【4753号】荒野の声

▼牧師がチャリティー晩餐会を開いた。最初の料理が並んだ時、牧師が言った。「今日の料理には5種類の肉が使われています。それを全部言い当てた人は、無料にしましょう。誰も分からなかったなら、皆さん倍額支払って下さい」。▼最初の皿。「これは子牛ですね」、直ぐに当てられた。次もたちまち、「ラムでしょう。癖がなく上品に調理されています」となかなか好評。三つ目の皿、考え込む。やっとグルメで知られる監事が「フランス料理では鳩も食べるし、迷いましたが、思い出しました。これはうずらですね。あれはイタリア旅行の時だったかな」。▼四つ目。全員、皿の上のものをひっくり返したり、付け合わせの野菜をかき回したり。そこには薄切りのパンがあるだけ。聖書に通じている一番若い役員が言う。「分かりましたよ。最初が子牛、次が羊、そしてうずら。聖書にこじつけているのでしょう。これはイエス様の体即ち肉、聖餐のパンでしょう」。牧師が、にこにこと肯く。▼最後の皿。運ばれたのは、デザートのアイスクリーム。アイスを口に入れても、肉の味はない。聖餐のパンのことがあるから、みんな舌ではなく、頭で考える。▼気が短い役員が怒り出した。「こんな奇妙な晩餐はあったもんじゃない。こんな人を食ったような」。そして、はっと気付いた時は、もう遅かった。「正解です。しかし残念、タイムオーバー」。▼出席者は納得はいかないものの、チャリティーだからと、倍額の参加費を支払った。(出典不明)

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