。
6:34イエスは舟から上がり、大勢の群衆を見て、飼い主のいない羊のような有様を深く憐れみ、いろいろと教え始められた。
6:35そのうち、時もだいぶたったので、弟子たちがイエスのそばに来て言った。「ここは人里離れた所で、時間もだいぶたちました。
6:36人々を解散させてください。そうすれば、自分で周りの……
6:14イエスの名が知れ渡ったので、ヘロデ王の耳にも入った。人々は言っていた。「洗礼者ヨハネが死者の中から生き返ったのだ。だから、奇跡を行う力が彼に働いている。」
6:15そのほかにも、「彼はエリヤだ」と言う人もいれば、「昔の預言者のような預言者だ」と言う人もいた。
6:16ところが、ヘロデはこれを聞いて、「わたしが首をはねたあのヨハネが、生き返ったのだ」と言った。
6:17実は、ヘロデは、自分の兄弟フィリポの妻ヘロディアと結婚しており、そのことで人をやってヨハネを捕らえさせ、牢につないでいた。
6:18ヨハネが、「自分の兄弟の妻と結婚することは、律法で許されていない」とヘロデに言ったからである。
6:19そこで、ヘロディアはヨハネを恨み、彼を殺そうと思っていたが、できないでいた。
6:20なぜなら、ヘロデが、ヨハネは正しい聖なる人であることを知って、彼……
6:6bそれから、イエスは付近の村を巡り歩いてお教えになった。
6:7そして、十二人を呼び寄せ、二人ずつ組にして遣わすことにされた。その際、汚れた霊に対する権能を授け、
6:8旅には杖一本のほか何も持たず、パンも、袋も、また帯の中に金も持たず、
6:9ただ履物は履くように、そして「下着は二枚着てはならない」と命じられた。
6:10また、こうも言われた。「どこでも、ある家に入ったら、その土地から旅立つときまで、その家にとどまりなさい。
6:11しかし、あなたがたを迎え入れず、あなたがたに耳を傾けようともしない所があったら、そこを出ていくとき、彼らへの証しとして足の裏の埃を払い落としなさい。」
6:12十二人は出かけて行って、悔い改めさせるために宣教した。
6:13そして、多くの悪霊を追い出し、油を塗って多くの病人をいやした。
6:1イエスはそこを去って故郷にお帰りになったが、弟子たちも従った。
6:2安息日になったので、イエスは会堂で教え始められた。多くの人々はそれを聞いて、驚いて言った。「この人は、このようなことをどこから得たのだろう。この人が授かった知恵と、その手で行われるこのような奇跡はいったい何か。
6:3この人は、大工ではないか。マリアの息子で、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンの兄弟ではないか。姉妹たちは、ここで我々と一緒に住んでいるではないか。」このように、人々はイエスにつまずいた。
6:4イエスは、「預言者が敬われないのは、自分の故郷、親戚や家族の間だけである」と言われた。
6:5そこでは、ごくわずかの病人に手を置いていやされただけで、そのほかは何も奇跡を行うことがおできにならなかった。
6:6aそして、人々の不信仰に驚かれた。
5:35イエスがまだ話しておられるときに、会堂長の家から人々が来て言った。「お嬢さんは亡くなりました。もう、先生を煩わすには及ばないでしょう。」
5:36イエスはその話をそばで聞いて、「恐れることはない。ただ信じなさい」と会堂長に言われた。
5:37そして、ペトロ、ヤコブ、またヤコブの兄弟ヨハネのほかは、だれもついて来ることをお許しにならなかった。
5:38一行は会堂長の家に着いた。イエスは人々が大声で泣きわめいて騒いでいるのを見て、
5:39家の中に入り、人々に言われた。「なぜ、泣き騒ぐのか。子供は死んだのではない。眠っているのだ。」
5:40人々はイエスをあざ笑った。しかし、イエスは皆を外に出し、子供の両親と三人の弟子だけを連れて、子供のいる所へ入って行かれた。
5:41そして、子供の手を取って、「タリタ、クム」と言われた。これは、「少女よ、わたしは……
15:12わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。これがわたしの掟である。
15:13友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。
15:14わたしの命じることを行うならば、あなたがたはわたしの友である。
15:15もはや、わたしはあなたがたを僕とは呼ばない。僕は主人が何をしているか知らないからである。わたしはあなたがたを友と呼ぶ。父から聞いたことをすべてあなたがたに知らせたからである。
15:16あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ。あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るようにと、また、わたしの名によって父に願うものは何でも与えられるようにと、わたしがあなたがたを任命したのである。
15:17互いに愛し合いなさい。これがわたしの命令である。」
5:21イエスが舟に乗って再び向こう岸に渡られると、大勢の群衆がそばに集まって来た。イエスは湖のほとりにおられた。
5:22会堂長の一人でヤイロという名の人が来て、イエスを見ると足もとにひれ伏して、
5:23しきりに願った。「わたしの幼い娘が死にそうです。どうか、おいでになって手を置いてやってください。そうすれば、娘は助かり、生きるでしょう。」
5:24そこで、イエスはヤイロと一緒に出かけて行かれた。大勢の群衆も、イエスに従い、押し迫って来た。
5:25さて、ここに十二年間も出血の止まらない女がいた。
5:26多くの医者にかかって、ひどく苦しめられ、全財産を使い果たしても何の役にも立たず、ますます悪くなるだけであった。
5:27イエスのことを聞いて、群衆の中に紛れ込み、後ろからイエスの服に触れた。
5:28「この方の服にでも触れればいやしていただけ……
5:1一行は、湖の向こう岸にあるゲラサ人の地方に着いた。
5:2イエスが舟から上がられるとすぐに、汚れた霊に取りつかれた人が墓場からやって来た。
5:3この人は墓場を住まいとしており、もはやだれも、鎖を用いてさえつなぎとめておくことはできなかった。
5:4これまでにも度々足枷や鎖で縛られたが、鎖は引きちぎり足枷は砕いてしまい、だれも彼を縛っておくことはできなかったのである。
5:5彼は昼も夜も墓場や山で叫んだり、石で自分を打ちたたいたりしていた。
5:6イエスを遠くから見ると、走り寄ってひれ伏し、
5:7大声で叫んだ。「いと高き神の子イエス、かまわないでくれ。後生だから、苦しめないでほしい。」
5:8イエスが、「汚れた霊、この人から出て行け」と言われたからである。
5:9そこで、イエスが、「名は何というのか」とお尋ねになると、「名はレギオン。……