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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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【4838号】福島第一原子力発電所事故後5年に際しての議長声明

2016年4月9日

「神はお造りになったすべてのものを御覧になった。見よ、それは極めて良かった。」
(旧約聖書・創世記1章31節)

 東日本大震災から5年が経過しました。今この時も、被災地にあって困難な日々を送っておられる方たち、また、放射能汚染から逃れて故郷から移住し、不安な日々を過ごしておられる方たちに、神のお支えとお守りを心よりお祈りいたします。

 日本基督教団は震災から2年目の2012年3月に、「原子力発電というものが…神の創造の秩序を破壊し、命あるものの関係を断ち切る人類滅亡の危機の始まりとなりうること」を指摘しました(『福島第一原子力発電所事故に関する議長声明』より)。

 また、3年目の2013年3月には、「あらためて原子力発電所の稼働停止と廃炉に向かっての処置がなされるように求める」ことを表明いたしました(『福島第一原子力発電所事故三年目に際しての議長声明』より)。

 東日本大震災から5年目を迎えるこの時、原子力発電所事故が引き起こした深刻な問題が今なお継続していることを誰もが認識しております。きわめて長い期間にわたる避難生活が続いておりますし、震災関連死者数も増加しております。

 そのような中で、まるで福島における原発事故とその被災者の存在を無視するかのようにして、2015年8月11日、九州電力は川内原子力発電所1号機を再稼働しました。その際、政府は、原子力規制委員会による審査は「世界で最も厳しいレベルの規制基準」によってなされたと述べていますが、「世界で最も厳しい」ということには何の根拠もありません。

 また、田中俊一原子力規制委員長は、「川内原発は新規制基準に適合したもので、安全と認めたわけではない」と発言しました。まさにその通りで、基準に適合したからといって、原子力発電所の稼働が安全であるということでは全くありません。さらに、事故が起きた場合の防災対策もきわめて不十分なままです。

 世論調査においても、全国で半数を超える人たちが原発の再稼働に反対している中で、これらの国民の声を無視して原子力発電所の再稼働を進めていることに強く抗議します。

 それと共に、政府に対して、原子力発電所の稼働を停止し、すみやかに廃炉に向けての処置を取ることを求めます。

 東日本大震災から5年目を迎えるにあたり、私たちは、神がお造りになり、聖書が「見よ、それは極めて良かった」と述べている世界の回復を心から願い、祈ります。

 そして、国内外の諸教会との連携・協力において、それぞれの場で原子力に依存しないエネルギー政策への転換の取り組みを求める働きかけを継続してまいります。

2016年3月11日
日本基督教団総会議長 石橋秀雄

 救援対策本部第11回(通算第45回)会議を、2月19日、教団会議室にて開催した。

 会議の冒頭で、佐藤真史教団派遣専従者および戸枝季子スタッフ(エマオ仙台)から、祈りとスローワーク(出会いとコミュニケーション)の2つの軸を中心に、仮設住宅入居者への寄り添い支援を継続する中、教団としての支援活動終了後に向けての検討を進めていること等が報告された。

 次に深谷有基教団派遣専従者(エマオ石巻)から、現支援体制終了後を見据えての被災者支援活動(各地域が課題を担う体制とすることなど)を進めていること等が報告された。

 最後に平田信之教団派遣専従者および佐々木ムツ子スタッフ(ハートフル釜石)から、傾聴の重要性、自立への助力、孤立死の防止等の活動状況の報告がなされた。

 会議においては、2月19日現在、全国募金が10億2037万9198円、海外からの献金が4億487万6231円と報告された。

 救援対策室からは、被災教会への貸付金の返済状況、こひつじキャンプ開催報告・計画、被災3教区幼児教育担当者会による被災教会・幼稚園訪問報告、被災地支援チャリティコンサート開催計画等を扱ったことが報告された。

 続いて、奥羽教区(宮古教会借入金返済計画確認、震災5年を覚えての礼拝開催計画、江刺教会会堂建築計画など)、東北教区(2016年度活動計画・予算、スタッフ体制検討、「いずみ」における甲状腺検査実施など)、関東教区(水戸中央教会会堂建築工事進捗状況など)の報告がなされた。

 審議事項では教団救援対策活動関係職員の雇用承認、2016年度本部会計予算案検討、エマオ石巻の今後についての検討、アジア学院からの教団借入金返済免除申請の検討(継続審議)等を扱った。
(雲然俊美報)

益谷正子氏(無任所教師)
 15年12月26日逝去、90歳。広島県生まれ。58年関西学院大学大学院卒業、同年より西成、門真兄弟、函館千歳、天満教会を経て96年に隠退。
 遺族は息・益谷望さん。

 

髙道 基氏(無任所教師)
 15年11月27日逝去、89歳。東京都生まれ。50年同志社大学大学院卒業、53年より神戸多聞、松井田教会を経て、同志社女子高等学校、同志社大学、神戸女学院大学、新島学園女子短期大学、岐阜済美学院、中部女子短期大学、頌栄短期大学に95年まで務めた。
 遺族は娘・ロス髙道彰子さん。

 

森脇忠雄氏(隠退教師)
 16年1月30日逝去、84歳。鳥取県生まれ。58年同志社大学大学院卒業、同年より阿倍野、梅花教会を経て、梅花学園に務め、磐上、天満教会を経て、01年に隠退。
 遺族は妻・森脇敏江さん。

 

石川冨士夫氏(無任所教師)
 16年2月4日逝去、71歳。岩手県生まれ。72年同志社大学大学院卒業、77年より梅花学園に務め、11年より三木教会を牧会。
 遺族は妻・石川はるみさん。

 

緒方純雄氏(無任所教師)
 16年1月24日逝去、95歳。熊本県生まれ。45年同志社大学神学部卒業、46年より長崎馬町、丹陽教会を経て、49年より同志社大学神学部に務め、洛南教会を02年まで牧会。
 遺族は妻・緒方和子さん。

 2月1日~2日、厚木に於いて、「統一原理問題連絡会4教区(東京、西東京、神奈川、関東)合同研修会」が、参加者10名をもって開催された。

 日本聖公会の卓志雄司祭(日本聖公会宣教主査)を招き、「韓国におけるキリスト教系カルト集団の現状」を主題に学びを深めた。韓国宗教史に精通する講師によって、歴史的に韓国系カルトが多く生まれる要因が説き明かされた。

 現在、韓国におけるプロテスタント人口は、1100万人(22・5%)と依然最大宗教を保っているが、近年急速に国民からの信頼度を低下させている。異端的教会、団体の受容非受容を巡って正統教会内で判断が分かれ、カルト対策で一致することが出来ない状況も生じている。一般市民の評価も、教理的な正統性より、どちらが社会的に有意義な働きをしているかで判断され、社会奉仕に専念し表彰すら受けるカルトが好評を博し、逆にスキャンダル(牧師の不道徳、金の問題、教派分裂と争い)が多発する正統教会に厳しい目が向けられている。それに乗じてカルトは組織力、経済力を用いて益々隆盛を誇るようになった。これは対岸の火事でなく、最近の日本の宗教状況も似ていると指摘された。

 昨今、統一協会は下火となってきたが、さらにたちの悪いカルトが活発化している。若者も教会ではなくカルトに行く状況が続いており、教会のあり方が根本的に問われていることを学んだ。

 また、ある教会への韓国系カルトの侵入が疑われており、不安を覚えた信徒たちの相談を連絡会は受けている。この直近の状況報告を受けて、対策を話し合った。その教会も教勢低落に悩んでいたが、最近一度に多くの受洗者、入会者を得た。しかし、それはカルトが教会乗っ取りのために送り込んだ可能性があるのだ。いずれの教会も警戒を怠ってはならないことを改めて確認した。(山本裕司報)

 15年6月より着工した日本キリスト教会館耐震工事がこの2月末で終了、3月14日から改修の成った西早稲田の会館で三局の業務が再開した。大久保の仮事務所での業務期間は、会館の工事前調査等もあったため、14年7月より1年8ヶ月に及んだ。この間、常議員会、教師検定試験(東京会場)では日本福音ルーテル東京教会、富士見町教会、信濃町教会を使わせてもらった。

 再移転は事務局(3階)、出版局(4階)が従来どおり入居、5階にあった年金局は事務局奥に移設となった。耐震工事費ほぼ3億円を、会館組合積立金、貸付金、入居オーナー分担金によって賄う。
(新報編集部報)

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