福音主義教会の伝統・柔軟性・バランスを大切に
岡田 直丈(ベルギー・ブリュッセル日本語プロテスタント教会牧師)
私は主の導きによって2006年春より宣教師として約6200人の日本人が在住しているベルギーに派遣され、ベルギー福音宣教会(BEM)という福音派のグループに所属し、首都ブリュッセルでフランス語教会を借りて日本語教会を開始しました。それ以前は24年間月1回日本語礼拝が守られてきた集会でした。ブリュッセルはヨーロッパ連合(EU)の中心地でたくさんの日本企業が進出しています。生活費は今のところ4分の3は日本の諸教会の支援会の皆様による経済的支援、残りは日本語教会メンバーによる献金によって成り立っています。そういう訳で、私は07年夏に10週間日本に一時帰国して約40教会、09年秋には8週間約50教会で宣教師デピュテーション(礼拝・集会奉仕、宣教報告)をさせていただきました(今後は2年毎)。
私たちの教会は、07年のクリスマス礼拝で初めての洗礼式(音楽留学生と研究者の女性2名)、09年のペンテコステ・教会創立3周年記念日礼拝で2度目の洗礼式(駐在銀行員の男性2名)を行い、教会開始から3年間で4名の受洗者が与えられました。本教会の構成員は、国際結婚・現地組と数年で入れ替わる駐在員・留学生組から成り、信徒約15名、求道者約5名、CS生徒約10名で、礼拝出席者数は15~20名です。
ヨーロッパには約20の日本語教会、約10の集会がありますが、現在日本基督教団からの派遣宣教師は4名で、その他の殆どは福音派の教職です。経済的に自立している教会は2教会(ロンドン、デュッセルドルフ)だけで、その他は殆どが日本から派遣されている宣教師が伝道牧会しています。本教会並びにヨーロッパの殆どの日本語教会は、「超教派単立教会」なので、教会メンバーは日本基督教団の他に様々な教派的背景の人がおり、その多くが福音派です。このような福音派がメインであるヨーロッパ全体の超教派の交わり(約200~300名集まる「キリスト者の集い」、約50名の青年が集まる「青年リトリート」、「欧州日本語教会・集会教職者研修会」など)と各個教会内のそれとが、信仰と伝道牧会に力を与え、豊かなものにしているのが、ヨーロッパの日本語教会の特徴です。また、海外の日本語教会は、開放的家族的雰囲気があるので、求道者・受洗者が比較的多く与えられており、日本伝道の一環を担っています。
しかし、それ故の難しさもあります。単なるコミュニティーセンターにならないよう教会としての本筋を保ちつつ、今目の前にいる未信者・求道者を信仰に導き、様々な背景を持つ信徒を配慮し、帰国後も教会に繋がるよう気を配らなければなりません。そこで私は、本教会の信仰と伝道牧会と教会形成において、「福音主義教会の伝統」「柔軟性」「バランス」を大切にすることを心がけるようになりました。神学的教理的には「宗教改革者・改革派の伝統」を基盤として「信仰告白・教理・教会秩序」を重んじ、月に一度は子供と一緒の「ファミリー礼拝」を行い(伝道礼拝にもなる)、礼拝に「ワーシップソング」も取り入れ(青年伝道に必須!)、説教に証しやジョークも入れ(親しみやすさと明るさも大切に!)、教会の門戸を開くために年に一度は伝道コンサートを行い、年に数回持ち寄りの愛餐会や毎月婦人会と青年会それぞれで愛餐会をしています(交わりが豊かになり、伝道に繋がる)。
私は宣教師・海外日本語教会牧師になって、交わりと視野が広がりました。皆様のお祈りに感謝!
赤羽カツコ氏(隠退教師)
’09年5月20日、逝去。101歳。広島県に生まれる。’30年救世軍士官学校を卒業、同年救世軍大阪京町堀小隊に赴任、静岡、大連沙河口、奉天、大連育児婦人ホームで伝道牧会に携わり、’68年みぎわ教会に赴任、’79年隠退した。
宣教連帯への取り組み 望月修治
京都教区では謝儀支援制度の見直しを3年間の検討期間を経て、2009年4月より「教会謝儀支援制度」として新たな連帯支援を行っています。謝儀支援の申請教会がここ数年増えてきており、限られた原資の中で宣教現場の必要に応えていく体制の確保が宣教連帯の内実に関わる課題としてあります。各教会への負担金の軽減を一方で実施しつつ、教会相互の支援体制を検討する必要があります。
京都教区は謝儀支援制度も含めて教区の「宣教連帯」を進めていく上で、教区の機構、財政の在り方を見直し、教区改革の可能性を検討する作業を始めています。その検討作業のベースになるのは「教区宣教基本方針・方策」です。その中で、基本姿勢として「その時代・時代の宣教の諸課題に対応するための指針」となることが謳われており、さらに「方策を実質化することの中で、社会への責務を果たし、京都教区にある諸教会との連帯を深め、さらに世界の教会と共なる歩みを進めたい」と記されています。歴史に生きる教会として、その時代・時代の宣教の諸課題に向き合い、粘り強く取り組むことが求められています。諸課題と取り組み、宣教連帯を推進していくにあたって、それぞれの立場と思いを尊重し、対話することを大切にする教区でありたいと考えています。そして合同教会としての在り方を語り合い確かめながら、教区の歩みを育み続けたいと思っています。
(京都教区総会議長)
第36総会期第3回常議員会で設置が承認された表記委員会が2009年12月1日、教団会議室で開催された。出席者は、委員として選ばれた5名、木下宣世(招集者)、向井希夫、小林貞夫、岡本知之(信仰職制委員長)、黒田岩雄(教育委員長)と担当幹事・野村和正。
開会祈祷を木下宣世がささげ、自己紹介の後、組織が行われ、互選により委員長に木下宣世、書記に向井希夫を選任した。
次に当委員会の役割について考えるためには、現在までのキリスト教教育主事養成の歴史、聖和大学における養成の実際について理解する必要性が確認された。その上で聖和大学が関西学院大学と合併したことにより、日本において唯一養成を担ってきた「人文学部キリスト教学科」が2009年度から募集を停止している中、日本基督教団として、今後養成課程をどのようにしていくのかを、認定制度と共に検討し、常議員会に提案することが最終的目的である。
キリスト教教育主事養成の今後については、前期・第35総会期教育委員会が聖和大学と協議を行っていた。しかし、十分かみ合わないまま、その協議は頓挫してしまい、最終的に常議員会にゆだねられ、当委員会が設置されるに至った経緯がある。そこで交わされた文書を担当幹事がそろえ、流れを理解するために委員は目を通しておくこととした。
当日は、2008年11月12日付け聖和大学学長名の文書を読んだ。そこで、「半世紀にわたり、日本基督教団との協力と連携によってキリスト教教育主事の養成に携わってきた養成校として」聖和大学側が、様々な具体的提案を行っていることから、早急に委員会として訪問し、現状と展望についての協議の場の設定を依頼することとした。
当委員会としては、聖和大学との協議を踏まえ、養成コースの複線化の可能性も探りながら、7月の常議員会に具体案を出す予定である。
次回委員会は、3月23日を予定。閉会祈祷を小林貞夫がささげた。
(向井希夫報)
2007年12月以来準備してきた「日本伝道150年記念行事」が、諸教会の協力のもとで行われ、それぞれ大変恵まれたものとなったことを感謝します。
柱は次の3つです。
①日本伝道150年記念日本基督教団創立記念日礼拝
6月24日(水)に富士見町教会で、山北宣久教団総会議長の説教により行われました。320名が集い、共に聖餐にあずかりました。礼拝後、勤続50年の現職の教師61名の表彰が行われました(出席者は26名)。
②日本伝道150年記念大会
11月23日(月)に青山学院講堂を会場に、午前の部は礼拝、午後の部は記念式典として行われ、1500名の出席がありました。式典においては、2つの講演、2団体による音楽演奏、信徒会作成の記念映像などがあり、大会宣言がなされました。
前日の22日(日)午後6時より「日本伝道150年記念信徒大会」が東京山手教会において行われました。これは東京信徒会を中心とする実行委員会によって計画され、当委員会の主催と位置づけて行われたものです。全教区より、950名が集い、会場は超満員となりました。22、23両日の集会が教団としての「記念大会」です。
③記念出版
記念大会に合わせて、『キリストこそ我が救い–日本伝道150年の歩み』を出版しました。日本基督教団の最近50年の歩みを振り返ることを主眼とし、CoC関係学校協議会、日本キリスト教社会事業同盟の50年の歴史をも掲載しています。どうぞお買い求め下さい。
委員の力不足と短時間での準備のため直前までバタバタとしましたが、教団事務局や有志の助け手に支えられ、何よりも当日参加して下さった多くの方々に励まされてこれらの行事を行うことができ、感謝しております。
この150年の記念行事には反対の表明もなされていましたが、その理由とされているベッテルハイムの琉球伝道のことも、これらの行事を通して改めて覚えることができたと思います。
また、この事業のために予算500万で献金を募りましたが、予算を超えた献金が全国から献げられたことを感謝をもって報告いたします。
(藤掛順一報)
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