インスタグラムアイコンツイッターアイコンyoutubeアイコンメールアイコン
日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
calendar

コリントの信徒への手紙二 1・1~14

2024年1月29日

 神の御心によってキリスト・イエスの使徒とされたパウロと、兄弟テモテから、コリントにある神の教会と、アカイア州の全地方に住むすべての聖なる者たちへ。 わたしたちの父である神と主イエス・キリストからの恵みと平和が、あなたがたにあるように。

 わたしたちの主イエス・キリストの父である神、慈愛に満ちた父、慰めを豊かにくださる神がほめたたえられますように。 神は、あらゆる苦難に際してわたしたちを慰めてくださるので、わたしたちも神からいただくこの慰めによって、あらゆる苦難の中にある人々を慰めることができます。 キリストの苦しみが満ちあふれてわたしたちにも及んでいるのと同じように、わたしたちの受ける慰めもキリストによって満ちあふれているからです。 わたしたちが悩み苦しむとき、それはあなたがたの慰めと救いになります。また、わたしたちが慰められるとき、それはあなたがたの慰めになり、あなたがたがわたしたちの苦しみと同じ苦しみに耐えることができるのです。 あなたがたについてわたしたちが抱いている希望は揺るぎません。なぜなら、あなたがたが苦しみを共にしてくれているように、慰めをも共にしていると、わたしたちは知っているからです。
 兄弟たち、アジア州でわたしたちが被った苦難について、ぜひ知っていてほしい。わたしたちは耐えられないほどひどく圧迫されて、生きる望みさえ失ってしまいました。 わたしたちとしては死の宣告を受けた思いでした。それで、自分を頼りにすることなく、死者を復活させてくださる神を頼りにするようになりました。 神は、これほど大きな死の危険からわたしたちを救ってくださったし、また救ってくださることでしょう。これからも救ってくださるにちがいないと、わたしたちは神に希望をかけています。 あなたがたも祈りで援助してください。そうすれば、多くの人のお陰でわたしたちに与えられた恵みについて、多くの人々がわたしたちのために感謝をささげてくれるようになるのです。

 わたしたちは世の中で、とりわけあなたがたに対して、人間の知恵によってではなく、神から受けた純真と誠実によって、神の恵みの下に行動してきました。このことは、良心も証しするところで、わたしたちの誇りです。 わたしたちは、あなたがたが読み、また理解できること以外何も書いていません。あなたがたは、わたしたちをある程度理解しているのですから、わたしたちの主イエスの来られる日に、わたしたちにとってもあなたがたが誇りであるように、あなたがたにとってもわたしたちが誇りであることを、十分に理解してもらいたい。

2024年1月28日

 そこで、イエスはまた言われた。「わたしは去って行く。あなたたちはわたしを捜すだろう。だが、あなたたちは自分の罪のうちに死ぬことになる。わたしの行く所に、あなたたちは来ることができない。」 ユダヤ人たちが、「『わたしの行く所に、あなたたちは来ることができない』と言っているが、自殺でもするつもりなのだろうか」と話していると、 イエスは彼らに言われた。「あなたたちは下のものに属しているが、わたしは上のものに属している。あなたたちはこの世に属しているが、わたしはこの世に属していない。 だから、あなたたちは自分の罪のうちに死ぬことになると、わたしは言ったのである。『わたしはある』ということを信じないならば、あなたたちは自分の罪のうちに死ぬことになる。」 彼らが、「あなたは、いったい、どなたですか」と言うと、イエスは言われた。「それは初めから話しているではないか。 あなたたちについては、言うべきこと、裁くべきことがたくさんある。しかし、わたしをお遣わしになった方は真実であり、わたしはその方から聞いたことを、世に向かって話している。」 彼らは、イエスが御父について話しておられることを悟らなかった。 そこで、イエスは言われた。「あなたたちは、人の子を上げたときに初めて、『わたしはある』ということ、また、わたしが、自分勝手には何もせず、ただ、父に教えられたとおりに話していることが分かるだろう。 わたしをお遣わしになった方は、わたしと共にいてくださる。わたしをひとりにしてはおかれない。わたしは、いつもこの方の御心に適うことを行うからである。」 これらのことを語られたとき、多くの人々がイエスを信じた。

 イエスは、御自分を信じたユダヤ人たちに言われた。「わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは本当にわたしの弟子である。 あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする。」 すると、彼らは言った。「わたしたちはアブラハムの子孫です。今までだれかの奴隷になったことはありません。『あなたたちは自由になる』とどうして言われるのですか。」 イエスはお答えになった。「はっきり言っておく。罪を犯す者はだれでも罪の奴隷である。 奴隷は家にいつまでもいるわけにはいかないが、子はいつまでもいる。 だから、もし子があなたたちを自由にすれば、あなたたちは本当に自由になる。

2024年1月27日

【5013号】新春メッセージ(1面)
【5013号】クリスマスを喜ぶ賛美によって(2面)
【5013号】能登半島地震報告(2面)
【5013号】2・11メッセージ(3面)
【5013号】教区議長コラム(3面)
【5013号】事務局報(3面)
【5013号】お詫び・訂正(3面)
【5013号】能登半島地震緊急救援募金のお願い(3面)
【5013号】伝道のともしび(4面)
【5013号】職員クリスマス礼拝(4面)
【5013号】人ひととき(4面)
【5013号】元気を出しなさい(4面)

 能登半島地震で被災された皆さまを神さまが守り導いてくださるようお祈りいたします。
 1日午後4時24分に救援対策委員会を立ち上げました。2日に雲然俊美議長が緊急役員会を開催。社会委員会が募金を開始。教団ホームページに公開しました。4日10時に第1回救援対策委員会を開き、海外からの祈りのメール等に担当者から感謝の返信をしました。災害発生時は被災教会への連絡を控えます。現地で対応する教職や信徒の方々の体調を最優先します。刻々と変わる状況の中で、昨日も今日もいつまでも祈り続けることは変わりません。
 協議の際、こどもたちの思いについて考える場面がありました。これから新年を迎えるたびに思い出すことについてです。悲しみは消えないけれども、それでも誰かと遊んだりして日々を喜びの内に楽しんでほしい。そんな幸いなひとときをも祈り願います。
 「ですから、皆さん、元気を出しなさい。わたしは神を信じています。わたしに告げられたことは、そのとおりになります」(使徒言行録27章25節)。私が人生で一番元気のない時に与えられた聖句です。当時は(そう言われても無理です。パウロ。ナニコレ)としか思いませんでした。暴風の船内での信仰に数年後力づけられました。時を待ちつつ祈り続けたいと願います。

(教団総幹事 網中彰子)

説教はむずかしくてもいいよ

浦河教会員、社会福祉法人「浦河べてるの家」副理事長
早坂 潔さん

 早坂潔さんは北海道の日高の沿岸、襟裳岬まで1時間ほどにある浦河教会の信徒です。精神障がい等をかかえた当事者の地域活動拠点「浦河べてるの家」の受容的精神を代表するメンバーであることから「ミスターべてる」ともいわれています。
牧師「今日は、熱心な信徒さんである潔さんにインタビューしたいと思います。教会に来始めたのはいつ?」
潔「様似の牧場で働いていた時、精神科に入退院を繰り返していたんだけど、その頃だな。幌泉教会のFさんに教会に行ってみたらと誘われて浦河教会に通い始めた」
牧師「で、どうだった?」
潔「それまでは自分に自信がなくてよ。ひとの顔色を見ながら、おっかなびっくりで生活していたのが、そうでもなくなった。
 最初、落ち着かなくて礼拝中でも立ったり座ったり。
 牧師の宮島利光先生に怒鳴られた。でも、先生もつれあいの美智子さんも優しくて、一緒にご飯食べたり、薪割りしたり。とうとう教会に住むことになった(1983年の4月、べてるの家が設立される1年前のことである)。
 ソーシャルワーカーの向谷地生良さんとは1981年頃、浦河日赤病院の廊下で初めて会ったんだけど、結局、向谷地さんと一緒に浦河教会で住むことになった。そして、教会からべてるの家がはじまった」
牧師「浦河教会は、どんな教会でありたいと思う?」
潔「きちんと礼拝の説教を聞くことができる教会にしたいな」
牧師「意外な答えだな」
潔「説教が難しくて、煙草を吸いに行く時があるけどな」
牧師「説教が難しくて、悪いな。申し訳ない」
潔「いや、説教はむずかしくてもいいよ。おれたちは心で説教を聞いているんだから」

 

PageTOP
日本基督教団 
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
Copyright (c) 2007-2025
The United Church of Christ in Japan