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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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【4661号】消息

2008年10月25日

藤本欣正氏(隠退教師)
7月10日、逝去。72歳。大阪府に生まれる。1972年関西学院大学神学部大学院修了。74年から82年まで武庫之荘教会、85年から2002年まで芦屋浜教会を牧会し、隠退した。遺族は妻の睦美さん。
臼井幸比古氏(大阪西淀川牧師)
9月14日、逝去。84歳。東京都に生まれる。1961年関西学院大学神学部大学院修了後、76年まで鎮西学院教務教師、74年から鎮西学院伝道所を兼牧した。86年から大阪西淀川教会牧師を務めた。遺族は息の義比古さん。

第35回総会期第五回靖国・天皇制問題小委員会が、二〇〇八年九月十一日(木)〜十二日(金)、日本キリスト教会館四階会議室で開催された。芳澤信委員による開会礼拝の後、報告・協議が行われ、NCC担当の須賀誠二委員からは、「千鳥ヶ淵戦没者墓苑」諸問題に関するQ&Aが完成・出版されたことが報告された。
一日目の協議の後、塩入隆氏(長野県短期大学名誉教授・日本聖書神学校講師)より、「靖国神社の歴史」についての講演を伺った。
塩入氏は資料を用いて招魂社から始まる靖国神社の歴史を説明した後、教会にとってこの問題は、日本人の原初的国家観・体制観につながる国家主義との戦いになることを指摘した。また、日本カトリック司教協議会が出した「信教の自由と政教分離」(社会司教委員会編)のように、日本基督教団でも統一見解を出せると良いと述べられた。
二日目は、千鳥ヶ淵戦没者墓苑・靖国神社での現場研修を行った。そこで手にした靖国神社製作映画のチラシに、主人公の青年が「英霊のまごころ」に触れ、「家族・祖国を始めとする、他者を思いやり、他者のために、自己を捨てうる生き方もあることを知り」、(英霊の)「みたまを継ぐもの」として成長していくことが記されていた。しかしそれは、罪人を愛し、敵のために命を捨て、すべての民を救いに導き、平和をもたらす主イエスの姿、聖霊を与えられたキリスト者の生き方とは全くことなるものであることを改めて思う。
(西之園路子報)

九月二五日~二六日、第35総会期第六回社会委員会が教団会議室にて開催され、二日目は学習会を兼ねて国会見学を行った。まず福井博文委員による開会礼拝説教の後、諸報告、協議、委員会内発題を行った。

主な報告事項では、①関係委員会報告の他、②「能登半島地震緊急救済募金」を終了、募金総額12,391,686円。「新潟中越沖地震」献金を終了、献金総額23,996,126円。また国外におけるバングラデシュ・サイクロン募金、中国・四川省大地震募金、ミャンマー・大型サイクロン被災者救援募金等の募金状況と送金状況の報告があった。③六月~九月にかけて二度の死刑執行があったことに抗議して六月十九日、九月十二日付けで死刑執行廃止要望書を内閣総理大臣及び法務大臣宛送付したことが確認された。

協議事項では、改選期にあたる今年度の「社会事業奨励日」、「二・一一」メッセージの執筆担当を決めた。また、社会福祉施設援助金を申請する施設を各教区に推薦してもらう事、長期療養中の教師や年金を受けておられない教師、遺族へのクリスマス・プレゼントの送付等が確認された。

なお第33総会期より継続協議してきた「日本基督教団社会活動基本方針」に関して張田眞委員長による発題があり、これを受けて改めて協議した。内容としては、「社会活動基本方針の再検討」そのものの議論は終結し、今後の課題として「社会活動基本方針の改定準備」も一例であり、次期委員会へ申し送るとした。

二日目、今期委員会最後の日程は国会見学を行った。当初予定の国会委員会傍聴は国会の日程により実施できなかったが、土肥隆一衆議院議員秘書の案内により衆議院内を見学し、第三五総会期の社会委員会を閉じた。   (上地武報)

第35総会期第四回国際関係委員会が、九月九日に教団会議室にて全委員出席で行われた。

諸報告は、「日本基督教団エキュメニカル奨学金」をアジア学院と同志社大学神学部の学生二名に送金したことなどを承認した。

協議は、①「EMSボランティアプログラム」に西堂のぞみさん(天王台伝道所)を派遣し、旅費の一部を補助する。

②カナダ合同教会からの支援金を、新設したエキュメニカル協力奨学金の資金にあてることを、世界宣教委員会に提案する。

③「今期委員会運営」は、JNACとCoCの解散の受け皿の役割を担いながら、奨学金制度制定や国外派遣、退任宣教師感謝ツアー(OKIBの視点も含む)の進言を積極的に行った。

④「次期委員会への申し送り」として「EMSボランティアプログラム」に派遣中の西堂のぞみさんの後方支援を継続する。二〇〇九年四月又は五月の「mission 21アジア部会(青年部)」への青年派遣と「CCA、WCCのステュワードシップ」と「PCUSAハリウッド教会、二〇〇九年青年受入れ」の公募を承認し、次期総会委員会にこれらを託した。

海外の巨大なミッションと小さな日本基督教団の国際関係の中で、派遣プログラムが個人の体験に止まることなく教団全体の財産になっていくこと、奨学金を受けた留学生が帰国して現地の果実となることを願いながら閉会した。新設された当委員会を通して、地方の教会と海外の教会が出会い、主にある豊かな交流がなされる日が来るよう祈りたい。

(稲垣裕一報)

 第35総会期第六回宣教委員会が、九月十六日(火)~十八日(木)西中国教区松江出雲地域にある諸教会をお訪ねした後、松江北堀教会を会場に行われた。 出雲のぞみ教会、松江教会、松江古志原教会、秋鹿教会、松江北堀教会をお訪ねし、教職、信徒の方々と豊かな交わりのときを持つことが許された。 今期最後の委員会である。また、十月の教団総会で宣教委員会廃止案が提案される。もし可決されれば宣教委員会最後の委員会となる。 主な協議事項を記す。 一、教団総会の「廃止案」に自主活動団体の位置づけがないことを憂慮する。 二、「日本伝道一五〇年」について、常議員会で進められている準備委員会の企画を支持する決定をした。 三、日本基督教団と沖縄キリスト教団との合同のとらえなおしと実質化の推進に関する件。時間を取って協議をし、当委員会の課題としては終決することとなった。主な意見を記す。「当初の課題から内容が変わってきている」、「主張にも変遷がある。沖縄教区の議員が教団総会に出られるよう教団が努力して欲しい」、「教団がどのような教団になるか、どんな関係作りをするかが問われた問題だ。常議員会で審議未了廃案にしたのが間違いで、沖縄を切り捨てた以上これと取り組むのは私たちの課題だ」、「当時の社会委員会が対国家の批判のために、また後には差別の問題として沖縄を利用した。沖縄を苦しめた。これは早く終決すべきだ」、「合同には鈴木正久議長の、沖縄の側への独自性の確保の配慮があったが、沖縄側自身の自立的な独自性の確保ではなかったのでこの問題は行きづまって、教団としては担えきれなくなった。沖縄側の自主的な独自性の確保を尊重すべきだ」「『合同のとらえなおし』の議論は非教会的で『「合同のとらえなおし」の捉え直し』が必要だ」。 四、申し送り事項①宣教方策会議の開催、②刑務所伝道の推進、③在日大韓基督教会との宣教協力の推進、④障がいを考える活動の推進、⑤統一原理問題連絡会の開催。(小出望報) 

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