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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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【4605号】教規一五四条の変更を検討 第五回予算決算委員会

2006年6月24日

第34総会期第五回予算決算委員会は五月十五日・十六日の両日、教団会議室で開催された。
総幹事および財務担当幹事より当委員会に関わる諸事項の報告を受けた-二〇〇六年度各教区総会への総幹事報告、二〇〇五年度の財務関係諸報告、二〇〇五年度決算、教団監査委員からの要望、新横浜所在の土地売却、NCCへの負担金等。
ついでC表改訂後の問題点の協議では、教団年鑑に記載されている年間統計の継続性について検討し、C表の謝儀記載では、教会からの支出と互助に分けてあるが、年鑑の統計では従来通り合算して記載することを確認した。
新横浜の土地売却については、改めて売却に至った事情と経過について総幹事より説明を受け、事情止むを得ないものとして承認した。
二〇〇七年度教団負担金については、現在の負担金賦課方式と、教規一五四条との乖離について協議を行い、教規を変更する方向で検討し、更に将来の負担金のあり方については、別途継続審議とする事になった。
ついで二〇〇五年度補正予算の協議では、収入で固定資産売却収入の科目を、支出で、積立金支出の科目を新設して、上記収入額を処理し、正味財産内訳科目に新設した運用基金に繰り入れる事になった。
二日目の予算決算委員会では、教団会計監査からの要望について、総幹事から改めて報告があり、引き続き継続審議となった。
予算管理については、予算管理の必要性、具体的な予算管理の手順等について、担当委員の案を基に協議を行った。
今年度の全国財務委員長会議については、九月十八日(月)・十九日(火)の日程、会議の持ち方として、各教区の現況報告は昨年につづき書式を統一して、事前に提出して貰う事、年金局・出版局報告については、時間を取って詳しい報告を求める事等について協議を行った。
(池田浩二報)

第34総会期第三回在日韓国朝鮮人・日韓連帯特別委員会が、五月十五日~十六日の両日、教団会議室で開催された。
酒井薫委員長が聖書日課の出エジプト記12章1~12節をもとに奨励。続いて報告事項に入った。
まず在日大韓基督教会と教団の宣教協約に基づく宣教協力委員会開催の結果、「入管法改定案」に反対する共同声明が発表され、また「教育基本法」の改定に対する共同声明を協議中であるとの報告があった。
外キ協関連では、広島で開催された全国協議会、全国キリスト者集会、「外国人住民基本法」の制定を求める国会請願署名運動、北海道で開催された外登法問題国際シンポジウム(外キ協ニュース54号参照)について報告があった。
吉澤恵次委員が関わっている「尼崎入居差別裁判」1審一部勝訴の報告(控訴中)、があった。また、前委員会で支援を決めた韓国ソロクト・台湾楽生院訴訟について、「ハンセン病補償法」の改正という、国外のハンセン病回復者に対して国内と平等の補償が勝ち取られたという嬉しい報告があった。また、発見された胎児標本(六、三〇〇体)に関連して「供養」や女性たちの精神の回復、犯罪的行為の取扱い等の問題があることを知らされた。
休憩の後、協議に移り、会計報告をもとに、今後の委員会活動について意見交換をした。また、戦後補償献金募金と当委員会の役割、七月発行予定の委員会通信71号の内容について協議、決定した。
二日目は在京委員が所用のため欠席したが、「在日・日韓シリーズXV」を発行することとし、その内容について協議、決定した。テーマを「在日・日韓連帯委員会30年の歴史と展望」として、委員会の活動を振り返ると共に、各地の教団教会と在日大韓基督教会や韓国の教会との交流の様子をまとめたブックレットとして一〇月一日に発行し三〇〇円で販売することとした。
全国の諸教会・伝道所や個人の献金で活動が支えられ継続されてきたことに感謝し、その期待に応えて必要とされる働きができるよう、次期総会でも継続設置されるように常議員会に要請することとした。多くの作業を担当幹事と職員の手に委ねて、祈祷をもって会した。
(土井桂子報)

第65回東京教区定期総会は五月三〇〜三一日の両日富士見町教会を会場に、正議員、准議員等四二二名の出席を得て開催された。
開会礼拝は富里教会島津虔一牧師による「教会の生命の基盤」と題する説教によってなされた。
礼拝に続き、教団問安使山北宣久教団総会議長、来賓秋山徹出版局長、小林貞夫年金局理事長の挨拶を受けた。
山北宣久教団議長は教団の課題に言及。「教団紛争等で体力の落ちた教団は信頼関係の回復が急務」「正しい聖礼典執行による一致」を訴え、新潟県中越地震被災支援に一層の募金協力を呼びかけた。
長崎哲夫教区総会議長は、議長報告として教区運営状況を詳細に述べた。教務の一部を五支区に委任することとあわせて五支区教務打ち合わせ会により教務を遂行し、教区財政は負担金の四割によって賄われ六割は教団に納付、負担金未納問題は教区財政全体の位置づけによる検討の方向で取り組むと述べた。
また懸案の墓所拡張工事は今春完成したが、教職隠退ホーム信愛荘の老朽化問題は今後の課題とした。
一方、教区の互助体制は、教会進展費とともに、伊豆諸島伝道協議会など全教区的支援体制の取り組みが進められていること、各支区三名による中越地震被災教会支援委員会によって募金活動が行われていること、自然災害等緊急時に際し、緊密な連絡協力体制、財政的準備など報告した。
これらの議長報告に関し、前総会における議長の議事運営について異議が出されたが、議長は、通常の議場整理であると表明し、採決の結果、議長報告は承認された。
教区財政関連議案。二〇〇五年度決算報告は対予算比約九五%での推移と、二〇〇六年度予算は、対前年比減額約二百万円の一億三千八百十万八千円で承認可決された。
続いて、一九六八年からの基準を見直す常置委員会提案「東京教区教会設立・伝道所開設基準および支援要綱」が可決された。
議員提出による議案、「日本国憲法第九条改憲に反対する決議に関する件」、「東京教区負担金未納累計額を明らかにする件」など、いずれも少数否決された。議場は、紛争時から引きずってきた諸問題を感じ取り、次第に整理され、整えられていくのを実感した。
教団総会議員選挙結果。
【教職】長山信夫(銀座)、木下宣世(西千葉)、張田眞(鳥居坂)、小橋孝一(霊南坂)、米倉美佐男(聖和)、橋爪忠夫(洗足)、古屋博規(小石川白山)、田村博(田園調布)、松下恭規(芝)、長崎哲夫(東京山手)、中村征一郎(東金)、野村和正(長原)、山北宣久(聖ヶ丘)、藤田義哉(玉川平安)、深井智朗(滝野川)、石井錦一(松戸)、倉橋康夫(富士見町)、河合裕志(西新井)、長津栄(高輪)、高橋津賀子(馬込)、岸俊彦(経堂北)、佐野英二(安藤記念)、亀岡顕(本郷中央)、山本裕司(西片町)、内田汎(鎌ヶ谷)、長島成幸(ユーカリが丘)
【信徒】樋田利明(富士見町)、池田浩二(霊南坂)、棟居正(柿ノ木坂)、川上郁夫(西新井)、鈴木優子(小松川)、持田二郎(池袋西)、鈴木功男(目白)、永井清陽(経堂北)、朝岡瑞子(船橋)、岡田義信(田園調布)、岩澤嵩(銀座)、
相馬洋子(碑文谷)、加藤楽子(聖ヶ丘)、澤田竹二郎(白金)、岩橋善昭(新津田沼)、鈴木秀信(船橋)、笠原康子(銀座)、丸尾時彦(波浮)、金子寿一(高輪)、飯島弘(長原)、石渡伸一(聖徒)、井上光紀(鳥居坂)、秋山眞兄(信濃町)、林節子(巣鴨ときわ)、山下雅紀(青堀)、石井信満(長生)
常置委員半数改選選挙結果。
【教職】米倉美佐男(聖和)、長山信夫(銀座)、野村和正(長原)、古屋博規(小石川白山)、松下恭規(芝)
【信徒】棟居正(柿ノ木坂)、永井清陽(経堂北)、朝岡瑞子(船橋)、持田二郎(池袋西)、岡田義信(田園調布)
(鈴木功男報)

第55回東中国教区定期総会は、五月二二~二三日の両日、米子教会を会場に開催された。正議員九四名中、開会時七一名の出席であった。
開会礼拝・組織会の後、議場は議長報告を受けた。 「顔の見える関係づくり」を就任当初から訴えてきた宇野稔議長は、「見る」「知る」から「支え合う」「働く」関係に移行されていくことを目指していると述べた。また教区の様々な取り組みを通して、教団の諸課題にも触れた。
一日目は、各委員会の報告を中心に議事が進み、教団問安使と教団出版局長より挨拶を受けた。
夜には「伝道を考える」というテーマのもと、「教会教育の視点から」「教区財政の視点から」「教会問安から見えてきたもの」として、三名から発題を受け、分団協議を行なった。
二日目は、朝の礼拝の後、按手礼・准允式を執行した。受按者一名・受允者三名の決意が語られ、新しい教師を迎える喜びがそれぞれの教会の信徒議員より述べられた。
午後には初の試みとして、二〇〇五年度中に召天された教区内の信徒(四四名)を覚えて追悼礼拝をささげた。
予定されていた議案としては、三年目を迎えた「人権問題特設委員会継続に関する件」、教区の伝道と連帯とをさらに推進するための「教会強化特別資金運用規定改定に関する件」、宣教部各委員会の働きをさらに推進するための「教区規則改定に関する件」等がいずれも賛成多数で可決された。
また緊急議案三件①「キリスト者として教育基本法『改正』に反対する件」②「『共謀罪』創設を盛り込んだ組織的犯罪処罰法改正案を危惧し、キリスト者として同法案改正の取り下げを求める件」③「『憲法改正国民投票法案』にキリスト者の立場から反対し、国に異議を申す件」が議場において承認され、それらの常置委員会付託が賛成多数で可決された。
課題として、各地区に委託している教会記録審査の現状に対する危惧が議場より訴えられた。
教団総会議員選挙結果。【教職】宇野稔(岡山)、藤原寛人(上井)、草地大作(境港)、宮﨑達雄(倉敷)、卜部康之(倉敷水島)、八束潤一(米子)
【信徒】牧野卓哉(倉吉)、土井しのぶ(高梁)、佐々木道也(上井)、難波幸矢(光明園家族)、谷野順子(倉敷水島)、湯村セツ子(岡山)
(卜部康之報)

五月三〇日(火)~三一日(水)、仙台青葉荘教会及び東北教区センター「エマオ」を会場に第61回東北教区総会が開催された。
開会礼拝においてエレミヤ書45章1~5節から「自分に大きな期待を抱くな」と題し福島純雄議長が説教を語った。現在諸教会の置かれている状況は厳しい。自分に過信することなく神の計画に委ねて行く時に展望が拓かれるとの御言葉を受けた。
議事に入り准允希望者の承認を受け、近藤国親(宮内)、石井佑二(山形本町)、瀧山結実(福島新町)の三氏の准允式を行った。また高橋力教師の教区巡回教師派遣式を執り行った。
一日目午後七時一五分より九時一五分まで、東北教区センターに会場を移して「謝儀保障ならびに教会共働についての協議会」が行われた。現在、既得権化している謝儀保障のあり方を見直し、地域の伝道のために教会が協力する道を探るものである。宣教共働研究所からの二つの答申、「浜通り北部教会設置運営構想-ネットワーク型共働宣教」と「新庄共働宣教“新庄リバイバルプラン”」が小西望宣教部委員長より説明された。さらにこの二つの答申案に対する常置委員会の見解を福島議長が語った。綿密な研究と常置委員会でのていねいな議論の下に準備された協議会であったが、二つのプランを公開することは初めてのことであり、とくに当該教会においては戸惑いや驚きの声、上意下達であるなどの意見が述べられたが、このプランに希望を見出すとの発言もあった。今後、諸教会がこのプランをどのように展開し、教会と地域の伝道のために用いられていくか慎重に協議が進むように祈りたい。なお宣教共働研究所は、今後も会津を含む諸地域に研究の範囲を広げて行く計画である。
一日目に続き二日目にも各報告がなされた。その中で東北教区センターの運営について質疑があった。開設されてから五年目であるが必要なメンテナンスなど行われておらず、また空調や防音などの設備に手を入れて行く必要もある。東北教区センターが、教区全体、そしてこの地域の伝道の拠点となるように生かされるように今後もそのあり方を検討して行くこととなった。
与えられた課題も多くあるが、総会の閉会予定時刻を一時間残して全ての議事を終えることができた。
教団総会議員選挙結果。
【教職】福島純雄(郡山)、
柴田彰(川谷)、高橋和人(仙台東六番丁)、小西望(仙台北)、佐々木栄悦(福島)、望月修(仙台広瀬河畔)、高橋真人(会津坂下)、宮﨑新(福島伊達)
【信徒】石田サダ子(安積)、
志藤仁一(山形本町)、稲垣弘輔(仙台東六番丁)、斎藤仁一(山都)、長谷川精一(仙台東一番丁)、大沼近(宮城野愛泉)、境澤栄美子(山形六日町)、八重樫捷朗(仙台北)
(宮﨑新報)

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