6月25日~26日に教団会議室で、第38総会期第2回教育委員会を開催した。委員6名が出席した。まず、前回委員会の議事録を承認した。
次に以下のような報告を受けた。教師の友編集委員会報告、全国教会幼稚園連絡会報告、クリスマス小委員会報告、2012度クリスマス献金会計報告、教育プログラム小委員会報告、2014年度教会中高生青年大会報告など。
続いて以下のようなことについて協議した。2012年度のクリスマス献金の中から東日本大震災救援募金に70万円献金することにした。
2013年度クリスマス献金送付先について、東日本大震災救援募金と南インド合同教会とし、委員で情報を集め、さらに検討して、11月に献金のお願い文を出す。
教会学校応援セットについては、A、B、Cコース、各5セットとし、多くの応募があった場合は、経済規模の小さい教会から選んで行く。
委員会に先立ち6月25日午前、教育プログラム小委員会を行った。「教師の友」の2014年度~2016年度の教育プログラムについて検討した。総主題と教会教育の目標について7月の小委員会で検討する。
各教区青年担当者会は9月2日~3日に札幌教会で行う。そのプログラムや委員の役割分担について検討した。
教会教育セミナーは1月27日午後7時から教団会議室で行い、28日の午前中は東京近辺にあるキリスト教の学校訪問をする。同日、青山教会での第4回教育委員会開催を予定している。
キリスト教教育主事認定試験小委員会の報告を受けた。3月6日~7日に大阪クリスチャンセンターでキリスト教教育主事認定試験を行う。委員で認定試験の役割分担を決めた。1名から受験資格があるかどうか問い合わせが来ているので、必要な単位の取得または取得見込みがあるか、委員で調べる。
次回第3回教育委員会は9月3日~4日に北広島教会で行う。
(有澤慎一報)
第38総会期第2回年金局理事会が6月20日、21日教団会議室で開催され、教区代表理事、東京教区支区代表を含め28名(九州教区代理出席、沖縄教区欠員)が出席した。
「2012年度年金局事業報告ならびに決算書」および「2014年度年金局財務計画」が審議され、承認された。この2議案は第38総会期第2回常議員会に提議される。
1998年に年金給付額と掛金額の逆転が起こり、その後その乖離はひろがり続けている。その間制度の見直策も実施したが、2012年度には1億1500万円の差があった。年金財政検証によると、この開きは2013年度がピークになるであろうと予想されている。
また、積立金ゼロで開始した教団年金は当初より負を抱え、また長引く超低金利により大きな積立不足が生じた。これらを解消するために、1996年、2003年の2回にわたる対策実施ののち、2006年度に謝恩日献金1億1千万円を提案し、教団総会で承認された。
6年目にあたる2012年度の献金額は4690万円で目標の42%であった。「謝恩日献金の目標達成を実現するために如何にするか」「全教団教師が加入すべき年金であり、それを全教会が支えるために如何にするか」「全教師が加入出来るよう教区が取っている方策」などに関して、全教区代表理事、支区代表の報告がなされ、また討議にかなりの時間を割いた。全教師を全教会で支えるためにも謝恩日献金の参加教会をまず増やし、献金の増額をはかりたい。
理事たちは未参加教会に強く呼び掛けることとした。
東日本大震災の被災教区である奥羽教区と東北教区が献金目標額達成率で1位と2位である。驚きとともに両教区の取り組み、姿勢に励まされた。
「教団年金の歩み(続)」を発刊する予定であるが、その準備もかねて、積立不足に対し何をしてきたかを中心に約2時間掛けて学び直した。
こうした理解を深めることにより、教団年金の重要性、必要性を一同再確認した理事会であった。
(櫻井淳子報)
第38総会期第2回伝道委員会が6月24日~25日、桃花台伝道所(24日)、名古屋西教会(25日)を会場に開催された。
今期は伝道推進室の活動との連携で、山畑謙委員を伝道推進室委員として派遣している。推進室が作成した『日本基督教団伝道推進室基本方針』と、『伝道礼拝・伝道集会等への講師派遣のガイドライン』の原案を検討した。この件は委員会終了後に開催された伝道推進室との合同委員会にて協議され、文案を確定し常議員会に諮ることとした。
「こころの友」「信徒の友」編集委員会担当の北川善也委員、高承和委員より「信徒の友」に教団主催の伝道推進室発足記念大会などの集会の記事が載せられるべきこと、取材ルートを提供する必要もあることが報告された。
今期伝道委員会の重要課題の青年伝道につき、青年大会に関する報告が高委員、山元克之委員からなされた。大会は、日時2014年8月19日~21日、会場・御殿場YMCA東山荘。将来の献身者を起こすことを青年大会の目的とする。
第9回 農村伝道に関する協議会(北川委員、成田いうし委員)につき協議した。日時2014年2月24日~25日、京都近郊で開催を企画し交渉中である。プログラム詳細は次回委員会でまとめる。
教区伝道委員長会議の内容を協議した。日時2014年6月23日~24日。伝道推進室活動の紹介、各教区報告、青年伝道の使命の共有を行う。次回の伝道委員会で講師案をまとめる。
その他として、伝道アイデアパンフレットを教団主催の集会で委託販売する。伝道委員会の使命を再考する件については次回委員会で発題者をたて協議する。開拓伝道援助応援を実施した教会(西中国教区・光教会、東北教区・本宮教会、西東京教区・八王子ベテル伝道所、四国教区・川之江教会)の訪問報告をした。教誨師会7月28~29日、軽井沢南教会 に山元委員を派遣する。
次回は2013年9月9日 ~10日、関東教区・矢板教会で開催予定。
(成田いうし報)
6月24日、第38回総会期「障がい」を考える小委員会が教団会議室にて開催された。加藤幹夫(阿漕)、W・ジャンセン(東京神学大学)、上竹裕子(磐城)、森田恭一郎(遠州栄光)、中村英之(熊本城東)、藤盛勇紀担当幹事が出席し、加藤委員長の開会礼拝の後、書記に上竹委員を選任した。
前総会期からの申し送り事項として①病と障がいの理解を深めていくこと、②4年に一度の全国交流会を2016年度に開催できるように努め、そのための献金を継続すること、③「障がい」に関する情報発信を継続することを確認した。
特に、牧会者とその家族のメンタルケアの問題について、牧会者とその家族の相談室設置や交流会開催が議論されてきた経緯についての話し合いを深めた。教会と牧会者、その家族のコミュニケーションの課題があり、牧会者が悩むケースに加えて、パワーハラスメントやDV等、牧会者が加害者となるケースについても対応できる相談室の重要性を話し合った。この課題については、次回委員会でさらに学びを深めることとした。
次に、今後の交流会の計画について話し合い、2年ごとに障がい者交流会と牧会者交流会を交互に開催することを決定した。交流会は、参加者同士の励ましとなり、具体的な課題が見えてくる貴重な機会ともなる。2014年9月2日~3日、戸山サンライズにて、《第4回「障がい」を考える全国交流会-牧会者ならびにその家族の精神的なケアを考える》を開催予定。
最後に、ホームページの内容について検討した。現在、本委員会はホームページ上で、障がいについて、教会での取り組み等を紹介している。
《http://uccj-j.org/》 今後、障がい者やその家族、教会と情報を共有し、共に考えることのできる場として周知され、活用されるよう内容を充実させる。ホームページ担当に中村委員を選任した。障がいを抱えながらも福音の喜びに生きるための手助けとなるメッセージや情報を発信していくことを確認した。
(上竹裕子報)
私は6月26日〜7月13日の18日間、台湾基督長老教会(以下PCT)の主催する「I Love Taiwan
Mission」(以下ILT)に参加した。
2002年に始まり今年で12回目を迎えたこの会は、台湾中のPCTの教会の青年と、PCTと関わりのある世界の教会の青年が台湾の地に集まり、共に主を賛美し、学び合うというものだ。参加者は3日間の全体会の後、4~5名のグループで台湾各地の教会に派遣され、そこで12日間の奉仕を行う。最後の3日間はまた全体で集まり、報告会を行う。
今年は台湾から73名、海外から12カ国84名の青年が参加した。非常に規模が大きく完成度の高い会であるが、企画・運営は学生を初めとする青年が主体となって行われる。
この会は、海外からの参加者にとっての学びも勿論大きいのだが、私はILTを通した台湾人青年の成長という部分を多く発見し、印象的だった。このILTという活動が青年の成長、また次世代の教会の力に繋がっているのだ。その中でも、私が特に注目した3点について記したい。
まず、信仰面での成長だ。ILTの期間中、参加者には全体会でのバイブルシェアリングや各地の教会での自由時間など、信仰の話をする機会が多くある。私もそうであったが、多くの青年が、海外の青年と信仰の話をすると非常に刺激を受けると言っていた。全くバックグラウンドの違う人々との聖書を通した交わりは、我々に異なる視点を与えてくれ、信仰面での大きな学びに繋がる。
2点目は、イベント運営能力の向上である。これは宣教という観点から見て重要だと考える。子供や学生への宣教活動は、キャンプ等といったイベント系の活動が効果的であるが、質の高い運営をするのは容易ではない。実際に運営をした経験が肝要となる。ILTに運営側で参加した青年はイベント運営の経験が得られる上に、ILTの高度な運営手法からヒントを得て、個々の教会での活動に活かすことが出来るだろう。
最後に、ILTが無ければ出会わなかったであろう、台湾人青年同士の交流という点をあげたい。運営スタッフ同士は仲が良く、ILTの後も交友関係を持つ場合が多い。このような青年同士の全国的な繋がりは、次世代の教会の一体感に繋がり、教会全体の大きな力になると考える。
今回の経験を通して、PCTの組織としての力強さの要因を垣間みることが出来たと感じている。我々が彼らから学ぶことはとても多い。これからも今回出会った青年たちとの繋がりを大切にし、主の教会の発展のために互いに切磋琢磨していきたい。
最後になるが、私は日本聖公会の所属なのだが、今回は学生キリスト教友愛会(SCF)を通して参加をした。他教派であるにも関わらず、教団には多くのサポートを頂いた。皆様の支援に感謝をするとともに、教団のこのような主の教会の発展のための幅広い活動に、尊敬の意を表したい。
また今回、教団新報への執筆という形で、多くの方に私の経験を共有する機会が与えられたことも、主にあって感謝する。来年以降も日本からILTに参加する青年が与えられることを、強く祈っている。
(高田蛍報/日本聖公会
牛込聖バルナバ教会員)
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