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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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【4710・11号】友情のくさりを繋ぐ アジアキリスト教教育基金(ACEF)20周年記念講演会

2010年11月6日

 

アジアキリスト教教育基金(ACEF)20周年記念講演会が10月10日、聖ヶ丘教会を会場に開催された。

ACEFは「バングラデシュに寺子屋を贈ること」「アジアの諸問題に、積極的に取り組む青年を育成すること」を柱とする。その活動における特徴は、BDP(Basic Development Partners)との共働にある。

BDPはバングラデシュのキリスト教NGOで、就学困難な子どもたちへの寺子屋学校を運営、75小学校と2職業訓練校を擁する。BDPとACEFとは、キリスト教信仰で一つに結ばれ、基礎教育拡充の使命において共働する。

この関係をふまえて、BDP事務局長のアルバート・マラカール氏が「友情のくさりを繋ぐ」と題して講演した。

まず20年間で24万人の子どもたちに基礎教育を提供し得た実績が主への感謝と共に語られた。

その上で、今後の大きな課題として「教育の公正さを確保し、質を向上させる」必要について力説された。BDPが対象とする子どもたちは、家庭環境その他の理由で公立学校へ通うことができない。その状況下で従来は、「1ドルで、一人でも多くの子どもたちを学校に通わせたい」との願いがあり、教師にも低賃金を強いてきた。今後は数の増加よりも教育の質を高めていくことを大切にしていきたい。そのためには「一人の子どもに充分な教育を受けて貰うには何ドル必要か」への質的な転換を遂げていく必要がある。そこでACEFの一層の理解と協力の必要が強調された。

講演後に参加者からの質疑応答がなされた。「援助ではなく共働であることを確認したい」「友情は期限付きでは結ばれない。むしろ共働する中でより深められていく」「スタディー・ツアーを通して人生観が根本的に転換させられた」。一つひとつは、活動との出会いを与えられ、自身の問題として関わるメンバーならではの真剣な発言であった。

その他にも経済成長による貧富格差の拡大状況や、BDPの働きが女性の社会的地位向上に貢献していることなど、多くの理解を深め合うひとときであった。

なお、今後の活動等についての問合せは事務局(℡03-3208-1925)まで。

(松本周報)

▼昔、親友が競馬に凝ったことがあった。どんなに諫めても止めないどころか、洗脳し、仲間に引きずり込もうとする。馬の血筋の研究は勿論のこと、彼の本棚、否、部屋全体が、競馬研究書と雑誌で埋まった。▼もっと驚くのは「出目」の研究。ご存じない向きに説明すると、サイコロであれ、宝くじであれ、当たり目には、一定の法則がある、その統計を取り、傾向を探ることで、次の出目を当てることが可能だという、殆ど信仰の世界だ。▼そんな異教は受け入れ難いが、しかし、リズムのようなものは存在するかも知れないと、しばしば思わされる。仕事がきつい時など、つい、気分転換にパソコンゲームをする。標準装備の簡単なものだ。忙しい時、気分が滅入っている時には勝てない。9分9厘勝利したはずがどんでん返しに会う。その理由は分からないが、誰もが体験する事実だ。▼先日、普段の勝率7割程度のゲームで、9連敗。しかも、理不尽な負け方が続く。もうパソコンから削除しようと思った途端、電話、嬉しい電話で、気分一新。ふと思い付いて、同じゲームをしたら、7連勝。▼昔、「勝つと思うな思えば負けよ」という歌が流行ったが、勝つと思わなければ必ず負ける。▼蛇足かも知れないが、この友人は、博打から足を洗った後、学問に打ち込み、今は医学博士で教授になった。

 

にじのいえ信愛荘に新装成ったB棟献堂式が9月27日、東京・青梅のにじのいえ信愛荘多目的ホールで、東京・西東京教区、全国教会婦人会連合の関係者など90人が出席して行われた。

献堂式は、午前11時から荘長の久山庫平牧師司式により始まり、「神が備えられた転機」と題して説教に立った内藤留幸教団総幹事は、「新しい歩みを始めるこの時に臨んで、感慨無量なものがある。先輩たちは、数十年、かなりの困難に耐えながら、祈りを合わせ協力してよい働きを積み重ねて来た。時代の趨勢の変化、高齢化などを考慮し、二つの教職隠退ホームを合併しようという決定は、素晴らしい決断だった。

創世記28章は、ヤコブが大きな転機にベテル(神の家)を経験した御言葉だが、転機は危機であると共にチャンスでもある。にじのいえ信愛荘は、生ける主が共にいて下さる場所、ベテル(神の家)であり、『天の門』である」と力強く説教した。

新たに完工したB棟は、鉄筋コンクリート2階建、13室(うち夫婦室1)、食堂・厨房など延べ706㎡。工費1億8千956万円だが、角谷多美子運営委員長は、「にじのいえ、信愛荘がそれぞれ7千5百万円拠出し、残り5千万円の募金を昨年6月から始めたが、本年9月末すべての経費を完済した」と報告した。

続いて、長崎哲夫東京教区議長、大村栄西東京教区議長、成松三千子婦人会連合中央委員長がこもごも新棟完成の喜びとともに、これまでの歩みを振り返り、これからの協力を誓う祝辞を述べた。にじのいえ信愛荘は今後、東京教区・西東京教区・全国婦人会連合が運営母体となる。

東京・青梅の信愛荘と千葉・館山のにじのいえの合併は、06年、長崎哲夫東京教区議長が、①二つの教団隠退教職ホームが別々に運営されており、無駄がある②献金者の高齢化を考え、献金の一本化が必要③にじのいえには、活断層の恐れ、信愛荘の施設老朽化、などを勘案し、両施設の合併を呼びかけたことからスタートした。08年、東京教区総会と全国婦人会連合中央委員会が合併を承認、同年10月、常議員会が承認、施設の名が「にじのいえ信愛荘」と決まった。

献堂式終了後、出席者は施設内部を見学、引き続き第2部に移った。第2部で祝辞に立った元にじのいえ礼拝教師の高倉田鶴子牧師は、にじのいえ建設当時の労苦にふれて、「宣教空白地に隠退教職のホームをつくるのかという批判も受けたが、それが南房伝道所・教会の建設につながった」と語った。続いて、横山利江施設長が21人(男性4、女性17)の入荘者、朝岡健一事務長ら職員を紹介、盛大な拍手を浴びた。

B棟は、09年10月、工事を開始。本年5月末に完工し、6月末には、にじのいえから5人の入荘者が2日がかりで引っ越しを行った。21人の入荘者は、70歳から最高97歳、最終任地は、全国各地に広がる。

教団唯一の隠退教職・配偶者ホーム「にじのいえ信愛荘」は、清潔で快適なバリアフリーのホームとなった。これからは、ホームを支える全国諸教会の祈りと恒常的な支援が何よりも必要となる。

(永井清陽報)

 

第36総会期第7回信仰職制委員会が9月27日(月)、委員7名全員の出席のもと教団会議室で行われた。

今回、内藤留幸教団総幹事からの2つの諮問は、共に次期委員会へ申し送りされることとなった。

一つは伝道所における聖礼典の執行に関するものであるが、10月の教団総会において伝道所に関する教規の条文の変更案が議案として提出されるので、総会後の次期委員会において答申するのが適切であると判断したためである。

もう一つは、モルモン教からの転入会及び水の洗礼を行わない教派からの転入会に関するものであるが、事実確認や調査が必要な案件であるため、次期委員会に申し送ることとした。

前期委員会からの申し送りであった、出版局からの教会暦についての問い合わせについては、出版局内部の資料ということで作成したものを渡すこととした。

答申の少数意見の扱いについて、委員会として付記することが適当であると判断し、合意したものについては答申に付記することが確認された。

総会期最後の委員会は、議事録の確認を次回委員会で行うことは出来ないため、メールで確認することとした。

(小堀康彦報)

 

 

第36回総会期第6回靖国・天皇制問題小委員会が、2010年10月4日(月)~5日(火)、日本キリスト教会館4階の教団会議室で開催された。

七條真明委員による開会礼拝の後、釜土達雄委員長による発題「まとめ~今までの学びを振り返って~」がなされ、委員による質疑応答がなされた。

わたしたちはどのような態度で靖国・天皇制の問題に向き合うのか。それは宗教学的な中立的立場でもなければ、やみくもに反対論のみに集中することでもない。わたしたちはキリスト者として、わたしたち自身の信仰の立場から他宗教と、そして靖国・天皇制問題と向き合うのであるということ。使徒言行録17・22~32の立場から諸宗教における原啓示について考えること。そのような姿勢の確認があらためて行われた。

そして2日目も引き続き、質疑応答を行った。

「原啓示」には、見えざる神への畏れがあるものだが、そもそも靖国神社には神への畏れがあるか。無い。なぜならそこには「せめて祀ってやろう」という国家権威による上から下への目線のみ、統治機構のマインドコントロール機関としての働きのみがあるのであり、超越的なもの、自己を超えた存在への畏れは皆無だからである。

また、「狂」という文字が「ケ(ダ)モノのような王」すなわちもはや人間的心を失った統治者を表していることに思いを馳せるとき、天皇制が太平洋戦争で果たした狂気的機能、それが現在もなお当然のこととして受け止められている事実を重く考えなければならないことをあらためて確認した。

靖国・天皇制問題小委員会のしていることは抽象的で無意味に見えるかもしれない。確かに現時点では小委員会の意義の達成にはまだまだ遠いかもしれないが、だからといってこの委員会を解消してはならない。

教団としての靖国・天皇制問題に対する態度決定を常に準備しておく機関の必要性。そこには抽象的にしか見えないような神学的検討も必要である。

この小さな委員会の学びがやがて広く教団内で分かち合われることを祈りつつ、今期を閉じた。

(沼田和也報)

 

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