第35総会期第七回宣教師人事委員会が去る九月五日(金)午後二時から五時まで教団会議室において行なわれた。出席者は委員五名中四名と陪席者一名及び事務局からの二名であった。
まず前回記録案を読み上げ字句を訂正した後、これを承認した。
次に第五回常議員会や当委員会と関わりのある諸委員会の報告を受け、議事に入った。
議事では当委員会の責任事項である宣教師の移動に関する件が取り扱われた。
長く日本で働かれたドイツMBKミッションのG・シェーア宣教師の退任、北米関係では二〇年間の働きを終えたヘイスティング夫妻の退任、及び新任、任地変更、任期延長、本国活動等の宣教師人事が承認された。
今回の委員会で長い時間を割いて協議された事項が二つある。
一つは現在作成作業が進められている「宣教師内規」についてである。この中に受入れ宣教師の置かれている情況がわからないと理解しにくい条項があり、協議の結果新しい文言に変更案を確定した。
二つ目は、昨年一宣教師がリーダーとなって行った海外へのスタディーツアーで重大な事故が発生した件に関することである。
この場合当委員会や同宣教師の関係機関はどう責任をとるのか、また責任を負うために必要な諸宣教師との連絡・報告体制をどう構築するのか等について話し合った。これは今後さらに取組むべき課題である。
(木下宣世報)
九月八~九日、教団会議室に於いて今総会期最後となる第五回障害者差別問題小委員会が開催された。 主な議事は、今総会期における委員会活動を振り返りつつ、次期への申し送り事項を挙げることである。
今期の委員会活動は、主に三つあげられる。
第一に、委員会の名称を「『障がい』を考える委員会」に変更する提案をしたことである。これは、この委員会が、差別問題だけに留まらず障がいを持つ苦しみの根底にある心や魂の配慮を豊かにできるように願い、すべての者がイエス・キリストを主とあがめる教会となることを望むという思いを含んでいる。
第二に、情報発信と情報収集の手段として当委員会のホームページを開設したことである。まだまだ不十分な所はあるにせよ、分かち合うためのまず一歩を踏み出せたと思う。今後、アンケートなどを有効に行い、さらに内容が豊かになることを願っている。
第三に、今年度は四年ぶりに全国交流会を開催することができたことである。特別な講師を立てるのではなく、障がいを持って歩んでいる人たち自身に発言していただき、それを分かち合うことができ、良き交流の場が与えられたと思う。
これらの活動を受けて、次期委員会へ以下のことを申し送ることとした。
①障がいについての理解をさらに深める。②「障がい」を考える全国交流会を行うための献金を継続する。③情報発信と情報収集
*ホームページの継続と充実。*「教区への「障がい」に関する取り組み」アンケートの実施。④知的障がいをはじめ様々な障がいにも目を向けてゆく。⑤高齢者問題にも目を向けてゆく。(加藤幹夫報)
第35総会期第三回台湾協約委員会が八月二七日正午から、大阪の浪花教会で開催された。
主な議事は、次の通り。
二〇〇七年度委員会会計決算及び二〇〇八年度委員会会計予算に関する件は、資料を確認して承認。
『台湾教会通信』は、かつて四四号までが合本として発行されたが、その後に出された六一号までを「合本補遺」として製本することについて協議。資料が整い次第作業に入ることを承認した。
台湾高雄日本語教会付属めぐみ幼稚園に派遣されている宣教師から任期満了〈二〇〇九年三月〉前の辞任の希望が伝えられた件については、詳細な報告を受け、当委員会に世界宣教委員会実務会から意見を求められたため慎重に協議した。その結果、当委員会としては以下のように世界宣教委員会実務会に伝えることとした。①同宣教師の辞任はやむをえないと判断し、早急の帰国が望ましい。②後任については、世界宣教委員会が責任を取れる体制が整うまでは、派遣できない。③教団から高雄日本語教会役員会と台湾基督長老教会を早急に訪問し、これまでの経緯を丁寧に説明する必要がある。以上を、世界宣教委員会に提出することとした。
来年日本において開催予定の第十二回PCTとの教会協議会に関する件は、日程としてこれまで十一月に開催されてきたが、来年は日本宣教一五〇周年記念行事と重なるため、二〇〇九年四月二一~二三日または七月二一~二三日を設定し、会場を大阪台湾教会をすることを決めた。テーマは決定にいたらなかったが、教団側の参加者は信徒が過半数になるように各教区に要請することとした。また、この協議会の開催までには委員会組織の改変期にあたるため、今期の台湾協約委員を実行委員として今後の準備を進めることを次期台湾協約委員会に申し送ることとした。その第一回協議会準備実行委員会は二〇〇八年十一月七日に会津坂下教会にて開催される。ここでテーマなどが決定され、年内に協議会の案内を出す予定である。委員会後に協議会会場となる大阪台湾教会を訪問した。
(高橋真人報)
第五回在日韓国朝鮮人連帯特設委員会が九月一日教団会議室で開催された。
前回議事録を修正して承認した後、委員が参加した常議員会、全国キリスト教学校人権教育セミナー、外登法問題国際シンポジウムの報告を受けた。野村和正幹事から、李仁夏牧師の逝去に際して弔電を送ったこと、教団議長と在日大韓基督教会総会長との連名で出された「平和メッセージ」について報告があった。
また教団総会への委員会報告の評価と展望の部分について確認した。在日大韓基督教会宣教100周年記念事業への協力を教区議長宛再度アピールすることとした。
任期を終えるにあたって当委員会の継続課題を検討し、次の事項を次期委員会へ申し送ることとした。
◎在日大韓基督教会の歴史と現状を学ぶ。*外キ協ブックレット「歴史をひらくとき2008-共に生きる世界」の学習を薦める。◎宣教協約の学びを深める。◎在日大韓基督教会が取り組んでいる人権問題に学ぶ。◎日本基督教団と在日大韓基督教会との宣教協議会への参加及び同宣教協力委員会との協力。◎外登法問題と取り組む全国キリスト教連絡協議会(外キ協)活動への参加・協力。*「外国人住民基本法」の制定を求める国会請願署名用紙の各教区総会参加者への配布。*「外国人指紋制度の中止を求める署名」用紙の各教区総会参加者への配布。◎キリスト教学校人権教育セミナー等関係するセミナー・集会への参加。◎「平和メッセージ」の両教会協力による作成。◎二月八日(協約締結日)を「宣教協約の日」(仮称)とするように求めていく。◎「共同讃美歌」編纂、及び両教会の歴史編纂の可能性を探る。◎教団として十年間取り組んだ旧日本軍「慰安婦」支援献金募金の経緯をまとめる。◎次世代育成のために「多民族・多文化共生キリスト者青年現場研修プログラム」への参加を呼びかける。
(土井桂子報)
二〇〇九年春季教師検定試験を左記の要領で行います。
一、受験要綱と受験願書の提出期限
受験要綱と教団指定の願書用紙は一六〇円切手を同封し、正教師受験志願者か補教師(A、B、Cコースの別も)受験志願者かを明記した上、封書でお申し込みください。願書と必要書類を整えて、受験料とともに所属教区に提出してください。
なお、正教師受験志願者は「教師検定規則第十二条②」によるものに限ります。
①教区締切 十一月十七日(月)
(教区により締切が異なりますので、教区事務所に確認してください)
②教団締切 十二月八日(月)
(各教区から教師検定委員会に提出する際の締切です)
*受験料は正教師一万三千円、補教師一万円
二、補教師について
①「説教」「釈義」の課題テキスト
旧約 イザヤ書 五五章八~十一節
新約 フィリピの信徒への手紙 四章二~七節
②コースによって「説教」「釈義」の提出内容が異なりますので、必ず受験要綱でご確認下さい。
③補教師(CⅢコース)の牧会学の課題
『牧会とは何か』について論述してください。
三、正教師について
受験志願者は、直接教師検定委員会までお問い合わせください。
四、提出物(説教、釈義、牧会学)締切について
当委員会への提出締切日、二〇〇八年十二月十五日(金)必着です。
五、学科試験と面接について
学科試験は二〇〇九年三月三日(火)、面接は三月四日(水)、三月五日(木)に東京・日本キリスト教会館ビル内(教団会議室)にて実施します。詳細は受験志願者に通知いたします。不明な点は直接、当委員会へお問い合せください。
2008年10月1日
日本基督教団教師検定委員会
〒169-0051
東京都新宿区西早稲田2–3–18–31
電話 (03)3202–0546
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
Copyright (c) 2007-2025
The United Church of Christ in Japan






