今般、私どもは、現任事務局長任期満了をもって、新事務局長を以下の要領で公募することといたしました。ふるってご応募くださいますよう、よろしくお願いします。 (理事長 船戸良隆)
《条 件》 ◎キリスト者であり、アジアの奉仕活動に経験、ないし関心のある方。◎男女、年齢は問いませんが、英語で充分なコミュニケーションのとれる方。◎原則として、土日祭日は休みですが、行事予定がある場合は出勤。◎給与は、当会規程により優遇。社会保険加入。
《応募先》 〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18
日本キリスト教会館26号室
アジアキリスト教教育基金事務局
《締め切り》 2010年12月15日(水)必着
《問い合わせ》 ℡0554-68-8488(理事長 船戸まで)
☆ 台湾基督長老教会
石連城総会副議長
台湾基督長老教会は2015年に創立150周年を迎える。これからの5年間、台湾基督長老教会は信徒一人一人に対し、日毎の宣教努力を積極的かつ外向的に展開するようチャレンジしていくつもりである。
東アジアにおいて少数派のキリスト者として、日本基督教団と台湾基督長老教会は特別なきずなで結ばれている。台湾の長老教会が政治、宣教において困難に直面した時の励ましと祈りに感謝する。
否定的なことを考えるのはたやすいが、主イエスが5つのパンと2匹の魚で何千人もの人々を満腹させたことを覚えてお互いに励まし合って行きたい。
☆クリスチャンチャーチ(ディサイプルズ)と米国合同教会の共同世界宣教局
カシルダ・E・ルザレス同志社大学教授
私は日本において20年以上にわたって活動してきた。宣教師としてどのように働くか考えていた際、教団ホームページの総幹事ダイアリーから、伝道の課題として、罪、貧困、病、無知、人間関係の破れからの救いということがあると示された。同志社での教員生活を振り返り、「知識の伝達を超えた、人格の成長と精神の涵養」としての「無知からの救い」という課題を日本の学生とともに自分自身も取り組むことができたことは大きな恵みである。
また、ズー・シャオリン/東アジア・太平洋地区幹事からは、文書による挨拶で、日本基督教団のパートナーとして仕えることが出来たことの喜びが語られ、日本の教会が、福音のメッセージを分かち合い、平和と公正を推進していくこと、責任ある市民を育成し、信徒指導者と教師を訓練することを通し、日本の人々が生ける神を知るようになりますようにとのメッセージが寄せられた。
☆南西ドイツ宣教会
ジークフリート・フィンクバイナー牧師
1975年に日本に初めて来て以来5度目の来日である。今回はNCC宗教研究所の研修会に参加する同行者として派遣されている。京都市内の教会の礼拝に出席し、日本各地の教会を訪問する中で、日本の教会を知り、そこにある多くの賜物に驚いている。
諸宗教のただ中で、キリスト教の特別な点は、十字架という極限において、神が愛を示してくださったという点にある。福音を宣べ伝える時、課題、問題、相違が生まれるが、それは私たちが真実にキリストを宣べ伝えるにはどうすべきかを考えるときにこそ起こることである。
この総会が喜びの訪れを生き生きと伝えて行く真実な道を発見する会議となることを祈っている。
☆アジアキリスト教協 議会
ヘンリエット・フタバラト・レバン総幹事
アジアキリスト教協議会を代表して、日本基督教団の皆様に感謝を申し上げる。これは、アジアキリスト教協議会を組織する22カ国100教団を代表するものである。アジアキリスト教協議会は、「人を変えることができる神の愛を伝え、ともに歩む」をテーマに会議を行い、この5年間の目標とし、アジアの教会に対し、預言的良心的癒しと和解の業として、正義と医療を行っている。困難な時代の中、特に、自然災害や、大不況の中で苦しんでいる人々のことを覚え歩みたい。
教会の中においても、さまざまな意見があり、困難を覚えるが、多様性を認めつつ、励んでいきたい。最も重要で、長期間にわたる日本基督教団の協力に感謝し、日本基督教団の上に、聖霊の導きを祈る。
☆在日大韓基督教会
崔栄信総会長
私たちKCCJのすべての教会・伝道所は、地域社会の中で主の福音を宣べ伝え、またその生き方に倣いつつ、私たちが多様性の一致に基づく教会であることを信じ、すべての教会の一致と和解のために呼び出されていることを、今こそ確かめ合う時期に来ている。宣教2世紀に向けた、宣教協約に伴う具体的な宣教協力の実質化のために、日本基督教団と各地方会の教会が新たに模索しあう動きが活発になることを願う。
議場では、これまでの議論を聞きながら、日本基督教団に与えられた課題の難しさを感じた。しかし同時に、日本の宣教のための熱い思いを強く受け取った。教団の痛みは私たちの痛み、教団の喜びは私たちの喜びである。祈りつつ、ともに日本の宣教に励みたい。
☆日本キリスト教協議会
輿石勇議長
広範囲にわたる日本キリスト教協議会(NCC)の働きを、これまで日本基督教団が支えてくださっていることに、厚く感謝申し上げる。特に、山北宣久議長の働きと、NCCに対する力強いお支えに感謝する。議長交代は、日本基督教団の一つの新しいときの始まりを意味するだろう。日本基督教団にとっての画期は、また、日本のキリスト教界の画期でもあるだろう。NCCも現在機構改革を進めているが、この改革が邁進するように、これまで以上のお支えを願う。
第37回総会を神が導いてくださり、総会でなされるすべての議論と下される決断を御心に叶うものとしてくださるようにお祈り申し上げる。
以下は挨拶文のみ
☆大韓イエス教長老会 (統合派)
キム・ジョンソ総会議長
日本基督教団のすべての指導者と信徒の皆様が、神様の与えられた使命と世界的なエキュメニカル運動へ献身していることを、心から感謝の内に覚え、一致団結の意を表したい。危機的な時代にあって神様の御心を見分ける神様の導きと、福音を広めるための知恵と信仰が、総会を通して与えられるよう祈っている。
すべての教会が、神様の通り良き管として引続き奉仕に励めるよう、互いの協力関係を願い求めるべきだと確信している。それを実現するために、日本基督教団と大韓イエス教長老会の宣教協約関係が、キリスト者の信仰と愛の強い絆によってさらに深められることを望む。
☆タイキリスト教会
ヴィラート・コイデュル総会議長
「教団の一致はいずこへ?-御霊の導きを渇望しつつ-」との教団総会の標語は、バンコクで2週間前に開催した私たちの総会のテーマと重なる。私たちも神のみがもたらす一致に重点をおいた。重大な岐路に立つ今日、日本基督教団の将来の方向性を審議するにあたり、神の導きと聖霊による分別があるよう祈っている。神の国を宣べ伝えるための教団とのパートナーシップを、タイキリスト教会一人ひとりは大切に考えている。
☆英国メソジスト教会
マーティン・アトキンズ総幹事
私たちも総会を終えたばかりで、総会に集って、教会の展望や世界に向かっての神の使命を確認することが、どれほど私たちを霊的に一新させるかが良く分かる。今回の総会を通し、神様の霊に皆様が活気づけられ、結束されると確信している。
日本基督教団と英国メソジスト教会のパートナーシップは、私たちにとって大切なものである。教団に派遣されているシーラ・ノリス宣教師、ダニエル&康子デルミン宣教師の働きを含め、教団との結びつきに喜びを感じ続けている。
☆ミッション21
ゲルハルト・ベルチ国際関係部長
目まぐるしく変わる社会また近代化や物質主義の価値観に直面させられる社会にあって少数派のキリスト教会として、皆様から教えていただくことが多くあると思われる。ここに集い、報告に耳を傾け、直面しなければならないチャレンジについて話し合う皆様を覚え、私たちを守ってくださる主に忠実であり、主のお約束を固く握り締められますように祈る。
ミッション21はスイス・ドイツ語圏内プロテスタント教会の公式な宣教団体であり、地球上3つの大陸にまたがる教会やキリスト教団体で構成される、国際的な、学習を積み重ねる共同体である。協力教会や協力団体と共に、貧困緩和プロジェクトや、教会の社会に変革をもたらす役割を促進するために、各個教会を援助し、その強化を目指す活動などに取り組んでいる。
☆世界教会協議会
オラフ・フィクセ・トゥヴェイト総幹事
日本在住のキリスト者は、その信仰深い証しを通して、たとえ人口が少ないとしても、社会や世界のキリスト教界に与える貢献範囲や貢献度が限定される必要はないことを明らかにしている。諸教会の持つ活力と潜在力によって、日本のキリスト者、特に日本基督教団の兄弟姉妹は強められて、キリスト者としての証と奉仕の働きを忠実に遣り遂げられるものと確信する。この視点に鑑み、日本基督教団が青年伝道と家庭建て上げの働きに邁進されますよう、衷心よりお勧め申し上げたい。
我々皆が属するこの偉大なるキリストの体を建て上げるために、奉仕を続けるWCC加盟の諸教会の交わりにおいて、日本基督教団が青年と家庭の分野で実をあげたいという希望と喜びの報告を聞きたい、と願っている。
教団総会2日目の議事終了後、「信徒交流の集い」が開催された。06年、35回総会の際、「30余年ぶりの全国的な信徒の交流」を図って開催されて以来、今回が3回目。
挨拶に立った津村正敏さん(兵庫)は、「牧師と違って、信徒は他教区の人と交わりがなく、顔なじみも殆どいない。こういう機会を利用して、自由に話し合い、仲間を作りましょう」と呼びかけた。
総会議員を選出しなかった沖縄教区から傍聴に駆けつけた役員信徒2人、1日目に退席した京都教区の中で、席に留まり続けていた信徒議員1人も出席して盛大な拍手を浴びた。
セッション終了後、石橋秀雄議長、内藤留幸総幹事も直ちに来賓として駆けつけ、内藤総幹事は、「これまで100以上の教会に説教などで訪問したが、どの教会にも、黙々と支えている信徒の姿がある。人数でいえば、牧師に比べ、信徒は50倍いる。信徒の力が、勝負を決める。主に用いられていることを素直に感謝して、タラントを出し切って欲しい」と信徒に熱いエールを送った。
65人の出席者は、この後、2、3人のグループに分かれて、エンカウンターを繰り返した。「エンカウンターで出会った人と会議や集会で再会し、すっかり打ち解けて話すようになった」との体験談も聞いた。
夕食前の1時間と、限られた時間の集いだが、北から南まで全国各地の信徒が交流するこの集いは、総会2日目の行事として定着したようだ。
(永井清陽報)
2日目夜7時45分から、部落解放劇「あなたの隣人とは」が上演された。最初に東谷誠部落解放センター運営委員長から「部落解放劇は差別がなくなるようにとの願いの中で上演されてきた。北村慈郎先生の戒規決定以降、このような状況の中で解放劇を上演して良いのかを私も出演者も悩み続けてきた。それは、私は北村先生の事柄は人権侵害であると言い続けてきたからである。そのような中で上演を決定したのは、すべての差別がなくなる訴えをすると共に、このことも含めて解放劇を観て共に考えたいと願ったからである」との挨拶がなされた。
劇には大きく分けて3つのグループが登場する。信仰的信念を持ちすぎた牧師とその牧師を全面的に肯定する役員は教会的権威や律法主義を象徴している。それに対する形で部落出身の青年小林と、彼に寄り添おうとする石川が存在する。3つめのグループは石川の呼びかけの中で聖書を学び、変わっていく教会のメンバーだ。
ストーリーは小林が牧師に部落出身であることを打ち明け、悩みを相談する場面から始まる。「信仰者はこうあらねば」的な牧師の言葉は、弱っている小林を救わない。結果、小林は礼拝に出席しなくなる。役員会でその事が報告されると議場は彼を批判する多数と、彼の気持ちを汲もうとする石川で激しく対立する。しかし石川の呼びかけで教会員がルカ10章の「良きサマリア人の譬え」を学び、その中から小林に寄り添おうという意志を持つ者が現れ、牧師に責任があるのかどうか臨時総会の場で決議しようということになる。
印象的なのは、石川からその話を聞いた小林が「何か違う気がする」と舞台を去るシーン。また最終的に総会の場で教会員が採決に反対し、結果牧師の責任を問うのではなく、小林に寄り添おうとする者が寄り添っていくという結末を迎えることだ。「行ってあなたも同じようにしてください」自分は自分で良いのだと思えるようになった小林のモノローグで物語は終わる。
残念だったのはメンバー多忙のためか、台詞のミスが目立ったこと、雑誌で隠した台本を見ながら演技しているメンバーがいたことだ。回を重ねて上演されていく中で、それらが解決していくことを願う。ただ、差別をなくそうという熱い思いは伝わった。
(新報編集部報)
議案第29号「教規変更(伝道所関連)に関する件」について、活発な意見交換がなされた。賛成反対それぞれに、教規における伝道所の位置づけについての真剣な意見交換であった。
現状の伝道所の位置づけが曖昧であり、課題が多くあることが浮き彫りになったが、議案名から分かるとおり、教規変更には3分の2の賛成が必要であり、修正議案も出されたが、可決に必要な233に対し、修正議案賛成210、原案賛成199でともに少数否決された。
なお、現状を放置できないという点では、ほぼ共通した認識があり、今後も、伝道所の位置づけに関しては丁寧な議論が続けられるものと思われる。
議案第32号【「日本基督教団と沖縄キリスト教団との『合同のとらえなおしと実質化』特設委員会」を設置する件】について、前総会で一度同様の議案が否決されたが、西中国教区はそれでも沖縄教区といかに向き合うかを考えて、この議案を提出したと提出理由が述べられた。第25・26・27教団総会での決議を根拠として、『合同のとらえなおしと実質化』を推進すべきだとの主張がなされたが、採決の結果、過半数173に対し、140で少数否決となった。
議案第33号「米軍再編に抗議し、全国の軍事基地撤去を求める声明を内外に向かって表明する件」について、「平和を実現する人々は幸いである」との御言葉に立って、教団全体で地元の痛みを共有してほしいと補足説明がされた。
平和を願うこと自体はもちろん賛成だが、声明を出すのであれば、もう少し具体的に練り直すことが必要だとの反対意見も聞かれた。採決の結果、過半数174に対し、147で少数否決となった。
議案第34号「『合同のとらえなおし』:『戦後責任』とその歴史検証に関する件」に関しては、まず、沖縄教区とどのように向き合うか、どこに立って歴史を検証するのかについて議論がなされた。
ここでも、議案32号と同様に、過去の教団総会決議や合同の経緯に触れる議論がなされたが、平行線をたどった。採決の結果、過半数171に対し、138で少数否決となった。
議案第35号「同性愛者をはじめとするセクシュアル・マイノリティ差別に関する件」に関しては、賛成意見として、自らが差別者だという自覚を持って歩むべきとの意見が聞かれた。採決の結果、過半数165に対し、135で少数否決となった。
「沖縄宣教連帯金」関連の議案審議は、まず議案18号「2010年度教団歳入歳出予算に関する件」と議案40号「2010年度教団歳入歳出予算案:沖縄宣教連帯金予算案に関する件」が同時上程されることから始まった。
議案40号は、第36総会第3回常議員会で可決された歳入歳出予算(案)における「沖縄宣教連帯金」支出予算80万円を、従来どおりの120万円とするという提案であり、事実上、議案18号の修正案であった。
この審議では、36総会期を通じて議論されてきた所謂「合同のとらえなおし」を巡る「合同」理解、これと密接な「沖縄教区は教団とは距離を置く」という問題及びその打開策と重ねられて議論された。過去の総会にまで遡り、その議決を論拠とする意見が述べられる一方、「距離を置く」と言いながら連帯金を受けるのは矛盾していると厳しい意見が述べられるなど、白熱した。しかし、賛否両論ともに、何れも長い時間の間に繰り返し述べられてきたことであり、目新しいものでは無かった。対立は解消されないどころか、むしろ硬直化しているように映った。
議案40号は、賛成140票で少数否決され、議案18号が、189票を得て可決された。
議案19号「2011年度教団歳入歳出原予算に関する件」では、議案40号の提案者である深澤奨議員から、40号と同趣旨の「沖縄宣教連帯金」を従来通りの120万円に増額すべきという修正案が出されたが、138票で少数否決、本案が189票で可決された。4つの投票総数は、何れも330票。
その他、事前から関心が集まった議案では、鈴木功男議員提案の議案37号「伝道方策検討委員会を設置する件」は、閉会時間が迫り、上程はされたものの、審議はなされず、常議員会付託とすることが決議された。
総会前日の常議員会は、その殆どの報告議案が、総会に備えるためのものであり、総会議事に反映されている。ために、この新報総会報告号では省いているが、「靖国・天皇制問題小委員会」継続案否決については、特別に記さなければならない。
小出望宣教委員長は、委員会の継続を強く要望したが、小委員会の活動内容について、「勉強会なら自主・自弁で行えば良い」などとの批判があり、採決の結果、大差で否決された。
従来、靖国・天皇制問題を重視してきた常議員が継続に賛成しないという予測外の結果となった。
(小林信人報)
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