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年末年始の休みに石垣島を訪れ、教団で最も新しい伝道所である石垣農村伝道所の新年礼拝に参加しました。川﨑正志牧師夫妻が、2019年10月29日に、地域の人々の憩いの場となり、「世界の平和は子どもから」の祈りに沿って「子どもの教会」を形成し、キリストの真実による礼拝の場となることを目指して、サトウキビ畑に囲まれた土地に立ち上げた伝道所です。
川﨑牧師は、最近、石垣島で自衛隊基地の建設計画が進められているとのことで、基地不要を訴えて住民運動を展開している上原正光氏に引き合わせてくださいました。上原氏の案内で山の中腹を大きく切り開いて基地建設が着々と進められている状況を各所から見ました。川﨑牧師も住民の不安を共有し、その交わりに加わっています。
石垣港には海上保安庁の巡視船が十数隻も停泊し、尖閣諸島をめぐって中国と渡り合う基地となっています。日本の防衛戦略の先端にいるきなくさい現実を目の当たりにしました。
伝道所の設立直後に新型コロナウイルスが蔓延し、活動は制約されており、新年礼拝の参加者も牧師夫妻を含めて5名。しかし、石垣島の人々に福音を証しし癒しと憩いの場を提供するだけでなく、100年先を見通し、日本全土の子どもたちを「石垣農村自然塾」に集め、世界平和の礎となるとの志を知らされ、励まされました。
(教団総幹事 秋山 徹)
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困難の中にあって、なお主をたたえる
遠州教会は、感染対策が必須となって以降、静岡県内での緊急事態宣言中、「牧師・長老以外の方々の礼拝出席停止を求める」対応をしました。常時、礼拝を3回に分け、オンライン配信を用いる等、基本的な感染対策を継続し、礼拝を続けています。多くの集会は実施できず、活動制限は続いています。
今年度のクリスマス諸活動について、具体的に10月の長老会から議論を開始しました。特に12月24日の聖夜礼拝をどのように行うか。この聖夜礼拝を特別に憶えて出席くださる方もあり、聖歌隊の讃美も行う伝道礼拝を行ってきました。しかし、例年90名前後の出席があり、昨年度は奉仕者のみの出席で、オンライン配信で行いました。今年度どのように行うか、真剣に議論しました。その中で、ある長老より「聖夜礼拝はどのような信仰の志を与えられて行ってきたのか」確認が求められました。すぐに「それは伝道である」と応答が示され、皆それに一致しました。「この聖夜礼拝を伝道として執り行おう。可能な限りの対策を取って、対面形式で実施しよう」という思いを確認し、このことを教会全体で共有しました。それから聖夜礼拝に限らず、教会全体が、本当に喜びの中でクリスマスの歩みを果たせたと思います。
感染対策は続き、沢山の課題と直面しました。しかしその中にあっても、教会員皆、お一人おひとりにおいて「神様のために奉仕ができる」、「伝道の業のために働ける」、その喜びがにじみ出てくるのを感じる時を過ごしました。様々な準備を経て、聖夜礼拝は午後5時と7時に対面形式、またオンライン配信も用いて実施することができました。
茶話会、諸集会、各部会の例会など、実施できないものも沢山ありました。その中にあっても「礼拝こそ伝道」との思いを確信し、困難の中にあって、なお主をたたえる、クリスマスの喜びの深みを知る時となりました。
(石井佑二報)
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「神様と人とに出会う場所」として
東北教区センターエマオ(以下「教区センター」)は、宮城県仙台市の宣教師住宅の敷地に2001年10月に開館しました。3階には東北教区事務所、敷地内に放射能問題支援対策室「いずみ」があります。教区の会議や集会のほか、キリスト教センターとして様々な世代に開かれた会館独自のプログラムや活動を行っています。東日本大震災の際には被災者支援センター「エマオ」の活動の拠点になりました。開館10周年は支援活動のさなかで、そして昨年(21年)、開館20周年を迎えました。
理事会では、感染症対策として公共施設をモデルに施設利用のガイドラインを設け、独自に休館の判断をするよう対応しています。これまで行事や集会は、直前で中止という判断も余儀なくされました。そのような不安定な中で再開した夕礼拝で、「待っていたんです」と話される方があり、とても嬉しかったです。
この2年はいつも状況をみながら対応せざるを得ませんでしたが、少しずつでも「集まること」だけでなく「参加できること」の選択肢を増やしたいと、一部の会合や行事はオンラインとの併用で行うようにしています。機材なども試行錯誤ですが、20周年記念礼拝もハイブリッドで開催することができました。
また、行事の参加者の方に連絡先等の協力を依頼しています。休会の連絡のためでしたが、個人情報をお預かりする説明をしながら、これまであまりお話をする機会のなかった方とお話することができ、連絡も複数の方法で出来るようになりました。
このような状況だからこそ、東北教区センターが「神様と人とに出会う場所」として、少しでも安心して集うことができ、離れていてもつながりうる可能性を模索し続けたいと考えています。
(大越美穂報/エマオ職員)
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喜ぶ人、泣く人と共に
辻田 岳さん
辻田岳さんは、幼い頃、キリスト教保育の幼稚園に通い、クリスマスに母親が通う無教会の集会に参加した。馬小屋という世界の隅っこでお生まれになったイエスさまに不思議な親近感を覚えた。
高校時代、ある先生との出会いの中で、聖書の学びの楽しさを知った。だが、教会は窮屈な所だと感じ、神さまは信じても洗礼は受けないと思った。先生から「そういう人生もあるかもしれないが、中途半端で寂しいことだね」と言われたのを覚えている。
社会人になって数年後、通勤電車の中から、教会の看板に礼拝の説教題が掲げられているのを目にした。ふと自分が神さまから遠く離れてしまったことを感じ、教会に行きたいと思った。やがて高井戸教会に導かれ、受洗した。
今は、日本赤十字社で国際援助の仕事をしている。辻田さんは言う。「以前、『世界の中心で、愛をさけぶ』という映画がありましたが、自分はいつも世界の片隅に惹かれるんですよね。」
貧困に直面するアフリカの国々、大地震に見舞われたハイチ、紛争の続くウクライナ等を訪問。圧倒的な苦しみや悲しみの前に、人間に出来ることは限られているが、祈りを伝えることは出来る。東日本大震災の時、世界中から膨大な数の励ましのメールが日赤に届いた。アフリカの貧しい子どもからも募金が送られてきた。人を助ける仕事も、多くの人の祈りと助けの中にあることを痛感した。
コロナ禍にあって、高井戸教会の長老として、CS教師として教会の歩みを支える。教会は、子どもから高齢者まで、様々な背景を持つ多様な人たちが主のみ前に集う場所。だから祈り合い、支え合うことの大切さを思う。「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」。そのみことばに日々勇気を頂きながら。
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