WCC青年プログラム
◎スイスのジュネーブで、中央委員会でのサポートやトレーニング
(2009年8月19日~9月4日)に参加
◎募集 18歳から30歳までの教団の信徒
◎自己負担 往復旅費
◎先方負担 宿泊
◎応募期限 3月15日(必着)、書類選考あり
◎問合先 総幹事室 (電話 03-3207-8768)
林 芳助氏(隠退教師)
一昨年十一月二五日、逝去。九二歳。山口県に生まれる。長島聖書学舎卒業後、一九七八年光明園家族教会に赴任。八三年まで同教会を牧会し隠退した。
及川 清氏(隠退教師)
昨年十二月十九日、逝去。八五歳。北海道に生まれる。一九五七年日本聖書神学校卒業後、手宮教会に赴任。九九年まで同教会牧師を務め隠退した。遺族は妻の久子さん。
格差が大きい中で豊かな交わりを持つ
中村征一郎千葉支区では一月十二日(月・成人の日)信徒大会を持つ予定(と言っても拙文が掲載される頃には終えているが…)である。今年は教団総会議長の山北宣久先生にご奉仕を願っての信徒大会であるが、一九七七年に第一回が持たれ、隔年毎の開催で、今回で十七回を数える。今回のプログラムは、▼礼拝形式による山北先 生の「それ行け!伝道」と題する説教、午後は、▼日本宣教150年を覚え、千葉支区でお働きいただいた宣教師の方々への記念品贈呈▼信仰五〇年を経た方々を覚えての感謝祈祷会▼支区内諸教会の交わりの時▼幼稚園児による聖誕劇の上演、と盛り沢山である。千葉支区は東京都の二・五倍の面積に六三の教会を数えるが、東京教 区の他の四区と比すならば均質性が薄いと思う。都市教会と農漁村に在る教会とが混在している。教会規模、礼拝人数、財政等その格差は大きい。概して言うなら千葉、松戸、船橋、市川等の東京近郊の市部、それは千葉県のほぼ五分の一を占めている三〇教会、残りの五分の四の農漁村地域に三〇数教会という分布状況であろうか。都市型教会と農漁村部の教会とは気風も違うし、それを構成している教会員の状況も異にする。しかし全体として見れば千葉支区は豊かな交わりを持つ支区と言える。そしてこの交わりの豊さは、千葉支区の貴重な財産である。信徒 大会はこの交わりの表現の一つとなっているが今回も祝された時となることを願っている。
(東京教区千葉支区長)
第8回宣教師人事委員会
去る一月九日(金)、第八回宣教師人事委員会が開催された。
世界宣教委員会関連委員会の中でも、前総会期(第35総会期)の最後の委員会となった。当委員会の主な議題は、人事に関連するものが大半であることから、多くは次期総会期委員会へ継続的に申し送ることになる。
前総会期を振り返ると、JNAC(日・北米宣教協力会)及びCoC(宣教協力協議会)の解散に伴って、北米諸教会からの受入れ宣教師に対しても教団が直接責任を負うことになり、それまでの世界宣教協力委員会を改めて、「世界宣教委員会」と名称変更し、その組織のあり方や機能的役割も大きく変更された。
当然のことながら、新設された当人事委員会においても、取り扱うべき宣教師の人事事項は決して少なくはない。北米宣教師とそれ以外の海外からの宣教師の受入れ手続き及び評価手続きの統一や、日本基督教団からの派遣宣教師の派遣手続きの見直しが求められ、それへの対応が主な任務であった。その結果、海外からの受入れ 宣教師に関しても「宣教師内規」が整えられた。今期(第36総会期)委員会で大いに活用していただくことを期待する。
最後に、この委員会は、宣教師の人生そのものに大きく影響する委員会であったために責任も大きかったが、担当委員と事務局幹事らが祈りをあわせて協力し、働きを担ってこられたことは、主の導きによるものと大いに感謝する。
また、委員以外にも多くの協力者を得て今総会期委員会につなげていることを覚えておきたい。
(上内鏡子報)
「キリストこそ我が救い」
日本伝道150年記念初週祈祷会二〇〇九年一月五日(月)~十日(土)、銀座教会を初日として、日本伝道150年記念初週祈祷会が一週間連続してもたれた。六教会に延べ五〇〇名、十二教派の信徒が祈りを一つにした。
一五〇年前、キリシタン禁制の日本に宣教師が渡来、御言葉の種が播かれた。
神奈川に上陸した宣教師たちが共に祈った最初の初週祈祷会を覚え、二〇〇年の祈祷会に繋ぐべく一五〇年目の信徒たちが準備した。
東京信徒会の呼びかけで各教会の信徒により、「プロテスタント日本伝道150年初週祈祷会実行委員会」(委員長岩澤嵩・銀座)を組織、各教会の教師、信徒一体となって進められた。
東京・西東京三五〇教会を始め、ミッション系学校、教団以外の教派にも呼びかけた。初期の日本宣教が超教派でなされたことに倣うものである。
祈祷会は各教会に備えられた賜物を活かしながら、共同主催の形を採った。
主題聖句をかかげ、第一部は奨励に続く指名祈祷四名、全体祈祷、主の祈り、第二部は交わりを共通プログラムとした。
以下は各教会プログラム抜粋。開始時間、月?金は午後六時、土は午後二時。主題聖句
「十字架の言葉は、滅んでいく者にとっては愚かなものですが、わたしたち救われる者には神の力です。」
(コリント一 1章18節)
【第一日銀座教会】
(出席一二三名)
讃美歌:二二四、聖書:マタイによる福音書9章35節~38節、奨励:「伝道は祈りから」長山信夫牧師、讃美歌:三一九
【第二日富士見町教会】
(出席七〇名)
讃美歌:21四〇五、聖書:コリントの信徒への手紙一1章22節~25節、説教:「十字架の主を宣べ伝える」倉橋康夫牧師
【第三日小石川白山教会】
(出席六〇名)
讃美歌:21五七、聖書:マタイによる福音書4章1節~13節、奨励:「試みに打ち勝つ主」古屋博規牧師、讃美歌:21五八
【第四日阿佐ヶ谷教会】
(出席八四名)
聖書:列王記下5章1節~14節、讃美歌:八〇、奨励:「み言葉をください」大村栄牧師、(第二部・讃美歌:二四四)
【第五日高井戸教会】
(出席五七名)
讃美歌:三五一、聖書:マタイによる福音書14章22節~36節、奨励:「恐れることなく進もう」七條真明牧師、讃美歌:三五六
【第六日東京山手教会】
(出席一〇六名)
招詞:ローマ信徒への手紙10章14節~15節、讃美歌:21四〇四、聖書:マルコによる福音書3章13節~15節、奨励:「イエス・キリストの使徒と名付けられた」長崎哲夫牧師、(第二部・讃美歌:21四〇三)
「聞けよ、愛と真理の主の物語を」を讃美し、全初週祈祷会を主に捧げた。
【全体データ】
*出席総数五〇〇名(内・教師六四名)、*全出席十三名、*参加教会数八五、*参加教派数十二、*単立教会数三。
データを補足すれば、信徒はもとより多くの教師の出席があったこと、それぞれ少数ではあっても十二の教派からの出席があったこと、青年、子どもの出席があったことなどを記録に留め、二〇〇年に贈りたい。
この祈祷会を企画した東京信徒会は昨年、伝道150年を記念する目的を「日本伝道150年を迎えるに当たり、この地に注がれた主のご恩寵とお導きに感謝し、更なる福音宣教の機会として、幅広い信徒が『贖罪と和解』の信仰に立って伝道に奮起する機会」として捉え「感謝と奮起」を合言葉に計画を進めてきた。
一五〇年を単なる記念としてではなく、新たな伝道の機会として与えられた絶好のチャンスと受け止め、主の御業に加えていただきたいと願い、合言葉「感謝と奮起」をもって押し出されていく信徒たちの共通の思いが込められている。
こうして、日本伝道150年記念年は祈りを一つにして始まった。
(鈴木功男報)
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