六月十九日~二〇日(火〜水)開催された理事会で、二〇〇七年度年金局事業報告ならびに決算に関する件、二〇〇九年度年金局財務計画、および教師退職年金等規則の変更案について審議し、承認した。
この三案は第35回総会期第五回常議員会に議案として提出することとなった。
二〇〇九年度の謝恩日献金の計画額は二〇〇七・八年度同様一億一千万円を計上した。この「謝恩日献金」の実現については、「各教区はそれぞれの事情に応じた相応しい方法で努力することとし、そのときの献金目標値は、教区の負担金の賦課率による」を再確認した。髙橋豊理事長は「謝恩日献金」の実現に向けて各教区代表が苦心努力していることに謝意を表すと共に、なお一層の働きを期待した。また、各教区の代表が常置委員でない場合でも、教区常置委員会と密接に連携し、常置委員会に積極的に働きかけ、教区全体で実現のために努力してほしいと述べた。 (櫻井淳子報)
七月一日~二日、教団会議室で二〇〇八年度「隠退教師を支える運動」全教区推進委員会が開催された。
各教区と東京各支区の推進委員、事務担当、内藤留幸教団総幹事、髙橋豊年金局理事長、櫻井淳子同業務室長の陪席者が加わり三〇名の出席者であった。
多田信一委員長の開会祈祷、挨拶に続いて髙橋年金局理事長、内藤総幹事より挨拶をいただいた。
二〇〇七年度事業報告、決算報告等の説明後、新しく加わった三名の委員が紹介された。多くの方がこの業に携わって下さり、「支える運動」の意義がさらに深められ、広められていくことを願うと共に、これまでの御手の御導きを感謝するものである。今年は教団総会決議から三〇年の節目を迎えた。「『隠退教師を支える運動』私たちのビジョン」を全員で朗読し、思いを新たにした。また、三〇年記念誌発行の準備作業中であることが報告された。
各教区での取り組み方、工夫等の話し合いでは、それぞれの教区に適った方法で熱心にこの運動を進めている様子が窺え、互いに励まされたことと思う。特に年金局の現状を覚え、「謝恩日献金」と「一〇〇円献金」の趣旨の違いをきちんと理解していただきながらその上で謝恩日献金の計画額達成にも寄与したいと考える意見が多く述べられた。
二日目は、三〇年記念礼拝が捧げられた後、髙橋年金局理事長と櫻井業務室長から、現在の教団年金局の事業状況について詳しい説明を受けた。歴史の中に主が共に歩まれたその御恵みを感謝しつつ、勤めを果たしたい。
(朝岡瑞子報)
人の心には多くの計画がある。しかし、ただ主のみ旨だけが堅く立つ。
高橋さとり (深川愛隣伝道所会員)
子どもの頃、牧師夫人とは何でも「できる」、パワフルな存在でした。母も、また近隣の教会の牧師夫人もそうだったからです。伝道に燃え、人の相談に熱心に耳を傾け、山の様な食事をテキパキ作り、「大丈夫よ」と言われると安心できる。そんな才は私にはない…私には無理だ、と思っていました。ところが、五年の台北生活の中で、何人もの牧師夫人に出会う中で、パワフルな人だけでなく色々なタイプの方が、それぞれに用いられている姿を見たのです。そんな中で、牧師夫人とは「なる・ならない」でも「できる・できない」でもないのだと知りました。どんな仕事や立場にも、神様が選んで下さり、そのままの自分を神様が用いて下さるのだと。そう気付かされた頃に、神学生だった夫との出会いがあり、結婚へと導かれたのでした。
私たちが結婚して、十七年が経とうとしています。時々、結婚式の日のある言葉を思い出します。私たちの会場準備のつめが甘く、当日、式直前まで、机や椅子を並べるはめになりました。新郎を始め、当時神学生だった友人方や教授まで、上着を脱いで手伝って下さいました。準備が終った時、司式をお願いしていたレーマン先生が「全て、予定通りですね」と、ニッコリ語られた事を後で聞きました。「私たちの予定」ではなかったけれど、「神様の予定通り」だったのだと…。
思えば、人生「予定外」の事ばかりです。「牧師夫人にはならない」つもりだった私が、「牧師にはならない」つもりだった夫と結婚しました。
子供の入った学校で学級崩壊が起こるなんて全くの想定外。うんと悩みましたが、そのおかげで、子供のために真剣に祈り、転校という形で最適の場が与えられました。「予定外」だった一つひとつが、「神様の予定通り・導き」であったと今は思えるのです。
さて、最初の任地、愛媛の郡中南教会での九年間は本当に幸いでした。牧会に集中できる環境の中で、三人の子供も与えられ、信徒の方々に愛され、支えられ、許され、育てられました。大自然の恵みも満喫しました。
次の任地、東京の深川愛隣伝道所に来て七年目に入りました。九五名定員の保育園がある教会です。保育園という所は忙しい所で、事務員である私の一日は書類と締め切りの山の中であっという間に過ぎてしまいます。神様、忙しくて教会の事が何も出来ませんと私がつぶやくと、その分礼拝にあずかる事の出来る喜びを、より味わえる事に気付かされました。また、九五名の園児が、毎日讃美し、お祈りをしている事も示されました。入れ替わりを考えると、何百、何千という子供が、ここでみ言葉にふれる事が出来るのです。こんなにステキな種まきの場・教会の業の只中に、私は毎日いたのです。
その職場でも様々な出来事や問題が起こります。子供の成長や進学も思うようにはいきません。何かある度に、つぶやき落ち込む私のために、神様は牧師の隣という場所を用意して下さったのかも知れません。パワフルからは程遠く、おっちょこちょいで欠けだらけの私ですが、神様が用いて下さる事を感謝しつつ、この場所で歩んでいきたいと思います。
第36回 日本基督教団総会開催について
第36回 日本基督教団総会を左のとおり開催いたしますので、ここに公告します。
会 期 三日間 二〇〇八年十月二十一日(火)
午後一時三十分〜二十三日(木) 午後三時
会 場 ホテルメトロポリタン
東京都豊島区池袋一丁目六番一号
二〇〇八年八月一日
日本基督教団総会議長 山北宣久
傍聴希望者は左の要領に従って手続きをしてください。
一. 傍聴資格
本教団の教師および現住陪餐会員たる信徒に限ります。なお、信徒の方は所属教会牧師の推薦が必要です。
二. 傍聴者人数 一五一名
(傍聴者座席数を限度とします)
三. 参加費 五千円(会場費二千円、資料代三千円)
四. 申込方法
九月十九日までに郵便はがきでお申し込みください。この日で、傍聴者人数を超えた場合は抽選になります。
五. 手続き
抽選結果は本人宛に通知いたします。傍聴許可となった方は参加費をお送りください。なお宿泊は各自でご手配ください。
六. 申込先 日本基督教団事務局総務部
七. 傍聴は右記手続きによる者に限っておりますのでご注意ください。当日申込みは認めません。
◎建議、請願の締切は九月三十日になります。
松田定雄氏(隠退教師)
四月九日、逝去。八四歳。沖縄県に生まれる。一九五五年青山学院大学キリスト教学科卒業後、沖縄キリスト教団兼次教会に赴任。その後、沖縄キリスト教団読谷教会を牧会し、七二年から八八年まで沖縄キリスト教短期大学教務教師として奉職し、九六年隠退した。遺族は息の啓行さん。
永井 修氏(隠退教師)
六月二四日、逝去。八一歳。兵庫県に生まれる。一九五〇年日本基督教神学専門学校卒業後、森小路教会に赴任し一九九八年まで牧師として務め、隠退した。
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
Copyright (c) 2007-2025
The United Church of Christ in Japan






