インスタグラムアイコンツイッターアイコンyoutubeアイコンメールアイコン
日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
newaccount

【4966号】荒野の声-(1面)

2022年1月29日

PDF版

 教会で納骨堂建設計画が進む中、改めて「はか(墓)」について思い巡らすことが多くなった。そのような中でふと同音異義語の「はか(捗・果・計・量)」という言葉が、「目当て」や「あてど」を意味することに思い至った。▼「はかる」とは、目標に向かって進んだ距離を測定すること。「はかない」とは、目標なく、不確かで、むなしいこと。「はかどる」とか、「はかばかしい」と言えば、物事が着実に進捗していることだ。▼「はか(墓)」と「はか(捗)」の語源に、関連があることを裏付けるのは難しいだろう。しかし、何らかのつながりがあったのではと妄想してみると面白い。教会が「はか(墓)」を建てるのは、信仰者として歩んだ先達を偲び、記念するだけでなく、「終わり」に向けて神の救いの歴史が確かに進んでいることを証しするためではないだろうか。▼もし、納骨堂の計画が実現したならば、「はかない」ものと思われる世にあって、主の御業が「はかばかしく」進められていることを証しするような「はか」となることを願う。また、同様に、主の年2022年の教会の歩みが、主の御業の「はかどり」を現すものとなればと思う。

PDF版

コロナ禍にあって、学生・青年センターとして

 1931年創立の日本キリスト教団の学生・青年センター「学生キリスト教友愛会(SCF)」。教会と同じく「集うこと、信頼と信仰の共同体を形成すること」を大切にしてきた私たちは、2年前のコロナの出来事で「集うこと」が制約され活動も大きく変化しました。

 青年たちは「コロナ禍だからこそ活動的にポジティブに」を掲げて、リモートであっても下を向くことなくプログラムを立案し、週に5回のリモートプログラムを通して共同体の形成と仲間への励ましを送り続けてきました。また緊急事態宣言の解除後は、会館の換気設備を点検し空気環境の整備、定期的な消毒等、様々な対策を講じて「集うこと」を積極再開し、ハイキング等の屋外でのプログラムは人数の上限も設けませんでした。その様な取り組みの集大成として行われた昨年のクリスマス会は、複数回に分けて行い密を防ぎつつ、今までで最も多い約140人の青年たちが集い喜び合うことができました。コロナ禍にあって自分たちも苦しい中でもがんばってくれた青年たちの努力が認められ、心から嬉しく思いました。

 青年たちは教会のことも祈っています。11月に行ったリトリートキャンプのテーマは「コロナ禍で感じた恵み」。その前は「コロナ禍で感じる痛み」でした。「コロナ禍で礼拝に集まることができない。パソコンの前で礼拝を守っている。聖餐式が恋しい。葬儀に参列できない。」…青年なりに様々なことを分かち合い、信仰者としての自覚を新たにし、祈り励まし合いました。そして今回はコロナ禍にあってこそ感じた恵みがあるはずだと、マタイ福音書14・22〜33の主題聖句から試練や迷いの中にあっても我々の手を離さない主の慈しみを分かち合いました。その様な中で、昨年のクリスマスにも仲間の内から教会で新たに2人の受洗者が与えられたことも恵みでした。

 またこのコロナ禍では、西東京教区をはじめとする教会への「リモート礼拝実施に向けたサポート」を青年主体で行い、教会のお役に立つことができたのも喜びの一つです。

 大学生をはじめとする青年は、特に真面目で誠実な青年こそがコロナ禍で一番制約を受けています。本来、受けられたはずの出会いや感動の体験が大きく制限されています。だからこそ教会の枝である学生・青年センターが彼らに癒しと喜びと感動と成長の出会いを多く提供し続けようと模索しています。オミクロン株の感染拡大もあります。今後も最大限の感染防止に努めつつ、最大限の活動を続けてゆければと願います。お祈りください。

(野田 沢報)

PDF版

東北教区・関東教区 10被災教会の声 (オンライン訪問)

2021年東北地方地震 被災教会会堂等再建支援委員会

名取教会に伺って

 11月9日午後、宮城県名取市にある名取教会の方々に、オンラインでお話を伺った。名取教会は、JR名取駅から徒歩12分ほどの所にあり、近くを通る国道の高架からも空港アクセス線の車窓からも屋根の上の十字架が見える教会である。この印象的な十字架が、今回の地震によって基底部が破損する被害を受けたのだった。

 名取教会からは、荒井偉作牧師と教会員の高橋嘉男兄、菊地誠兄が出席され、2021年東北地方地震被災教会会堂等再建支援委員会より、篠浦千史委員長、黒沼宏一委員、河田直子委員、オブザーバーとして保科隆東北教区総会議長、道家紀一担当幹事、星山京子職員が参加した。

 地震発生時の2月の状況を荒井牧師に伺うと、数秒前から大きな地震が来るという予感があり、それは幸か不幸か東北に住まいしていることによる地震への感じ方だそうだが、やはり直後に大きな揺れがあった。すぐに会堂の1、2階を巡回すると、当時は壁が剥がれている程度だったそうで、10年前の大震災の方が揺れは大きかったとのことである。しかし、一週間たった礼拝後、教会員の方が礼拝堂天井の一部が変色していると気づかれ、3階部分になる十字架が立つ尖塔に登ってみると、十字架の付け根である基底部から雨漏りが見つかり、応急処置をして雨に対応したという。教会員の菊地兄は、建設業に携わっておられ、大震災の時も、様々な工事の手配をしてこられた方である。今回も雨漏りのしている箇所に錆止めとなるような処置や、大量の雨が降っても溜まらずに流れ落ちるような補修を行い、礼拝堂の壁や天井の穴、剥がれの補修、大きな木製の玄関ドアの破損箇所修復など、写真を見せていただきながら、菊地兄より説明を受けた。3ヶ月ほどかけて10月25日に、これらの被害箇所の修復工事を全て完了できた。資金は前年に加入したばかりの教団会堂共済組合からの見舞金、教団からの支援金と、教会の積立金で賄うことができ、多くの支援があったことに感謝されていた。教会員の中で唯一被災した菊地兄宅は、福島県内でも一番被害の大きかった新地町にあり、宅地内の地面が割れて住めなくなっている状況で、菊地兄には教区から見舞金が支給されたとのことだ。今後、また大きな地震に見舞われるやもしれず、温暖化の影響で台風の被害も予想され、いつどこであっても、災害に遭う可能性がある。そんなときに教団内に常時設置されたグループがあれば、人的手配や支援が迅速にできるのではないか、と荒井牧師は提案された。

 現在の教会の様子を伺うと、地震やコロナ禍による影響はそれほど無いが、礼拝出席者数が6割ほどに減少しているのが、なかなか戻れないという。しかし、昨年、今年と2名の求道者が与えられ、大正期のリードオルガンを修復して記念コンサートを行ったところ、45名もの来会者が与えられた。クリスマスイブにも、地域に開かれたコンサートを開きたいと展望を語られた。コロナ禍による対面の礼拝ができないという困難もある中で、映像をうまく編集して子ども向けのページェントを行うなど、これまでにない方法による伝道へのビジョンも開かれている。対面の礼拝が何より一番だとされつつも、今後の伝道への新たな一歩を歩み出せている名取教会のお話を伺うことができ、感謝のうちにヒアリングを終えた。

(河田直子報)


東北地方地震被災教会支援募金

郵便振替口座

口座 日本基督教団
◎口座番号  00140-9-145275

 

 

通信欄に「東北地方地震被災教会支援」とご記入ください。

PDF版

逝去

野本真也(賀茂教会主任担任教師)

 21年10月10日逝去、85歳。岡山県生まれ。60年同志社大学大学院修了、同年より神戸教会を牧会し、同志社大学神学部に務め、賀茂教会を牧会。遺族は息・野本誠さん。

栗澤秀夫(隠退教師)

 21年11月24日逝去、79歳。青森県生まれ。04年受允、07年受按。04年より三戸、大三沢教会を牧会し、19年隠退。遺族は妻・栗澤ふささん。

橋原正彦(鳥取教会主任担任教師)

 21年12月7日逝去、53歳。三重県生まれ。93年同志社大学大学院修了、同年より鳥取、府中、燕、鳥取教会を牧会。遺族は妻・橋原政代さん。

町田静夫(隠退教師)

 21年12月9日逝去、95歳。東京都生まれ。53年青山学院大学卒業、同年より岩村田、其枝、木造、松戸教会を牧会し、99年隠退。遺族は妻・町田久子さん。

楢本信篤(隠退教師)

 21年12月13日逝去、91歳。長野県生まれ。54年日本基督神学専門学校卒業、同年より土佐嶺南教会を牧会し、93年隠退。遺族は息・楢本睦さん。

福永秀光(美祢教会主任担任教師)

 21年12月15日逝去、75歳。宮崎県生まれ。91年日本聖書神学校卒業、同年より佐賀関、有田、富士宮、深沢、長門、美祢教会を牧会。遺族は妻・福永千佐子さん。

正教師登録

家次早紀、中道 順(2021・11・28受按)

杉山悠世、箕口窓香、藤田健太、藤田由香里(2021・12・7受按)

教師異動

竜ヶ崎 就(担)中田正道

共愛学園前橋国際大学 就(教)古澤健太郎

橋本  辞(担)竹澤潤平

五反田 辞(兼担)小松博士

町田ベテル 就(代)衛藤満彦

PDF版

 年末年始の休みに石垣島を訪れ、教団で最も新しい伝道所である石垣農村伝道所の新年礼拝に参加しました。川﨑正志牧師夫妻が、2019年10月29日に、地域の人々の憩いの場となり、「世界の平和は子どもから」の祈りに沿って「子どもの教会」を形成し、キリストの真実による礼拝の場となることを目指して、サトウキビ畑に囲まれた土地に立ち上げた伝道所です。

 川﨑牧師は、最近、石垣島で自衛隊基地の建設計画が進められているとのことで、基地不要を訴えて住民運動を展開している上原正光氏に引き合わせてくださいました。上原氏の案内で山の中腹を大きく切り開いて基地建設が着々と進められている状況を各所から見ました。川﨑牧師も住民の不安を共有し、その交わりに加わっています。

 石垣港には海上保安庁の巡視船が十数隻も停泊し、尖閣諸島をめぐって中国と渡り合う基地となっています。日本の防衛戦略の先端にいるきなくさい現実を目の当たりにしました。

 伝道所の設立直後に新型コロナウイルスが蔓延し、活動は制約されており、新年礼拝の参加者も牧師夫妻を含めて5名。しかし、石垣島の人々に福音を証しし癒しと憩いの場を提供するだけでなく、100年先を見通し、日本全土の子どもたちを「石垣農村自然塾」に集め、世界平和の礎となるとの志を知らされ、励まされました。

(教団総幹事 秋山 徹)

PageTOP
日本基督教団 
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
Copyright (c) 2007-2026
The United Church of Christ in Japan