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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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【4663号】主にある平和と和解のビジョン 在日大韓基督教会宣教100年記念大会

2008年11月29日

教団にとってのベストパートナーたる在日大韓基督教会(以下KCCJと記す)の宣教一〇〇周年記念大会が10月13日午後一時から四時半まで大阪女学院ヘールチャペルで開催された。韓国・北米からの来賓を含め1200人の参加であった。大盛況そのもの。教団からは高橋潤中部教区、望月修治京都教区、向井希夫大阪教 区の各総会議長、東谷誠部落解放センター委員長らの顔が見えた。
「感謝の100年、希望の100年」との主題(Ⅰテサロニケ5章18節)、「遣わされたこの地で宣教に参与する教会」との副題(創世記45章5節)が掲げられていた。
開会前から凄い熱気で、それこそ立錐の余地がない。そんな中四三名からなる吹奏楽団(大阪教会)の演奏が期待感を増進させ盛り上げていく。
第一部 記念礼拝
副総会長・崔栄信(チェ・ヨンシン)牧師の司式のもと礼拝が進行していく。まず五つの地方会、九六教会の代表がプラカードを掲げ入場行進、全員子供たちである。
子供たちが青年とともに記念式典の中心を担っていることに次世代対応の百周年プログラムたる願いが貫かれていた。
讃美、信仰告白、金漢範(キム・ハンボム)副総会長(長老)の祈祷、聖書朗読ののち連合聖歌隊による奉唱。これは100周年にちなんで100名を募集したが実際は定員オーバー。力強い限り!
そののちに鄭然元(チョン・ヨノン)総会長(大阪教会牧師)による説教。これは主題聖句によりKCCJの過去・現在・将来を貫く神の経綸を明確に示すものであった。
教会学校、青年会、女性会の代表による祈祷。献金、頌栄、金元治(キム・ウォンチ)牧師による祝祷で以って終了。
第二部 記念式典
金武士(キム・ムサ)牧師による記念式典は崔正剛(チェ・チョンガン)宣教100周年記念事業実行委員長の挨拶で開始。
朴寿吉(パク・スギル)総幹事による来賓紹介ののち四名の祝辞。駐日本大韓民国特命全権大使・権哲賢(クォン・チョリョン)氏。韓国基督教長老会・徐載鎰(ソ・ジェイル)総会長。日本基督教団総会議長。韓国NCC・林明奎(イム・ミョンギュ)会長であった。
私は「悔改め、そして感謝」と題して祝辞を呈した。
次いで米国改革派教会(RCA)との宣教協約締結式が万雷の拍手のもとなされた。そして教団を含む各関係団体に感謝碑贈与がなされる。これを機に各方面から賜った記念品を三階事務局に飾ることとした。
大会宣言を青年代表が発表し、讃頌、祝祷で終了。
この間、「KCCJの百年の歩み」がDVDに纏め上映された。神が苦難から栄光へとKCCJを導き出した現代の出エジプト記が印象深く描き出されたのであるが、教団が重荷を負わせてしまった歴史をも目のあたりにして悔改めを迫られる。そして「にも拘らず」生きた交わりを与えられている恵みを特別に感謝させられる次 第だ。
第三部 祝賀会
リラックスムードの中で祝賀会が展開された。
教会学校生徒の作文発表と合唱。ピアノ・バイオリン・チェロのアンサンブル。女性連合会の大合唱。テノール独唱。民族舞踊。連合聖歌隊の爆発的合唱は統一を願う「ウリエ・ソウォン」に結晶する。
この中で青年たちが百周年を記念して「一〇〇の光」を歌い、祈り、ラップで表現していた。
「愛します 主よ あなたを 捧げます 全てを あなたにー 中略ー 私達がここに立っている理由(わけ)を今 心に……かみ締めて/共にゆくその道は約束の地 ついてゆきます 主よ 主よ 主よ/わたしの知らない時代(とき)の中で 深く根は地にのびゆき/わたしの生きているこの時代(とき)に 共に手をとりあって/信仰と希望とこの愛の手で土を握り締め 希望の果 実を実らせる」
主にある平和と和解の働きを担うべく、次世代はしっかりととらえられている。KCCJと共に歩み、宣教に参与する教会を形成して行きたいとの願いをさらに熱くさせられた。

主よKCCJとUCCJをみ栄えのため用い給え!

(1)誕生年
(2)出身地
(3)出身神学校
(4)牧会歴
(5)趣味
(6)モットー
(7)抱負

 

石 橋 秀 雄
関東教区
越谷教会
(1)1944年
(2)満州
(3)東京神学大学
(4)鴻巣教会、越谷教会
(5)テニス・スキー、幼稚園の子どもと遊ぶこと
(6)幸も不幸も遊びにして楽しむ
(7)教団の課題は一致と連帯だ。しかし、どこにおいて一致しているかが問われる。公同教会として一致し、公同教会の形成のために仕えたい。

 

後 宮 敬 爾
北海教区
札幌北光教会
(1)1956年
(2)京都府
(3)同志社大学
(4)土佐教会、千歳栄光教会、札幌北光教会
(5)多趣味
(6)希望
(7)教団の中で。対話と出会いの枠組ができればと願っています。
祈りつつ歩んで参りたいと思います。

 

梅 崎 浩 二
九州教区
大牟田正山町教会
(1)1961年
(2)兵庫県宝塚市
(3)関西学院大学、ワートバーグ神学大学院(米国)
(4)飯塚教会、犀川教会、大牟田正山町教会
(5)料理
(6)諦めなければ辿り着く
(7)原理主義的な単純・一元化の発想と行動を排し、複雑な課題に粘り強く向き合い続ける教団の形成を目指したく願います。

 

北 紀 吉
東海教区
愛宕町教会
(1)1952年
(2)石川県金沢市
(3)東京神学大学
(4)茨木教会、清水教会、愛宕町教会
(5)野球
(6)信仰に立つ
(7)教団は、信仰において二分している。お互いが信ずるところに立つために如何にすべきかが課題と思っている。

 

北 村 慈 郎
神奈川教区
紅葉坂教会
(1)1941年
(2)横浜市
(3)東京神学大学
(4)足立梅田教会、紅葉坂教会、御器所教会、 紅葉坂教会
(5)囲碁(但しここ一〇年はしていない)
(6)与えられた仕事は責任をもって果たす。他者への偏見を出来る限り持たない。
(7)相互承認を前提にし、立場考えの違う者が、今総会期の常議員会において事柄に即した議論を積み重ね、未来を模索して行きたい。

 

小 橋 孝 一
東京教区
新島教会
(1)1937年
(2)横浜市及び倉敷市児島
(3)同志社大学
(4)琴浦教会、舞鶴青葉教会、札幌北光教会、高蔵寺ニュウータウン教会、茅ヶ崎恵泉教会、霊南坂教会、新島教会
(5)歴史書(特に日本史)を読む。
(6)焦らず、諦めず、執念深く。
(7)島の教会の声と力を教団に。教団の声と力を島の教会に。

 

高 橋 潤
中部教区
中京教会
(1)1958年
(2)東京都
(3)東京神学大学
(4)静岡教会、蒲原教会、中京教会
(5)草木の手入れ、映画鑑賞
(6)「祈りの法則は信仰の法則」
(7)心にいただいている具体的な計画はありませんが、混沌とした現状に憂えつつ、教会としての秩序を回復すべき責任が与えられたと自覚しています。

 

佃  真 人
兵庫教区
宝塚教会
(1)1959年
(2)兵庫県三原郡三原町市(淡路島)
(3)関西学院大学
(4)関西学院教会、淡路三原伝道所、夙川東教会、宝塚教会
(5)音楽、映画、食事、睡眠
(6)神に仕えて隣人を愛し、神を愛して隣人に仕える
(7)常議員として二期目の重責を担わせていただきます。誰かを貶めたり切り捨てるのでなく、互いに支えあう豊かな対話がなされ、特に地域にあって教団を支えてくださる教会・伝道所の思いが届き、生かされる事を願います。

 

長 山 信 夫
東京教区
銀座教会
(1)1944年
(2)東京都武蔵野市
(3)東京神学大学
(4)宇佐美教会、谷村教会、銀座教会、鳥居坂教会、銀座教会
(5)木工、コーラス
(6)主とその教会に仕える
(7)日本伝道150年の史、特に、敬虔な信仰、公同の精神を大切にし、信仰義認と聖化の福音を鮮明化する議論に励み、教団紛争以来の教師検定試験の未解決の課題、違法聖餐執行教師の是正に取り組みたいと願っています。

 

原 田 謙
西東京教区
更生教会
(1)1932年
(2)東京都
(3)東京聖書学校
(4)上総大原教会、名古屋西教会、北九州復興教会、更正教会
(5)新聞切抜き(但し整理はダメ)
(6)(7)聖書信仰に固く立って、時代を見据えつつ、時代に流されないものでありたい。何故なら教団の歴史を顧みるに、何とその時代の風潮に流されて来たことか!
本来の聖書信仰に固く立ちたい。

 

藤 掛 順 一
神奈川教区
横浜指路教会
(1)1956年生
(2)神奈川県
(3)東京神学大学
(4)富山鹿島町教会、横浜指路教会
(5)歌うこと(讃美歌もカラオケも)
(6)責任を果たす
(7)日本基督教団がその信仰告白、教憲・教規に基づいて、キリストの体として形成されていくために仕えたい。

 

松 村 重 雄
奥羽教区
弘前南教会
(1)1943年
(2)静岡県下田市
(3)農村伝道神学校
(4)蘇原教会、弘前南教会
(5)釣り、最近はマグロに挑戦
(6)愉快に楽しく、忍耐強く
(7)日本基督教団信仰告白を重んじ、第二次世界大戦下における日本基督教団の責任についての告白の指し示す方向を大切に受け止め、教団成立の沿革の加筆修正の作業に一日も早く取り組みたい。

 

三 浦  修
関東教区
埼玉和光教会
(1)1941年
(2)山口県萩市
(3)同志社大学
(4)湖山教会、埼玉和光教会
(5)旅行・短歌・手品
(6)神と隣人に仕えながら主イエスの宣教大号令に応えたい。
(7)第36回教団総会を終えて思うことは、「意見の違いを認めつつも対話を継続し、新しい展望を切り拓いて行きたい」と考えます。

 

向 井 希 夫
大阪教区
大阪聖和教会
(1)1960年
(2)愛媛県
(3)関西学院大学
(4)中津教会、小倉日明教会、大阪聖和教会
(5)食べ歩き。温泉巡り。映画鑑賞。スポーツ観戦。大型スクーターでのドライブ。
(6)弱さや違いを認め合うことのできる教会、社会の実現。主の愛に応えるための正義と公平の実現。
(7)主を信じる者同士が謙虚に互いを尊重しつつ、「違いは豊かさ」を実感できる合同教会を形成するために奉仕できればと願っています。

1.第36回日本基督教団総会議事日程承認に関する件承認
2.教団総会議長選挙に関する件
山北宣久193 当選
後宮敬爾161 小島誠志5
3.教団総会副議長選挙に関する件
佐々木美知夫187 当選
後宮敬爾173 石橋秀雄5
4.教団総会書記選挙に関する件 議長・副議長の推
薦による鈴木伸治を承認
5.教団総会特別委員選任に関する件     承認
6.常議員選挙に関する件
(教職)藤掛順一195
石橋秀雄190 長山信夫189小橋孝一187 高橋 潤184原田 謙184 北 紀吉174後宮敬爾166 向井希夫156北村慈郎152 佃 真人148松村重雄147 梅崎浩二142三浦 修142
(次)木下宣世22
(信徒)高橋 豊196
望月克仁194 大杉 弘193鈴木功男188 小林貞夫187江本義一184 岡田義信184東谷 誠158 斎藤仁一156難波幸矢155 和田献一155伊東永子149 津村正敏149
(次)島 敞史146
7.教団総会常任委員選任に関する件 辻  昭、
服部能幸、岩澤 嵩
8.宗教法人「日本基督教団」責任役員他選任に関する件
(責任役員)山北宣久、佐々木美知夫、鈴木伸治、石橋秀雄、後宮敬爾、
小橋孝一、大杉 弘
(会計監査)辻  昭、服部能幸
9. 教団総幹事選任承認に関する件     承認
10.教団総幹事選任に関する件      内藤留幸
11.出版局長選任承認に関する件       承認
12.出版局長選任に関する件       有澤年
13.出版局理事・監事承認に関する件 常議員会付託
14.年金局理事・監事承認に関する件 常議員会付託
15.部落解放センター運営委員選任に関する件   常議員会付託
16.常設委員会および常設専門委員会委員選任に関する件    常議員会付託
(選考委員)
山北宣久、佐々木美知夫、鈴木伸治、石橋秀雄、
北 紀吉、高橋 潤、
長山信夫、後宮敬爾、
佃 真人、三浦 修
17.宣教研究所委員選任に関する件  常議員会付託
18.日本基督教団会堂共済組合役員推薦に関する件 常議員会付託
19.教団関係学校及び関係団体理事・評議員等推薦に関する件  常議員会付託
20.2008年秋季教師検定試験合格者承認に関する件         承認
21.2006年度教団歳入歳出決算承認に関する件
承認
22.2007年度教団歳入歳出決算承認に関する件
承認
23.2008年度教団歳入歳出実行予算に関する件
可決
24.2009年度教団歳入歳出原予算に関する件
可決
25.2006年度部落解放センター決算承認に関する件         承認
26.2007年度部落解放センター決算承認に関する件         承認
27.2008年度部落解放センター予算に関する件
可決
28.2006年度出版局決算承認に関する件  承認
29.2007年度出版局決算承認に関する件  承認
30.2006年度年金局決算承認に関する件  承認
31.2007年度年金局決算承認に関する件  承認
32.2008年度年金局財務計画案承認に関する件
承認
33.2009年度年金局財務計画案承認に関する件
承認
34.宣教委員会を廃止し常設専門委員会を常設委員会とする件      否決
35.教規施行細則変更に関する件       可決
36.教規施行細則訂正に関する件       可決
37.日本基督教団とアメリカ合衆国長老教会との宣教協約合意書に関する件
可決
38.日本基督教団とアメリカ改革派教会との宣教協約合意書に関する件  可決
39.「合同のとらえなおしと実質化」特設委員会を設置する件       否決
40.『合同のとらえ直し』を自分のこととして聴き直し、再度合同関連議案を提出するために、合同記念の日を2月25日に設置する件
否決
41.日本基督教団第35回総会期第三回常議員会における「北村慈郎教師退任勧告決議」に抗議し、取り消しを要望する件    否決
42.北村慈郎教師に対する常議員会決議教師退任勧告を撤回する件    否決
43.第35総会期第三回常議員会は、山北宣久議長からの提案「北村慈郎教師に対し教師退任勧告を行う件」を可決したが、「教師退任勧告」を取り下げ、全教団的に聖餐理解を深めるために取り組むことを求める件
第1項について否決
第2項について廃案
44.教団第35総会期第五回常議員会における「北村慈郎教師に対する戒規申立を行う件」の決議の無効を確認する件      可決
45.聖餐のあり方について慎重かつ十分に論議する場を教団内に設置する件  廃案
46.聖餐についての自由な協議の場を設定する件  廃案
47.米軍再編に抗議し全国の軍事基地撤去を求める声明を内外に向かって表明する件        廃案
48.「日本伝道150年」記念行事開催を中止する件 廃案
49.日本基督教団「日本伝道150年記念行事」に「琉球伝道163年」を加え、沖縄教区へも配慮し、検討されることを求める件
廃案
50.日本基督教団が、同性愛者をはじめとするセクシュアル・マイノリティ差別をこれ以上繰り返さないために、対話を重ね、具体的な取り組みを提案する件
廃案
51.日本基督教団は、第35回日本基督教団総会で起こった同性愛者への「差別発言問題」に真摯に向き合い、「同性愛者をはじめとするセクシュアル・マイノリティ」の人権問題を宣教の課題として取り組む件 廃案
52.日本基督教団が、自ら引き起こし置き去りにしている「同性愛者、セクシュアル・マイノリティへの差別事件」に向き合い、問われていることに応答してゆくため具体的に取り組む件
廃案
53.教団における会議制の回復を求める件   廃案
54.教団総会議員数に関する教規変更に関する件  廃案
55.各種センターの取り扱いについての再検討を行う件         廃案
56.常議員会選挙方法に関する件       可決
57.教団内諸教会の信頼関係を守り、真実の対話の道を確保する件    否決
58.日本基督教団信仰職制委員会による答申「伝道所での洗礼執行について」(2008年7月4日付)の撤回を求める件
常議員会付託
59.出版局決算を再検討する件        廃案
60.総会議事録承認に関する件    常議員会付託
61.第37回日本基督教団総会開催に関する件    常議員会付託

 

 

 〇七年三月二五日、日曜の朝九時三八分、能登半島をマグニチュード六・九の大地震が襲ってから一年七カ月。輪島の街は、ところどころ虫食いのように穴が空いている。全壊したか、みなし全壊と判断されて取り壊された空き地だ。
輪島教会は、空き地となった隣家の土地を長年蓄えていた資金で購入し、牧師館の建設に踏み切った。会堂裏の牧師館が土台の亀裂、柱の歪みなどで窓の開閉もままならなくなり、「費用的に見ても補修より建て替え」の診断が出たためだ。十一月初め訪れた時、木造二階建て延べ86㎡の牧師館はほぼ完成し、外構の工事が行われていた。十二月九日に完成礼拝が行われる。
壁の亀裂、天井が落ち、窓枠が破損した会堂は、改修工事が終わり、外壁も塗り直された。無牧となっていた輪島教会は、本年四月以来、隠退教師の大隅啓三牧師が牧師館に住み、礼拝を守っている。
その日の新聞は「輪島の人口は前年比七〇〇人減」と報じていた。能登一帯で人口減は続いているが、「朝拝十四、五人、夕拝四、五人、祈祷会八人と熱心な信徒に勇気づけられる。新任教師の赴任まで頑張りたい」と八〇歳の大隅牧師は語った。
能登半島は、南北100㎞、東西30?50㎞、東京都にほぼ匹敵するという広大な半島で、教団の三教会、一伝道所が点在する。いずれも小規模教会だが、三教会は、九〇年から百年という歴史の古い伝道の拠点である。
震源地に近い富来伝道所近くを歩くと、建物診断の札が張られたまま、無人となった家が目立つ。一九五二年、信徒の家の寄贈を受けて始まった富来伝道所は、地震で建物が歪み、基礎に亀裂が入って使用不能となった。木造平屋建て83㎡の小綺麗な会堂は全容を現し、工事が急ピッチで進んでいた。十二月中旬、完成、クリスマス礼拝から使用開始の予定で、来春、献堂式が行われる。
伝道所には内城恵牧師が、毎週四〇分かけて羽咋教会から通っている。礼拝出席三?五人だが、中心部の町立病院(元小学校、町役場跡)の正面という地の利もあり、西海岸の伝道の拠点としての将来が期待される。「羽咋教会でクリスマスに一〇年ぶりの受洗者が与えられるが、富来伝道所に通っていた人だった」と内城牧師は 喜びを隠し切れない様子だった。
基礎に亀裂、梁が折れて改築した七尾教会牧師館も今年一月、完工し、今年度の被災教会再建工事は、順調に進捗している。七尾教会の釜土達雄牧師は、「能登の教会はどこも、思いはあっても自分たちだけで改築する力はないから、再建作業を通じて、教区、教団の連帯を痛切に感じた」と語っている。
地震直後、教会の建物被害は比較的軽微と言われたが、専門家の目が入ると、土台、地盤の亀裂、建物の歪み、地盤液状化などにより、改築の診断が下ることが多かった。
コンクリート・ブロック積みで「火災に強いが地震に弱い」七尾教会会堂は建て替えの診断が下り、鉄筋コンクリートだが多数の亀裂が入って、耐震工事の必要性を指摘され、多額の費用を要する耐震工事か改築かを迷っていた羽咋教会は、信徒から900㎡の土地提供の申し出を受けて改築に踏み切ることとした。
両教会の会堂建設は、いずれも二〇一〇年度の工事着工が予定されている。支援募金は、いま九五〇九万円(08・10・31現在)と目標一億五千万円の六三%に達し、これまでに六四九二万円を諸教会に送ることが出来た。今後の会堂建設のために、目標の完遂が必要条件となる。
過疎の地の伝道の拠点を守るために、教団の連帯と一致を証しするために、どうかクリスマス献金で能登半島地震被災教会支援募金を覚えて下さいますように。
(永井清陽報)
救援募金のお願い
◎口座名
能登半島地震被災教会支援募金
◎口座番号
00140?8?706607

胸中の一端を    山北宣久議長

時として湧き上がった大歓声が耳に残っている。それは56号議案「常議員会選挙方法に関する件」と、44号議案「『北村慈郎教師に対する戒規申立てを行う件』の決議の無効を確認する件」の可決とともに起った。
この二つの議決は今総会期に大きな影響を及ぼすであろう。そんな中、四選された議長として胸中の一端を書き記してみたい。
一.伝道不振に危機感を持つ
教会学校生徒減少、青年減退、献身者不足、これらに歯止めがかからぬ現状に慣れてはいけない。危機感を持つことだ。祈って現状打破を真剣に試みていく必要を痛感し出直しを計りたい。プロテスタント伝道150年を一つの契機としていくことは大切だろう。
これに反対する人は違った伝道方法を実践したらよいではないか。要は伝道することだ。
一.聖餐をめぐる対立
多様性が強調されるが違法聖餐は多様性の中に位置づけられるとは思っていない。これは基本線だ。
しかし、このまま聖餐をめぐる対立が、教団分裂に向かって突き進んでいくようであってはならぬ。
この二律背反の中で冷静さが求められる。
未受洗者への配餐をこれみよがしに実行することも、戒規をちらつかせて脅かすことも自重せねばならぬ。教団分裂の回避というギリギリの線で信頼関係を辛うじて持てるのか否か、私も謙虚でありたいとは思っている。勇気が欲しい。ただその勇気を蛮勇に貶めたくはない。
一.沖縄教区との関係
「合同とらえなおし」関連の議論ができないまま廃案になったことをめぐる出直し、仕切り直しをどうしたらよいか皆の英知を結集していきたい。
何よりも沖縄教区の執行部に声をかけつづけたい。そして多様な声に耳を傾けていきたい。いつでも訪問したいと願う者としてそう思う。
一.伝道所の在り方
「伝道所での洗礼執行について」の信仰職制委員会の答申に端を発した問題は早急に考えねばならぬ。
現状と規則が乖離していることが問題解決を遅らせている点に鑑み、「伝道所をめぐる特設委員会」でも発足させたい。
一.宣教協約をめぐって
アメリカ改革派教会(RCA)、アメリカ合衆国長老教会〈PC(USA)〉との宣教協約合意書締結式は感激的であった。
その実質化を次世代に向けて計っていきたい。また他の諸外国との協約も纏め世界の教会と共にあゆむ姿勢を強めて行きたい。
そのためにもアジアの教会との生きた交わりを世界宣教の拠り所としたい。
一.三局の関係緊密化
事務局、出版局、年金局の三局が会計監査を突き合わせていく等、関係の緊密化が実をあげていくことは喜ばしい。さらに効果的に歩みつづけることを期待したい。そのためにも責任役員会を適宜開催して宗教法人的にも体制を整えたい。
その他多くの課題がある。特に時間切れ廃案となってしまった十三もの議案のことも念頭においておくこととする。二年間、進歩、進化の時でありたい。

 

責任の重さを強く感じ  佐々木美知夫副議長

この度の教団総会に於いて副議長に選出され、その抱負をこの紙面に求められました。しかし抱負というよりも責任の重さを強く感じています。それはあの総会に現れた日本基督教団の状況と課題の深刻さに向き合わされているからです。
私自身は第27総会から教団総会に出席してきました。東京教区がようやく議員を送り出してきた総会です。総会は大荒れで議事は進まず、結局28回の臨時総会を開くことになりました。それでも長く混迷の時期を過ごした教団が新しい一歩を踏み出したという感覚を持ったことでした。
あれから十六年を経、副議長として総会に立たされた時、教会の内容そのものに混迷を深める教団の姿がありました。以前のような議場混乱は無くなりましたが、この間教団が抱え続けてきた信仰内容の問題、教会論の課題が噴き出していることを思わされます。聖礼典や職制に関して日本基督教団という教会がどこで一致を見る のかは今や避けて通れない課題となっています。私は選挙時の挨拶でも申しましたが「信仰内容の一致、職制の確立、それに基づく豊かな奉仕と証」が教会の筋道だと信じています。教団がその筋道によって建てられることを願っています。それゆえにこの総会期、教団がまさに信仰内容の一致という根本的課題に直面していること を感じるのです。そしてこの課題を三役の一員として担うことに大きな責任を感じています。
教団は一方で高齢化やいわゆる若年層の減少という厳しい現実の波に洗われています。各個教会が日々取り組んでいる伝道と教会形成の場には大きな困難があります。このままの状態で一〇年推移した時、どのような事態がもたらされるのかは既に統計上明らかにされています。祈りつつ伝道に励む他に将来に対する手段はないの です。その時、教会の信仰内容が最も大きな意味を持ち、また力であることは事実でしょう。全国諸教会の信徒の方々がどこに基を置いて信仰生活を続けておられるのかを受けとめつつ、この総会期の務めに与って参ります。

 

教会に心を置きつつ   鈴木伸治書記

四選目の書記を要請されたとき、いろいろと考えなければなりませんでした。教会の牧師の務めと共に、幼稚園の園長を担い、教会が関係する二つの社会福祉施設とも関わっているからです。刑務所の教誨師として、少年院の篤志面接委員として月に一度ずつ赴いています。これらの職務を担いながら書記の務めを果たすとき、い つも心配していたのは教会員の動向でありました。しかし、会議中に教会員の危篤や葬儀に遭遇しませんでしたので、ほっとした次第です。新たなる二年間は、当然のことながら教会に心を置きつつ職務に向かうことであります。
六年前、書記を要請されて引き受けましたが、書記がこんなに重い職務を担うとは思っていませんでした。書記ですから、記録の責任をもつことくらいしか考えていませんでした。ところが、書記は三役の一人として、国内外のいろいろな団体と関わりを持たなければなりません。最初に就任して間もなく、韓国の教会を訪問しま した。北米諸教会の皆さんとも交流がもたれました。教区総会時期には三役、総幹事が分担してそれぞれの教区に問安使として赴くのであります。書記として、議長が関われない部分の代わりとしての役目があるのです。それを思いますと、議長は多くの職務を担っており、本当にご苦労の多いことと頭が下がります。会議の議長席 にいるの が議長・副議長と素朴に思っていましたが、教団の顔であり、担い手でありますから、多くの職務を担っているのです。
書記は記録の責任をもつことであります。教団総会の議事録は補助書記が作成いたします。しかし、総会期二年間に六回の常議員会が開催され、議事録を作成する務めがあります。
議事録は発言録ではありません。しかし、審議経過を明確にするためにも発言録に近い記録となっています。常議員会が終わって、改めて録音を聞きますが、発言内容が理解できないことがあり、苦労を重ねながら職務に当たっています。
この二年間、重い職務を担う議長の一端を担いつつ、務めを担う所存であります。

 

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