第16回台湾基督長老教会(PCT)と日本基督教団との教会協議会が、11月13日から15日まで、愛知県の邦和セミナープラザと南山教会を会場にして開催された。主題は「共に悩み、共に喜ぶ」(コリント一12・26、口語訳)、参加者はPCTから13名、教団からは30名であった。
教団参加者は協議会前に事前研修をおこない、霧社事件や2・28事件、高雄事件や中台関係などついて学んだ。開会礼拝では石橋秀雄総会議長が説教を担当し、久世そらち総会副議長の司会で歓迎夕食会が開かれ、懇談の時を持った。
二日目の協議では、PCTの林芳仲総幹事より、台湾が置かれている政治的状況についての報告があり、民衆と共に歩む「正義と平和」を求める教会の使命と挑戦についての発題があった。
さらにディバン・スクルマン宣教師の北海教区での働きと、高井ヘラー由紀宣教師の台南神学院での働きが報告され、PCTの林偉聯幹事が西日本豪雨災害における岡山でのボランティア活動報告をした。小笠原純大阪教区議長からは大阪北部地震の際のPCTからの支援に対する謝辞が述べられた。
午後は南山教会へ移動し、グループにわかれてシルバーホームまきばと愛知牧場、愛知国際病院、AHI(アジア保健研修所)、特別養護老人ホームのぞみを見学した。夕食は南山教会の方々が準備してくれた鍋料理とすき焼きを堪能し、交流を深めた。
三日目は青年たちによる台湾ユースミッション報告と、兵庫教区と高雄中会との宣教協約報告、東北教区と嘉義中会との宣教協約報告を聞き、両教団が様々な場で協力を深めていることを確認した。さらに共同声明文作成のための協議をおこなった。閉会礼拝ではPCTの薛伯讚議長が説教を担当し、最後は参加者全員で手をつないで「マリ・マリ・ティ・イエスさま」をパイワン語で賛美して協議会を終えた。(佐藤飛文報)
去る10月4~5日、「隠退教師を支える運動全教区推進協議会」が教団会議室において、29名の参加者により開催された。
協議会に先立ち、開会礼拝が捧げられ秋山徹総幹事より、エフェソ6章1~4節により「約束を伴う最初の掟」と題するメッセージにて、み言葉の恵みに押し出された。
はじめに総幹事より挨拶、森啓一委員長より今後の運動について、鈴木秀信事務局長より、17年度諸報告として新任推進員の紹介、献金状況、決算報告、新年度の目標等の説明があった。
特に今回の協議会は、支える運動設立より40年が経過した今日、参加教会・伝道所が50%の壁をなかなか超えることができないでいること、また4年連続して献金額が減少していることなどが焦点に挙げられ、熱心にそれらの課題と取り組むことができた。また今回は参加者全員が課題を共有したいと願い、分団協議方式を改め全体会方式を取り入れた。二日間の協議を通して次のような方向が与えられた。
①参加教会・伝道所を50%台より60%へと上昇させる努力をする。②運動を推進するには運動に対する牧師の理解が大切になる。③推進員個人の働きと、協力者を得て教区、地区、支区と共に推進していく。④近隣教会間の交わりを通し連帯を深める。⑤各自出来るところから具体的に始める。
二日目に、全体協議前に教団年金局・籔田安晴理事長より、年金制度概略説明および質疑応答の時間を持ち、教団年金制度の理解を深めた。
与えられた課題を共有し活動を進めていくことを確認、恵まれた協議会であった。この運動の底流にあるのは、隠退された教職及び現役の教職に対する感謝と信頼にある。その信頼関係を超えて神のご栄光を表す器としてこの運動が今後も用いられることを心より祈るものである。(鈴木秀信報)
その地に生きている人に出会うと、自ずとその地の課題にも出会う。その時、一牧師として、あるいは一キリスト者として、あるいは一教会として、その課題を共に担おうとする。そして、時に示しながら、時に示されながら、共に道を見出し歩もうとする。
言わずもがな伝道宣教の有り様であるが、こうした有り様は、全ての教会・キリスト者がイエス・キリストに従おうとする故に心がけ目指していることである。
西中国教区はそれを改めて言葉にしている。
「主イエス・キリストの恵みによって救われたわたしたちは、神を讃美し、この福音を宣べ伝えつつ、その招きに応えて生きる。わたしたちは、様々な重荷を負う人々との出会いを通して、つくり変えられ、世の諸々の力の支配から解放されてその人々と共に生きる」。
西中国教区宣教基本方針の一節である。
それは、言わずもがなとは言え、しばしば自己目的化してしまう宣教伝道の有り様を、改めて問う指針の役割を果たしている。
もっとも「教会」の維持運営をなおざりにしてよいということではなく、先ず求めるべきものは「神の国」と「神の義」であることを思い起こさせるという意味である。
しかし時に、一教会だけでは担いきれない課題に出会う。大規模な自然災害や、公権力—取り分け国の権力が立ちはだかる課題である。
そうした場合、その教会と共にある教区であることを目指してきたし、今も目指している。
しかし、一教区では担いきれない場合もある。その時、共に立つ日本基督教団であることを願っている。 (西中国教区議長)
今、国会で議論されている外国人労働者受け入れ拡充の動機は、その生産性に着目したものであるという。それだけの理由で受け入れの方向性を結論づけていこうとすることに驚きを隠せない。働くことは生きていくことであり、またその人の存在を受け入れていくことであるのに、これでは生産効率の良し悪しで人間を判定する風潮がますます蔓延していくのではないか。
重度の障がい者施設である止揚学園を9月に社会委員会として訪れ、園長の福井生(いくる)さんに話を聞いた。福井園長は生産性が議論に挙げられていることにとても深い憂慮をもっている。生産性を人間の価値判断の基準にしていこうとする時流となれば、それによって他者を切り捨てていく風潮が生まれてくるのではないか。話を伺って優性思想の危険性を考えさせられた。さらに福井園長は、障がいをもつ人たちと共に生活をしていく中で共感性を深めていくことには大きな喜びがあることも語った。そしてそれは共感性というよりは祈りだとも語られた。共に神様に生かされている喜びを感じ、そこにお互いの祈りが生まれる。そうした心として、このことを受け取らせていただいた。
介護や看護など、さまざまな福祉の現場に関わるすべての人々の働きには祈りがあると思う。そしてその働きの中に神様は心ふれあう喜びを用意されている。そのことによってまた新たな感謝の祈りへと導かれ、また新たな心ふれあいの時が与えられますようにとの祈りが生まれる。人と人との暖かい生きた関わりの中にあってこそ、私どもの世界は真実に神様に喜ばれるものとなるのではないか。
今年も12月第1主日の「キリスト教社会事業を覚えて祈る日」を迎えようとしている。
教育・医療・福祉などさまざまな分野における、キリスト教社会事業のこれまでの社会貢献に感謝をするとともに、これからの時代にいかに「心」を込めた務めが大切であるかを実践し、なおいっそうの手本となって示し続けていただきたいと願う。
キリスト教社会事業に関わるすべての方々の働きに共に祈りを合わせて行きたい。
2018年12月2日 第40総会期日本基督教団 社会委員会委員長
森下 耕
小林恵一氏(隠退教師)
18年10月9日逝去、88歳。福島県生まれ。54年日本基督教神学専門学校卒業。同年より鷹巣、小金、大阪東教会を牧会し、00年隠退。
遺族は息・小林義人さん。
河野順子氏(隠退教師)
18年11月1日逝去、85歳。愛媛県生まれ。56年日本聖書神学校卒業。同年より本所、松山山越教会を牧会し、99年隠退。
遺族は夫・河野修さん。
戸田義雄氏(隠退教師)
18年11月5日逝去、90歳。愛媛県生まれ。53年関西聖書神学校卒業。66年より松前、大町教会を牧会し、93年隠退。
遺族は娘・雲然真理子さん。
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