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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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【4652号】お詫び・訂正

2008年6月14日

・新報四六五一号一面大阪教区総会報告「在日大韓基督教会西南地方会会長」を「在日大韓基督教会関西地方会会長」に、お詫びして訂正いたします。

・新報四六五一号三面消息欄「阿部金一」氏を「安部金一」氏に、お詫びして訂正いたします。

《報告▼大宮 溥
世界宣教委員会前委員長》
二〇〇九年は日本プロテスタント宣教開始一五〇年の感謝すべき年である。日本基督教団においても、いくつかの記念行事が予定されているが、その第一として、日本で宣教師として奉仕され、現在退任して帰米されている先生方を訪問し、感謝と交わりの時をもった。
四月十四日(月)から二三日(水)まで、山北宣久教団議長が団長、伊藤瑞男、大宮溥が副団長となり、棟居勇(宣教師人事)、上田博子(世界宣教)、深谷松男(学校関係)、原田史郎(関東教区)など十七名が参加した。
クレアモントにて
最初に訪問したのは、ロサンゼルス郊外のクレアモントにある、隠退宣教師のホーム「ピルグリム・プレイス」である。ここは米国合同教会の創設した施設であるが、諸教派の隠退教師に開かれており、それぞれ独立した家屋に住んでおられる。教団宣教師であった方々はお世話をしてくださったショーラック、クラーク先生はじめ、三〇名を越えている。近郊に住んでおられる数名の先生方も集まってくださった。
十四日に着いて歓迎を受け、翌朝感謝会を開いた。ピルグリム・プレイス総裁ビル・クニッツ氏の歓迎の挨拶のあと、山北団長の挨拶と感謝、日本の現状についての、大宮溥(教団)、深谷松男(学校)、原田史郎(社会事業同盟)各氏による報告があり、懇談した。ピルグリム・プレイスと隠退宣教師の方々に感謝の記念品(壁掛)を贈呈した。
昼食を在住者全員の参加する食堂で取った後、小分団で施設内ツアー。引退後も活動的な先生たちの生活に触れた。夜は先生たちの、所内、教会、社会における活動を伺い、われわれが刺激を与えられた。
三日目は、ブラウンリー先生の司会により日米両教会の直面している問題について懇談した。閉会礼拝は、われわれに協力された、ロサンゼルス・センテナリー・メソジスト教会の久山康彦牧師。キリストの教会として、われわれが共にあることを改めて認識させられた。クレアモントの教会と神学校を訪問して、ロサンゼルスに戻った。
ホランドにて
ロサンゼルス以後は、団員は二グループに別れ、Aグループは八名で(山北、大宮、上田、矢崎邦彦、千葉信一、望月陽子、杉本亮子、横山利江)、ミシガン州ホランドを訪問した。ここは一五〇年前に日本に最初の宣教師を送ったオランダ改革派教会(現在のアメリカ改革派教会)のホーム・グラウンド。日曜日の礼拝を四回守り、ホープ大学(夕礼拝に学生を中心に千人以上が出席)、ウエスターン神学校を訊ねて、「キリスト教国アメリカに触れたければ、大都会でなく地方に行け」と言われるのが、本当だと実感した。
ヘッセリンク先生、マギー先生両夫妻などにご案内いただいて、教会、学校、施設等を訪問した。十九日(土)夕刻に宿舎のハワース・インに、隠退宣教師等約二〇名が集われた。晩餐後日本側の挨拶と感謝、レイマン先生の日本伝道史スケッチ(講演)等で交わりを深め、感謝の壁掛を全員にさし上げた。
二一日(月)には隣接のグランドラピッド市にあるアメリカ改革派教会のオフィスを訪問、マイケルソン総幹事初め幹事職員の方々の歓迎を受け、懇談した。山北議長とマイケルソン総幹事等で、今年秋に予定されている教団と米改革派教会との宣教協約の協議も行った。
翌朝グランドラピッド空港を出発し、シカゴでBグループと合流し、二三日(水)の午後、全員無事に成田空港に着いた。退任宣教師の方々が高齢化してこられた折でもあり、誠に時機を得た訪問であった。

《報告▼伊藤瑞男
世界宣教委員会委員》
退任宣教師感謝ツアー一行十七名は、クレアモントを訪れたあとAとBの二グループに分かれた。我々Bグループ九名は十七日、副団長・伊藤瑞男牧師をリーダーとしてテネシー州ノックスビルへ飛んだ。
プレザントヒルにて
ノックスビルから、車で一二〇キロ西へ移動、高原のプレザントヒルにあるアップランド隠退村へ。
アップランドは、UCC関係の避暑地の共同体で、十七日と十八日ホームステイをして、歓迎会、感謝会、交歓会、隠退村の見学、牧師との懇談などすばらしい時をもった。
アッシュビルにて
十九日、バスをチャーターして東へ三〇〇キロ移動、ノースカロライナ州アッシュビルにあるメソジストのブルックスハウエル・ホームを訪問、そこに入所している人たちを中心に八名の宣教師たちと二時間半の感謝会、交わりをした。
モントリートにて
さらに、そこから進んで、長老教会の拠点の一つであるモントリートへ着いたのが夕刻、早速教団主催の感謝夕食会をレストランで開く。一〇名の方々が出席してくださった。
翌二〇日は主日で、モントリート長老教会とブラックマウンテン長老教会との二つの礼拝に出席、いずれも礼拝の中で、教団からの感謝の挨拶を述べることを許された。午後は歓迎昼食会、老人ホーム、モーア宣教師宅訪問など多くの出会いと再会。翌二一日モントリートから、帰途についた。
終わりに
強行軍であったが、我々の多くは宣教師の方々との再会を目的としており、教団を代表して感謝を表すだけでなく、個人的な喜びをも与えられた。また、思いに勝る歓迎を受け、喜ばれたことは、我々にとっても大きな恵みとなった。
それぞれの場で、お世話してくださった方々、楽しいバス旅行を手配してくださった方々に感謝したい。

第62回/「合同」後39回兵庫教区定期総会は、五月十八・十九両日、神戸教会を会場に正義員二一四名中一五〇名(開会時)が出席し、開催された。
兵庫教区では、震災の関係で、教団総会議員選挙と、教区三役、常置委員の選挙が重なる。林邦夫議長(兵庫松本通)、川上盾副議長(東神戸)、古澤啓太書記(神戸東部)が選出された。
菅根信彦議長は議長報告で宣教の課題について報告、終わりに教区が課題として担う問題は、歴史的にも現実的にも多岐にわたり大切で重い事柄であると述べ、準備された以下の議案が今総会で上程され、審議された。
准允・按手礼執行に関する件は、昨年同様教区議長一人での執行が提案、可決され、七名の准允式、二名の按手礼式が執行された。
教団常議員会教師退任勧告決議問題に関する件は、第一日目、村山盛忠教師(兵庫教会)によって、「『未受洗者配餐問題は、教団・教会の宣教課題』-教団教師50年の歩みをふまえて-」と題し基調講演の時を持ち審議され、第36回教団総会に以下の議案を提出するとして可決された。【議案】日本基督教団第35総会期第3回常議員会における「北村慈郎教師退任勧告決議」に抗議し、取り消しを要望する件。
「合同のとらえなおし」-「宣教150年」及び「宣教100年」に関する件は、「合同のとらえなおし」の視点から第36回教団総会に以下の議案を提出するとして可決された。【議案】「日本伝道150年」記念行事開催を中止する件。
同性愛者をはじめとするセクシュアル・マイノリティ差別に関する件は、第36回教団総会に以下の議案を提出するとして可決された。【議案】日本基督教団が、同性愛者をはじめとするセクシュアル・マイノリティ差別をこれ以上繰り返さないために、対話を重ね、具体的な取り組みを提案する件。
可決された主な議案は次の通りである。兵庫教区クリスチャン・センター会計不正流用問題報告に関する件。兵庫教区謝儀保障要綱改正に関する件。兵庫教区機構組織見直しに関する件。教区施設特別資金に関する件。被災者生活支援、長田センターにおける今後の取り組みに関する件。第35総会期「教団機構検討特設委員会」答申に関する件。「北海教区アイヌ民族情報センター」の課題の共有と連帯献金継続に関する件。
建議、敗戦後の日本の教育の歩み全体を検証し、今日の教会の教会教育課題と役割を明らかにする件、は常置委員会付託となった。
台湾基督長老教会高雄中会張顯爵議長及び、在日大韓基督教会西部地方会裵明徳副会長の来賓挨拶を受けた。また教団問安使・小林眞副議長の挨拶を受けた。
教区常置委員選挙結果
【教職】菅根信彦(神戸)、廣田和浩(尼崎)、佃真人(宝塚)、西澤他喜衛(甲東)、竹内富久恵(神戸愛生)、白井進(神戸栄光)、小林聖(豊岡)【信徒】森章一(神戸栄光)、柳谷舟子(甲南)、津村正敏(明石)、宮本真希子(甲東)、高寺幸子(武庫之荘)、中村哲男(はりま平安)、上田律子(御影)
教団総会議員選挙結果
【教職】菅根信彦(神戸)、佃真人(宝塚)、川上盾(東神戸)、竹内富久恵(神戸愛生)、林邦夫(兵庫松本通)、西澤他喜衛(甲東)、上内鏡子(神戸イエス団)、白井進(神戸栄光)、手束正昭(高砂)、岡本知之(西宮)、車田誠治(龍野)、小林聖(豊岡)、森里信生(関西学院)
【信徒】森章一(神戸栄光)、宮本真希子(甲東)、柳谷舟子(甲南)、津村正敏(明石)、上田律子(御影)、高寺幸子(武庫之荘)、二宮満雄(西宮門戸)、冨士原進(姫路福音)、有森和可奈(北六甲)、長谷川容子(立花)、鈴木誠也(神戸)、中林成子(須磨月見山)、三井誠(加古川東)
(新報編集部報)

西東京教区総会は、五月二五~二六日、阿佐ヶ谷教会を会場に、開会時で正議員二〇五名中一三六名の出席で開催された。
今総会は、ある信徒議員の発言を借りるならば…「二つの陣営」…が例年にない程に、鋭く対立した。
冒頭、議事日程承認に於いて、「聖礼典を正しく執行する意思表明に関する件」の取扱いを巡り、「議案として形をなしていないから取り下げるべきだ」という主張が繰り返され、何度も修正案が提案されるなどしたが、修正案は全て少数否決された。
この議案は、閉会予定まで一時間を切ったタイミングで上程された。「違法な聖餐礼典」「未受洗者への配餐」「未受洗者への配餐という違法行為による問題提起」この三点を「慎む」という内容であった。総会冒頭の取り下げ主張が蒸し返された後、未受洗者への配餐の是非、聖書的或いは教憲・教規的根拠、更には伝道牧会上の配慮という観点に基づいた賛否両論が激しく対立した。また、議案・提案理由の一字一句にまで、「表現が間違っている」「不適切」等の指摘がなされ、非難・弾劾の様相を呈した。再三時間延長されたが、発言中に延長時間が尽きた。吉岡光人議長はその収拾に努めたが、「時間切れによる自動的廃案」を主張する議員が声高に議長に迫り、議事は混乱、その後の取り扱いを巡っても激しく対立した。
混乱の中で、「事柄の重要性に鑑み、常置員会で審議し、何らか議論を継続するための配慮をする」との提案があり、結果これが修正案として可決された。
教団総会議員選挙でも、教団問安使挨拶でも、殆ど同じ発言者の顔触れ・同じような図式と見える仕方で対立した。
選挙では「少数意見に聞くべき…全数連記ではなく半数連記を」「倍数候補を挙げて所信表明を聞いてから投票を」という主張がなされたが、結局従来通り全数連記となった。
問安使挨拶では、教団常議員会の所謂教師退任勧告について、発言を許された議員六名中五名が、強い批判の意見を述べた。
尚、教区議長挨拶の際にも「退任勧告に触れられていない」との批判があった。
「教区開拓伝道実行委員会設置ならびに委員選任に関する件」では、注文や付加的な要望はあったが、全員が原案に賛成する意見を述べた。立川駅にほど近いレンタルスペースで、主日夕礼拝を持ち、「さらに西へ」(開拓伝道準備委員会活動報告書の表題)の伝道を推進し、教区全体で取り組む方針が可決された。この際、推進の責任者の一人大村栄常置委員は、質疑で「信仰告白・教憲教規に則った開拓伝道を目指す」と答えた。
また、各教会・伝道所が「経常収入の1%を謝恩日献金としてささげることを目標として努力する」という内容の「教団年金を守るための教区推進案に関する件」も、質問はあっても大きな反対はなく可決された。
常置委員選挙結果(半数改選)
【教職】川村博(調布)、原田謙(更生)、大村栄(阿佐ヶ谷)
【信徒】高津博(大宮前)、平松進(東中野)、宮下重康(玉川)
教団総会議員選挙結果
【教職】吉岡光人(吉祥寺)、若月健悟(国分寺)、大村栄(阿佐ヶ谷)、真壁巌(相愛)、道家紀一(井草)、原田謙(更生)、河村博(調布)、山畑謙(小金井緑町)、久山庫平(河辺)、岩田昌路(狛江)、吉岡康子(吉祥寺)、山口隆康(東神大)
【信徒】高橋豊(白鷺)、平松進(東中野)、高津博(大宮前)、小中乃芙子(永福町)、川原正言(南三鷹)、宮下重康(玉川)、島林樹(吉祥寺)、渡邊豊明(小金井緑町)、折原威男(阿佐ヶ谷)、井田昌之(狛江)、島田弘道(石岡記念)、五十嵐昭一(国立)
(新報編集部報)

第63回奥羽教区定期総会が、五月二一日~二二日、奥羽キリスト教センターにて開催された。開会時には正議員が一一二名中一〇二名出席した。
開会礼拝、総会成立に必要な諸手続き後、直ちに「准允受領願い」が取り扱われ、これを満場一致で承認、准允式を執行。四名の教師が新たに立てられた。
議長報告では、邑原宗男議長が主として次の点を述べた。〇七年度、教区五九教会・伝道所の約六分の一で教師異動があり、今後さらに「兼務体制による宣教協力が課題となってくる」また「教勢の減少は憂慮すべきこと」としながらも、この状況の中で「教区の宣教を共に担うことに励み」、特に「教区全体として後継者育成に心を配り」教会青年の集い、ユースサマーキャンプなどに取り組んできた。教区活動連帯金受給教区として、連帯金が「重要な収入源の一つ」であり、前年比約五〇万円減は、教区会計に直接影響が及ぶこと、また連帯金に「協力しないという教区があり課題」であり「教団決議の軽視である」とした。謝恩日献金への取り組みは、35教団総会決議(謝恩日献金の八千万円増額)に応じた昨年の教区総会決議に基づき、教区内教会・伝道所から約一二五万円の献金が献げられたこと、教区会計から不足分を補填し目標額(二百万円)を満たしたことを報告した。退任勧告決議について「奥羽教区は未受洗者への配餐を容認することはない」としつつ、しかし当該教区を越えた手続きの不備、決議が上告手続きを閉ざしてしまうこと、また福音主義教会連合按手執行問題等、決議に疑義を感ずるとした。
法定議案以外で審議された主なことは次のとおり。
常置委員会提案「教団総会議員数に関する教規変更」は、教団常議員会の下に設置された教団機構検討特設委員会が教団議員定数改訂案を答申したが、これに教区対案を提出するもの。常置委員会は改訂試算表等により教区案を検討。教区案では、各教区定数配分を現行(教師・信徒各三名)のまま、また推薦議員を廃止しないことを提案する。答申案は、定数配分教師・信徒各一名減、推薦議員廃止を提案している。ただし教区案は、各教区選出議員総数、現行三七〇名を三百名とすることは答申案どおりとし、結果、教勢配分を減ずる案となっている。原案が可決され、教規第一条のみの変更案が教団総会に提出される。
常置委員会提案「大館教会と花輪教会の合併」は、両教会の合併と花輪教会の解散の承認。〇七年より両教会の合併について検討が具体化し、花輪教会が大館教会に吸収合併後、解散することが両教会で決議された。合併申請を議員の起立をもって承認した。花輪教会は秋田県北部伝道で一九五二年に伝道所として開設された。
議事は、予定時刻まで一時間半以上残してすべてを終了。残された時間を教団問安使との質疑、討論に用いた。議事の中でも小林眞教団副議長には問安使としての挨拶の時間が設けられたが、なお残された時間も有効に貴重に用いられた。教会が直接、教団の課題を聞き、教会、教区の現状を教団に公に伝えるときは他にはない。意見、見解の違いが明らかになるとしても教区総会に欠くことのできない時間である。
教団総会議員選挙結果
【教職】岡村宣(鷹巣)、邑原宗男(江刺)、雲然俊美(秋田桜)、松村重雄(弘前南)、白戸清(野辺地)、山口義人(男鹿)、願念望(青森松原)
【信徒】鈴木務(秋田高陽)、三上敦子(田名部)、浅沼千春(秋田桜)、半澤清次郎(一関)、松尾亨(青森松原)、大友清子(秋南)、守屋ミヨ子(八郎潟)
(渡邊義彦報)

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