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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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【4663号】第36回教団総会議決メモ

2008年11月29日

1.第36回日本基督教団総会議事日程承認に関する件承認
2.教団総会議長選挙に関する件
山北宣久193 当選
後宮敬爾161 小島誠志5
3.教団総会副議長選挙に関する件
佐々木美知夫187 当選
後宮敬爾173 石橋秀雄5
4.教団総会書記選挙に関する件 議長・副議長の推
薦による鈴木伸治を承認
5.教団総会特別委員選任に関する件     承認
6.常議員選挙に関する件
(教職)藤掛順一195
石橋秀雄190 長山信夫189小橋孝一187 高橋 潤184原田 謙184 北 紀吉174後宮敬爾166 向井希夫156北村慈郎152 佃 真人148松村重雄147 梅崎浩二142三浦 修142
(次)木下宣世22
(信徒)高橋 豊196
望月克仁194 大杉 弘193鈴木功男188 小林貞夫187江本義一184 岡田義信184東谷 誠158 斎藤仁一156難波幸矢155 和田献一155伊東永子149 津村正敏149
(次)島 敞史146
7.教団総会常任委員選任に関する件 辻  昭、
服部能幸、岩澤 嵩
8.宗教法人「日本基督教団」責任役員他選任に関する件
(責任役員)山北宣久、佐々木美知夫、鈴木伸治、石橋秀雄、後宮敬爾、
小橋孝一、大杉 弘
(会計監査)辻  昭、服部能幸
9. 教団総幹事選任承認に関する件     承認
10.教団総幹事選任に関する件      内藤留幸
11.出版局長選任承認に関する件       承認
12.出版局長選任に関する件       有澤年
13.出版局理事・監事承認に関する件 常議員会付託
14.年金局理事・監事承認に関する件 常議員会付託
15.部落解放センター運営委員選任に関する件   常議員会付託
16.常設委員会および常設専門委員会委員選任に関する件    常議員会付託
(選考委員)
山北宣久、佐々木美知夫、鈴木伸治、石橋秀雄、
北 紀吉、高橋 潤、
長山信夫、後宮敬爾、
佃 真人、三浦 修
17.宣教研究所委員選任に関する件  常議員会付託
18.日本基督教団会堂共済組合役員推薦に関する件 常議員会付託
19.教団関係学校及び関係団体理事・評議員等推薦に関する件  常議員会付託
20.2008年秋季教師検定試験合格者承認に関する件         承認
21.2006年度教団歳入歳出決算承認に関する件
承認
22.2007年度教団歳入歳出決算承認に関する件
承認
23.2008年度教団歳入歳出実行予算に関する件
可決
24.2009年度教団歳入歳出原予算に関する件
可決
25.2006年度部落解放センター決算承認に関する件         承認
26.2007年度部落解放センター決算承認に関する件         承認
27.2008年度部落解放センター予算に関する件
可決
28.2006年度出版局決算承認に関する件  承認
29.2007年度出版局決算承認に関する件  承認
30.2006年度年金局決算承認に関する件  承認
31.2007年度年金局決算承認に関する件  承認
32.2008年度年金局財務計画案承認に関する件
承認
33.2009年度年金局財務計画案承認に関する件
承認
34.宣教委員会を廃止し常設専門委員会を常設委員会とする件      否決
35.教規施行細則変更に関する件       可決
36.教規施行細則訂正に関する件       可決
37.日本基督教団とアメリカ合衆国長老教会との宣教協約合意書に関する件
可決
38.日本基督教団とアメリカ改革派教会との宣教協約合意書に関する件  可決
39.「合同のとらえなおしと実質化」特設委員会を設置する件       否決
40.『合同のとらえ直し』を自分のこととして聴き直し、再度合同関連議案を提出するために、合同記念の日を2月25日に設置する件
否決
41.日本基督教団第35回総会期第三回常議員会における「北村慈郎教師退任勧告決議」に抗議し、取り消しを要望する件    否決
42.北村慈郎教師に対する常議員会決議教師退任勧告を撤回する件    否決
43.第35総会期第三回常議員会は、山北宣久議長からの提案「北村慈郎教師に対し教師退任勧告を行う件」を可決したが、「教師退任勧告」を取り下げ、全教団的に聖餐理解を深めるために取り組むことを求める件
第1項について否決
第2項について廃案
44.教団第35総会期第五回常議員会における「北村慈郎教師に対する戒規申立を行う件」の決議の無効を確認する件      可決
45.聖餐のあり方について慎重かつ十分に論議する場を教団内に設置する件  廃案
46.聖餐についての自由な協議の場を設定する件  廃案
47.米軍再編に抗議し全国の軍事基地撤去を求める声明を内外に向かって表明する件        廃案
48.「日本伝道150年」記念行事開催を中止する件 廃案
49.日本基督教団「日本伝道150年記念行事」に「琉球伝道163年」を加え、沖縄教区へも配慮し、検討されることを求める件
廃案
50.日本基督教団が、同性愛者をはじめとするセクシュアル・マイノリティ差別をこれ以上繰り返さないために、対話を重ね、具体的な取り組みを提案する件
廃案
51.日本基督教団は、第35回日本基督教団総会で起こった同性愛者への「差別発言問題」に真摯に向き合い、「同性愛者をはじめとするセクシュアル・マイノリティ」の人権問題を宣教の課題として取り組む件 廃案
52.日本基督教団が、自ら引き起こし置き去りにしている「同性愛者、セクシュアル・マイノリティへの差別事件」に向き合い、問われていることに応答してゆくため具体的に取り組む件
廃案
53.教団における会議制の回復を求める件   廃案
54.教団総会議員数に関する教規変更に関する件  廃案
55.各種センターの取り扱いについての再検討を行う件         廃案
56.常議員会選挙方法に関する件       可決
57.教団内諸教会の信頼関係を守り、真実の対話の道を確保する件    否決
58.日本基督教団信仰職制委員会による答申「伝道所での洗礼執行について」(2008年7月4日付)の撤回を求める件
常議員会付託
59.出版局決算を再検討する件        廃案
60.総会議事録承認に関する件    常議員会付託
61.第37回日本基督教団総会開催に関する件    常議員会付託

 

 

 〇七年三月二五日、日曜の朝九時三八分、能登半島をマグニチュード六・九の大地震が襲ってから一年七カ月。輪島の街は、ところどころ虫食いのように穴が空いている。全壊したか、みなし全壊と判断されて取り壊された空き地だ。
輪島教会は、空き地となった隣家の土地を長年蓄えていた資金で購入し、牧師館の建設に踏み切った。会堂裏の牧師館が土台の亀裂、柱の歪みなどで窓の開閉もままならなくなり、「費用的に見ても補修より建て替え」の診断が出たためだ。十一月初め訪れた時、木造二階建て延べ86㎡の牧師館はほぼ完成し、外構の工事が行われていた。十二月九日に完成礼拝が行われる。
壁の亀裂、天井が落ち、窓枠が破損した会堂は、改修工事が終わり、外壁も塗り直された。無牧となっていた輪島教会は、本年四月以来、隠退教師の大隅啓三牧師が牧師館に住み、礼拝を守っている。
その日の新聞は「輪島の人口は前年比七〇〇人減」と報じていた。能登一帯で人口減は続いているが、「朝拝十四、五人、夕拝四、五人、祈祷会八人と熱心な信徒に勇気づけられる。新任教師の赴任まで頑張りたい」と八〇歳の大隅牧師は語った。
能登半島は、南北100㎞、東西30?50㎞、東京都にほぼ匹敵するという広大な半島で、教団の三教会、一伝道所が点在する。いずれも小規模教会だが、三教会は、九〇年から百年という歴史の古い伝道の拠点である。
震源地に近い富来伝道所近くを歩くと、建物診断の札が張られたまま、無人となった家が目立つ。一九五二年、信徒の家の寄贈を受けて始まった富来伝道所は、地震で建物が歪み、基礎に亀裂が入って使用不能となった。木造平屋建て83㎡の小綺麗な会堂は全容を現し、工事が急ピッチで進んでいた。十二月中旬、完成、クリスマス礼拝から使用開始の予定で、来春、献堂式が行われる。
伝道所には内城恵牧師が、毎週四〇分かけて羽咋教会から通っている。礼拝出席三?五人だが、中心部の町立病院(元小学校、町役場跡)の正面という地の利もあり、西海岸の伝道の拠点としての将来が期待される。「羽咋教会でクリスマスに一〇年ぶりの受洗者が与えられるが、富来伝道所に通っていた人だった」と内城牧師は 喜びを隠し切れない様子だった。
基礎に亀裂、梁が折れて改築した七尾教会牧師館も今年一月、完工し、今年度の被災教会再建工事は、順調に進捗している。七尾教会の釜土達雄牧師は、「能登の教会はどこも、思いはあっても自分たちだけで改築する力はないから、再建作業を通じて、教区、教団の連帯を痛切に感じた」と語っている。
地震直後、教会の建物被害は比較的軽微と言われたが、専門家の目が入ると、土台、地盤の亀裂、建物の歪み、地盤液状化などにより、改築の診断が下ることが多かった。
コンクリート・ブロック積みで「火災に強いが地震に弱い」七尾教会会堂は建て替えの診断が下り、鉄筋コンクリートだが多数の亀裂が入って、耐震工事の必要性を指摘され、多額の費用を要する耐震工事か改築かを迷っていた羽咋教会は、信徒から900㎡の土地提供の申し出を受けて改築に踏み切ることとした。
両教会の会堂建設は、いずれも二〇一〇年度の工事着工が予定されている。支援募金は、いま九五〇九万円(08・10・31現在)と目標一億五千万円の六三%に達し、これまでに六四九二万円を諸教会に送ることが出来た。今後の会堂建設のために、目標の完遂が必要条件となる。
過疎の地の伝道の拠点を守るために、教団の連帯と一致を証しするために、どうかクリスマス献金で能登半島地震被災教会支援募金を覚えて下さいますように。
(永井清陽報)
救援募金のお願い
◎口座名
能登半島地震被災教会支援募金
◎口座番号
00140?8?706607

胸中の一端を    山北宣久議長

時として湧き上がった大歓声が耳に残っている。それは56号議案「常議員会選挙方法に関する件」と、44号議案「『北村慈郎教師に対する戒規申立てを行う件』の決議の無効を確認する件」の可決とともに起った。
この二つの議決は今総会期に大きな影響を及ぼすであろう。そんな中、四選された議長として胸中の一端を書き記してみたい。
一.伝道不振に危機感を持つ
教会学校生徒減少、青年減退、献身者不足、これらに歯止めがかからぬ現状に慣れてはいけない。危機感を持つことだ。祈って現状打破を真剣に試みていく必要を痛感し出直しを計りたい。プロテスタント伝道150年を一つの契機としていくことは大切だろう。
これに反対する人は違った伝道方法を実践したらよいではないか。要は伝道することだ。
一.聖餐をめぐる対立
多様性が強調されるが違法聖餐は多様性の中に位置づけられるとは思っていない。これは基本線だ。
しかし、このまま聖餐をめぐる対立が、教団分裂に向かって突き進んでいくようであってはならぬ。
この二律背反の中で冷静さが求められる。
未受洗者への配餐をこれみよがしに実行することも、戒規をちらつかせて脅かすことも自重せねばならぬ。教団分裂の回避というギリギリの線で信頼関係を辛うじて持てるのか否か、私も謙虚でありたいとは思っている。勇気が欲しい。ただその勇気を蛮勇に貶めたくはない。
一.沖縄教区との関係
「合同とらえなおし」関連の議論ができないまま廃案になったことをめぐる出直し、仕切り直しをどうしたらよいか皆の英知を結集していきたい。
何よりも沖縄教区の執行部に声をかけつづけたい。そして多様な声に耳を傾けていきたい。いつでも訪問したいと願う者としてそう思う。
一.伝道所の在り方
「伝道所での洗礼執行について」の信仰職制委員会の答申に端を発した問題は早急に考えねばならぬ。
現状と規則が乖離していることが問題解決を遅らせている点に鑑み、「伝道所をめぐる特設委員会」でも発足させたい。
一.宣教協約をめぐって
アメリカ改革派教会(RCA)、アメリカ合衆国長老教会〈PC(USA)〉との宣教協約合意書締結式は感激的であった。
その実質化を次世代に向けて計っていきたい。また他の諸外国との協約も纏め世界の教会と共にあゆむ姿勢を強めて行きたい。
そのためにもアジアの教会との生きた交わりを世界宣教の拠り所としたい。
一.三局の関係緊密化
事務局、出版局、年金局の三局が会計監査を突き合わせていく等、関係の緊密化が実をあげていくことは喜ばしい。さらに効果的に歩みつづけることを期待したい。そのためにも責任役員会を適宜開催して宗教法人的にも体制を整えたい。
その他多くの課題がある。特に時間切れ廃案となってしまった十三もの議案のことも念頭においておくこととする。二年間、進歩、進化の時でありたい。

 

責任の重さを強く感じ  佐々木美知夫副議長

この度の教団総会に於いて副議長に選出され、その抱負をこの紙面に求められました。しかし抱負というよりも責任の重さを強く感じています。それはあの総会に現れた日本基督教団の状況と課題の深刻さに向き合わされているからです。
私自身は第27総会から教団総会に出席してきました。東京教区がようやく議員を送り出してきた総会です。総会は大荒れで議事は進まず、結局28回の臨時総会を開くことになりました。それでも長く混迷の時期を過ごした教団が新しい一歩を踏み出したという感覚を持ったことでした。
あれから十六年を経、副議長として総会に立たされた時、教会の内容そのものに混迷を深める教団の姿がありました。以前のような議場混乱は無くなりましたが、この間教団が抱え続けてきた信仰内容の問題、教会論の課題が噴き出していることを思わされます。聖礼典や職制に関して日本基督教団という教会がどこで一致を見る のかは今や避けて通れない課題となっています。私は選挙時の挨拶でも申しましたが「信仰内容の一致、職制の確立、それに基づく豊かな奉仕と証」が教会の筋道だと信じています。教団がその筋道によって建てられることを願っています。それゆえにこの総会期、教団がまさに信仰内容の一致という根本的課題に直面していること を感じるのです。そしてこの課題を三役の一員として担うことに大きな責任を感じています。
教団は一方で高齢化やいわゆる若年層の減少という厳しい現実の波に洗われています。各個教会が日々取り組んでいる伝道と教会形成の場には大きな困難があります。このままの状態で一〇年推移した時、どのような事態がもたらされるのかは既に統計上明らかにされています。祈りつつ伝道に励む他に将来に対する手段はないの です。その時、教会の信仰内容が最も大きな意味を持ち、また力であることは事実でしょう。全国諸教会の信徒の方々がどこに基を置いて信仰生活を続けておられるのかを受けとめつつ、この総会期の務めに与って参ります。

 

教会に心を置きつつ   鈴木伸治書記

四選目の書記を要請されたとき、いろいろと考えなければなりませんでした。教会の牧師の務めと共に、幼稚園の園長を担い、教会が関係する二つの社会福祉施設とも関わっているからです。刑務所の教誨師として、少年院の篤志面接委員として月に一度ずつ赴いています。これらの職務を担いながら書記の務めを果たすとき、い つも心配していたのは教会員の動向でありました。しかし、会議中に教会員の危篤や葬儀に遭遇しませんでしたので、ほっとした次第です。新たなる二年間は、当然のことながら教会に心を置きつつ職務に向かうことであります。
六年前、書記を要請されて引き受けましたが、書記がこんなに重い職務を担うとは思っていませんでした。書記ですから、記録の責任をもつことくらいしか考えていませんでした。ところが、書記は三役の一人として、国内外のいろいろな団体と関わりを持たなければなりません。最初に就任して間もなく、韓国の教会を訪問しま した。北米諸教会の皆さんとも交流がもたれました。教区総会時期には三役、総幹事が分担してそれぞれの教区に問安使として赴くのであります。書記として、議長が関われない部分の代わりとしての役目があるのです。それを思いますと、議長は多くの職務を担っており、本当にご苦労の多いことと頭が下がります。会議の議長席 にいるの が議長・副議長と素朴に思っていましたが、教団の顔であり、担い手でありますから、多くの職務を担っているのです。
書記は記録の責任をもつことであります。教団総会の議事録は補助書記が作成いたします。しかし、総会期二年間に六回の常議員会が開催され、議事録を作成する務めがあります。
議事録は発言録ではありません。しかし、審議経過を明確にするためにも発言録に近い記録となっています。常議員会が終わって、改めて録音を聞きますが、発言内容が理解できないことがあり、苦労を重ねながら職務に当たっています。
この二年間、重い職務を担う議長の一端を担いつつ、務めを担う所存であります。

 

2008年11月15日

主の御名を讃美いたします。
2006年12月に着工、翌年献堂予定であった三宅島伝道所建築計画は残念ながら実現に至っておりません。呼びかけに応えて全国より献金くださいました諸教会、団体、個人の皆様に感謝とお詫びを申し上げます。事情によって計画を中断していますが、条件が整えられて三宅島に会堂が建つことを祈っています。今しばらく時間が必要です。さらに祈りによるお支えをよろしくお願いします。
中断せざるを得なくなった理由が幾つかあります。
設計図に基づいて出された建設業者の見積額が当初の予定金額の3倍を上回るものでありました。実行するには到底無理なので委員会は可能な金額に近づけるために工期の見直しをし、着工期ならびに予算面の再検討を余儀なくされました。
依頼をした設計士は数字を私たちの希望額に近づけるために大変な努力を重ねてくださり、数字的には可能な線が出されるに至りました。しかし、残念ながら設計士と現地の業者との交渉の結果、予算上の目処はついたのですが、結果として三宅島伝道所会員たちが計画を実行することに躊躇する状況が生じてしまいました。その理由は三宅島の事情と当委員会の責任にあります。委員会としてはこの事態を重く見て、三宅島伝道所会員の意見と東支区常任委員の意見を聞きながら、今後の計画を進めることといたしました。委員長の米倉と支区長であり代務者である倉橋が島に渡り事情を調査しましたが、大きな進展は得られませんでした。
委員会では伝道所会員の意向を受け止め、現計画の見直しが必要と判断しました。設計士にいつまでも保留にしてもらうわけにいかず契約を一旦解消することにし、設計料および必要諸経費に200万円余を支払いました。尊い献金をこのような仕方で使用することは大変申し訳ないことですが、支区常任委員会もやむなきものとして承認いたしました。
この後、現在に至るまで何とか計画が実現できるように努力してきましたが、今は焦らず時間をかけて対処することが必要だと判断しています。
全国への献金依頼はこの2008年6月をもって閉じさせていただきました。ご協力ありがとうございます。全国より255教会、3団体、個人38名から6,044,539円が献げられました。心から御礼申し上げます。
会堂の再建ができるまで東京教区東支区で責任をもって預からせていただきます。
三宅島伝道所が主に祝されて再建されますようにお祈りください。
2008年7月8日
東京教区東支区三宅島伝道所再建委員会
委員長 米倉美佐男
委 員 倉橋康夫(代務者)、国府田祐人、長山信夫、山田静夫、吉池 光

◎基督教大韓監理会 リー・ウォン・ジェ宣教局総務
教団の指導者たちの韓国への表敬訪問により、親交を深め、宣教協力をより進展させる重要な話合いをすることができたことを感謝する。また、韓国からの宣教師が迎えられていることを感謝する。両国の教会が協働することで、世界における神の宣教の業に携わる協力関係が将来にわたり進展し続けることを希求し、共に祈る。
◎台湾基督長老教会 アシン・アマン議長
教団との長い歴史における誠実な友好関係、ミッション・パートナーシップを大事にしたい。また台湾派遣の宣教師が北海地区において奉仕できることを大変嬉しく思う。同じように教団から台湾基督長老教会へ派遣された宣教師に感謝する。時に私たちの住む社会の様々の問題に直面し、圧倒され、落胆し、人間の視点のみでミッションの努力が限られてしまうように見える。このような時、主イエスの御言葉「からし種が……成長すると……空の鳥がきてその枝に宿るほどの木になる」を心に留めることにしたい。
なお、議長より記念品が教団に贈られた。
◎フィリピン合同教会 エリエゼル・M・パスクア総幹事
この機会に日本基督教団をより深く理解し、この重要な集いに来られたキリスト者を理解できるよう、誠実に祈るものである。この総会中に、出来るだけ多くの議員との交わりを持てるよう心がける。フィリピン合同教会を代表してこの総会に参加できるよう招かれたことを感謝する。
◎アメリカ合衆国長老教会ダグラス・ウェルチ世界宣教局副局長
これまで共に歩んできた道を振り返り、ミッションのために共通の課題を続けていくに当たって、共に未来を臨みつつ歩めることに感謝を述べたい。皆さまが聖霊に依り頼みつつ、正義のために行動し、福音の伝道に励み、平和を促進するという神の召命を実行している深い信仰を、神に感謝する。共にこの総会の場に集わされているということは、皆さまと結束して、「すべての人々がいつか一つになるように」という主イエスの祈りを実現するためであることを断言する。互いを隔てるバリアを打ち砕き、一致調和のために努力し、神の栄光に向かって平和の促進に務める皆さまの上に神の恵みが豊かにあるよう祈る。
◎アメリカ改革派教会 ジョニー・アリシア=バエツ南北アメリカ・東アジア担当幹事
日本基督教団とアメリカ改革派教会は岐路に立っている。世界が急激な変化に遭遇し、我々の国を取り巻く騒動を目にする中にあっても「神がこの新たな状況で我々に何を求められるか」を問う必要がある。このように問うことで、我々は共に担っている宣教の働きに意識を集中させることができると同時に、我々に働きかけられる聖霊に心を開くことになる。日本基督教団が聖霊の導きを見分けつつ歩む中で、アメリカ改革派教会は教団の同労者となり、支える決意をする。聖霊の導きによって我々は完成に向かって進み、文化や世界と拘りを持つようになり、主イエス・キリストの人性に現われた神の愛を証しすべく会衆を力づけるようになる。「この世の神よりも、あなたの心に臨在される神の方が偉大だ」と覚えつつ、チャレンジを受けて立つことができるよう主の祝福を祈る。
◎共同世界宣教局(CGMB) シャオリン・ズー東アジア担当幹事
米国合同教会と日本基督教団とのパートナー関係は数十年に亘る宣教の歴史に深く根ざしている。現在でもこの世が主を信じるようにと、教会の一致を証しするという共通の召しを受けた教会・地球上の家族として、関係は続いている。日本と北米の間での家族移民という個人的なつながりによって、福音のために日本で宣教師として働いた先達の証しによって、この関係は強められてきた。このように米国合同教会を取り巻く証しの「雲」が宣教の歴史的な意義を物語るに留まらず、福音宣教にあっての現代的なパートナー関係をも現在進行形で語っていることに、喜びを禁じえない。
◎英国メソジスト教会 ウェスレー・ブレイキー ノッティンガム&ダービー教区議長
私たちは祈りとイエス・キリストに共に仕えることにおいて皆さまと結ばれている。イギリスでは今、教会は様々な変化を経験している。そこで、もっと効果的なミッションにかかわるということを、丁寧に祈りをもって検討するように一人一人求められている。私たちは、より良い方向への変化を挑まれている。聖職者、信徒、そして全ての資源を私たちの力の及ぶ限り活用するためである。これからの道のりは長いと思うが、試行を続けていく私たち教会のための祈って欲しい。世界の兄弟姉妹たちと経験を分かち合うことによって、益となるような変化のために、神の良き僕となるよう、共に働くことが出来ることを信じている。
◎南西ドイツ宣教会 ウルリケ・シュミット=ヘッセ副総幹事
日本基督教団は、モラヴィア教会や全世界二六のプロテスタント教会・宣教団体と共にEMS(エムス、南西ドイツ宣教会)というエキュメニカルな団体に加盟している。そのことにより教団とEMSは共に平和の実現に向けて協力し、結ばれている。EMSには月単位の祈りのサイクルがあり、祈祷課題を出し合って日々祈っている。毎月十八日には全世界が教団のために祈っている。またEMSが日本のキリスト者と密接に関わり協力できることを神に感謝し、宣教活動に総体的に取り組み、平和と差別のない地域コミュニティー作りに尽力する教団の上に神の祝福を祈る。
◎ドイツ福音主義宣教会 エックハルト・マーゼ青年担当
イエスは「すべての造られたものに福音を宣べ伝える」ことを私たちの目標であり義務であると語る。私たちは、日本基督教団がこの目標と義務をこれからも続けていくことを願っている。またイエスを通して神はすべての人々、すべての被造物に対し、愛とコミットメントを示された。それを伝えるこの一つの仕事をドイツ、日本、そして世界中において共に担っていきたい。ドイツにおける私たちの状況は変化している。何世紀にも渡り、キリスト教が唯一の宗教だったが、今や様々な宗教がみられる。それ故に、ミッションの教会として出発した時から異教徒の環境の中で福音宣教に励んできた皆さまの経験から学べることを強く願っている。
◎ミッション21 ドリス・グロス東アジア担当幹事
ミッション21の者が日本基督教団総会に出席するのは初めてのことであり、多くのことを意味する。特に今年はミッション21と組織は異なるが、同じスイスのスイス・プロテスタント教会連盟(SEK)と日本基督教団が宣教協約を結んで二〇周年に当たる年である。万民が平和と正義を享受すべく、またヨハネ福音書で「わたしが生きているので、あなた方も生きることになる」と語った主イエスの真理を体験できるよう、私たちは福音宣布(御言葉)と社会福祉(行い)との橋渡しに努力してきた。
ミッション21は教団のパートナーとして、教団のために祈りと連帯を保証するものである。
◎ドイツ福音主義教会 エリザベート・ヒュプラー・梅本 ドイツ福音教会牧師
ドイツのヴィッテンベルクで、二〇一七年に迎える宗教改革五〇〇年記念祭に向かって私たちは、「キリストのみ」「聖書のみ」「信仰に依ってのみ」の信条に従い生きよというマルティン・ルターの呼びかけを再び聴いた。改革派教会として、私たちはこの基本的な信条を常に尊守しなければならないという思いを強くさせられている。又この信条を土台として、私たちの諸教会間にあるフェローシップを神に感謝する。東アジア及びヨーロッパの教会として、それぞれの現状の中で、社会正義と平和のために最大の努力を続けるにあたって、主イエス・キリストが主及び福音の真理への信仰を持ち続ける力を与えて下さることを祈る。
◎在日大韓基督教会 パク・スギル総幹事
一九八四年二月八日に在日大韓基督教会と貴教団との間に宣教協約が締結され、二四年以上もの年月が流れた。また私たち在日大韓基督教会は、今年、宣教一〇〇周年を迎え、神の導きと恵みに感謝しながら、新しい宣教の二世紀目に向かって、日本社会のすべての人々と共に、キリストにある新しい希望を抱かせる教会となるために力を注いでいる。またエレミヤ書29章にあるように、自分たちが住む地の平安のため祈り、行動することが、ディアスポラとしての私たちに与えられた使命であると信じている。これからも、両教会がその宣教協約の精神に立ち返りつつ、連帯を強めていくことができるよう願っている。
◎日本キリスト教協議会 興石勇議長
主イエス・キリストは私たちの間に「和解」の実現をもたらして下さった。しかしキリストの和解の務めを担うよう召されたキリスト者は、必ずしもその召しに相応しくない者であり、自らの対立抗争に加担するかもしれない弱いものであることは、歴史が示すところである。それにも関わらず、私たちキリスト者がキリストによる和解の職務を遂行するよう期待されているのだとすれば、わたしたちはどのようにその働きを担うことができるだろうか。このような挑戦に皆さまと一緒に向き合いたいと切に願うものである。
(松本のぞみ報)

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