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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4745号】信仰者としての農に対する姿勢 松山で伝道委員会、「農」に関する協議会

2012年4月7日

第37総会期第4回伝道委員会

第37総会期第4回伝道委員会が2月27日~28日、松山城東教会(四国教区)において開催された。28日午後から同じ会場で開催される第8回「農」に関する協議会の、最終確認をも兼ねた委員会であった。
議事に先立って川﨑善三委員の説教による開会礼拝を行った後、以下の主な案件を取り扱った。
2012年度開拓伝道援助申請に関する件(3件)では、矢板教会(関東教区)、千葉北総伝道所(東京教区)、桃花台伝道所(中部教区)からの申請を受理し、各240万円の援助を行うことを決定した。
2011年度後期分会堂貸出金申請に関する件(1件)では、茨木東教会(大阪教区)からの申請を受理し、1千万円の貸出を行うことを承認した。
伝道アイデアアンケートについては、集計作業に時間がかかり、現段階で各教会に提供できる形には至っていない。任期中に発行できるようスケジュール調整を諮り次回委員会までに案を作成できるよう確認した。
6月25日~26日、西千葉教会(東京教区)にて開催予定の教区伝道委員長会議の準備を行った。テーマを「一つと成らんために」とした。「教団教区教勢分析」、「伝道方策検討委員会報告」、「教区活動連帯金について」、「教区における伝道委員会の位置づけ」を趣旨とした発題をパネルディスカッション形式で行い、協議を諮る予定。講演者・発題者についての人選および交渉を進めた。
次回委員会は右記の会議開催に合わせ、6月26日~27日に千葉で行うことを確認した。
最後に、成田いうし委員の奨励により松山城東教会の野村忠規牧師を交えて祈祷会を持った。また、野村牧師より教会の歩みや伝道の取組みについて貴重な話を聞くことが出来、感謝であった。  (北川善也報)

第8回「農」に関する協議会

教団伝道委員会主催による第8回「農」に関する協議会が、2月28日~29日、松山城東教会で開催された。
名称は前回より「活動者協議会」からより幅広い参加を期した「協議会」に改めた。
まず開会礼拝では米倉美佐男伝道委員長が、第2コリント12章1節に基づき「主においてのみ誇る」と題して説教、信仰者としての農に対する姿勢から説き起こした。
主題講演の講師には、日本キリスト教史が専門の塩入隆氏(長野短期大学名誉教授、前日本聖書神学校講師)を迎えた。
日本の戦前期までの農村伝道、特に農民福音学校の歴史、カナダ合同メソヂスト教会の日本での活動による農村厚生運動、そして農民運動に大きな影響を及ぼした賀川豊彦の活動の検討という諸テーマから、日本農村とプロテスタントキリスト教の関わりの歴史を概観して貰った。
第二次大戦後に農村伝道への取り組みが解体していった経緯を踏まえ、「農村」という組織的対象が見えにくくなった今日の社会状況に照らして、現代において「御国が地に成ることを求める」キリスト教信仰を、いかに地域とのつながりで実現してゆくべきか、展望が模索された。
講演は予定時間を超え豊富な話題に及び、その後、会場教会の集会室でもたれた質疑応答、および翌日の全体協議において、参加者のフィールドからの多面的な質疑を通して、「今日の農」への信仰者の関わりが語り合われた。
宿泊施設とした道後友輪荘において、具体的フィールドからの発題を受ける時間を持ち、黒田道郎四国教区議長から、四国伝道の現状と課題を聞き、また斎藤仁一会津農村伝道センター運営委員長より、喜多方での米作と放射能問題の実情について詳細な話を聞いた。
塩入氏の主題講演が、歴史経緯の理解に重点を置く内容であったことを受けて、さらに参加者の今日的課題へと話し合いが広げられた。
2日目、全体協議の後に閉会礼拝を守り、イザヤ書ヒゼキヤの祈りに基づき、震災原発事故以降の状況下で、教会が何を発信し、人と共に生きていくかを祈り求め、散会した。
参加は伝道委員を含め31名。
(成田いうし報)

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