10:5 モーセは、律法による義について、「掟を守る人は掟によって生きる」と記しています。
10:6 しかし、信仰による義については、こう述べられています。「心の中で『だれが天に上るか』と言ってはならない。」これは、キリストを引き降ろすことにほかなりません。
10:7 また、「『だれが底なしの淵に下るか』と言ってもならない。」これは、キリストを死者の中から引き上げることになります。
10:8 では、何と言われているのだろうか。「御言葉はあなたの近くにあり、/あなたの口、あなたの心にある。」これは、わたしたちが宣べ伝えている信仰の言葉なのです。
10:9 口でイエスは主であると公に言い表し、心で神がイエスを死者の中から復活させられたと信じるなら、あなたは救われるからです。
10:10 実に、人は心で信じて義とされ、口で公に言い表して救われるのです。
10:11 聖書にも、「主を信じる者は、だれも失望することがない」と書いてあります。
10:12 ユダヤ人とギリシア人の区別はなく、すべての人に同じ主がおられ、御自分を呼び求めるすべての人を豊かにお恵みになるからです。
10:13 「主の名を呼び求める者はだれでも救われる」のです。
10:14 ところで、信じたことのない方を、どうして呼び求められよう。聞いたことのない方を、どうして信じられよう。また、宣べ伝える人がなければ、どうして聞くことができよう。
10:15 遣わされないで、どうして宣べ伝えることができよう。「良い知らせを伝える者の足は、なんと美しいことか」と書いてあるとおりです。
10:16 しかし、すべての人が福音に従ったのではありません。イザヤは、「主よ、だれがわたしたちから聞いたことを信じましたか」と言っています。
10:17 実に、信仰は聞くことにより、しかも、キリストの言葉を聞くことによって始まるのです。
「熊本地震救援募金」呼びかけ
九州教区
第66回九州教区総会は、5月3・4両日、九州キリスト教会館で、正議員236人中、開会時182人が出席して開催された。
梅崎浩二議長は、「かつて経験したことのない苦難の中に、私たちは集いました」と議長報告を始め、熊本・大分地震への対応を時系列的に報告した。地震発生翌日の15日午前、教団から「救援対策委員会を設置し、加藤誠幹事を派遣する」との連絡があり、同日夕、到着した加藤幹事と「教団は、教区の判断を第一とする」で合意した。17日深夜、石橋秀雄教団議長が到着し、18日から加藤幹事、教区3役と共に熊本市内の教会を問安。すでに福岡・長崎地区から物資の搬入・労力提供が相次ぎ、武蔵ヶ丘教会を現地拠点として活動を始めた。福岡・長崎地区は毎週2回、支援定期便を送っており、教区はヴォーリズ建築事務所に耐震診断と被災区分判定を依頼。6月末までに被災区分判定が出る予定とし、教区が設立した「熊本地震救援募金」への協力を呼びかけている。議長報告7頁のうち4頁を地震報告と教区の対応報告に当てた。
問安使として出席した石橋議長は、「中越、能登半島、東日本大震災という過去経験した地震に比べ、震度7が2度という熊本・大分地震に強い衝撃を覚えた。教団は救援対策委員会を直ちに設置したが、全体教会として最大限協力したい。被災状況が明らかにされた段階で出来るだけの支援をしたい」と語った。
耐震診断の結果で修復が必要となる教会・伝道所の増える可能性があるが、被害の目立つ教会として、熊本で錦ヶ丘、武蔵ヶ丘、八代、大分で別府、別府不老町、由布院教会の名が出ている。
議案審議の中で、常置委員会が地震関連の緊急議案を提案。⑴被災した教会・伝道所・地域を覚えて祈り、必要に応じた長期的支援を行う、⑵被災教会・伝道所については、2016年度の負担金減免の可能性を含め適切に対処する、との提案を満場一致で承認。常置委員会で議案化を図る。
5議案の中で、「二種教職制度克服のため、議案『教憲9条を改正し、併せて関連教規条項を改正する』を第40回教団総会に提出する」が最大の論点だったが、九州教区では96年の学習会以来、論議を積み重ねて来ており、議場からは、「信仰告白をクリアしないと、二種教職制はクリア出来ない」(川島直道議員)「教師検定試験のあり方について論議しようという提案をするべきで、提案は急ぎ過ぎている」(古屋治雄議員)の反論が出た。
これに対し、「信仰告白だけに求めるのはおかしい。よく踏み切ってくれた」(深澤奨議員)「検討し尽くされた。今は決断する時」(西畑望議員)と議論がかみ合わず、156人中117人の賛成で可決。10月の教団総会に送付されることになった。
教団総会議員選挙結果
【教職】梅崎浩二(大牟田正山町)、新堀真之(香椎)、日下部遣志(川内)、原田のぞみ(宮崎清水町)、深澤奨(佐世保)、本多香織(瀬戸内)、西畑望(国分)、多田玲一(福岡女学院)、池上信也(犀川)、川島直道(錦ヶ丘)、西岡裕芳(福岡警固)
【信徒】伊津見七生子(若松浜ノ町)、川畑馨(佐世保)、浅野直人(福岡警固)、東隆義(田川)、上垣明美(行橋)、鎌田吉之助(久留米東町)、湯元睦美(中津)、栗田光雄(大分東)、志満秀武(福岡中部)、山口紘三(佐世保)、白蓋勉(志布志)
(永井清陽報)
16年度「伝道資金」交付申請せず
大阪教区
第61回大阪教区総会は、5月3日~4日、大阪女学院ヘールチャペルで、開会時217名が出席して開催された。
常置委員会報告の冒頭、小笠原純議長は、昨年の総会で予算案が否決され、諸教会・伝道所に迷惑をかけたことを詫び、負担金、献金への協力に対する感謝を述べた。予算案否決を受けて、15年度負担金は、14年度の決定額を用いることにしたこと、伝道資金について2度に亘ってシンポジウムを開催したこと、16年度に交付される伝道資金の申請はせず、16年度予算案にて負担金支出に伴う不足分を第二特別資金から繰り入れること等を報告した。
16年度予算案の審議では、第二特別資金会計から繰り入れている310万円分を伝道資金交付金として教団に申請する修正案が出された。提案理由として、「不足分を特別資金から出すのはふさわしくない。各教区が献げた資金を受けていよいよ伝道に励んで行くべき」と説明した。修正案について「教団に責任的に関わって行くべき」等の賛成意見、「既に申請期間は終わっており、常置委員会の判断を尊重すべき」、「連帯金を廃止し伝道資金を導入するやり方に反対する意志が表現されている」等の反対意見があった。修正案は、181名中賛成50名で否決、原案を賛成126名で可決した。
沖縄教区との関係再構築の議案として「教団沖縄宣教連帯金を教区が継続して負担する件」を可決し、さらに「沖縄教区規則変更を尊重し、認める件」と「教団沖縄宣教連帯金を120万円に戻し、執行する件」を教団総会に提案することを可決した。
北村慈郎教師の「免職処分」を撤回し聖餐についての議論の場の設置を求める議案が可決された。賛成の立場からは、「偏った議員で意思決定がなされ、合同教会の姿勢が失われる」との意見、反対の立場からは、「このような形で議論の場を設けても生産的な議論を生まない」との意見があった。
緊急動議として、「川内原発1号機2号機即時運転停止及び伊方原発再稼働計画の放棄を求める件」が出され可決した。
2日目の午前中、雲然俊美教団問安使が挨拶し、一時間程、質疑応答した。教区提出議案の多くが廃案となった教団総会の議事運営、教師養成制度検討の内容、宣教基礎理論、教区活動連帯金廃止の理由等について質問があった。
教団総会議員選挙結果
【教職】小笠原純(高槻日吉台)、有澤慎一(八尾東)、大澤星一(西大和)、古郝荘八(高石)、井口智子(河内松原)、岡村恒(大阪)、斎藤成二(大阪東十三)、上地武(大正めぐみ)、松田光代(和歌山新生)、久木哲(交野)、田邊由紀夫(茨木)、齋藤開(高槻南平台)、清藤淳(和歌山)、小池磨理子(玉出)
【信徒】駒木和男(河内長野)、吉田七穂(千里聖愛)、飯沼眞(高石)、永富美加(大阪昭和)、山田淳子(大阪聖和)、鹿野幸枝(都島)、西浜楢和(西大和)、山崎喜美子(愛隣)、小林喬(天満)、江本義一(茨木東)、東谷誠(いずみ)、楠原道温(茨木)、芳村智裕(大阪)、村田直子(森小路)
(嶋田恵悟報)
新三役選出を報告・承認
四国教区
第74回四国教区総会は4月28~29日、道後温泉椿館を会場とし開会礼拝・聖餐式より開催された。開会時出席正議員は150名中117名。
議事冒頭で、10月常置委員会において芦名弘道教区議長から健康上の理由のため提出された辞表を承認したこと、教区規則の準用規定に基づき、黒田若雄教区副議長を新教区議長、寺島謙教区書記を新教区副議長に選出、松井曉郎教区主事を新教区書記に選任したことを報告した。
「議長メッセージ」が扱われ、黒田議長は「四国教区の特質は教区が各個教会を支える主体であり各個教会の伝道が進められるよう互助制度、自立連帯献金等、教区全体の取り組みをしていく。被災支援についても多面的支援を継続、熊本地震被災支援として九州教区へ緊急献金30万円を送った」と述べた。
その後、諸報告を扱い、教団総会議員選挙について「立候補制を取り入れてほしい」との意見があり、黒田議長は「今まで立候補制は取り入れなかったが、今回については立候補を受け付ける。今後の扱いについては教区として協議していく」と述べ、信徒の部は参考倍数候補が挙げられ選挙が行われた。
夜には「教区互助制度の恵み~信徒の立場から~」と題し協議会を開催。東安子氏(近永)、安宅登代子自立連帯献金推進委員(石井)、長島恵子財務部委員長(鴨島兄弟)、3名の信徒より「互助制度により礼拝が守り続けられることが出来たからこそ受けた恵み」、「自立連帯献金が四国の伝道につながっていく恵み」、「互助制度を続けることが目的ではなく伝道の将来を開くために援助していく必要性」が語られた。「互助の収入を増やさないと続かないのではないか」、「教会の一人ひとりが問われている」、「予算化できないのか」、「献金に命がある。負担金を増やすのでは互助会計の質が変わってしまう」、「教区全体修養会で信仰復興運動をしよう」等活発な意見交換があった。
2日目朝、追悼式により1年間に逝去された教職2名が祈りに覚えられた。准允式と按手礼式が執行され、主の委託に応えるべく補教師1名、正教師1名が新たに立てられた。
その後、東北教区被災者支援センター佐藤真史教団派遣専従者(仙台)、関東教区「東日本大震災」被災支援委員会飯塚拓也総括主任より東日本大震災支援報告、森分望牧師(三津)より宮古教会献堂式報告、四国教区東日本大震災支援小委員会篠浦千史世話人代表より熊本地震被災救援の呼びかけがあり、加藤誠教団幹事より熊本地震被災状況報告があった。引き続き佐々木美知夫教団副議長問安使挨拶により「聖餐問題に対して」、「沖縄教区との関わりについて」、「在日大韓基督教会との宣教協力について」等を巡り質疑応答があった。
坂出教会の申請による「教会種別を第一種教会から第二種教会に変更する」件について修正案が出されたが賛成少数で否決、原案どおり可決した。その他「教師謝儀規定に関する件」、「互助に関する件」等の各議案を可決した。
教団総会議員選挙結果
【教職】黒田若雄(高知)、寺島謙(松山城東)、小島誠志(久万)、上島一高(松山)、松井曉郎(大洲)、篠浦千史(さや)、岡本康夫(日和佐)、矢野敬太(愛南)、筧牧人(伊予長浜)
【信徒】長島恵子(鴨島兄弟)、近藤康夫(新居浜西部)、東安子(近永)、安宅登代子(石井)、木俣努(香川豊島)、不動光子(さや)、土井省悟(丸亀)、永見陽子(高知)、西川冨士子(須崎)
(松本のぞみ報)
無牧師教会の増加、さらに明らかに
北海教区
第76回北海教区総会が4月29日、30日、札幌北光教会にて開催された。開会時、議員は126名中95名が出席した。
開会礼拝では、ディヴァン・スクルマン議員(宣教師)が、「主イエスに従って心を一つに」との題で、神のさまざまな恵みの善い管理者として、その賜物を生かして互いに仕えなさいと説教した。
准允式、按手式を行い、新たに補教師1名、正教師2名が立てられた。
15年度議長総括では、久世そらち議長が、「この1年で明らかになってきたのは、無牧師教会の増加。特に、道北地区・道東地区においては、半数以上の教会・伝道所で主任担任教師がいない状況」。「北海教区第4次長期宣教計画は、このような状況を見通した上で、『すべての教会が礼拝を守る』ことを最重要課題とし、『わたしたちのミッション』として『礼拝の喜びに生きる神の民~革新・連帯・平和~』を掲げた」と述べた。
決算報告において、今多正行財務部委員長(札幌元町)は、「15年度も無牧師教会が増加し、牧師を迎えることが困難な教会・伝道所がさらに増えている中で、08年度以降、毎年500万円前後に上る未収分担金が発生していることを重く受け止める必要がある。財源不足を補い、『当期収支差額』をマイナス(赤字)としないため、今期決算では、その他積立金繰戻で対処した」と述べた。
予算案審議において、16年度予算7000万円(前年予算比180万円減)を可決した。
この他、「安倍政権が進める憲法9条改正を阻止するための行動を推進する決議」、「アイヌ民族の権利を回復する運動の推進決議」、「北星学園余市高校の『2018年度での募集停止』案に対し、北星学園に再考を要望する決議」を可決した。
常置委員選挙結果(半数改選)
【教職】小西陽祐(余市)、井石彰(苫小牧弥生)
【信徒】藤巻朋子(札幌元町)、相馬述之(札幌北光)
教団総会議員選挙結果
【教職】久世そらち(札幌北部)、原和人(手稲はこぶね)、西岡昌一郎(旭川六条)、木村拓己(美唄)、柴田もゆる(函館千歳)、藤吉求理子(道北クリスチャンセンター)、日向恭司(教区)
【信徒】佐久間光昭(置戸)、藤巻朋子(札幌元町)、小林あずみ(千歳栄光)、相馬述之(札幌北光)、今多正行(札幌元町)、三浦英敏(札幌北光)、村住和子(小樽公園通)
(大三島義孝報)
「宣教基礎理論」改訂に反対を決議
京都教区
第80回(合同後第50回)京都教区定期総会が、5月3日〜4日、新緑の目に爽やかな平安教会で開催された。開会時110名の正議員の出席で総会成立、27の議案について審議した。
今回は、京都教区と交流を重ねてきた韓国基督教長老會大田老會より、老會長の權五晟牧師を招き、開会礼拝で「聖餐の深い意味」と題して説教をしてもらった。
今総会も教団からの問安使を拒否し、宣教研究所に関わって来られた佐々木美知夫副議長に陪席を要請し、教団の宣教基礎理論の改訂案について、3つの質問を前もって送り、協議会で答えてもらう予定であった。しかし、副議長は東日本大震災関連の先約があり、石橋秀雄議長は熊本地震関連で九州に赴くため陪席できないとの通知を教区総会の前週に受けた。そのため、教団からの要請陪席者なしで、これに関係する議案そのものが協議会の様相を呈することになった。審議の結果、議案「教団宣教基礎理論の改訂案に反対し、現行理論の総括を求めて、教団に要望書・議案を出す件」を可決した。
法定議案以外では、「教職謝儀支援制度の改定に関する件」、「教区負担金算定基準の変更に関する件」、「教区宣教方策の宣教の項目に『京都教区センターに教会を設立する』を加える件」を可決した。
2日目には、逝去者記念礼拝と准允式・按手礼式が行われ、2名の教師の准允と1名の教師の按手がなされた。
教団総会議員選挙は、今期は教職、信徒共10名が選出された。
教団総会議員選挙結果
【教職】入治彦(京都)、横田明典(近江金田)、井上勇一(洛南)、川上信(八日市)、今井牧夫(京北)、森下耕(洛陽)、竹ヶ原政輝(丹波新生)、李相勁(福知山)、大山修司(膳所)、谷村德幸(水口)
【信徒】谷口ひとみ(八幡ぶどうの木)、原田潔(大津東)、中井正子(堅田)、押本年眞(丹波新生)、鳥井新平(近江平安)、東晃(城陽)、今井恵一(丹波新生)、出店都(京都)、岸本祐子(洛北)、坂本清音(同志社)
(入 治彦報)
4月14日(木)に起きた熊本地震の報道に接し、翌15日、道家紀一総幹事事務取扱のもとに熊本地震救援対策委員会が設置された。協議の結果、加藤誠世界宣教幹事を現地視察のため派遣することを決定した。直ちに福岡に飛び、新堀真之九州教区書記と共に先ず大牟田正山町教会に向かい、梅崎浩二九州教区議長に教団からの見舞金を渡した。次に山鹿温泉に向かい日下部遣志九州教区副議長と合流した。熊本市内のホテルは地震のため営業を停止していた。16日未明、本震が熊本を襲った。約20キロ北にある山鹿でも揺れは強烈だった。
最初の訪問は山鹿教会であった。現在無牧のため隣接する霊泉幼稚園の職員に被害状況を聞いた。熊本草葉町教会で梅崎議長と合流し、錦ヶ丘教会、武蔵ヶ丘教会、熊本白川教会、熊本城東教会、在日大韓基督教熊本教会を問安した。外から見て一番目立った被害は、熊本白河教会の屋根瓦の崩落と亀裂であった。教会内部では熊本草葉町教会と錦ヶ丘教会のパイプオルガン損傷及び食器類の被害。ほとんどの教会で集会室や牧師室の書類や備品が散乱していた。そのような中、教師たちは教会員の安否確認、熊本白河教会、錦ヶ丘教会では礼拝堂に避難してきた近隣の住民や教会員に宿泊と食料を提供していた。
17日、福岡で石橋秀雄教団議長と合流し支援物資のほとんどを武蔵ヶ丘教会に搬入した。教会をオープンにして誰でも食料を手にすることが出来るようにしていたからである。18日には、断水も一部回復し物資も驚異的なスピードで市内に入ってきていた。同日夜は福岡に宿を取ったが無意識に前後に揺れていることに気付いた。絶え間なく続いた余震のせいであろうが、現地の方々のストレスはいかばかりであろうかと思わされた。(加藤 誠報)
熊本地震の報告 (九州教区総会報告)
錦ヶ丘教会牧師 川島 直道
熊本地震直後から、教団の石橋秀雄議長、加藤誠幹事、教区3役、福岡、長崎、鹿児島の牧師たちが熊本を訪れ、祈って下さり、物資を届けて下さり、片付けを手伝って下さり、物心共に励まして下さった。
熊本地区10教会1伝道所で、人的被害は幸いにも報告されていないが、熊本地震の特徴は、震度7の地震が2度あったこと。4月14日の前震に続いた16日の本震は、16倍のエネルギーがあったという。今でもその恐怖ゆえに家で眠ることが出来ない人が沢山いる。その精神的ダメージは、私たちの想像を絶するものがある。
本震翌日、17日の礼拝には、34人が出席した。洗礼盤がひっくり返り、パイプオルガンのパイプが飛び出して床に落ち、空調のダクトが天井から落ちかけ、スピーカーも落ちかけ、余震の続く中だったが、共に讃美歌を歌い、祈り、御言葉に耳を傾ける。大地が揺れ動く中で、そこだけが平安という体験。私にとっては、生涯忘れることの出来ない礼拝となった。
この20日間、余りにも多くのことがあり過ぎて、なかなか気持ちの整理がつかないでいる。その中で5月1日、発生後3回目の主日を迎えた。説教の準備など、殆ど出来なかったが、礼拝を守ることが出来るということが、どれほど大きな喜びなのか改めて覚えた。
建物の被害が一番大きかったのは、最も震源地に近い錦ヶ丘教会だった。十字架の塔は撤去することになった。パイプオルガン、空調などの修理も必要となる。武蔵ヶ丘、八代教会も被害があり、専門家の診断により、補修の必要な教会が今後出てくるかもしれない。
地震はまだ続いている。これは大きな試練だが、このことを通して、いろいろなことを学んでいる。これからも学ぶだろう。
どうか熊本を覚えてお祈り下さい。
4月15日、救援対策本部第12回(通算第46回)会議を、教団会議室にて開催した。会議冒頭、石橋本部長は、九州・熊本地方で発生した地震による被害状況、および教団の対応として熊本地震救援対策委員会を設置したことを報告し、被災地のために祈りを合わせた。
会議においては4月15日現在、国内募金が10億2393万1378円、海外からの献金が4億487万6231円となっていることが報告された。続いて、救援対策室および担当幹事より、会堂・牧師館等貸付金返済状況、被災地支援チャリティー・コンサート開催、こひつじキャンプ開催(台湾、山中湖)、2015年度本部会計決算等が報告された。
被災教区報告として奥羽教区からは、宮古教会礼拝堂・牧師館献堂式挙行、江刺教会教会堂新設計図完成、震災5年を覚えての礼拝開催等が報告された。東北教区からは、被災者支援センター・エマオおよび放射能問題支援対策室「いずみ」の活動報告、震災5周年記念礼拝開催等が報告された。関東教区からは、水戸中央教会教会堂献堂式予定、震災5周年記念礼拝開催等が報告された。
また、「国際青年会議 in 京都」開催に向けて実行委員会を開催したこと、東日本大震災教団救援対策事業全記録刊行委員会がもたれ、刊行に向けて作業が進められていることが報告された。
審議事項では、2016年度救援対策本部会計予算案、被災地支援演奏会・チャリティーコンサート開催計画、福島伊達教会の除染対策工事費用支援、アジア学院の教団借入金に対する支援等を承認した。さらに、エマオ石巻の建物の売却について教団責任役員会で審議してもらうことにした。以上、1年後の活動終結を見通しつつ、慎重に検討を進めた。(雲然俊美報)
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