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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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【4689号】消息

2009年12月25日

 

中野 潔氏(隠退教師)

118日、逝去。78歳。東京都に生まれる。’59年日本聖書神学校を卒業、’60年三瀬谷教会に赴任、久居教会、波瀬教会、出町教会、福野教会、石動教会を経て’87年から秋南教会を牧会し、’99年隠退した。遺族は、妻・偕子さん。

 

この懇談会は、神学校で人権教育に携わる方々が集まり、各学校の取り組み報告や、差別問題について学びを重ねてきたが、今回は、実際に部落に入り、現場を見ることを目的として、京都でのフィールドワークを実施した。1116日、各神学校の教師と部落解放センターのメンバーなど11名が京都東九条の希望の家に集まった。

ここでまず井上勇一さん(洛南教会)により、開会礼拝が持たれた。井上さんは、教会の歩みと地元との関わりについて語った。

ここから、崇仁の柳原銀行記念資料館に移動し、事務局長の山内政夫さんより概論を聞き、山内さんの案内で地域を歩いて回りながら、説明を受けた。

この地域は、古文書などの歴史的文書も充実しており、江戸時代のムラの様子、近代の部落改善事業と水平社、戦後の解放運動、そして現在行っている町づくりの状況など数時間では語り尽くせないほど非常に多くのことがあり、参加者も多くの学びを得たと思うが、時間の制約の中で山内さんには割愛してもらわざるを得ないことも多く、正直もったいないと思いつつも、厳選してごく一部を紹介してもらうに留まった。

その後、希望の家に戻り、所長の前川修さんより、「部落差別問題」について、初歩的なことも含めて発題してもらった。

前川さんは、「部落とは何か」という問題について問い直した上で、「部落差別」とは何か、「部落解放」とは何を目指すのか、という基本的かつ高度な問題を提起した。それを受けて、前川さんを交えて、意見を交わした後、この会を終了した。

実際に現場を見ること、そこで出会い、意見を交わすことの重要性は改めて言うまでもない。私自身も今回この協議会に初めて参加して、初めて出会う方もあり、考えさせられることもあった。

神学校では、それぞれカリキュラムも違い、人権教育のあり方も異なるのかもしれないが、何度も参加して、もっと知ってもらいたいと思うし、それを持ち帰って、それぞれの神学校で役立ててもらえればと願ってやまない。

(川上穣報/部落解放センター活動委員)

 

36総会期の第4回教師検定委員会が、1116日(月)、教団会議室において、委員7名中6名の出席により行われた。

倉橋康夫委員長により、次の通り事務局報告が行われた。①第36総会期第3回常議員会(1019日~20日)で、秋季教師検定試験合格者(正教師56名、補教師7名)が承認され、教師転入(正教師2名、補教師2名)が可決された。また教師検定規則第4条変更が可決された。②教師委員会による同志社大学神学部・関西学院大学神学部問安(105日)に、教師検定の委員長、書記、幹事が同行し、教師検定規則第4条変更に関する件について説明し、変更規則に基づく試験実施のための準備について理解と協力を求めた。③2010年春季教師検定試験の要綱と願書を各神学校、Cコース継続者、願書送付希望者に送付した(補106通、正9通)。

次いで、教師転入願いの出ている2名の志願者について提出書類を確認し、試験内容を決定した。また東北学院大学文学部キリスト教学科卒業予定の志願者について、受験のコースと科目の認定を行った。

その後、懸案の「教師検定試験受験の手引き」作成の作業に取り組んだ。これは、神学校での学びを経ない受験者のために用意されていた「Cコースの手引書」を改訂するにあたり、検定規則変更も踏まえて、全受験者のための手引きとして新しく執筆したものである。全体は、Ⅰ教師検定制度、Ⅱ受験手続き、Ⅲ試験科目、Ⅳ受験コース認定、科目認定の申請、Ⅴよくある質問と回答、Ⅵ受験科目の準備の仕方と参考書について、Ⅶ受験費用援助について、の7章から成り、従来のB5判からA4判に変更し、文字も大きくした。受験の資格や必要な手続き、受験科目や準備の学びの進め方等について、丁寧に解説しており、受験者に広く用いられることを願っている。

最後に、検定規則第4条変更による具体的な運用と試験実施までの行程の確認を行い、次回委員会開催(2010125日~26日)を確認して散会した。

(東野尚志報)

何かをしなければ、何も始まらない 宮﨑達雄

東中国教区は岡山県と鳥取県の2県にまたがり、48の教会・伝道所からなる小さな規模の教区です。食べ物は美味しく、温泉が至る所にある癒し系の地です。

さて、現在の教区の課題は、何と言っても中期宣教計画の立案と実行です。教区独自のデータで10年後のシミュレーションを行ったところ、今のままであれば2019年には教会数は12教会が減少する結果となっています。この現状を踏まえ、今年5月開催の第58回教区総会において、「常置委員会の下に『中期宣教計画』を立案する『プロジェクトチーム』を設置する件」(議案第11号)が9割近い賛同を得て可決されました。現在、プロジェクトチームが様々な角度から計画を練るべくスタートしたところです。

この計画の要点は、①「教会について」②「教師について」③「信徒について」という三本柱からなります。①については、各教会の礼拝の充実のため、可能なサポート体制を模索します。教会間の交流や地区再編なども検討します。②では、長期的な牧会を可能とする方策や教師の資質向上、牧師家族の精神面におけるサポート体制を考えます。③では、地区・教区内の交わり、教区活動に積極的に参加できる施策を検討します。

暗中模索・チャレンジ的要素はありますが、「何かをしなければ、何も始まらない」という思いです。

主の助けと導きがあることを信頼しながら、前向きに希望を持って歩みたいと願っています。

(東中国教区総会議長)

 

 

36回総会期第2回靖国・天皇制問題小委員会が、20091116日(月)~17日(火)、日本キリスト教会館4階会議室で開催された。沼田和也委員による開会礼拝の後、報告・協議が行われた。

委員会一日目において、釜土達雄委員長による発題「マインドコントロールとは何か ~マインドコントロールの視点から見る天皇制~」がなされ、委員による質疑応答がなされた。滅多に起こらないはずのこと、本来仕掛けがあるはずのことが、いつも起こっていることのように、あるいは仕掛けなど皆無であるかのように語られ、人々が無意識にそれを受け入れるプロセスについて分かち合われた。マインドコントロールは本人が意識してイメージトレーニングする際にはよい効果を発揮することもあるが、本人の知らないところで行われるとき、それは悪となるという性質も確認された。

また明治時代のマインドコントロールのプロセス上、フルベッキが一つの手がかりとして考察された。フルベッキは本来、福音宣教のために日本人に様々な教育を行ったのであるが、日本人は彼が伝えた思想や技術をキリスト教抜きで受容し、しかもそれらを、天皇を神とする国家像へと国民をマインドコントロールすることに用いた事実が分析された。そして、わたしたちがこうした過ちを繰り返さないため、またマインドコントロールを無自覚に受け入れないために、つねに自分で考えることの重要性が確認された。

二日目にはNCC靖国問題委員会の須賀誠二牧師より、同委員会の組織の説明および諸報告がなされ、国立追悼施設の是非について質疑応答がなされた。国家が死者を戦争讃美に利用する危機もある一方、個々人のみで犠牲者を語り継ぐことの限界も指摘された。

次回以降、第3回委員会で「神道とは何か」、第4回委員会で「天皇制とは何か」、第5回委員会で「靖国とは何か」の順序で学びを重ねること、また第3回委員会中に靖国神社においてフィールドワークを行うことが可決された。

(沼田和也報)

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