3月28日〜30日、初日は仙台青葉荘教会を会場に、2日目と3日目はエマオ仙台を会場に、約45名の参加者を迎えて、「宣教師会議2016」が開催された。
この宣教師会議は、世界の諸教会から日本基督教団内の教会や関係学校、関係施設等に遣わされている宣教師たちが集い、毎年開催されている。アメリカ、カナダ、スイス、ガーナ、韓国、台湾等、その出身国は多様であり、派遣団体(教派)も様々異なる。最近は英語圏以外の国々から派遣される宣教師の数も増加しつつあるため、会議は日本語と英語のバイリンガルで進められる。
初日は、会場教会の潮義男牧師を説教者に迎えた開会礼拝に始まり、夜のプログラムでは、朴美愛宣教師の証しを通し、私たちの思いを超えて働かれる神の導きを痛感し、小グループ毎の交わりと祈りのひとときを持った。
2日目は、朝のエマオ・スタッフミーティングの祈りを共にした後、東北教区放射能問題支援対策室いずみの篠原弘典顧問と会津放射能情報センターの片岡輝美代表を講師に迎えてのワークショップとグループ討論を持ち、放射能汚染の問題とそこから生じている痛み、苦しみを重く受け止めた。
夜はエマオ・ボランティアたちと共に夕食を囲んだ後、宣教師会議参加者はエイブラハム・キスト岡崎宣教師のリードで交わりと小グループ毎の分かち合いの時を持ったが、東日本大震災時を経験し、震災後の困難な状況の中、敢えて日本に留まる決意をした宣教師もいたことを知らされ、心から感謝した。
3日目は、クラウディア・ジュノン山本宣教師の司式で逝去宣教師追悼式を持ち、短い協議の後、ティモシー・ボイル宣教師を説教者に、クラウディア宣教師を聖餐司式者に迎えて恵み豊かな閉会礼拝を献げた。
最後に秋山徹世界宣教委員長より、2015年度に隠退したボイル宣教師、ディビット・マーチー宣教師へ、教団からの感謝を表した。
(西之園路子報)
世良田元氏(隠退教師)
16年1月21日逝去、84歳。59年同志社大学大学院卒業、同年より前橋、国分、羽犬塚教会を経て00年隠退。
遺族は妻・世良田静江さん。
桂島祐三氏(隠退教師)
16年1月27日逝去、93歳。東京都生まれ。53年日本基督教専門学校卒業、同年より荻窪中通、八戸、富山新庄教会を経て92年隠退。
遺族は娘・吉村のぞみさん。
飯島英雄氏(隠退教師)
16年2月28日逝去、80歳。東京都生まれ。64年東京神学大学大学院卒業、同年より聖ヨハネ、経堂緑岡、仙台東六番丁、長崎古町、遠州栄光教会を牧会し、04年に隠退。
遺族は妻・飯島惇子さん。
第2回「障がい」を考える小委員会が、4月11~12日に、愛知教会で開催された。開会礼拝で吉澤永委員から、コリント一12章12~31節より、私たちは弱さを持っているが、主イエスは、そのような私たちのために復活の命を与えてくれたのではないか、というメッセージが語られた。
前回記録承認、フィールドワーク(神戸聖隷福祉事業団)報告提出の確認、第4・5回常議員会報告、第4回宣教委員会報告、会計報告が、各資料に基づいて行われた。
第35総会期から継続している「牧会者とその家族のための相談室」設置について、加藤幹夫前委員長に陪席を願い、資料に基づいて、これまでの取り組み、今後の課題などの説明を受けた。委員会で検討した結果、「牧会者とその家族のための相談室」設置は必要であることと、その目的(問題解決ではなく、キリストの福音を豊かにしていくため。伝道の業、福音の喜びの回復として)を確認した。
今年10月3日~4日、戸山サンライズで《第5回「障がい」を考える全国交流会》が開催されるが、その最後の準備を進めた。交流会は、二ノ宮アキイエ氏(アジア太平洋障害者センター所長)を講師に迎え「国連・障害者権利条約と日本の障害者法制をめぐって」を主題に「聖書からみる、国連障害者権利条約」「聖書からみる、障害者法制とその施行」と2回にわたって講演してもらう。条約は2006年に採択され、日本では今年4月から障害者差別解消法が施行された。施行されて半年を経た日本の現状を踏まえて、講演を聞くことにより、国連障害者権利条約と日本の障害者法制への理解が深められると考える。また交流会の案内を、各教区に4月中に発送する。全教区の参加をお願いすると共に、この会のための献金をお願いしたい。
(堀眞知子報)
今期の教師委員会では、被災教師の問安を実施している。昨年10月の相双宮城南地区教師会と石巻山城町教会に引き続いて、4月25~26日に岩手地区の問安を実施した。今回の問安には、教師委員会6名が参加し、レンタカーで岩手の4教会の教師を問安した。
25日、盛岡にある奥羽教区事務所を訪問し、邑原宗男教区議長、白戸清副議長、松浦裕介書記と懇談の時をもった。邑原議長が用意した資料によって、東日本大震災での教区の全般的な働きと共に、これから問安予定の教会の様子を聞いた。奥羽教区3役の配慮に感謝したい。教区事務所を出発して、2時間ほど車を走らせて、宮古教会の森分和基教師を問安した。宮古教会は併設の認定こども園とともに2015年10月に移転し、3月11日に献堂式を挙行した。森分教師は園長として新しい地でのこども園の働きに重点をおいて仕えている。
26日は3教会を問安した。まず新生釜石教会の柳谷雄介教師を問安、大槌町の様子を案内してもらってから教会を訪れた。教会堂は津波の被害を受けた。教団内外の支援を得て無事に修繕がなされた。しかし、その間に教師はストレスからしばらくの休職が必要となった。震災のときだけではないが、教師の霊的ケアーが必要であることが語られた。次に大船渡教会の村谷正人教師を問安、教会堂は守られたが、村谷教師は4月に赴任予定を急遽はやめて赴任し、物資の置き場やボランティアの受け入れなどにあたった。現在も仮設住宅の訪問を継続している。最後に江刺教会の邑原宗男教師を問安、今年行われる会堂建築の経過について報告してもらった。教区議長として飛び回っているが、江刺教会での牧会伝道を喜びをもって語る姿が印象的であった。(大友英樹報)
3月22日午後、近江平安教会で、部落解放センター第29回神学校等人権教育懇談会が行われた。
6神学校7名の教師と関係者含めて14名の参加者を得て、「賀川豊彦について」の研修を行った。開会礼拝は、近江平安教会牧師の谷本一広さんがマーティン・ルーサーキング牧師の墓石に刻まれたアモス書6章24節の言葉にうながされて、自分史を語られた。牛追いの生活の中から聖書に出会い、村ではじめて高校進学をし、働きながら神学校に通い、アフリカ系アメリカ人が多く通う大学に留学し、WCCの人権委員会のメンバーとなり、インドのダリッドの神学校で学んできた体験と一貫してイエスの福音について教えられ続けていることの証であった。
研修会の講師は、吉澤惠次さん(センター活動委員)が「賀川豊彦」について、共観福音書の「大きな石臼」に関わるたとえ話を比較検討しながらお話を始められ、『賀川豊彦全集』、『資料集「賀川豊彦全集」と部落差別』、生田川の夜明けなどの資料にあたりながら、「牧会的配慮」という教職者の陥り易い「罠」に気付かない事を語られ、賀川の「貧民心理の研究」にみられる「人種起源説」は、被差別部落を差別する上で、韓国・朝鮮人、中国人への差別意識でもあることが指摘された。それを受けて参加者の活発な議論がなされた。実践神学とフィールドとの関わり方について、自己目的化するひとりよがりの福音理解、人と出会って行く聖書の読み、贖罪の捉え方、賀川の満洲における戦争責任、アイヌ収奪、大学の組織のもつ問題、戸籍制度と天皇制について…多岐にわたる議論が熱心に交わされた。
次回は2017年3月28日、礼拝担当が大倉一郎さん(農村伝道神学校)、研修としての話題提供者が渡邊さゆりさん(日本バプテスト神学校)と決まった。(鳥井新平報)
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