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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4752号】教区総会報告-神奈川教区-

2012年7月21日

戒規・免職反対関連決議3件可決

第128回神奈川教区総会が、6月30日、清水ヶ丘教会を会場に開催された。教団総会予備投票時には正議員236名中201名と、出席率が高かった。
 冒頭、組織前に北村慈郎推薦議員の議員資格について、議員とすることは教区規則に違反しているのではないかとの意見が述べられ、説明が求められた。岩﨑隆議長は、教団の正規の手続きに従い教師正議員として扱うことはしなかった、一方で、事柄は教区で議論を積み重ねて来たことであり、また裁判で係争中でもあるので推薦議員とした、と答えた。
 選挙時にも同趣旨の質疑がなされた。被選挙権はあるのかとの問に、岩﨑議長は、ないと答えた。
 補教師の准允執行に関する件では、5名の志願者が一人ひとり所信を述べ、岩﨑議長が、通例のごとく、「教団教師検定試験は不当とまでは言えない」と認める承認を得た上で、一人ひとり個別にはかり執行を承認し、その後直ちに准允式が執行された。
 第二種教会「センター北教会」設立について、小泉健主任担任教師から設立に到る経緯が説明され、祝福の拍手のもとに、承認された。
 岡本知之教団問安使の挨拶では、議長挨拶の追加説明として、神奈川教区から2、700万円の東日本大震災復興救援のための献金が寄せられたことへの感謝が述べられた。
 教団総会時の議案整理を不当とする意見には、手続きは間違っていない旨説明がなされ、また、フリー聖餐を禁止する条文はないという意見には、教規10、135、136、138①②の各条項を上げて、受洗者のみが聖餐に与るべきことは明確だと説明した。
 「第38回(合同後23回)教団総会に聖餐のあり方について慎重かつ十分に論議する場を教団内に設置する議案を提出する件」では、多数決で決する前に十分な議論が必要だとの提案理由が述べられた。議論を否定して執行したのではないか、それなのに議論するのは無意味だとの反論もあった。選挙の際に投票事務に不手際があったこともあり、この時点で閉会時間が迫っており、あまり議論の余裕はないまま採決となり、169中107名の賛成で可決された。
 「第38回(合同後23回)教団総会に教区総会で決議して出した教団総会議案を事前整理なく議案として扱うことを求める議案を提出する件」では、議案整理委員会は形態が整っているかを審議すべきで、内容を審議してはならないとの主旨の提案理由が述べられた。議案整理委員会は教団総会議長に対して見解を述べたのであって、議案としての可否は議長が下した判断であり、この提案理由そのものに事実誤認があるとの反対意見が述べられた。15分刻みの時間延長の中で採決が行われ、169中104名の賛成で可決された。
 「第38回(合同後23回)教団総会に北村慈郎教師の『免職』撤回を求める議案を提出する件」では、戒規施行細則に違反すること、教規第71条(5)に抵触すること、第36回教団総会第44号議案の決議に抵触することなどが提案理由として上げられた。討論の時間は殆ど取ることが出来ず採決の結果、168中99名の賛成で可決された。
 尚、日本ホーリネス教団神奈川教区上中栄総会副議長、在日大韓基督教会横浜教会李明忠牧師及び東北教区被災者支援センター専従者佐藤真史氏から、十分時間をとって、丁寧な来賓挨拶・説明を受けた。
 教団総会議員選挙結果
【教職】岩崎隆(六ツ川)、藤掛順一(横浜指路)、古谷正仁(蒔田)、森研四郎(鎌倉)、宇野信二郎(横浜大岡)、寺田信一(横須賀小川町)、平良愛香(三・一)、須田拓(橋本)、森田裕明(横浜本牧)、宗野鏡子(田園江田)、高橋博(新丸子)、池迫直人(藤沢大庭)、尾毛佳靖子(戸塚)
【信徒】望月克仁(鎌倉雪ノ下)、都筑正顕(横須賀小川町)、小川信順(茅ヶ崎)、中林克彦(鎌倉雪ノ下)、杉森耀子(小田原十字町)、塚本智子(横浜指路)、谷口尚弘(紅葉坂)、佐竹博(辻堂)、伊東永子(翠ヶ丘)、公文照子(厚木上)、坂井美智子(六角橋)、佐々木雅子(鎌倉恩寵)、内田眞一郎(横浜明星)
(新報編集部報)

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